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Yamareco

記録ID: 4746781
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

晩秋の白毛門

2016年11月13日(日) [日帰り]
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わさかじ その他1人
GPS
--:--
距離
5.5km
登り
1,035m
下り
1,028m

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
1:09
合計
6:30
7:48
8:03
53
8:56
9:50
50
10:40
0:00
90
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 【下山後温泉 / 2022年追記】
※2021年に開湯した新しい温泉です。
谷川岳温泉 湯吹の湯 (土合山の家)入湯レポ
https://yu.hashigoyu.com/gunma/1691/

※こちらもおすすめ
湯檜曽温泉 湯檜曾の宿・あべ入湯レポ
https://yu.hashigoyu.com/gunma/1667/

※下山が少し遅れたら
湯檜曽温泉 風木立の川辺 紫明館入湯レポ
https://yu.hashigoyu.com/gunma/1604/
朝は夜露で木の根が滑るので、乗って横滑り転倒しないよう気をつかいながら歩きました。
朝は夜露で木の根が滑るので、乗って横滑り転倒しないよう気をつかいながら歩きました。
朝陽に照らされる谷川岳。
朝陽に照らされる谷川岳。
東側の尾根に出ると雪が少しだけ残っていました。雪の上にはカモシカとウサギの足跡が点々と。朝のうちはちょっとかたくて良かったんですが、帰りは太陽で融けに融けドロドロでした。
東側の尾根に出ると雪が少しだけ残っていました。雪の上にはカモシカとウサギの足跡が点々と。朝のうちはちょっとかたくて良かったんですが、帰りは太陽で融けに融けドロドロでした。
「松ノ木沢の頭」で谷川岳の東壁を眺めながら小休止。
「松ノ木沢の頭」で谷川岳の東壁を眺めながら小休止。
右手にはじじ様とばば様。
右手にはじじ様とばば様。
今回の白毛門で一番大変だったのが、このロープ場。初冬のユルイ雪が中途半端に残るこの日は、足元の土がローション芸のようにヌルヌル、雪はグシャグシャ崩れてくるしで距離は短いものの滑る滑る、とにかく笑えるほど滑ります。帰りも擦違いのハイカーさん全員がヌルヌルローションに大苦戦。
今回の白毛門で一番大変だったのが、このロープ場。初冬のユルイ雪が中途半端に残るこの日は、足元の土がローション芸のようにヌルヌル、雪はグシャグシャ崩れてくるしで距離は短いものの滑る滑る、とにかく笑えるほど滑ります。帰りも擦違いのハイカーさん全員がヌルヌルローションに大苦戦。
8:56白毛門山頂に到着しました!
8:56白毛門山頂に到着しました!
今日も誰もいません。先行した皆さんは全員この先へ足を進めたようです。贅沢な貸し切り山頂です。
今日も誰もいません。先行した皆さんは全員この先へ足を進めたようです。贅沢な貸し切り山頂です。
矢印の所に毛虫くんがいます。11月の白毛門は毛虫が多めでした。
矢印の所に毛虫くんがいます。11月の白毛門は毛虫が多めでした。
お隣、笠ヶ岳。肉眼では小屋がポツンとハッキリ見えます。
お隣、笠ヶ岳。肉眼では小屋がポツンとハッキリ見えます。
カレーめしの大休憩。
カレーめしの大休憩。
帰路も東壁を眺めながら。
帰路も東壁を眺めながら。
帰りは無風の中、ジリジリとした太陽熱が照り付けてきます。おかげで足元の雪はグッチャグチャ。朝は硬かった場所もユルユルで、岩の薄氷もすっかり融けて水がポタポタと滴り落ちています。雪どけ水が集まり、あちこちでちょっとした流れができていました。
帰りは無風の中、ジリジリとした太陽熱が照り付けてきます。おかげで足元の雪はグッチャグチャ。朝は硬かった場所もユルユルで、岩の薄氷もすっかり融けて水がポタポタと滴り落ちています。雪どけ水が集まり、あちこちでちょっとした流れができていました。
10:40松ノ木沢の頭まで戻って来ました。ここでほんの数分小休止。
10:40松ノ木沢の頭まで戻って来ました。ここでほんの数分小休止。
11:17ウロの木まで戻ってきました。よくよく見ると何本もの木が複雑に交差して、大きなウロをつくりあげていたんですね。陽射しが強いんで、こういう日陰に来るとホッと癒されます。
11:17ウロの木まで戻ってきました。よくよく見ると何本もの木が複雑に交差して、大きなウロをつくりあげていたんですね。陽射しが強いんで、こういう日陰に来るとホッと癒されます。
そろそろ東壁の雄姿も見納めです。
そろそろ東壁の雄姿も見納めです。
細い登山道を過ぎると、いよいよ終盤、広い広葉樹の林です。落葉の林が素敵すぎます。なんてメルヘンチックな景色でしょうか。
細い登山道を過ぎると、いよいよ終盤、広い広葉樹の林です。落葉の林が素敵すぎます。なんてメルヘンチックな景色でしょうか。
しかしメルヘンな様相とは裏腹に、この道がとんでもなく鬼でした。ふっかふかに積もった落ち葉の下に隠れるコロコロ石に乗って滑る滑る。何度もコケそうに・・というか、3回本気で丸太のように転がりました。掃除機片手に落ち葉をフッ飛ばしながら歩きたいくらいですよ。
しかしメルヘンな様相とは裏腹に、この道がとんでもなく鬼でした。ふっかふかに積もった落ち葉の下に隠れるコロコロ石に乗って滑る滑る。何度もコケそうに・・というか、3回本気で丸太のように転がりました。掃除機片手に落ち葉をフッ飛ばしながら歩きたいくらいですよ。
12:00そして、激下りは終わりました。ここまでくればゴールしたも同然。
12:00そして、激下りは終わりました。ここまでくればゴールしたも同然。
駐車場へと続く、ゴールへの架け橋。いつも綺麗な清流ですが、光の加減か今日はより一層、美しく見えました。
駐車場へと続く、ゴールへの架け橋。いつも綺麗な清流ですが、光の加減か今日はより一層、美しく見えました。
12:10駐車場まで戻って来ました。お昼の時点での埋まり具合はこの程度。山中で擦違ったハイカーさんは15人程でしょうか。
12:10駐車場まで戻って来ました。お昼の時点での埋まり具合はこの程度。山中で擦違ったハイカーさんは15人程でしょうか。
帰りに通過した湯檜曽や水上は紅葉真っ盛り。いい時に来られました。
帰りに通過した湯檜曽や水上は紅葉真っ盛り。いい時に来られました。

