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Yamareco

記録ID: 453538
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊連峰 石転び沢

2014年05月24日(土) 〜 2014年05月25日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 新潟県
 - 拍手
Luske その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
31.7km
登り
3,307m
下り
3,303m

コースタイム

※石転び沢ではGPSが不安定で、ログがあちこちに飛んでます。

【5月24日】
 06:20 梅花皮荘ゲート前
 07:20 飯豊山荘
 07:50 温身平
 10:15 石転び出合
 14:10 梅花皮小屋

【5月25日】
 08:30 梅花皮小屋
 09:30 石転び出合
 11:15 温身平
 12:30 梅花皮荘ゲート前
天候 24日:晴れ 稜線上は強風
25日:曇り 前日と同じく稜線上は強風
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
梅花皮荘から飯豊山荘までは車両通行止め。
通行止めのゲート前に20台ほどの駐車場有り。
飯豊山荘までは除雪済みなので、自転車でアクセスしている方が多かった。
通行止めは30日解除予定との事。
詳細については「飯豊朝日連峰の登山者情報」を参照下さい。
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
コース状況/
危険箇所等
●梅花皮荘ゲート前〜温身平
 梅花皮荘ゲート前から飯豊山荘まで除雪されているが、車両進入禁止。
 道路に雪は無いが、落石の恐れがあるので進入禁止にしているようだ。
 通行止めは来週解除予定、との事。

●温身平〜石転び出合
 梶川出合手前から雪渓が始まる。
 雪渓の崩壊が激しくなれば、一部夏道を利用しなければならないが、
 現時点では割れている箇所は少なく、雪渓通しで石転び出合へ行ける。

●石転び沢
 草付き(中ノ島)はまだ出ておらず、雪渓全域が雪道。
 雪渓は安定しており、とても歩き易い状態だったが、GW前に土砂崩れがあったそうで、
 下部の広い範囲に土砂が堆積している。
 歩きで通過する上では全く問題ないが・・・
 スキー滑走目的の方は、そこで板を外さねばならず、大変残念な状態かと。
 
