日光/女峰山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,854m
コースタイム
5/3:唐沢避難小屋→女峰山<2483.5>→唐沢小屋→馬立→ウリュウ平→裏見の滝→日光久次良
天候 | 5/2 晴れ、5/3 曇り |
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アクセス |
写真
感想
女峰山へは霧降高原から赤薙山を経由して達するのが標高差が小さく比較的楽であるため、一般にはこのルートが紹介されている。しかし、元来女峰山は日光の修験の山であり修験者は山内から直登して登山を行っていた。
これは標高差1700m程になる厳しい道のりであるが、行者堂、殺生禁断の碑、稚児の墓等歴史を感じさせる遺跡が多い。
5月2日 0545に出発し、国道を山内まで下る。空気はまだ湿気を含んでいる。二荒山神社の脇を通り、滝の尾神社から尾根を目指す。数々の遺跡を見ながら歩みを進めるとやがて白笹の原に出て展望が開けてくる。同時に、天候も回復してきて次第に空の青みが増してきた。
単調な白笹の道が延々と続いていき、あごが出てくる。
やがて黒岩に達する。ここは雲龍渓谷の行き止まりでもある。女峰の岩壁から無数の滝が渓谷に向かって落ちている。その障壁の西側を巻いていくが、この辺りから雪が現れる。
正午の雪は既に腐ってきていてステップ毎にずぶずぶと沈みこむ。先頭を行くK谷さんは苦労している。
唐沢小屋までかなりのアルバイトを強いられ、まだ午後2時であったがもう登頂する気分は失せ、皆でとっととくつろいでしまった。
唐沢小屋は避難小屋であるが未だ改築されて間も無いせいか非常にきれいで設備の行き届いた小屋である。隣接して古い小屋がさながら残骸のように残っている。
翌5月3日。あいにくとガスっている。こんな事ならば昨日中に登頂しておくべきだったと後悔しながら空身で女峰山山頂へと向かった。小屋から上はハイ松が繁る岩稜帯になっている。山頂には立派な祠がある。祠の前で記念写真を撮り慎重に下山した。
小屋で荷をまとめ馬立へと向かった。馬立の近くまで雪が深く、ところどころで勢い良く滑り転ぶこともある。モッコ平は行きと同様の笹原であったが、そこここにシカの糞が転がっている。笹原には踏み跡があるが、どうやらシカの道のようだ。
ウリュウ平から沢筋へと降りてくるとじきに裏見の滝であり、更に車道を30分も歩くと国道に出た。
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