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Yamareco

記録ID: 486049
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山(広河原→北岳→間ノ岳→農鳥岳→奈良田)

2014年07月26日(土) 〜 2014年07月28日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
inuyama その他1人
GPS
56:00
距離
24.2km
登り
2,632m
下り
3,265m

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
1:28
合計
8:38
7:00
25
7:25
7:30
150
10:00
10:10
135
12:25
12:30
21
12:51
13:05
41
13:46
14:13
10
14:23
19
14:42
15:09
15
15:24
5
2日目
山行
5:39
休憩
1:56
合計
7:35
5:25
40
6:05
6:50
20
7:10
54
8:04
8:20
52
9:12
9:27
85
10:52
11:32
88
13:00
3日目
山行
8:53
休憩
0:57
合計
9:50
4:50
71
6:01
6:05
48
6:53
7:29
32
8:01
8:05
182
11:07
11:20
200
14:40
奈良田ゲート
天候 7/26(土)晴れ
7/27(日)ガス後晴れ後ガス、一日中強風
7/28(月)晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
甲府駅より、山梨交通山岳路線バスの広河原行きを利用。
通常は夜叉神峠経由で所要時間は2時間強程ですが、2014年7月現在夜叉神峠〜広河原が通行止めのため、広河原行きのバスは奈良田経由で運行されています。
奈良田経由の場合、所要時間は奈良田で広河原行きに乗り換え3時間強。本数も甲府発の便は朝2本。奈良田発の便は夕方2本の2往復しかありません。
ただし、一便辺りのバスの台数は豊富で極力着席できるようにと便宜を図られています。

帰りは奈良田から早川町営バスの身延駅行きで下部温泉駅へ、そこから身延線に乗り換えて帰りました。町営バスの本数は甲府行きのバスよりも多いですが、最終バスは奈良田15:55発と少々早いです。
コース状況/
危険箇所等
広河原〜(右俣)〜肩ノ小屋〜北岳
非常によく整備された登山道です。この時期このルートでは雪渓を全く歩かないので、アイゼン等も必要ありません。ただ、左俣の雪渓をノーアイゼンで上ってる方もちらほら見かけました。稜線上は歩きやすいです。

北岳〜北岳山荘〜間ノ岳〜農鳥小屋
稜線上を歩きますが、北岳までと同じくらいに整備されています。危険箇所はありません。

農鳥小屋〜農鳥岳〜大門沢小屋〜奈良田
西農鳥岳、農鳥岳周辺は少し切り立っていてやや道も脆いです。下山道は粗末な木橋が多く、増水時は注意が必要かもしれません。
その他周辺情報 一泊目:北岳肩ノ小屋
北岳山頂まで上りコースタイムで50分と好立地にある小屋。比較的規模が大きく、利用者も従業員の数も共に多いです。こんな所で生ビールが飲めるのは嬉しい。

二泊目:農鳥小屋
名物小屋番の居る異色の山小屋。ちょうどNHKの撮影クルーが泊まり込みで取材している最中でした。おじさん一人で切り盛りしているので全体的に質素な感じですが、おじさんを観察しているだけで何かと楽しいです。トイレの開放感がありすぎるのが難点。