 雪渓最後の傾斜がきついが、草付きが出ていないので目印が乏しい。
 トレースが無いと梅花皮小屋までのルートを正確に辿るのは難しいかもしれない。

●梅花皮小屋
 小屋の外観、内部に異常無く、利用する上での問題なし。
 小屋内の水洗トイレはまだ利用できないが、冬用トイレは利用可能。
 水場(治二清水)は利用可能。水量豊富で美味しい。
 1泊:2000円。管理人さんは不在なので、料金箱へ。
梅花皮荘前のゲート。
ここから先は車両通行止め。
歩いて飯豊山荘へ向かう。
原付で向かう方が羨ましい…
2014年05月25日 18:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 18:00
梅花皮荘前のゲート。
ここから先は車両通行止め。
歩いて飯豊山荘へ向かう。
原付で向かう方が羨ましい…
車道から眺めるダム。
水量豊富。
2014年05月24日 06:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/24 6:50
車道から眺めるダム。
水量豊富。
天狗橋からの眺め。
ここの水流は、いつ見ても綺麗。
2014年05月25日 18:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:01
天狗橋からの眺め。
ここの水流は、いつ見ても綺麗。
約1時間の車道歩きを経て、飯豊山荘に到着。
2014年05月25日 18:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 18:01
約1時間の車道歩きを経て、飯豊山荘に到着。
山荘を後にし、温身平へ向かう。
2014年05月25日 18:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 18:01
山荘を後にし、温身平へ向かう。
美しいぶなじゅり〜ん。
新緑が眩しい。
2014年05月25日 18:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
5/25 18:02
美しいぶなじゅり〜ん。
新緑が眩しい。
温身平。
2014年05月25日 18:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 18:03
温身平。
稜線上は快晴。
気持ちの良い稜線歩きが出来そう。
と、この時は期待していたが…
2014年05月25日 18:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:03
稜線上は快晴。
気持ちの良い稜線歩きが出来そう。
と、この時は期待していたが…
ダム前に到着。
2014年05月25日 18:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 18:03
ダム前に到着。
ダム前の水溜りには多数のオタマジャクシが蠢いている。
この先、水が枯れたらどうなるのだろうか…?
2014年05月25日 18:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:04
ダム前の水溜りには多数のオタマジャクシが蠢いている。
この先、水が枯れたらどうなるのだろうか…?
階段を登って登山道へ。
2014年05月25日 18:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 18:04
階段を登って登山道へ。
登山道には一部雪が残る。
同行者のO君、薄いブリッジを通過中。
このブリッジ、翌日には崩れて無くなっていた。
2014年05月25日 18:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/25 18:05
登山道には一部雪が残る。
同行者のO君、薄いブリッジを通過中。
このブリッジ、翌日には崩れて無くなっていた。
カタクリが咲いている。
2014年05月25日 18:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:05
カタクリが咲いている。
沢の渡渉。
雪が残っており、厄介な箇所だった。
下流側を巻いて通過した。
2014年05月25日 18:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 18:06
沢の渡渉。
雪が残っており、厄介な箇所だった。
下流側を巻いて通過した。
うまい水を過ぎた先で、ゴーロに降りて、
少し進んでからまた登る。
2014年05月24日 09:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/24 9:09
うまい水を過ぎた先で、ゴーロに降りて、
少し進んでからまた登る。
梶川出合の手前にて雪渓が始まった。
2014年05月25日 18:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:06
梶川出合の手前にて雪渓が始まった。
最初の出合。
ここは右へ進む。
左の沢は滝が出ているので、行けないのは一目瞭然。
2014年05月25日 18:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/25 18:07
最初の出合。
ここは右へ進む。
左の沢は滝が出ているので、行けないのは一目瞭然。
沢はまだそれ程出ておらず、歩き易い。
雪渓通しで歩く事が出来、夏道を辿る必要は無かった。
2014年05月25日 18:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:08
沢はまだそれ程出ておらず、歩き易い。
雪渓通しで歩く事が出来、夏道を辿る必要は無かった。
2番目の出合。
ここは左。
2014年05月25日 18:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 18:09
2番目の出合。
ここは左。
更に進むと、正面には門内沢が見えてきた。
2014年05月25日 18:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:10
更に進むと、正面には門内沢が見えてきた。
石転び出合に到着。
正面は門内沢。
石転び沢は左側。
間違い易い箇所なので注意しよう。
2014年05月25日 18:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:10
石転び出合に到着。
正面は門内沢。
石転び沢は左側。
間違い易い箇所なので注意しよう。
七色の雲。
吉兆、だと良いが・・・
2014年05月25日 18:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:11
七色の雲。
吉兆、だと良いが・・・
石転び沢
5人ほど登っている登山者が見える。
2014年05月25日 18:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:12
石転び沢
5人ほど登っている登山者が見える。
石転び沢の下部には土砂が堆積している。
2014年05月25日 18:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/25 18:13
石転び沢の下部には土砂が堆積している。
土砂エリアを進む。
歩く上では何の問題も無いけど、
スキーの方は、お気の毒です。
2014年05月25日 18:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/25 18:14
土砂エリアを進む。
歩く上では何の問題も無いけど、
スキーの方は、お気の毒です。
ほん石転び沢。
例年に比べると、落石が少ないような気がする。
2014年05月25日 18:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:14
ほん石転び沢。
例年に比べると、落石が少ないような気がする。
直径1m程の雪塊。
微妙なバランスで立っている。
2014年05月25日 18:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:15
直径1m程の雪塊。
微妙なバランスで立っている。
雪渓の左側には亀裂があった。
あまり近付かない方が良いだろう。
2014年05月25日 18:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:17
雪渓の左側には亀裂があった。
あまり近付かない方が良いだろう。
北股沢。
上空には薄らと環天頂アークが出ている。
2014年05月25日 18:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
5/25 18:19
北股沢。
上空には薄らと環天頂アークが出ている。
石転び沢の最大傾斜部。
草付きが出て無いけど、先行者のトレースがあるのでルートに悩む事は無かった。
