横川駅。ここで下車するのは初めてです。思えば信越線に乗った記憶も朧げで、小さい頃特急の車内で「峠の釜めし」を食べた記憶がわずかに残っているのですが。
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12/18 7:32
横川駅。ここで下車するのは初めてです。思えば信越線に乗った記憶も朧げで、小さい頃特急の車内で「峠の釜めし」を食べた記憶がわずかに残っているのですが。
駅のすぐ隣には「碓氷峠鉄道文化むら」があり、信越線の南側には荒々しい妙義山系の岩山がそびえ立ちます。
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12/18 7:36
駅のすぐ隣には「碓氷峠鉄道文化むら」があり、信越線の南側には荒々しい妙義山系の岩山がそびえ立ちます。
本日通る「アプトの道」の入り口にも目立つ看板があります。
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12/18 7:37
本日通る「アプトの道」の入り口にも目立つ看板があります。
EF63。碓氷峠の牽引用として開発された電気機関車で「峠のシェルパ」の愛称がつけられたそうです。横川駅では機関車連結の待ち時間が発生するので、その待ち時間を利用して峠の釜めしを購入したんですよね。
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12/18 7:39
EF63。碓氷峠の牽引用として開発された電気機関車で「峠のシェルパ」の愛称がつけられたそうです。横川駅では機関車連結の待ち時間が発生するので、その待ち時間を利用して峠の釜めしを購入したんですよね。
特急あさま(189系)とEF63の名コンビ。EF63は重連で横川軽井沢間を牽引したそうです。189系も晩年は「ムーンライト信州」でお世話になりました。
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12/18 7:44
特急あさま(189系)とEF63の名コンビ。EF63は重連で横川軽井沢間を牽引したそうです。189系も晩年は「ムーンライト信州」でお世話になりました。
左側の線路(旧信越本線下り線)がトロッコ軌道、右側の線路が(上り線)が、今回歩く「アプトの道」となっています。
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12/18 7:46
左側の線路(旧信越本線下り線)がトロッコ軌道、右側の線路が(上り線)が、今回歩く「アプトの道」となっています。
旧丸山変電所。レンガ造りのオシャレな建築物です。「碓氷峠の電化」をいち早く行うため、明治45年に完成。この時期が「レンガ造りの最盛期」だったそうです。
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12/18 8:04
旧丸山変電所。レンガ造りのオシャレな建築物です。「碓氷峠の電化」をいち早く行うため、明治45年に完成。この時期が「レンガ造りの最盛期」だったそうです。
正面から見ても、無機質な変電施設とは思えない、格調の高さです。ガラスの質感も明治大正期の建築物を感じさせます。
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12/18 8:06
正面から見ても、無機質な変電施設とは思えない、格調の高さです。ガラスの質感も明治大正期の建築物を感じさせます。
当然、橋梁も昔は列車が走っていたものを渡っていきます。
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12/18 8:15
当然、橋梁も昔は列車が走っていたものを渡っていきます。
横川駅から1時間ほどで「峠の湯」に到着します。トロッコ列車の終点駅が設置されていますが、冬季は運休とのこと。
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12/18 8:27
横川駅から1時間ほどで「峠の湯」に到着します。トロッコ列車の終点駅が設置されていますが、冬季は運休とのこと。
計画段階では「峠の湯」でアプトの道を脱出して旧中山道を末端から歩くかどうかで悩みましたが、結局「めがね橋」まではアプトの道を行くことにしました。この先はトンネルも連続して登場します。
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12/18 8:31
計画段階では「峠の湯」でアプトの道を脱出して旧中山道を末端から歩くかどうかで悩みましたが、結局「めがね橋」まではアプトの道を行くことにしました。この先はトンネルも連続して登場します。
草むらの中にサルが、こちらの様子を伺っています。
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12/18 8:41
草むらの中にサルが、こちらの様子を伺っています。
私が通り過ぎすぎるのを待ってから10頭くらいの群れが次々に草むらの中から道の上に現れました。(写真は振り返って撮影)
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12/18 8:41
私が通り過ぎすぎるのを待ってから10頭くらいの群れが次々に草むらの中から道の上に現れました。(写真は振り返って撮影)
サルも場所によっては人間に無関心だったり、攻撃的だったりと、いろいろなんですよね。とにかく下手に刺激しないのが一番です。
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12/18 8:42
サルも場所によっては人間に無関心だったり、攻撃的だったりと、いろいろなんですよね。とにかく下手に刺激しないのが一番です。
碓氷湖。1994年に竣工した坂本ダムによる人造湖。写真写っている橋は、碓氷峠の鉄道遺産など周囲の景観に配慮して明治時代風のデザインにしたとのこと。
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12/18 8:47
碓氷湖。1994年に竣工した坂本ダムによる人造湖。写真写っている橋は、碓氷峠の鉄道遺産など周囲の景観に配慮して明治時代風のデザインにしたとのこと。
あずまやを見るとほっこりします。このあずまやには「中尾小屋」という立派な名前がついていました。
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12/18 8:51
あずまやを見るとほっこりします。このあずまやには「中尾小屋」という立派な名前がついていました。
さらに次々とトンネルを通過し、