立ち寄り湯:奈良田の里温泉女帝の湯
一人550円という銭湯価格で入れるのは良いです。山帰りの客で混雑しています。
3時発のバスを待つ人達。自分達はシートを敷いて仮眠しましたが、地面が妙に熱くて気持ち悪かったです。
3時発のバスを待つ人達。自分達はシートを敷いて仮眠しましたが、地面が妙に熱くて気持ち悪かったです。
バスの発車時刻が近づくと人が集まり出します。しばらくするとバス会社の人が直々に案内をしてくれます。
バスの発車時刻が近づくと人が集まり出します。しばらくするとバス会社の人が直々に案内をしてくれます。
途中のトイレ休憩。バスは6台体制。そこまでするならもう少し本数を増やしてくれれば便利なのですが。
途中のトイレ休憩。バスは6台体制。そこまでするならもう少し本数を増やしてくれれば便利なのですが。
奈良田で「奈良田〜広河原」のシャトルバスに乗り換え。マイカー規制区間なのでマイカー組も合流して遊園地さながらの行列です。途中の駐車場や路肩はおびたたしい数のマイカーでひしめき合っていました。
奈良田で「奈良田〜広河原」のシャトルバスに乗り換え。マイカー規制区間なのでマイカー組も合流して遊園地さながらの行列です。途中の駐車場や路肩はおびたたしい数のマイカーでひしめき合っていました。
ずらりと並んだ広河原行きのバス。乗ることは乗れましたが立ち乗りです。
ずらりと並んだ広河原行きのバス。乗ることは乗れましたが立ち乗りです。
バスが到着する広河原インフォメーションセンター。絶好の登山シーズンなので予想以上の混雑でした。バスの人によると、一週間前の3連休よりずっと多いのだとか。
バスが到着する広河原インフォメーションセンター。絶好の登山シーズンなので予想以上の混雑でした。バスの人によると、一週間前の3連休よりずっと多いのだとか。
少し歩き始めるとすぐ左手に北岳が見えます。まだまだ遠そうです。
少し歩き始めるとすぐ左手に北岳が見えます。まだまだ遠そうです。
ズームして見てみました。迫力のある山容です。
ズームして見てみました。迫力のある山容です。
広河原山荘。どこに行ってもこの日は人が多いです。
広河原山荘。どこに行ってもこの日は人が多いです。
しばらくの間、混雑した登山道を進みます。標高は1,500mを越えているはずですが、朝の地点で既に暑いです。
しばらくの間、混雑した登山道を進みます。標高は1,500mを越えているはずですが、朝の地点で既に暑いです。
分岐点。自分らは大樺沢経由で向かいましたが、白根御池経由向かう人が意外と多かったです。
分岐点。自分らは大樺沢経由で向かいましたが、白根御池経由向かう人が意外と多かったです。
樹林帯の静かな沢沿いを歩きます。
樹林帯の静かな沢沿いを歩きます。
何回か河原に出て沢を渡ります。よく整備された道です。
何回か河原に出て沢を渡ります。よく整備された道です。
少し開けた所に出ると北岳が見えます。
少し開けた所に出ると北岳が見えます。
日差しが強く、むわむわとした異様な熱気で熱中症になりそうです。
日差しが強く、むわむわとした異様な熱気で熱中症になりそうです。
後ろを振り返ってみると鳳凰三山方面の山々が見えます。肝心の鳳凰三山は右に見切れています。
後ろを振り返ってみると鳳凰三山方面の山々が見えます。肝心の鳳凰三山は右に見切れています。
だいぶ近づいてきた所ですが、標高差はなかなか縮まりません。雪渓が近いので、まだ涼しい方です。
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だいぶ近づいてきた所ですが、標高差はなかなか縮まりません。雪渓が近いので、まだ涼しい方です。
少し涼みにと雪渓を歩きましたが、歩きにくくて逆に疲れました。
少し涼みにと雪渓を歩きましたが、歩きにくくて逆に疲れました。
ようやく大樺沢二俣に到着しました。ここから本格的な上りです。
ようやく大樺沢二俣に到着しました。ここから本格的な上りです。
右俣コースで山頂を目指します。よく整備され歩きやすい道が続きます。
右俣コースで山頂を目指します。よく整備され歩きやすい道が続きます。
後ろには鳳凰三山が広がります。
後ろには鳳凰三山が広がります。
北岳にガスが掛かってきました。以降、山頂はガスが掛かったり抜けたりを繰り返します。
北岳にガスが掛かってきました。以降、山頂はガスが掛かったり抜けたりを繰り返します。
広場に出た所。北岳はすぐ上に見えますが、まだまだ遠いです。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
広場に出た所。北岳はすぐ上に見えますが、まだまだ遠いです。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
着々と標高を稼ぎ、鳳凰三山と目線が近くなってきました。
着々と標高を稼ぎ、鳳凰三山と目線が近くなってきました。
地蔵岳のオベリスクを望遠で。
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地蔵岳のオベリスクを望遠で。
そろそろ森林限界を越えます。日光を遮るものが無く、暑そうな道です。
そろそろ森林限界を越えます。日光を遮るものが無く、暑そうな道です。
草すべりとの分岐。ここまで来れば尾根上はもうすぐ。
草すべりとの分岐。ここまで来れば尾根上はもうすぐ。
だいたい標高2,750mくらいなので、今のところ鳳凰三山と標高は同じくらいです。
だいたい標高2,750mくらいなので、今のところ鳳凰三山と標高は同じくらいです。
シナノキンバイの群生地帯をつづら折りに登っていきます。
シナノキンバイの群生地帯をつづら折りに登っていきます。
草すべりからの分岐以降、再び登山客が増えます。
草すべりからの分岐以降、再び登山客が増えます。
北岳とシナノキンバイのお花畑。
北岳とシナノキンバイのお花畑。
小太郎尾根分岐付近で、ようやく稜線上に出ました。正面に見えるのは鳳凰三山。そして左の小太郎尾根の先に見えるのは甲斐駒ヶ岳。
小太郎尾根分岐付近で、ようやく稜線上に出ました。正面に見えるのは鳳凰三山。そして左の小太郎尾根の先に見えるのは甲斐駒ヶ岳。
小太郎尾根分岐から臨む北岳。
小太郎尾根分岐から臨む北岳。
北岳。下部には先ほど登ってきた登山道。
北岳。下部には先ほど登ってきた登山道。
尾根から北側。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が目前にあります。
尾根から北側。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が目前にあります。
北岳へと向かう尾根道の様子。独特の雰囲気。
北岳へと向かう尾根道の様子。独特の雰囲気。