2014年05月25日 18:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:20
石転び沢の最大傾斜部。
草付きが出て無いけど、先行者のトレースがあるのでルートに悩む事は無かった。
ここの登り、かなりキツイ。
O君も辛そうである。
2014年05月25日 18:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:20
ここの登り、かなりキツイ。
O君も辛そうである。
最大傾斜、45°位はあるだろうか。
2014年05月25日 18:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:21
最大傾斜、45°位はあるだろうか。
梅花皮小屋はなかなか見えてこない。
2014年05月25日 18:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:21
梅花皮小屋はなかなか見えてこない。
振り返って、朝日連峰を眺める。
2014年05月25日 18:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:22
振り返って、朝日連峰を眺める。
ようやく梅花皮小屋の屋根が見えてきた。
2014年05月25日 18:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:22
ようやく梅花皮小屋の屋根が見えてきた。
石転び沢から眺める北股岳。
2014年05月25日 18:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:23
石転び沢から眺める北股岳。
梅花皮小屋。
やっと到着。
2014年05月25日 18:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
5/25 18:24
梅花皮小屋。
やっと到着。
到着時は、我々2名以外、誰もおらず。
占有状態を良い事に、ちらかし放題。
でも、この後、3名のスキーヤーの方が到着したので、ちゃんと片付けました…
2014年05月24日 15:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/24 15:07
到着時は、我々2名以外、誰もおらず。
占有状態を良い事に、ちらかし放題。
でも、この後、3名のスキーヤーの方が到着したので、ちゃんと片付けました…
2階から眺める北股岳。
すぐ近くなので登りに行きたいけど、稜線上は強風。
小屋から一歩も出たくないです><
2014年05月25日 18:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:24
2階から眺める北股岳。
すぐ近くなので登りに行きたいけど、稜線上は強風。
小屋から一歩も出たくないです><
こちらは、梅花皮岳。
2014年05月25日 18:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/25 18:25
こちらは、梅花皮岳。
小屋から眺める梶川尾根。
朝日連峰も明瞭に見える。
2014年05月25日 18:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:26
小屋から眺める梶川尾根。
朝日連峰も明瞭に見える。
朝日連峰、拡大。
2014年05月25日 18:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
5/25 18:26
朝日連峰、拡大。
飯豊連峰最高峰、大日岳。
強風の中で眺めるのは辛いけど、この景色だけは外せない。
頑張って眺める。
2014年05月25日 18:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 18:25
飯豊連峰最高峰、大日岳。
強風の中で眺めるのは辛いけど、この景色だけは外せない。
頑張って眺める。
小屋の水場、治二清水。
水量豊富でとても美味しい。
2014年05月24日 15:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/24 15:39
小屋の水場、治二清水。
水量豊富でとても美味しい。
翌日の朝。
外はガスで真っ白。
北股岳が全く見えぬ。
相変わらず風も強い。
2014年05月25日 08:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/25 8:26
翌日の朝。
外はガスで真っ白。
北股岳が全く見えぬ。
相変わらず風も強い。
当初の予定では、梶川尾根下山だったけど、風と視界が悪すぎるので中止。
石転び沢を下山する。
2014年05月25日 08:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 8:26
当初の予定では、梶川尾根下山だったけど、風と視界が悪すぎるので中止。
石転び沢を下山する。
視界が悪くて進路が見えない。
トレース頼りに下る。
2014年05月25日 08:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/25 8:35
視界が悪くて進路が見えない。
トレース頼りに下る。
O君、はぐれるなよ。
2014年05月25日 08:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 8:41
O君、はぐれるなよ。
しばらく下ると、ガスが晴れてきた。
2014年05月25日 08:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 8:49
しばらく下ると、ガスが晴れてきた。
下降中、進路左側の山が盛大に崩れた。
山側はまだ雪崩の危険があるので、離れて歩こう。
2014年05月25日 08:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/25 8:58
下降中、進路左側の山が盛大に崩れた。
山側はまだ雪崩の危険があるので、離れて歩こう。
雪渓にナイフリッジ?
2014年05月25日 09:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 9:19
雪渓にナイフリッジ?
石転び出合まで下山。
相変わらず上側は濃い雲で覆われている。
2014年05月25日 09:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/25 9:34
石転び出合まで下山。
相変わらず上側は濃い雲で覆われている。
山肌には雪融け水が流れている。
2014年05月25日 09:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/25 9:38
山肌には雪融け水が流れている。
雪渓の出口。
左側にリボンと赤ペンキが付いているけど、下山時はここを見落としやすい。
過去に何度か見逃した事があるので注意。
2014年05月25日 09:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 9:54
雪渓の出口。
左側にリボンと赤ペンキが付いているけど、下山時はここを見落としやすい。
過去に何度か見逃した事があるので注意。
登山道を沢が流れていて滑りやすい。
2014年05月25日 10:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 10:10
登山道を沢が流れていて滑りやすい。
カタクリ。
昨日よりも数が増えたような気がする。
2014年05月25日 18:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 18:27
カタクリ。
昨日よりも数が増えたような気がする。
立派なブナの木。
2014年05月25日 18:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/25 18:27
立派なブナの木。
林道を歩いて飯豊山荘へ向かう。
2014年05月25日 18:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/25 18:28
林道を歩いて飯豊山荘へ向かう。
わらび。
あちこちで見られた。
山菜の季節だね。
2014年05月25日 11:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/25 11:25
わらび。
あちこちで見られた。
山菜の季節だね。
最後は車道歩き。
梅花皮荘が見えるまでが長い…
2014年05月25日 12:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/25 12:25
最後は車道歩き。
梅花皮荘が見えるまでが長い…
撮影機器:

