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記録ID: 457171
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

弩マイナールート!権兵衛峠から将棊頭山ピストン 破線ルートは絶景と藪漕ぎ地獄だった!!

2014年05月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:11
距離
22.5km
登り
1,720m
下り
1,722m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

時刻       累積歩行時間(区間歩行時間)
8:15 権兵衛峠 0:00
9:07 烏帽子(1898ピーク) 0:52(0:52)
9:57 1916ピーク付近三角点 1:42(0:50)
10:26 馬返し  2:11(0:29)
10:51 大樽避難小屋(小休止5分) 2:36(0:25)
12:12 胸突ノ頭 3:52(1:16)
12:45 将棊頭山(休憩20分) 4:25(0:33)
14:25 馬返し  5:45(1:20)
14:55 1916ピーク付近三角点 6:15(0:30)
15:41 烏帽子(1898ピーク) 7:01(0:46)
16:03 ジャンボ唐松 7:23(0:22)
16:25 権兵衛峠 7:45(0:22)
天候 晴れ、霞あり
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
権兵衛峠を木曽側より(伊那側からは通行止め)
駐車場スペースは数十台分あり、トイレあり
コース状況/
危険箇所等
全体を通して危険箇所はありませんが、注意する必要がある箇所があります。
◇権兵衛峠登山口〜烏帽子
 道は明瞭で、道もふかふか歩きやすいです。眺望はほぼ無し。
◇烏帽子〜馬返し
 工程の2/3以上は笹の藪漕ぎで、場所によっては腰の高さ以上のところもあります。
 元々の登山道はありますが、笹で埋まってしまい、不明瞭なところが多いです。
 基本的に地図の登山道は正確なので、GPSと地図があればわかりやすいです。
 また、ずうっと稜線伝いに道が付けられ、所々に境界杭がありますので、目印になります。
 赤テープは少な目。
 足元の倒木に気を付ければ、ルートファインディングはそこまで難しくは無いですが、藪漕ぎでかなりの気力と体力が奪われます。
 稜線なので、伊那・南ア方面の眺望は比較的良いです。
◇馬返し〜胸突ノ頭
 大樽避難小屋より上は残雪あり。特に2300mより上は、1m以上の残雪量です。
 カチコチではないので、アイゼンは無くともキックステップは利きます。
 実際に、上り下りともアイゼンは使用しませんでした。
 ただ、特に上部の方は、樹林帯のため、ルートファインディングに苦労しました。
 基本的には赤テープを追うのですが、気付けば外れていることがありました。
 私が行ったときは、トレースはほとんど見当たりませんでした。稜線からの下降点も見落とし注意。
 主観ですが、藪漕ぎの箇所よりも、道迷いしやすいです。
◇胸突ノ頭〜山頂
 気持ちの良い稜線歩きです。
 冬道ルートは「迷」マークがありますが、赤テープは明瞭でよっぽどガスってない限り、迷う心配はないです。
 夏道ルートは、残雪たっぷりで、ほとんどトレース無し。
 帰りに西駒山荘から通ってみましたが、右斜面にたっぷり雪が付いており、滑落の危険から夏道に苦労して戻りました。
 残雪がある内は、冬道ルートで。