宿泊予定地の肩ノ小屋が垣間見えました。早く荷物を降ろしたいです。
宿泊予定地の肩ノ小屋が垣間見えました。早く荷物を降ろしたいです。
肩ノ小屋までの稜線には起伏は少なく、軽快に歩くことが出来ます。
肩ノ小屋までの稜線には起伏は少なく、軽快に歩くことが出来ます。
何箇所かある小規模なピークを乗り越えます。
何箇所かある小規模なピークを乗り越えます。
ピークの上から振り返ると、歩いてきた尾根道が広がります。
ピークの上から振り返ると、歩いてきた尾根道が広がります。
反対側。これから行く北岳方面。ガスが抜けてきました。
反対側。これから行く北岳方面。ガスが抜けてきました。
尾根から北西方面、仙丈ヶ岳を正面に。逆にこちらにガスが掛かってきました。
尾根から北西方面、仙丈ヶ岳を正面に。逆にこちらにガスが掛かってきました。
肩ノ小屋に到着。既に賑々しい雰囲気。
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肩ノ小屋に到着。既に賑々しい雰囲気。
生ビールの販売に心惹かれましたが、先に荷物をおいて北岳山頂へ目指すことにします。
生ビールの販売に心惹かれましたが、先に荷物をおいて北岳山頂へ目指すことにします。
山頂への道。あまり急登という感じではなく、ゆるゆると登っていきます。
山頂への道。あまり急登という感じではなく、ゆるゆると登っていきます。
肩ノ小屋と仙丈ヶ岳。いつか仙丈ヶ岳にも登ってみたいです。
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肩ノ小屋と仙丈ヶ岳。いつか仙丈ヶ岳にも登ってみたいです。
気候の厳しい場所ですが、足元には花がたくさん咲いています。
気候の厳しい場所ですが、足元には花がたくさん咲いています。
北岳山頂より先に、翌日向かう予定の間ノ岳が見えてきました。登りごたえありそうです。
北岳山頂より先に、翌日向かう予定の間ノ岳が見えてきました。登りごたえありそうです。
景色が良いので、何度でも後ろを振り返ってしまいます。
景色が良いので、何度でも後ろを振り返ってしまいます。
北岳山頂の雰囲気。さすがに人は多いです。
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北岳山頂の雰囲気。さすがに人は多いです。
西側、間ノ岳〜伊那荒倉岳〜仙丈ヶ岳の山並み。かなり窪んでいます。反対の東側は雲で何も見えませんでした。
西側、間ノ岳〜伊那荒倉岳〜仙丈ヶ岳の山並み。かなり窪んでいます。反対の東側は雲で何も見えませんでした。
間ノ岳への稜線。気持ちよさそうな道です。
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間ノ岳への稜線。気持ちよさそうな道です。
間ノ岳をやや望遠で。残雪が所々残っています。
間ノ岳をやや望遠で。残雪が所々残っています。
北側、甲斐駒ヶ岳と登ってきた道。
北側、甲斐駒ヶ岳と登ってきた道。
間ノ岳の奥には南アルプスの山々が連なります。
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間ノ岳の奥には南アルプスの山々が連なります。
山頂の少し手前に戻り、西側の180度展望。
山頂の少し手前に戻り、西側の180度展望。
肩ノ小屋に戻ってきました。後ろの甲斐駒ヶ岳がかっこいい。
肩ノ小屋に戻ってきました。後ろの甲斐駒ヶ岳がかっこいい。
甲斐駒ヶ岳山頂付近を望遠で。
甲斐駒ヶ岳山頂付近を望遠で。
肩ノ小屋では水を1リットル100円で販売していますが、ケチるために往復30分の水場に行きました。かなり高低差があり、北岳山頂への往復より疲れました。
肩ノ小屋では水を1リットル100円で販売していますが、ケチるために往復30分の水場に行きました。かなり高低差があり、北岳山頂への往復より疲れました。
しかも、湧き出る水はちょろちょろと申し訳程度の水場。がっかり。
しかも、湧き出る水はちょろちょろと申し訳程度の水場。がっかり。
小屋の中に戻りました。見たところ満員のようです。
小屋の中に戻りました。見たところ満員のようです。
食事ができるのを並んで待ちます。魚のあんかけ?が美味しいです。
食事ができるのを並んで待ちます。魚のあんかけ?が美味しいです。
食後に念願の生ビールを飲みました。本当なら食中酒として飲みたいのですが、山小屋の食事はあまりゆっくり出来そうにないので。
食後に念願の生ビールを飲みました。本当なら食中酒として飲みたいのですが、山小屋の食事はあまりゆっくり出来そうにないので。
のんびりビールを飲んでいたら突如周りが騒ぎ始めました。ブロッケン現象というものらしく、自分の影を中心に虹のような光輪が浮かんでいます。
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のんびりビールを飲んでいたら突如周りが騒ぎ始めました。ブロッケン現象というものらしく、自分の影を中心に虹のような光輪が浮かんでいます。
夕日に沈む山小屋。もう眠ってもいい時間ですが、夕日観察に出てくる人も多いです。
夕日に沈む山小屋。もう眠ってもいい時間ですが、夕日観察に出てくる人も多いです。
東側を見ると、鳳凰三山。そして夕日に染まった赤富士が見えました。
東側を見ると、鳳凰三山。そして夕日に染まった赤富士が見えました。
翌日、二日目。なんと外はガスと風で大荒れ。日の出を見ようと早立ちするつもりでしたが、それどころではありませんでした。
翌日、二日目。なんと外はガスと風で大荒れ。日の出を見ようと早立ちするつもりでしたが、それどころではありませんでした。
しばらく小屋で待機し、いっそ帰ろうかと悩んでいると少し天気が回復してきたので取り敢えず先に進むことに。
しばらく小屋で待機し、いっそ帰ろうかと悩んでいると少し天気が回復してきたので取り敢えず先に進むことに。
両俣への分岐に出る頃には晴れてきました。しかし風は相変わらず強い。
両俣への分岐に出る頃には晴れてきました。しかし風は相変わらず強い。
山頂はぽっかりガスが抜けていました。
山頂はぽっかりガスが抜けていました。
今回の行程二度目の山頂。既にある程度賑わいを見せています。
今回の行程二度目の山頂。既にある程度賑わいを見せています。
昨日と同アングルの間ノ岳〜伊那荒倉岳〜仙丈ヶ岳の写真。機能と比べて雲が全体的に多いですが、徐々に抜けてきています。
昨日と同アングルの間ノ岳〜伊那荒倉岳〜仙丈ヶ岳の写真。機能と比べて雲が全体的に多いですが、徐々に抜けてきています。
山頂と甲斐駒仙丈。昨日とは違い、この日は東側の展望も良いです。
山頂と甲斐駒仙丈。昨日とは違い、この日は東側の展望も良いです。
