飯豊連峰 石転び沢



- GPS
- --:--
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 3,307m
- 下り
- 3,303m
コースタイム
【5月24日】
06:20 梅花皮荘ゲート前
07:20 飯豊山荘
07:50 温身平
10:15 石転び出合
14:10 梅花皮小屋
【5月25日】
08:30 梅花皮小屋
09:30 石転び出合
11:15 温身平
12:30 梅花皮荘ゲート前
天候 | 24日:晴れ 稜線上は強風 25日:曇り 前日と同じく稜線上は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
通行止めのゲート前に20台ほどの駐車場有り。 飯豊山荘までは除雪済みなので、自転車でアクセスしている方が多かった。 通行止めは30日解除予定との事。 詳細については「飯豊朝日連峰の登山者情報」を参照下さい。 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●梅花皮荘ゲート前〜温身平 梅花皮荘ゲート前から飯豊山荘まで除雪されているが、車両進入禁止。 道路に雪は無いが、落石の恐れがあるので進入禁止にしているようだ。 通行止めは来週解除予定、との事。 ●温身平〜石転び出合 梶川出合手前から雪渓が始まる。 雪渓の崩壊が激しくなれば、一部夏道を利用しなければならないが、 現時点では割れている箇所は少なく、雪渓通しで石転び出合へ行ける。 ●石転び沢 草付き(中ノ島)はまだ出ておらず、雪渓全域が雪道。 雪渓は安定しており、とても歩き易い状態だったが、GW前に土砂崩れがあったそうで、 下部の広い範囲に土砂が堆積している。 歩きで通過する上では全く問題ないが・・・ スキー滑走目的の方は、そこで板を外さねばならず、大変残念な状態かと。 雪渓最後の傾斜がきついが、草付きが出ていないので目印が乏しい。 トレースが無いと梅花皮小屋までのルートを正確に辿るのは難しいかもしれない。 ●梅花皮小屋 小屋の外観、内部に異常無く、利用する上での問題なし。 小屋内の水洗トイレはまだ利用できないが、冬用トイレは利用可能。 水場(治二清水)は利用可能。水量豊富で美味しい。 1泊:2000円。管理人さんは不在なので、料金箱へ。 |
写真
感想
今年最初の飯豊登山。
今回は以前から「飯豊に登ってみたい。」
と言っていた友人のO君と一緒に、石転び沢を登ってみた。
飯豊連峰を訪れるのは、今回が初めてとなる彼。
初めて飯豊を訪れる人をいきなり上級コースの石転び沢へ連れて行くのはどうか?
…という気もするが、彼とは昨年3月に一緒に朝日連峰へ登っているし、
今年の正月にソロで八ヶ岳の赤岳にも登っているらしい。
なので、石転び沢を登るのに充分な体力と技量が有る、
と判断し、連れて行ってみる事にした。
石転び沢は、最後が辛い。
傾斜がきつく、滑落危険のある雪渓登りが続く。
無理そうであれば、ザイルでフォローする必要があるかな、
と考えていたが、O君の足取りとピッケルワークはしっかりしており、
不安を感じさせない。
ザイルを出すような場面は無く、二人とも無事に梅花皮小屋へと到着した。
梅花皮小屋に到着した時、稜線上は快晴。
そこには素晴らしい飯豊の稜線景色が広がっていた。
だがしかし、この時期にしては風が強すぎる。
煽られるような強風で、せっかく稜線まで登りきったのに、小屋から一歩も出たくない^^;
小屋から100m程離れている水場へ行くだけでも気合いが必要な位の強風だ。
北股岳には明日にしよう、という事で、その後は小屋内で時間を過ごした。
だが、翌日には更に悪化し、強風に加えて、稜線上はガスで視界不良。
当初の予定では北股岳に登って、その後、梶川尾根を下山するつもりだったが…
この状況で稜線歩きは辛すぎる。
残念だが、稜線歩きはまた次の機会とし、石転び沢を下る事にした。
ガスの中での雪渓下りなので、ルート判断には神経を使うが、
昨日のトレースが残っていたので進むのは容易かった。
そして、昼には駐車場のある梅花皮荘前のゲートに無事帰還。
一つもピークを踏めなかったのは残念だけど、今回は石転び沢を登る事が目的である。
満足いく結果であった。
登山を終えて、O君に初めて訪れた飯豊連峰の感想を聞いてみると、
「思っていた以上に厳しい山だった。」、との事。
しかし、去年の朝日連峰と同じく、飯豊の雄大さには感銘を受けたようである。
今度は、彼一人で飯豊を歩くのかもしれない。
石転び沢は、飯豊の数ある登山道の中でも最も厳しい登山コース。
石転び沢を登れたのであれば、今回見送った梶川尾根、もしくは丸森尾根等の、
他の登山道も、そつなくこなせるだろう。
あ、でも・・・
今のダイグラ尾根だけは止めておけよ。
とりあえず、それだけは言っておいた。
O君とは1年ぶりの山行だったが、前回の山行よりも大きく成長が感じられた。
これまでは私が案内する立場であったが、いずれは彼に案内されて、
どこかの山を訪れる日が来るかもしれない。
そんな期待を感じさせられた。
コメント
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ちょうど昨年の今頃、石転びを登った時のことを思い出しました。
今年はブヨくん達はやはり多かったんでしょうか?
