記録ID: 4813720
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越
佐武流山/泥濘と急登の果て、静かなる奥山でした!
2022年10月16日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:58
3:35
2分
道路脇の駐車地
3:37
3:38
102分
檜俣川林道ゲート
5:20
5:25
24分
林道崩落個所(自転車デポ地)
5:49
5:52
68分
檜俣川渡渉地点
7:00
7:08
67分
物思平
8:15
8:23
39分
ワルサ峰
9:02
9:04
67分
西赤沢源頭(主稜線分岐)
10:11
10:51
50分
佐武流山
11:41
29分
西赤沢源頭(主稜線分岐)
12:10
12:15
55分
ワルサ峰
13:10
13:16
45分
物思平
14:01
14:10
24分
檜俣川渡渉地点
14:34
14:43
44分
林道崩落個所(自転車デポ地)
15:27
15:29
4分
檜俣川林道ゲート
15:33
道路脇の駐車地
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車を活用する場合は通しで林道を使えるゲート側から。登り始めだけ山道となるドロノキ平からは全行程徒歩前提。どちらも一長一短で、距離はドロノキ平側のほうが数百メートル程度短くなるようです。 今回自分は自転車使用のため檜俣川林道ゲートの北側。路肩の駐車スペースを利用しました。少し北の佐武流山登山口(ドロノキ平)付近にかけて小規模な駐車スペースが道路沿いに点在しています。 付近にトイレはありません。最寄りのコンビニは遥か北の津南町中心地です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に難所といえる箇所こそありませんが、泥濘と急登、木の根が張った足場の悪い箇所が多くて難儀。いつもより体力勝負の山といえます。 檜俣川の渡渉箇所は水量がやや減って、今回はなんとか登山靴で渡渉できました。 しかし基本的に水量は多めのようで、サンダル等を用意するほうが無難そうです。 |
その他周辺情報 | 萌木の里で汗を流しました。営業時間は17時までなので注意。 |
写真
3:35 国道405号沿いの駐車地(1,060m)出発
冷え込み弱くスタートから夏装備。下弦の月でほんのり明るいナイトハイクとなりました。
林道は緩い登りと下り、平坦と入り混じっています。
帰りも乗りっぱなしで下りれるわけではないようです。
3:37 檜俣川林道ゲート(1,060m)
冷え込み弱くスタートから夏装備。下弦の月でほんのり明るいナイトハイクとなりました。
林道は緩い登りと下り、平坦と入り混じっています。
帰りも乗りっぱなしで下りれるわけではないようです。
3:37 檜俣川林道ゲート(1,060m)
5:25 林道崩落地点(1,290m)
林道が崩落している箇所を目視し、少し手前の広場に自転車をデポしました。
自転車を押してということもあるけど、ここまでで概ね2時間弱掛かっています。
崩落地点を過ぎるとすぐに檜俣川へ下る登山道へ。(指導標あり)
林道が崩落している箇所を目視し、少し手前の広場に自転車をデポしました。
自転車を押してということもあるけど、ここまでで概ね2時間弱掛かっています。
崩落地点を過ぎるとすぐに檜俣川へ下る登山道へ。(指導標あり)
5:49 檜俣川渡渉点(1,170m)
やってきました、檜俣川渡渉点。
水量多いということでサンダルを用意してたのですが、
これは行けそうと判断して下流側をそのまま渡渉しました。
ちなみに上流側だと水深があるので登山靴では浸水します。
やってきました、檜俣川渡渉点。
水量多いということでサンダルを用意してたのですが、
これは行けそうと判断して下流側をそのまま渡渉しました。
ちなみに上流側だと水深があるので登山靴では浸水します。
10:11 佐武流山山頂(2191.6m)到着!!
着きました!!
約6時間半にわたる登りでした。日帰りにしては間違いなく最遠の部類に入る山でしょう。
標高差はこちらのほうが小さいけど、所要時間は小倉尾根で登った越後駒ヶ岳とほぼ同じです。
山頂はこじんまりとしていて、数人でいっぱいになってしまうくらい。
苗場と違って人影稀な山なので、混むことはないでしょう。
佐武流山山頂より南側にはヤブの中に何となく踏み跡があります。
計測するとここから白砂山付近の三県境までおよそ5km。
仮に登山道が繋がっていればぜひ歩いてみたいところです。
(但し日帰り行程では難しいでしょう)
着きました!!