昨日は夕方になるまで見えなかった富士山も抜群の眺望。間ノ岳方面は少し雲がかかっています。
昨日は夕方になるまで見えなかった富士山も抜群の眺望。間ノ岳方面は少し雲がかかっています。
山頂東側に広がるのは富士山と雲海。幻想的な風景が広がります。
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山頂東側に広がるのは富士山と雲海。幻想的な風景が広がります。
もう一度甲斐駒方面を臨む。
もう一度甲斐駒方面を臨む。
ハイマツ越しの富士山と雲海。
ハイマツ越しの富士山と雲海。
景色も堪能したので先に進みますが、間ノ岳方面は少しガスっています。
景色も堪能したので先に進みますが、間ノ岳方面は少しガスっています。
間ノ岳は相変わらずガスに巻かれています。
間ノ岳は相変わらずガスに巻かれています。
間ノ岳方面への稜線上も、大して危険箇所はなく歩きやすい道です。
間ノ岳方面への稜線上も、大して危険箇所はなく歩きやすい道です。
イワベンケイ越しに間ノ岳。あちこちでいろんな花が咲いています。
イワベンケイ越しに間ノ岳。あちこちでいろんな花が咲いています。
振り返り北岳。一枚前の団体さんが登って行っています。こうやって見ると結構険しそうです。
振り返り北岳。一枚前の団体さんが登って行っています。こうやって見ると結構険しそうです。
間ノ岳の雲が取れてきました。
間ノ岳の雲が取れてきました。
富士山もまだ見えます。この時間帯くらいが一番雲が少なく眺望に恵まれました。
富士山もまだ見えます。この時間帯くらいが一番雲が少なく眺望に恵まれました。
ひとまず北岳山荘へ。登り返しが結構きつそうです。
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ひとまず北岳山荘へ。登り返しが結構きつそうです。
間ノ岳山頂を望遠で。人が何人か立っています。
間ノ岳山頂を望遠で。人が何人か立っています。
後ろの北岳。今度はこっちに雲が掛かってきました。
後ろの北岳。今度はこっちに雲が掛かってきました。
北岳山荘周辺。こちらは雲ひとつ無い快晴。
北岳山荘周辺。こちらは雲ひとつ無い快晴。
北岳山荘と富士山。
北岳山荘と富士山。
ひとまず間ノ岳手前にある中白根山に登ります。
ひとまず間ノ岳手前にある中白根山に登ります。
振り返り北岳と仙丈ヶ岳。
振り返り北岳と仙丈ヶ岳。
北岳山頂を望遠で。まだ山頂は賑わっています。
北岳山頂を望遠で。まだ山頂は賑わっています。
中白根山への登り。相変わらず歩きやすい道です。
中白根山への登り。相変わらず歩きやすい道です。
西側、仙丈ヶ岳方面。
西側、仙丈ヶ岳方面。
東側、富士山方面。まだ雲海が残っています。
東側、富士山方面。まだ雲海が残っています。
中白根山の手前辺り。最後までだらだらとした登りです。
中白根山の手前辺り。最後までだらだらとした登りです。
中白根山山頂と富士山。
中白根山山頂と富士山。
大きく近づいたことで、間ノ岳の山容はまた違った雰囲気。
大きく近づいたことで、間ノ岳の山容はまた違った雰囲気。
中白根山より南西方面。
中白根山より南西方面。
北岳はすっぽり笠のように雲を被ってしまいました。
北岳はすっぽり笠のように雲を被ってしまいました。
少し雲が取れた所で撮影。結構遠くに見えます。
少し雲が取れた所で撮影。結構遠くに見えます。
間ノ岳はこの地点ではまだ晴れています。
間ノ岳はこの地点ではまだ晴れています。
間ノ岳は近いようで結構遠いです。
間ノ岳は近いようで結構遠いです。
隙間から北岳と鳳凰三山。
隙間から北岳と鳳凰三山。
登山道の雰囲気。特に歩きにくい所はありません。
登山道の雰囲気。特に歩きにくい所はありません。
キバナシャクナゲ。花が多く登山者の目を楽しませてくれます。
キバナシャクナゲ。花が多く登山者の目を楽しませてくれます。
振り返り中白根山と北岳。
振り返り中白根山と北岳。
間ノ岳手前であやしい雲が頭上に浮かんでいます。
間ノ岳手前であやしい雲が頭上に浮かんでいます。
北岳方面。こちらの上空にも雲がまんべんなく広がっています。
北岳方面。こちらの上空にも雲がまんべんなく広がっています。
間ノ岳山頂にガスが漂ってきました。
間ノ岳山頂にガスが漂ってきました。
ガスの中に突っ込み、山頂を目指します。
ガスの中に突っ込み、山頂を目指します。
何も見えない間ノ岳山頂。風も強く肌寒いです。
何も見えない間ノ岳山頂。風も強く肌寒いです。
農鳥小屋方面。間ノ岳周辺は所々雪が残っています。
農鳥小屋方面。間ノ岳周辺は所々雪が残っています。
間ノ岳山頂の様子。晴れたら凄い展望なのでしょうが、全くと言っていいほど何も見えません。
間ノ岳山頂の様子。晴れたら凄い展望なのでしょうが、全くと言っていいほど何も見えません。
まるで血文字のようなフォントの農鳥岳を指し示す文字。この辺りから雨が降り出しカッパを着用。
まるで血文字のようなフォントの農鳥岳を指し示す文字。この辺りから雨が降り出しカッパを着用。
風と雨で酷い中を進みます。この地点で昼過ぎくらいで、さすがにこの日は大門沢小屋に行くのは無理そうです。
風と雨で酷い中を進みます。この地点で昼過ぎくらいで、さすがにこの日は大門沢小屋に行くのは無理そうです。
農鳥小屋に到着。小屋番に宿泊希望の旨を伝えようと建屋に行くと、でかいカメラを回したカメラマンが居て驚きました。どうもテレビの密着取材中のようです。
農鳥小屋に到着。小屋番に宿泊希望の旨を伝えようと建屋に行くと、でかいカメラを回したカメラマンが居て驚きました。どうもテレビの密着取材中のようです。
大荒れの中の小屋の風景。強風でタライがひっくり返ったりしています。
大荒れの中の小屋の風景。強風でタライがひっくり返ったりしています。
小屋の番犬である甲斐犬。よく吠えます。
小屋の番犬である甲斐犬。よく吠えます。
雰囲気抜群の小屋内の風景。何棟かあるうちの宿泊用の棟です。天候の急変でやることもなくなり、ただ小屋の中で暇そうに過ごします。この日はテント組も小屋に逃げ込んできてほぼ満員。
雰囲気抜群の小屋内の風景。何棟かあるうちの宿泊用の棟です。天候の急変でやることもなくなり、ただ小屋の中で暇そうに過ごします。この日はテント組も小屋に逃げ込んできてほぼ満員。
小屋でのんびりしていると、小屋番の農鳥おじさんが天気が回復してきた事を教えに来てくれたので、気分転換に外の様子を見に行きました。間ノ岳が見えてきました。
小屋でのんびりしていると、小屋番の農鳥おじさんが天気が回復してきた事を教えに来てくれたので、気分転換に外の様子を見に行きました。間ノ岳が見えてきました。
雨が降ってる時は黄色のタンクから水をただで貰うことが出来ます。通常小屋でも水は有料なので破格のサービスですが、こぼしたり勿体ない事すると容赦なくおじさんに怒られます。