感想

今年最初の飯豊登山。
今回は以前から「飯豊に登ってみたい。」
と言っていた友人のO君と一緒に、石転び沢を登ってみた。
飯豊連峰を訪れるのは、今回が初めてとなる彼。
初めて飯豊を訪れる人をいきなり上級コースの石転び沢へ連れて行くのはどうか?
…という気もするが、彼とは昨年3月に一緒に朝日連峰へ登っているし、
今年の正月にソロで八ヶ岳の赤岳にも登っているらしい。
なので、石転び沢を登るのに充分な体力と技量が有る、
と判断し、連れて行ってみる事にした。

石転び沢は、最後が辛い。
傾斜がきつく、滑落危険のある雪渓登りが続く。
無理そうであれば、ザイルでフォローする必要があるかな、
と考えていたが、O君の足取りとピッケルワークはしっかりしており、
不安を感じさせない。
ザイルを出すような場面は無く、二人とも無事に梅花皮小屋へと到着した。

梅花皮小屋に到着した時、稜線上は快晴。
そこには素晴らしい飯豊の稜線景色が広がっていた。
だがしかし、この時期にしては風が強すぎる。
煽られるような強風で、せっかく稜線まで登りきったのに、小屋から一歩も出たくない^^;
小屋から100m程離れている水場へ行くだけでも気合いが必要な位の強風だ。
北股岳には明日にしよう、という事で、その後は小屋内で時間を過ごした。

だが、翌日には更に悪化し、強風に加えて、稜線上はガスで視界不良。
当初の予定では北股岳に登って、その後、梶川尾根を下山するつもりだったが…
この状況で稜線歩きは辛すぎる。
残念だが、稜線歩きはまた次の機会とし、石転び沢を下る事にした。
ガスの中での雪渓下りなので、ルート判断には神経を使うが、
昨日のトレースが残っていたので進むのは容易かった。
そして、昼には駐車場のある梅花皮荘前のゲートに無事帰還。
一つもピークを踏めなかったのは残念だけど、今回は石転び沢を登る事が目的である。
満足いく結果であった。

登山を終えて、O君に初めて訪れた飯豊連峰の感想を聞いてみると、
「思っていた以上に厳しい山だった。」、との事。
しかし、去年の朝日連峰と同じく、飯豊の雄大さには感銘を受けたようである。
今度は、彼一人で飯豊を歩くのかもしれない。
石転び沢は、飯豊の数ある登山道の中でも最も厳しい登山コース。
石転び沢を登れたのであれば、今回見送った梶川尾根、もしくは丸森尾根等の、
他の登山道も、そつなくこなせるだろう。
あ、でも・・・
今のダイグラ尾根だけは止めておけよ。
とりあえず、それだけは言っておいた。

O君とは1年ぶりの山行だったが、前回の山行よりも大きく成長が感じられた。
これまでは私が案内する立場であったが、いずれは彼に案内されて、
どこかの山を訪れる日が来るかもしれない。
そんな期待を感じさせられた。

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コメント

石転び沢
ちょうど昨年の今頃、石転びを登った時のことを思い出しました。
今年はブヨくん達はやはり多かったんでしょうか?