感想

天気の良かった日曜日は、谷川岳の展望台、白毛門に行ってきました!この日はどこへ行っても多くの所で天気よく、幾つか候補があがった中で「谷川岳の雄姿を見よう」と、白毛門に決定。いやーヨカッタですよ。天気にも展望にも恵まれ最高でした。

朝5:00頃、今年2度目の白毛門駐車場に到着。前回(5月)訪問時より遅い到着ですが、さすが冬至まであと1ヶ月ちょっと、周囲はまだ真っ暗で、空を見上げるとプラネタリウムのような凄い星空が広がっています。そんな満天の星空をバックにボンヤリ浮かび上がる真っ黒な山のシルエットの中にヘッドランプが揺れています。どうやらもう上ってる人がいるようです。

到着時、駐車場に停まっていた車はほんの数台。初夏に比べあきらかに登山客は少ないです。ココは静かで環境良く無料で停められるお気に入りの駐車場なんですが、唯一の難点はトイレが無い事。

5:40準備を整え出発!まだ真っ暗なんでヘッドランプのお世話になります。この時の気温は約3℃。風も無く谷川岳特有の湿り気のある空気もあってか、この時期にしてはあたたかい方でしょう。足元は夜露と霜でキラキラしています。

川を渡り少しばかり林の中の平坦な道を進むと、朝日岳方面を示す指導標が出てきます。ここからが白毛門名物「急登」の始まりです。最初は落ち葉の積もる雑木の斜面、続いて木の根がうねうねと這う細い登山道を進みます。どこを歩いてもただひたすらの急登で、上るも下るもしんどい所です。

7:48松ノ木沢の頭です。まったく寒くなく暑くなく、こんなに快適な山行は滅多にありません。そして最高の眺めです。ちょっと小腹が空いたので、この素晴らしい景色を眺めながらオニギリの小休止。体力勝負の「白毛門」最大の敵はシャリバテかな。まめにエネルギー補給。

8:03再び白毛門に向けて歩きます。

松ノ木沢の頭から先は雪が増え(足が埋まる程ではなく数cmですが)、朝は岩の一部に凍結も見られました。雪の硬い部分は歩きやすいんですが、大半は足を乗せるとグシャッと崩れます。

この時期に厄介なのが岩を覆う薄い氷で、一見すると清水で濡れているだけのようにも見えるので、うっかり足を乗せてしまうとツルリンといってしまいます。幸い訪問時の凍結はごく一部のみだったので問題なく通過、雪もグシャグシャだったので持参した軽アイゼンは使用せずでした。

この辺りで早くも下山してくる単独男性と擦違いました。お兄さんは「前夜から山に入ってて、雪があるのにサングラスを忘れちゃって・・雪目になっちゃうから下ります」との事。実は家も今日サングラス忘れちゃってます。

8:56白毛門山頂に到着しました!今日も誰もいません。先行した皆さんは全員この先へ足を進めたようです。贅沢な貸し切り山頂です。今日は夏場のような蒸し暑さがなかったので、ぜんぜん疲れずウキウキで到着する事ができました。ブヨもいないし、この時期の山行はサイコーだぁー。

カレーめしの大休憩の後は、もと来た道をズルズルと足を滑らせながら戻りました。

今回は11月中旬の寒さを警戒してゲイター装着、軽アイゼン、防寒テムレス、ネックウォーマー、毛糸の帽子、ソフトシェル、ダウンジャケットといろいろ持ち込んだんですが、どれも使用せず。むしろ暑さ対策が必要だったようで、持参した水分2人で5リットルはギリギリでした。この時期は寒さ暑さの両方を考慮した荷造りをしないとダメですね。

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