雨が降ってる時は黄色のタンクから水をただで貰うことが出来ます。通常小屋でも水は有料なので破格のサービスですが、こぼしたり勿体ない事すると容赦なくおじさんに怒られます。
農鳥小屋より東側の展望。おじさんの言うとおり天候はどんどん回復し、甲府盆地までよく見渡せました。
農鳥小屋より東側の展望。おじさんの言うとおり天候はどんどん回復し、甲府盆地までよく見渡せました。
景色を堪能しに来た人々。バックは農鳥岳方面。
景色を堪能しに来た人々。バックは農鳥岳方面。
夕食の様子。ごはん味噌汁食べ放題で、特に味噌汁は具沢山で出汁も煮干しと椎茸からきちんと取っているという力の入れよう。
夕食の様子。ごはん味噌汁食べ放題で、特に味噌汁は具沢山で出汁も煮干しと椎茸からきちんと取っているという力の入れよう。
夕食のメニュー。保存食が殆どですが、品目はそこまで少なく無いです。これをおじさん一人で用意しているのだから凄い。
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夕食のメニュー。保存食が殆どですが、品目はそこまで少なく無いです。これをおじさん一人で用意しているのだから凄い。
食後に腹ごなしに外に出てくる人々。晴れ間も更に広がって来ました。
食後に腹ごなしに外に出てくる人々。晴れ間も更に広がって来ました。
望遠で甲府の市街地を見てみる。その距離感に、下界と言うくらいに隔絶した場所に思えます。
望遠で甲府の市街地を見てみる。その距離感に、下界と言うくらいに隔絶した場所に思えます。
農鳥小屋と間ノ岳の様子。右の山は鳳凰三山。
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農鳥小屋と間ノ岳の様子。右の山は鳳凰三山。
逆側、農鳥岳方面。結構急な登りです。
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逆側、農鳥岳方面。結構急な登りです。
腹ごなしに辺りを散策しました。右側にある意味名物のトイレがあります。
腹ごなしに辺りを散策しました。右側にある意味名物のトイレがあります。
NHKの取材を受けるおじさん(ヘルメットを被った人物)
NHKの取材を受けるおじさん(ヘルメットを被った人物)
三国平への分岐付近から農鳥小屋、農鳥岳方面。行きの際この辺りは視界ゼロでした。
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三国平への分岐付近から農鳥小屋、農鳥岳方面。行きの際この辺りは視界ゼロでした。
夕日に沈む農鳥小屋付近。
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夕日に沈む農鳥小屋付近。
農鳥小屋での朝食。ほぼ夕食のマイナーチェンジという風ですが、味のりと生卵がついてきます。
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農鳥小屋での朝食。ほぼ夕食のマイナーチェンジという風ですが、味のりと生卵がついてきます。
朝の農鳥小屋は眼下に雲海が広がり、絶景でした。
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朝の農鳥小屋は眼下に雲海が広がり、絶景でした。
日の出の様子を映すテレビカメラマン。
日の出の様子を映すテレビカメラマン。
甲斐犬の散歩をする農鳥おじさんと談笑する人々。
甲斐犬の散歩をする農鳥おじさんと談笑する人々。
前日は逆光で見えなかった中央アルプス方面もくっきり。
前日は逆光で見えなかった中央アルプス方面もくっきり。
雲海から徐々に立ち昇る朝日。つい足を止めてしまう感動的な光景。
雲海から徐々に立ち昇る朝日。つい足を止めてしまう感動的な光景。
朝日に紅く染まる農鳥(西農鳥岳)。
朝日に紅く染まる農鳥(西農鳥岳)。
日の出をバックに登ります。
日の出をバックに登ります。
雲海と間ノ岳。標高3000m前後の山だけ雲から抜けています。
雲海と間ノ岳。標高3000m前後の山だけ雲から抜けています。
富士山も雲海の上に浮かんでいるのが鮮明に見えます。
富士山も雲海の上に浮かんでいるのが鮮明に見えます。
完全に日が昇りきった辺り。
完全に日が昇りきった辺り。
農鳥岳方面への急な登り。
農鳥岳方面への急な登り。
中腹から振り返り間ノ岳と農鳥小屋。
中腹から振り返り間ノ岳と農鳥小屋。
北アルプスの山々まで見えました。尖っているのが槍ヶ岳でしょうか。
北アルプスの山々まで見えました。尖っているのが槍ヶ岳でしょうか。
開放感のある稜線上を歩きます。北岳周辺の道よりは脆い感じですが、風もそこまで強くはなく歩きやすいです。
開放感のある稜線上を歩きます。北岳周辺の道よりは脆い感じですが、風もそこまで強くはなく歩きやすいです。
稜線上から西側を眺めてみる。奥を右から北アルプス、乗鞍岳、中央アルプス、恵那山と並びます。左手前の山は塩見岳です。
稜線上から西側を眺めてみる。奥を右から北アルプス、乗鞍岳、中央アルプス、恵那山と並びます。左手前の山は塩見岳です。
間ノ岳、農鳥小屋方面。間ノ岳の右には北岳の山頂が姿を現しました。
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間ノ岳、農鳥小屋方面。間ノ岳の右には北岳の山頂が姿を現しました。
その北岳の更に右奥に見えるのは八ヶ岳のようです。
その北岳の更に右奥に見えるのは八ヶ岳のようです。
左には西農鳥岳、農鳥岳でその奥に富士山。右には南アルプスの山々がずらっと伸びる。一番手前の目立つ山が塩見岳。
左には西農鳥岳、農鳥岳でその奥に富士山。右には南アルプスの山々がずらっと伸びる。一番手前の目立つ山が塩見岳。
左側には仙丈ヶ岳も見えてくる。南アルプス北側の主要な山々が眺められます。
左側には仙丈ヶ岳も見えてくる。南アルプス北側の主要な山々が眺められます。
中央アルプスを望遠で。どれが木曽駒ヶ岳で、どれが空木岳でしょうか。
中央アルプスを望遠で。どれが木曽駒ヶ岳で、どれが空木岳でしょうか。
この日の天候は超快晴。どの山の山頂にも雲は掛かってる様子は無いです。
この日の天候は超快晴。どの山の山頂にも雲は掛かってる様子は無いです。
西農鳥岳からほぼ360度展望。西農鳥岳は農鳥岳よりも高く展望も良いですが、狭いので長居はしづらいです。
西農鳥岳からほぼ360度展望。西農鳥岳は農鳥岳よりも高く展望も良いですが、狭いので長居はしづらいです。
塩見岳、悪沢岳、赤石岳と山々がずーっと続いています。
塩見岳、悪沢岳、赤石岳と山々がずーっと続いています。
絶景の中の稜線上を歩く団体登山者たち。
絶景の中の稜線上を歩く団体登山者たち。