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12/18 8:59
さらに次々とトンネルを通過し、
碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」に到着しました。ここでアプトの道を下車して旧中山道へと向かいます。本来は橋を渡ってから階段を使って降りるのが正解です。
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12/18 9:04
碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」に到着しました。ここでアプトの道を下車して旧中山道へと向かいます。本来は橋を渡ってから階段を使って降りるのが正解です。
橋を渡る前の登山道風の道を降りたら、最後は落ち葉でぐちゃぐちゃのところを降りるハメに・・・。
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12/18 9:08
橋を渡る前の登山道風の道を降りたら、最後は落ち葉でぐちゃぐちゃのところを降りるハメに・・・。
めがね橋を旧国道18号から見上げます。竣工は明治25年。100年の時を経てなお、その凛とした佇まいを保ち、明治時代の日本人のバイタリティに改めて敬意を覚えます。
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12/18 9:09
めがね橋を旧国道18号から見上げます。竣工は明治25年。100年の時を経てなお、その凛とした佇まいを保ち、明治時代の日本人のバイタリティに改めて敬意を覚えます。
本来のめがね橋から旧18号へ降りる階段はこちらになります。ちなみに旧国道18号の交通量はまばらです。
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12/18 9:12
本来のめがね橋から旧18号へ降りる階段はこちらになります。ちなみに旧国道18号の交通量はまばらです。
こちらはアプト式廃止後、長野新幹線開業まで使用された、信越本線の橋梁と思われます。
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12/18 9:16
こちらはアプト式廃止後、長野新幹線開業まで使用された、信越本線の橋梁と思われます。
ここで舗装路の林道を離れて登山道に入ります。このあたりから冬型の強い寒気による雪が降り始めます。
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12/18 9:18
ここで舗装路の林道を離れて登山道に入ります。このあたりから冬型の強い寒気による雪が降り始めます。
いきなり、このコース最大の難所の渡渉点。飛び石の渡渉、苦手なんすよ・・・。
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12/18 9:30
いきなり、このコース最大の難所の渡渉点。飛び石の渡渉、苦手なんすよ・・・。
「山と高原地図」ではグレー破線のようですが、バリエーションルートではありません。標識類も設置されてますし、
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12/18 9:36
「山と高原地図」ではグレー破線のようですが、バリエーションルートではありません。標識類も設置されてますし、
明治天皇の御幸にも使われた道とのことで、馬車が通れるような規格で造られています。沢筋を横切るところが荒れ気味になっていることに、時の流れを感じます。
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12/18 9:59
明治天皇の御幸にも使われた道とのことで、馬車が通れるような規格で造られています。沢筋を横切るところが荒れ気味になっていることに、時の流れを感じます。
登山口から1時間ほどで、旧中山道に合流。雪が降り続き、フードを被り、ザックにはカバーをつけて歩いています。
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12/18 10:26
登山口から1時間ほどで、旧中山道に合流。雪が降り続き、フードを被り、ザックにはカバーをつけて歩いています。
旧中山道との合流点周辺は「栗ヶ原」と言うそうです。この先も広く緩やかな道が続きます。
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12/18 10:29
旧中山道との合流点周辺は「栗ヶ原」と言うそうです。この先も広く緩やかな道が続きます。
前の写真の除雪機(?)のキャタピラの跡が延々と続いています。新雪の上には先行者のトレースが2人分くらいありました。
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12/18 10:31
前の写真の除雪機(?)のキャタピラの跡が延々と続いています。新雪の上には先行者のトレースが2人分くらいありました。
・・・と思っていたら、いきなりトレランの人に颯爽とぶち抜かれました。しかし、旧碓氷峠までの登山道で出会った人はこの1名だけでした。普段は忌み嫌うヒノキ植林もなんとなく風情ありげに見えるのは、古の街道の魔力でしょうか。
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12/18 10:46
・・・と思っていたら、いきなりトレランの人に颯爽とぶち抜かれました。しかし、旧碓氷峠までの登山道で出会った人はこの1名だけでした。普段は忌み嫌うヒノキ植林もなんとなく風情ありげに見えるのは、古の街道の魔力でしょうか。
山中茶屋跡。奥の建物が茶屋なのかと一瞬思ったが、あのプレハブ小屋が茶屋のわけないか・・・。
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12/18 11:00
山中茶屋跡。奥の建物が茶屋なのかと一瞬思ったが、あのプレハブ小屋が茶屋のわけないか・・・。
古いバスとかつてのドライブイン風の建物。
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12/18 11:09
古いバスとかつてのドライブイン風の建物。
その近くにはぽつんと一軒家。現在の地形図ではよくわかりませんが、かつてはこの付近を車道が通っていたのでしょう。
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12/18 11:11
