大文字山☆再び紅葉の北斜面に


- GPS
- 02:08
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 553m
- 下り
- 537m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 2:09
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
下山は銀閣寺道へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
行きの鹿ヶ谷のルートはバリエーション・ルート(鹿ヶ谷の渡渉がややこしいので、一般登山道を歩いた方がいいと思う) 北斜面には薄い踏み跡あり |
写真
感想
この日も午前中は市内に予定があったので、先週に引き続き、大文字山に散策に出かけることにする。哲学の道は流石に人気で、多くの観光客が往来している。霊鑑寺は秋の特別公開中であったが、明らかに人が多そうなので、先に進むことにする。霊鑑寺境内の色づいた紅葉を眺めながら鹿ヶ谷へと入っていくと、途端に人通りがなくなる。ここから大文字山に向かう人は少ないのだろう。
鹿ヶ谷からは大文字の火床に向かう道に入りかけるが、谷を渡って左岸に入る。途端に明瞭な踏み跡が現れたので、この踏み跡を辿ってみることにする。道は尾根を登っていくかと思いきや、すぐに鹿ヶ谷に向かってトラバースしてゆく。
楼門の滝の上で下から上がってくる一般登山道と合流する。谷はほとんどが植林ではあるが、このあたりではカエデの紅葉が色とりどりに谷を彩っている。谷を通過する女性のハイカー達のパーティーから「綺麗やね〜」という歓声が聞こえてくる。
谷を上流に向かう。このあたりの植林も数年前の台風による倒木で当時は通行できないほどだったが、太い杉の倒木が悉く綺麗に処理されている。
大文字山の山頂に至るとこの日も大勢の人で賑わっている。先週と同様、今日も雲が多い。山頂からの展望を確認するとするに北斜面に向かうことにする。山頂から北東に伸びる尾根に入ると、右手のなだらかな谷の源頭に紅葉が目に入ったので源頭に降りてみる。樹々も疎な源頭には先ほどの多くの人で賑わう山頂からさほど遠くないということが信じられないほど静かな世界が広がる。
谷の左岸で北斜面を周回する小径に入る。小さな谷を横断すると 幻の滝のある谷の上流の出逢坂と呼ばれるところまで明瞭な道が続いている。ここからは先週歩いたルートを逆行する。一週間の違いで、紅葉が深まりを見せる樹々がある一方で、谷の上流で先週は鮮やか黄葉を見せていたウリハダカエデはすっかり散っているようだった。
幻の滝の前では一際鮮やかに紅く色づいたカエデが存在感を放つ。まだ緑色のカエデもあるので、さほど紅葉しないままに冬を迎えるのかもしれない。中尾の滝に向けて谷を下ると、このあたりでも紅葉は終盤を迎えているようだ。
滝から中尾の城址に向かうと急に空が晴れて陽が射してきた。城址から西に伸びる尾根に入ると尾根を彩る紅葉が陽射しを浴びて色鮮やかに輝いている。尾根を下降すると木の階段が整備された道は右手の鬱蒼とした谷に降りてゆく。右岸を見上げると、メタセコイアの樹々が赤銅色に輝いていた。
銀閣寺道に出ると途端に大勢の観光客の流れの中に入ることになる。この賑わいはコロナ禍により昨年と一昨年と紅葉の季節の京都観光が自粛が求められていたのが解禁となったこともあるのだろうが、それでも例年よりはかなり少ないらしい。京都の紅葉を見るのはこれで見納めなので来年の季節を楽しみにすることにしよう。
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