予約できる山小屋
西駒山荘
駐車場はけっこう広々。
停まっているのは自分の車だけ・・・。
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駐車場はけっこう広々。
停まっているのは自分の車だけ・・・。
駐車場の奥の登山口。
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駐車場の奥の登山口。
登山口から数分の水場。
水は極少量でした。
登山口から数分の水場。
水は極少量でした。
水場付近の分岐。登山口は左奥です。
水場付近の分岐。登山口は左奥です。
散策路の地図。
と、登山路の地図。
破線ルートの馬返しまでの所要時間が3時間40分!?
と、登山路の地図。
破線ルートの馬返しまでの所要時間が3時間40分!?
初めはノンビリふかふかの散策路。
初めはノンビリふかふかの散策路。
ところどころ標識あり。
ところどころ標識あり。
地図にはないですが、烏帽子という名前の付いたピーク。ここから藪漕ぎスタートです。
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地図にはないですが、烏帽子という名前の付いたピーク。ここから藪漕ぎスタートです。
藪を見なければ、開放感がある快適な道。
藪を見なければ、開放感がある快適な道。
一カ所だけ岩場あり。
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一カ所だけ岩場あり。
苔の静かな森、に見えるところもあり。
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苔の静かな森、に見えるところもあり。
この白い花はなんだろう。綺麗でした。
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この白い花はなんだろう。綺麗でした。
伊那谷方面の展望より。
手前に笹あり。察してください。
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伊那谷方面の展望より。
手前に笹あり。察してください。
これ、道です。
笹です。
笹薮です。
境界だからか、途中三角点あります。
ここだけは、藪無し。
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境界だからか、途中三角点あります。
ここだけは、藪無し。
可愛いお花が咲いていました。
ちょっぴり気が紛れます。
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可愛いお花が咲いていました。
ちょっぴり気が紛れます。
曲がる!
地図とGPSと見比べるとわかりやすいです。
曲がる!
地図とGPSと見比べるとわかりやすいです。
景色は良いんです。
景色は。
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景色は良いんです。
景色は。
境界標を見失わないように。
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境界標を見失わないように。
馬返しを越えると、とても歩きやすい道に!
快適!
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馬返しを越えると、とても歩きやすい道に!
快適!
人の気配がない、大樽避難小屋。
水場はどこ?
ここより上、残雪あり。
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人の気配がない、大樽避難小屋。
水場はどこ?
ここより上、残雪あり。
弘法石から上は、ほとんど雪道です。
弘法石から上は、ほとんど雪道です。
稜線方面を見上げると雪が残ってますね〜・
稜線方面を見上げると雪が残ってますね〜・
胸突きの頭。
ここの胸突き八丁は、斜度はそれほどでもないですが、クドイ!!
トレースがほとんどなく、樹林帯で道迷いにも注意。
気疲れします。
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胸突きの頭。
ここの胸突き八丁は、斜度はそれほどでもないですが、クドイ!!
トレースがほとんどなく、樹林帯で道迷いにも注意。
気疲れします。
それでも、一気に眺望が開け、気力回復。
それでも、一気に眺望が開け、気力回復。
御嶽!!
時間があれば、茶臼も行ってみたかった。
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時間があれば、茶臼も行ってみたかった。
木曽駒の姿が徐々に・・・
木曽駒の姿が徐々に・・・
稜線コースは残雪無し。
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稜線コースは残雪無し。
茶臼の岩は、行者岩です。
茶臼の岩は、行者岩です。
だんだん見えてくる木曽駒。
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だんだん見えてくる木曽駒。
分水嶺です。
歩いてきた尾根を振り返る。
帰りのことを考えると、藪漕ぎで気が滅入る・・・
歩いてきた尾根を振り返る。
帰りのことを考えると、藪漕ぎで気が滅入る・・・
黄色に高山植物。
黄色に高山植物。
どうにかたどり着いた山頂!
木曽駒目の前!
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どうにかたどり着いた山頂!
木曽駒目の前!
宝剣から、たぶん空木まで見えてました。
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宝剣から、たぶん空木まで見えてました。
工事中の西駒山荘。
そばまで行きましたが、工務店の方々が頑張っていました。
工事中の西駒山荘。
そばまで行きましたが、工務店の方々が頑張っていました。
そろそろ下山。
帰りの方が、伊那側のもやは晴れていました。
南アまでは開けず。
帰りの方が、伊那側のもやは晴れていました。
南アまでは開けず。
二株に分かれた夫婦松=絆
二株に分かれた夫婦松=絆
ジャンボカラマツさん。
唐松としてはデカい!!
ジャンボカラマツさん。
唐松としてはデカい!!

感想

中央アルプスのどこかに行きたくて選んだ将棊頭山。
桂木場の林道は通行止め。さて、どうするか。

地図を見ていくと、一番標高差が少ないのは権兵衛峠からのコース。
情報がほとんどないですが、尾根伝いだし何とかなるだろうとルートを決定しました。

烏帽子までは、歩きやすく快適な登山道。
でしたが、そこから一気に笹・笹・笹薮!!
真剣に、引き返して坊主岳に登りに行くことを考えましたが、
簡単に諦めない気持ちを持つためにも来ている山登り。
行けるところまで様子を見ようと、歩を進めました。

景色は良い、景色は良いんです、ほんと。
天気が好ければ、おそらく南アルプスもはっきり見えているはずです。
しかし、終わらない笹薮。
結局、烏帽子から馬返しまでの区間の、2/3は藪漕ぎです。
気力体力、ともにグッタリです。

予想以上に時間がかかってしまったため、リミットを決め、山頂までたどり着けなくても引き返すことを決定。

その気持ちで、胸突き八丁を登って行きましたが、人が入っていないからか、トレースがほとんど無し。
赤テープは多いのですが、ちょっとでも道を外すと、雪のため戻るのが大変。
藪で削られた気力と体力が、さらに削られました。

それでも、何とかたどり着いた稜線からの景色は最高!
北アルプスまでは靄でうっすらとしか見えませんでしたが、目の前の木曽駒はすごい迫力!

結局、この日登ってきていたのは、僕だけだったのでは・・・?
帰り際、白川林道のルートを確認に来られていた男性と話しましたが、そちらは実践ルートで道は明瞭だったよう。
その方は、ルートの下見で帰られるとおっしゃっていましたが。

とにかく、初めての本格的な藪漕ぎは、気力体力ともに、日帰りの山行で一番くたびれました。

笹薮さえなければ、良いコースなのに!!
ただし、長い。

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