ご一緒されたOさん、初めての飯豊で石転び登ってしまったら、あとはダイグラでしょ
という気もしますが、梶川尾根も魅力的な尾根ですよね
今年は飯豊行けなかったなあ、と思っていたところでした。
ここ数年の5月は、tooleさん、飯豊が続いてましたね。
今回、もしかしてお会い出来るかな?なんて思ってました。
ブヨは雪渓ではあまり気になりませんでしたが、雪渓までの道では軍勢に襲われました。
虫よけ持って行ったので無事済みましたが、今年も元気なブヨ達でした^^;
この時期のダイグラに登れるのは、tooleさんのような常人離れした方じゃないと無理です
我々一般人は止めておきます(笑)
まだしばらく、雪の飯豊は続きますが、
雪が無くなる前に、tooleさんも飯豊連峰、如何でしょうか?
大勢のブヨ達がお待ちしてますよ(笑)
石転お疲れ様でした。
そして日曜は飯豊も暴風の中でしたか、梶川尾根残念でしたね。
自分も日曜に大朝日の熊越過ぎで吹かれそうに成って撤退してきました。
不思議なのは、帰りによった大井沢温泉の駐車場に居た登山者に聞いたところ、障子ヶ岳は無風だったそうです。
それでも土曜は快晴だったようで、大朝日がくっきり見えてましたね。
自分も今週末の日曜に石転登ろうと計画中です。早朝出発の日帰り成るのですが、今度こそLuske サンのように晴れてくれる事を祈るばかりです。
土曜は良かったのですが、日曜はあいにくの天候でしたね。
石転び沢から朝日方面を眺めてみましたが、全く見えず、
朝日連峰も今日は悪天だろうなぁ、と思っておりました。
障子ヶ岳が無風だった、というのは不思議ですね。
あの日は南西方向からの風が強かったですが、
朝日主稜線が壁となり風が弱まった・・・のでしょうか?
いずれにせよ、次回は天候に恵まれる事を期待したいものです。
今週末、現時点では天気は良さそうですね。
石転び沢では、快晴に恵まれる事を祈っておりますよ
視界が効かないのは怖いですね。
通行規制解除前に行かれるのはさすがですね。
私は通行規制解除後に石転び沢行ってきました。
梅花皮に泊まって、大石山まで足を伸ばして丸森尾根から下山しました。
今週は弥平四郎から大日岳に行こうとしたのですが、
天候が悪いので、違うところにしようかと思案中です。
石転び沢へは毎年6月に訪れる事が多いですが、
今年の飯豊は雪が少ないとの情報でしたので、
少し早目に訪れてみました。
通行規制解除前なので、歩く距離が長いのが辛い所でしたが、
雪渓は安定しており、とても良い状態でした。
zappa223さんも石転び沢へ行かれましたか。
先週末でしたら、東北全域、快晴でしたので、
素晴らしい山旅になったかと思います。
私はその日、実家の仕事の手伝いをしてたのですが、
登山へ行ける方々を羨ましく思いながら過ごしておりました^^;
今週末は、特に予定も無いので、また飯豊に行きたいところですが…
天気悪いみたいですね
飯豊に行くには辛い天気になりそうなので、私もどうするか思案中です。
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