再び北アルプス方面を望遠で。
再び北アルプス方面を望遠で。
農鳥岳へ向かう途中。ちょっとスリルのある道が続きます。
農鳥岳へ向かう途中。ちょっとスリルのある道が続きます。
農鳥岳越しの富士山。
農鳥岳越しの富士山。
高度感のある所を歩きます。落ちたら一巻の終わりです。
高度感のある所を歩きます。落ちたら一巻の終わりです。
今まで来た道。西農鳥岳方面を振り返る。
今まで来た道。西農鳥岳方面を振り返る。
北東方面。鳳凰三山が雲上に顔を出しました。
北東方面。鳳凰三山が雲上に顔を出しました。
農鳥岳山頂も間近。塩見岳を眺めながら着実に歩を進めます。
農鳥岳山頂も間近。塩見岳を眺めながら着実に歩を進めます。
農鳥岳山頂の雰囲気。北岳などと比べると、静かで落ち着いた山頂風景です。
農鳥岳山頂の雰囲気。北岳などと比べると、静かで落ち着いた山頂風景です。
北岳、間ノ岳をバックに山頂の標識。
北岳、間ノ岳をバックに山頂の標識。
山頂から西側の展望。すっきりとした天気で、つい長居してしまいたくなります。
山頂から西側の展望。すっきりとした天気で、つい長居してしまいたくなります。
もう一度、間ノ岳、北岳方面。
もう一度、間ノ岳、北岳方面。
団体さんのご到着です。にわかに活気づきました。
団体さんのご到着です。にわかに活気づきました。
雲上の富士山。
農鳥岳山頂より、北アルプス方面。
農鳥岳山頂より、北アルプス方面。
花越しの間ノ岳、北岳。花はウラジロナナカマドでしょうか。
花越しの間ノ岳、北岳。花はウラジロナナカマドでしょうか。
高山植物の花畑の中を歩きます。
高山植物の花畑の中を歩きます。
気持ちのよい稜線歩き。
気持ちのよい稜線歩き。
しばらくは遮るものが無い、大展望が続きます。
しばらくは遮るものが無い、大展望が続きます。
中央アルプスと恵那山。
中央アルプスと恵那山。
ここから稜線を少し外れます。大門沢方面の分岐点ではありません。
ここから稜線を少し外れます。大門沢方面の分岐点ではありません。
実質、この辺りからずーっと下り始めます。
実質、この辺りからずーっと下り始めます。
少し下った所。尾根は広河内岳、別当代山、笊ヶ岳の方へずーと続いています。
少し下った所。尾根は広河内岳、別当代山、笊ヶ岳の方へずーと続いています。
ハイマツの繁る稜線の雰囲気。
ハイマツの繁る稜線の雰囲気。
極端な起伏は無く、比較的なだらかで歩きやすい道です。
極端な起伏は無く、比較的なだらかで歩きやすい道です。
横手には富士山。
横手には富士山。
中央左には大門沢の下降点があります。目の前の山は広河内岳。
中央左には大門沢の下降点があります。目の前の山は広河内岳。
チシマギキョウ。最初から最後まで高山植物の宝庫でした。花の写真は沢山撮ったのですが、載せ始めるとキリがないので少しだけ。
チシマギキョウ。最初から最後まで高山植物の宝庫でした。花の写真は沢山撮ったのですが、載せ始めるとキリがないので少しだけ。
振り返って農鳥岳方面。
振り返って農鳥岳方面。
大門沢方面への分岐の様子。鐘が設置されています。
大門沢方面への分岐の様子。鐘が設置されています。
これより標高差2,000mの怒涛の下り道に入ります。
これより標高差2,000mの怒涛の下り道に入ります。
名残惜しいです。
名残惜しいです。
雲に飛び込むように下山します。
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雲に飛び込むように下山します。
涸れ沢。この辺りにも雪が少し残っています。
涸れ沢。この辺りにも雪が少し残っています。
森林限界を下回り、一転樹林帯に。
森林限界を下回り、一転樹林帯に。
傾斜は大きく、はしごが設置されてるところも何箇所か。
傾斜は大きく、はしごが設置されてるところも何箇所か。
広河内という沢沿いに出てきました。雪渓が殆ど崩れています。
広河内という沢沿いに出てきました。雪渓が殆ど崩れています。
谷側を見る。まだまだ長そうです。
谷側を見る。まだまだ長そうです。
変なキノコがたくさん生えていました。食べられるのでしょうか。
変なキノコがたくさん生えていました。食べられるのでしょうか。
下山道は木橋が沢山かかっています。ここは捻れていて微妙なので、渡らずに下の岩場を歩きました。
下山道は木橋が沢山かかっています。ここは捻れていて微妙なので、渡らずに下の岩場を歩きました。
大門沢小屋に到着。テントがいくつか既に張られていました。
大門沢小屋に到着。テントがいくつか既に張られていました。
そそられるドリンク類。結局コーラを買ってしまいました。
そそられるドリンク類。結局コーラを買ってしまいました。
こんな橋を何度も渡ります。
こんな橋を何度も渡ります。
鉄パイプで作られた道。
鉄パイプで作られた道。
やや長めの橋。バランスを崩さないように渡ります。
やや長めの橋。バランスを崩さないように渡ります。
橋の上から沢の上流の様子。
橋の上から沢の上流の様子。
しばらく広河内の沢を離れて歩きます。つづら折りで一気に高度を下げる。
しばらく広河内の沢を離れて歩きます。つづら折りで一気に高度を下げる。
大古森沢を渡る橋。
大古森沢を渡る橋。
ここだけ橋は無く、飛び石で対岸へ渡ります。
ここだけ橋は無く、飛び石で対岸へ渡ります。
やっと人工物っぽい物が見えてきました。吊り橋はグラグラ揺れ、足を踏み外したら落ちます。
やっと人工物っぽい物が見えてきました。吊り橋はグラグラ揺れ、足を踏み外したら落ちます。
途中で砂防工事をしている所に出会しました。
途中で砂防工事をしている所に出会しました。
最後の方は工事をしていることもあり、やや雰囲気の無い人工的な登山道です。
最後の方は工事をしていることもあり、やや雰囲気の無い人工的な登山道です。
ここで一応の下山ということに。実際はしばらく林道を歩きます。
ここで一応の下山ということに。実際はしばらく林道を歩きます。
広河内橋に到着しました。ここから更に奈良田方面に30分ほど歩く予定でした。
広河内橋に到着しました。ここから更に奈良田方面に30分ほど歩く予定でした。
見張りのおじさんがバスがもう何分もしないうちに来るという事を教えてくれました。一人150円なので迷わず乗ります。
見張りのおじさんがバスがもう何分もしないうちに来るという事を教えてくれました。一人150円なので迷わず乗ります。
奈良田、女帝の湯。登山帰りの客で賑わっています。
奈良田、女帝の湯。登山帰りの客で賑わっています。
早川町営バス。ここから下部温泉まで1時間ほどバスに揺られます。
早川町営バス。ここから下部温泉まで1時間ほどバスに揺られます。
下部温泉駅から身延線で甲府まで行き、いつもの帰路につきました。
下部温泉駅から身延線で甲府まで行き、いつもの帰路につきました。