約6時間半にわたる登りでした。日帰りにしては間違いなく最遠の部類に入る山でしょう。
標高差はこちらのほうが小さいけど、所要時間は小倉尾根で登った越後駒ヶ岳とほぼ同じです。
山頂はこじんまりとしていて、数人でいっぱいになってしまうくらい。
苗場と違って人影稀な山なので、混むことはないでしょう。
佐武流山山頂より南側にはヤブの中に何となく踏み跡があります。
計測するとここから白砂山付近の三県境までおよそ5km。
仮に登山道が繋がっていればぜひ歩いてみたいところです。
(但し日帰り行程では難しいでしょう)
積雲の向こうに苗場山
ぜひ縦走したいけど、やはり楽な行程ではないようです。
佐武流山山頂では数人の方々とお話ししました。
この日に出会った方々は10人に満たない人数でした。
10:51 佐武流山山頂出発
軽快に下りれるルートではないので、程好い滞在時間で出発します!
ぜひ縦走したいけど、やはり楽な行程ではないようです。
佐武流山山頂では数人の方々とお話ししました。
この日に出会った方々は10人に満たない人数でした。
10:51 佐武流山山頂出発
軽快に下りれるルートではないので、程好い滞在時間で出発します!
推測ながら雲に巻かれそうになっているのが平標山で、手前の小さく白い構造物が見えるのが苗場スキー場のある筍山でしょうか。
ちなみにスキー場は東斜面にあるので、ここからは見えません。
自分が基礎スキーを辞めてから5年。
しばらく行かないうちにリフト料金がどんどん値上がりしているようですが、自分にとっては遠い世界の話。
倉庫に眠ったままのスキー道具(ゲレンデ用)をそろそろ処分しようと思います。
ちなみにスキー場は東斜面にあるので、ここからは見えません。
自分が基礎スキーを辞めてから5年。
しばらく行かないうちにリフト料金がどんどん値上がりしているようですが、自分にとっては遠い世界の話。
倉庫に眠ったままのスキー道具(ゲレンデ用)をそろそろ処分しようと思います。
水無尾根に入りましたが、アップダウンで歩き応えのある下りが続きます。
それでもワルサ峰に日が当たり、紅葉が映えていました。
12:21 ワルサ峰(1,870m)
ワルサ峰を過ぎると、木の根を伝う激下り。
気の抜けない下りが続きます。
それでもワルサ峰に日が当たり、紅葉が映えていました。
12:21 ワルサ峰(1,870m)
ワルサ峰を過ぎると、木の根を伝う激下り。
気の抜けない下りが続きます。
14:02 檜俣川渡渉点(1,170m)
佐武流山山頂から3時間余りでここまで戻ってきました。
(登りは4時間20分)
ドロドロの登山靴やスパッツ等を洗ってから渡渉に掛かります。
14:10 檜俣川右岸の急登へ
佐武流山山頂から3時間余りでここまで戻ってきました。
(登りは4時間20分)
ドロドロの登山靴やスパッツ等を洗ってから渡渉に掛かります。
14:10 檜俣川右岸の急登へ
装備
個人装備 |
三脚
水
ハイドレーションシステム
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
スパッツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図・山と高原地図)
コンパス
ガーミンGPS
笛
鈴
ラジオ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
アマチュア無線機
ファーストエイドキット
補修キット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
登山保険証
健康保険証
スマホ
財布
サングラス
タオル
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
ねんどろいど(あおい・ひなた)
サンダル
|
---|
感想
難しい山から登るよう心掛けている自分にとって、佐武流山は比較的優先順位の高い山として念頭に置いていました。
今年に入って苗場山、白砂山など近隣の山を立て続けに登ったことにより、佐武流山への機は熟しました。
前半の5kmの林道、そして標高差1,000mの登山道。
特に難所といえるところはないものの、足場の悪いところが多いことが
より行程を長く感じさせるようです。
でもワルサ峰より上ではほんとうに山また山!