ご一緒されたOさん、初めての飯豊で石転び登ってしまったら、あとはダイグラでしょ
という気もしますが、梶川尾根も魅力的な尾根ですよね

今年は飯豊行けなかったなあ、と思っていたところでした。
2014/5/25 21:42
tooleさん、こんばんは
ここ数年の5月は、tooleさん、飯豊が続いてましたね。
今回、もしかしてお会い出来るかな?なんて思ってました。
ブヨは雪渓ではあまり気になりませんでしたが、雪渓までの道では軍勢に襲われました。
虫よけ持って行ったので無事済みましたが、今年も元気なブヨ達でした^^;

この時期のダイグラに登れるのは、tooleさんのような常人離れした方じゃないと無理です
我々一般人は止めておきます(笑)

まだしばらく、雪の飯豊は続きますが、
雪が無くなる前に、tooleさんも飯豊連峰、如何でしょうか?
大勢のブヨ達がお待ちしてますよ(笑)
2014/5/25 21:51
遅ればせながら
石転お疲れ様でした。
そして日曜は飯豊も暴風の中でしたか、梶川尾根残念でしたね。
自分も日曜に大朝日の熊越過ぎで吹かれそうに成って撤退してきました。
不思議なのは、帰りによった大井沢温泉の駐車場に居た登山者に聞いたところ、障子ヶ岳は無風だったそうです。

それでも土曜は快晴だったようで、大朝日がくっきり見えてましたね。
自分も今週末の日曜に石転登ろうと計画中です。早朝出発の日帰り成るのですが、今度こそLuske サンのように晴れてくれる事を祈るばかりです。
2014/5/28 23:03
yuufunさん、こんばんは
土曜は良かったのですが、日曜はあいにくの天候でしたね。
石転び沢から朝日方面を眺めてみましたが、全く見えず、
朝日連峰も今日は悪天だろうなぁ、と思っておりました。

障子ヶ岳が無風だった、というのは不思議ですね。
あの日は南西方向からの風が強かったですが、
朝日主稜線が壁となり風が弱まった・・・のでしょうか?

いずれにせよ、次回は天候に恵まれる事を期待したいものです。
今週末、現時点では天気は良さそうですね。
石転び沢では、快晴に恵まれる事を祈っておりますよ
2014/5/29 21:32
お久しぶりです。
視界が効かないのは怖いですね。
通行規制解除前に行かれるのはさすがですね。

私は通行規制解除後に石転び沢行ってきました。
梅花皮に泊まって、大石山まで足を伸ばして丸森尾根から下山しました。
今週は弥平四郎から大日岳に行こうとしたのですが、
天候が悪いので、違うところにしようかと思案中です。
2014/6/4 22:43
zappa223さん、こんばんは
石転び沢へは毎年6月に訪れる事が多いですが、
今年の飯豊は雪が少ないとの情報でしたので、
少し早目に訪れてみました。
通行規制解除前なので、歩く距離が長いのが辛い所でしたが、
雪渓は安定しており、とても良い状態でした。
zappa223さんも石転び沢へ行かれましたか。
先週末でしたら、東北全域、快晴でしたので、
素晴らしい山旅になったかと思います。
私はその日、実家の仕事の手伝いをしてたのですが、
登山へ行ける方々を羨ましく思いながら過ごしておりました^^;
今週末は、特に予定も無いので、また飯豊に行きたいところですが…
天気悪いみたいですね
飯豊に行くには辛い天気になりそうなので、私もどうするか思案中です。
2014/6/5 21:25
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