感想

しばらく高い山に行っていないという母親を連れ、家族登山として白峰三山の縦走に行ってきました。同行者の体力を考慮してテントでは無くきっちり小屋二泊して余裕のある日程を組みましたが、それでも日程的に足りないくらいで帰りはかなり時間に余裕が無くなり焦りました。

自分としては南アルプスの山はちゃんと登ったことが無いので、その中からとりあえずアクセスの良さそうな所から選びました。

当初は北沢峠からなら登りやすそうな甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳あたりでも行こうかなと思ったのですが、個人的に甲斐駒は初めに登る時は黒戸尾根からが良いなと漠然に考えていたのでパス。かといって仙丈だけだと物足りなすぎるため、若干歩行時間は長くなりますが北岳に。
その上、北岳まで行くなら折角だし白峰三山を縦走しようと欲をかいてしまい、結局この行程となりました。


【登山開始まで】
登山口である広河原までのアクセスですが、7月中の台風によって夜叉神峠〜広河原間が通行止めとなってしまい、バスもしばらく運休。その後奈良田経由に迂回する臨時バスが設定され、再び公共交通で向かうことができるようになりました。

ただし臨時バスは甲府発3:00と9:00の二便だけしかなく、後者の9:00発だと所要時間は3時間以上かかるので広河原到着は昼ごろになってしまい、その日のうちに北岳の稜線上に辿りつけない。

ということは前者の3:00発に乗らなくてはならないのですが、当然電車の接続は無いので最終電車で甲府に向かい、そこでしばらく仮眠を取ったりして時間を潰しました。既にバス停の近くにはちらほらと同じようにバスを待つ登山者の姿がありました。

2時半くらいになるとバス会社の人が来て人数を数えたりし、その後しばらくしてバスが入ってきました。その頃になるとムーンライト信州から降りてきた人や、近くに宿でも取っていた人が集まってきて、結構な人だかりになりました。

バスは奈良田で一旦降ろされて、そこから広河原行きのバスの列に再び並ぶように促されます。大型のバスは広河原方面へ入れないから小型のものに乗り換える…との説明を受けたのですが、実際は甲府から乗っていたものと同じ車両。通しのバスの切符を持っている自分らが最後尾に並ばされるのはなんだか釈然としないような気がします。結局甲府からのバス組は席にあぶれて大半が広河原までの1時間立ち乗りとなりました。