人工構造物がほぼ視界から消えるという、深山に身を置いているという至福の時間でした。
日帰りにしては長丁場で、登頂の達成感はなかなか得難いものでした。
何回も行きたくなる山ではありませんが、信越境の隠れた名山なのは間違いないでしょう!
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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奥まったベテランが行くであろう山に登られたのですね。
林道を2時間自転車で進まれて
やっと登山口でしょうか。
遠いーー(*_*)
登りで大変だったでしょうね。
往復22.6キロ!!
長い距離を歩かれましたね。
すごいです。
5:49徒渉の写真 いいですねー。
50ほど激登り 少し緩くなりまた 物思平まで
等高線がつまってますねー。
私は先週の 愛宕山 つつじお尾根の激登りで
アキレスのつけ根痛に なってしまいました。
お年ですわ、、笑
その後ワルサ峰1870まで
300の登りですね。
紅葉が始まってますね。
足元がぬかるんでる上急登りでは
歩きにくく大変でしたね。
展望が開けると これがまた美しいですね。
ワルサ峰では 遠望はだめだったそうですが、
素晴らしい景色です。
住んだ高い秋空が 景色を一段と
深く美しく 彩っているようですね。
季節の変わり目の微妙な美しさが
たまらなく良いですね。
佐武流岳までの 景色もなかなか素敵です。
注意して下られた。
下りの物思平のお写真は
紅葉が美しいですね。
摩耶山はまだまだです。
徒渉で 足元をさっぱりされて、自転車へ。
林道は 溝があり 走行しにくいでしたね。
パンクは避けたいし 大変だ。
帰路の汚染では12時間の
疲れを いやされたことでしょう。
今回も 素敵な御写真をふんだんに提供してくださり、ありがとうございました。
(o^―^o)ニコ
ご覧いただきまして、またたくさんコメントをいただきまして、ありがとうございます!
長い行程の山ということは分かっていましたが、実際に歩いてみて納得でした。
全行程20km超で、その半分が林道。これを時間短縮しなければということで、
久しぶりの自転車投入でした。実際に短縮できたのは復路だけですが。
サンダルまで用意してた渡渉ですが、水量が予想よりも少なくそのまま渡りました。
ここで換装の手間が省けたのが地味に大きかったと思います。
物思平までの急登は柔らかい地面で、登りなのにスリップ注意。
脚の置き場にこれほど気を遣うのは久しぶりでした。
北信のあちこちの山に登ってきましたが、佐武流山ほど山奥を感じさせてくれるところはありそうでないです。
10月初めに白馬岳、朝日岳を周回した時はまだ夏の名残を見られたのですが、
いつしか標高2000m級の山で本格的な秋を迎えていました。
秋の光景の中で、苗場山が一際大きくてすごく存在感がありましたね。
今年4月、7月と2回登った山だけに思い入れもあります。
苗場山の眺望だけでも佐武流山に登る価値は十二分にありました。
刈り払いされていなければササヤブの山なのでしょうけど、
もともと宍粟で人影稀な山をたくさん歩いていたからか自分にとってとても落ち着く行程でした。
泥濘と急坂の下りは集中力が必要ですが、今回もズボンを汚さずに済みました。
一応、車には予備のズボンを用意していたんですが。
渡渉点で泥をきれいに落とせるのが良いですが、そこから林道までの登り返しがまたきついこと…。
林道の溝は本当にたくさんあって、乗れたとしてもすぐに下りるを何度繰り返したか分かりません。
それでも1時間も掛からずにゴールできたのですから、やはり自転車は有用な登山道具?の一つです。
帰路の温泉は営業時間ギリギリで、自分がこの日最後の客でした。
ほぼ貸し切りでゆったり浸かれたんですよ。温泉は登山の後には本当に欠かせませんね!
mayasanpoさんは愛宕山に登られていましたが、ちょっと脚が痛くなってしまったのですね。
自分も時々、古傷の膝の痛みを感じます。お互いに足を大事に長く山を歩きたいですね。
しっかりアフターケアを施され、次に備えていただけましたらと思います。
毎回、観ていただいて、コメントを残していただいて、本当に感謝しかありません。
今回も本当にありがとうございました!
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