【一日目】
広河原では何台ものバスがロータリーを席巻している圧巻の光景。当然登山者の数は予想以上でトイレは長蛇の列。自分らはパンを齧ったり少ししてから7:00ごろスタート。歩いてすぐ横手に北岳が見え始めますが、結構な距離感。白根御池方面への分岐までの暫くの間は登山道は登山者で混雑し、数珠つなぎに進みます。7:00だというのにむわっとした暑さに同行者も開始直後からバテ気味。

大樺沢方面への登山道は少しばかり混雑は緩和し、ある程度自分のペースを保てますが、気温はぐんぐん上昇して辺りは熱気を帯びてきます。殆ど無風なので雪渓の上でも大して涼しく無いです。

今回は肩ノ小屋に宿泊予定なので途中の大樺沢二俣から右俣コースを選び、稜線に向かって急登。同行者はこの辺りが一番暑さが堪えたらしく、日陰で休みながら登ります。

標高3,000mの稜線上に出ても大して涼しくないのは驚きでしたが、景色が良いので楽しんで歩けました。程なくして肩ノ小屋へ到着し、晴れているため早速北岳の往復を敢行。小屋で休んでいる同行者とザックの中身の大半を置いて、殆ど空荷だったので小走りで山頂へ。この日は東側の眺望のみ雲に覆われていましたが、初めての北岳山頂からの景色を堪能することが出来ました。

自分も小屋泊まりは5年ぶりくらいで、久々の小屋泊まりを楽しみました。


【二日目】
夜中何度か風の音に起こされ嫌な予感がしましたが、出発の準備をして外に出てみると小屋の周りはガスと強風に巻かれていました。この酷い天候に帰り始めている人も多く、自分らもここで打ち切って来た道を引き返そうと思いましたが、だんだんと晴れ間が覗いてきたので、とりあえず北岳へ向かうことに。

最初はガスに包まれていましたが、山頂に近づくに連れてだんだんとガスは抜けてきて山頂に着いた時には360度の絶景が広がっていました。しばらく景色を楽しんで間ノ岳方面へと向かいます。

北岳山荘、中白根山と順調に進み、強風は依然続くものの天候はなんとか安定していたのですが、間ノ岳に到着した地点では完全にガスに包まれていて視界はゼロでした。強風の中を進んだことにより同行者のペースはかなり遅れ、当初はこの日の内に大門沢小屋まで行く予定だったのですが、その後降りだした雨で農鳥小屋への変更を決定づけました。

農鳥小屋では気難しい小屋番がいるという噂で、戦々恐々としながら向かったのですが、何やら大型のテレビ用のカメラのような物を回している人が入口に居ました。何かの取材かなと少し驚いたのですが、後に説明を受けた所NHKのBSで晩秋に南アルプス特集を放送するということで、その際に農鳥小屋で一週間ほど滞在し取材するとのことでした(特に口止めされていないので書きます)

当の小屋番の農鳥おじさんは一人で小屋の仕事を何から何までしており、いつも忙しそうにあっちこっち行ったり来たりしているので捕まえるのが大変です。確かに気難しい人ですが、世話焼きでもあり、雨でみんな小屋に篭っていた所、晴れて来た事をわざわざ知らせに来てくれたり、翌朝には今後の天気や注意点など教えてくれます。思ったことををそのままストレートに言ってくるタイプなので、きっと真意が伝わらず反感を買ってしまう事もあるのでしょう。

それでも、崖に対して穴が開いているだけという凄まじいトイレは最後まで慣れませんでしたが。


【三日目】
朝起きると前日とは打って変わって清々しいまでの快晴。風も静かで眼下には雲海が広がり素晴らしい光景でした。朝食を摂ってお世話になった農鳥小屋を後にして西農鳥岳、農鳥岳と進みます。今回の登山ではこの辺りの景色が特にお気に入りです。

農鳥岳からは名残惜しいですが下山します。ここから標高2,000m以上の下りで、足に堪えます。実際に同行者は足がガタガタになり、登りと同様に休み休み進みました。悠長に進んでいたら、バスの時間まであまり余裕が無いことに気づき少しペースを早めます。

大門沢小屋でコーラを買って喉元にチャージし、下山を再開。小屋で耳にしたのですが、稜線から少し大門沢小屋に向かって下りた所で動けなくなった人が居たとのことで、歩いていてしばらくするとヘリの音が何度か聞こえました。
帰って気になって調べてみましたが、無事に救助されたということで一安心。
http://www.minamialps-net.jp/news_main.php?news_num=1230

下山道は北岳周辺などと比べるとあまり整備されておらず、木橋などは少し慎重に進まないと沢に落ちます。とは言え迷うことは無くスムーズに進み、結果バスに間に合うボーダーライン内で林道へ下りました。

そこで運良く広河原発の奈良田行きのバスに飛び乗ることができ、温泉に入る余裕も出来ました。温泉は時間的に無理だろうなと思っていましたが最後の最後でラッキーに救われる事となりました。


【まとめ】
一泊で行くとかなりきつそうな白峰三山ですが、二泊することで一日の行程は最終日以外はそれほど長くは無くなったので、自分としては割と楽に歩くことが出来て全く疲れも残りませんでした。しかし同行者はそれでも疲労困憊で筋肉痛に悩まされているようで、前回の丹沢の時同様に明らかにペースの違う人と行く登山のプラン作りの難しさを思い知りました。

景色に関しては北岳や農鳥に関しては言うことなしですが、間ノ岳ではガスに包まれてしまったのが唯一の心残りです。農鳥小屋も、今時なかなか無いような山小屋で楽しめました。

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