その近くにはぽつんと一軒家。現在の地形図ではよくわかりませんが、かつてはこの付近を車道が通っていたのでしょう。
老婆と呼ばれる6,70年前には、その女性にもお嬢さんとか娘さんとか呼ばれていた時期があるんですよ? なかったとしたらホラーなので、そっちのほうが面白いんだけど。
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12/18 11:16
老婆と呼ばれる6,70年前には、その女性にもお嬢さんとか娘さんとか呼ばれていた時期があるんですよ? なかったとしたらホラーなので、そっちのほうが面白いんだけど。
陣馬が原の分岐。旧中山道は、ここから山腹を巻いていきます。今回は少し遠回りですが、尾根筋に近い方の道を行くことにしました。時間にも余裕があるので。
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12/18 11:22
陣馬が原の分岐。旧中山道は、ここから山腹を巻いていきます。今回は少し遠回りですが、尾根筋に近い方の道を行くことにしました。時間にも余裕があるので。
コース上で頻繁に見かけた「安政遠足(あんせいとおあし)」の看板。安中城市から、碓氷峠熊野神社までの約30km、標高差1000mのマラソン大会があるそうです。
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12/18 11:33
コース上で頻繁に見かけた「安政遠足(あんせいとおあし)」の看板。安中城市から、碓氷峠熊野神社までの約30km、標高差1000mのマラソン大会があるそうです。
降っていた雪がおさまって、青空が見えてきました。相変わらず傾斜もなだらかなので、のんびりとした雪原歩きを楽しめました。
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12/18 11:50
降っていた雪がおさまって、青空が見えてきました。相変わらず傾斜もなだらかなので、のんびりとした雪原歩きを楽しめました。
登山道をでて、林道に合流します。といっても、登山道も林道も道幅にそれほど違いはありません。
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12/18 11:52
登山道をでて、林道に合流します。といっても、登山道も林道も道幅にそれほど違いはありません。
途中に立派な墓地がありました。人里が近いことがわかります。
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12/18 12:08
途中に立派な墓地がありました。人里が近いことがわかります。
関東ふれあいの道・・・ではなく、「中部北陸自然歩道」の一部になっているようです。
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12/18 12:12
関東ふれあいの道・・・ではなく、「中部北陸自然歩道」の一部になっているようです。
思婦石。読みづらいですが、歌碑になっています。
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12/18 12:12
思婦石。読みづらいですが、歌碑になっています。
ほどなく、旧碓氷峠に到着。え?こんな立派な現役の観光地だったの?全然知らなかった・・・。
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12/18 12:16
ほどなく、旧碓氷峠に到着。え?こんな立派な現役の観光地だったの?全然知らなかった・・・。
熊野神社。これまた立派な神社ですが、面倒なので素通りしてしまいました。
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12/18 12:19
熊野神社。これまた立派な神社ですが、面倒なので素通りしてしまいました。
そして、碓氷峠見晴台へと向かいます。広々とした園地ですが、今日は季節風が強く寒いです。それでも10人以上の観光客の姿がありました。
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12/18 12:25
そして、碓氷峠見晴台へと向かいます。広々とした園地ですが、今日は季節風が強く寒いです。それでも10人以上の観光客の姿がありました。
見晴台からの妙義山。近くで観察すると、なぜこのような垂直なギザギザができてしまったのか、不思議です。
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12/18 12:25
見晴台からの妙義山。近くで観察すると、なぜこのような垂直なギザギザができてしまったのか、不思議です。
画面中央やや左に見えているのは両神山でしょうか。妙義山にかぎらず、このあたりは鋸歯状の山が多いですね。
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12/18 12:26
画面中央やや左に見えているのは両神山でしょうか。妙義山にかぎらず、このあたりは鋸歯状の山が多いですね。
雲は多いですが、空気は澄んでいて、関東平野の遠くの方まで見渡すことができました。
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12/18 12:49
雲は多いですが、空気は澄んでいて、関東平野の遠くの方まで見渡すことができました。
見晴台からは「碓氷峠遊覧歩道」を下ります。念のためチェーンスパイクを履きましたが、傾斜も緩い良道なので、結果的には不要だったかなと思います。
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12/18 13:05
見晴台からは「碓氷峠遊覧歩道」を下ります。念のためチェーンスパイクを履きましたが、傾斜も緩い良道なので、結果的には不要だったかなと思います。
橋を渡る分岐を見逃してプチ渡渉をする羽目になった場所が2箇所ほど。でも、道を間違えても大したことはありませんでした。
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12/18 13:33
橋を渡る分岐を見逃してプチ渡渉をする羽目になった場所が2箇所ほど。でも、道を間違えても大したことはありませんでした。
最後は別荘地の中を下って、遊歩道は終了。
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12/18 13:53
最後は別荘地の中を下って、遊歩道は終了。
道をくだると、リア充集う観光地・軽井沢の人混みに飲まれていきます。歩道も雪で滑りそうで、この日一番神経を使ったのが、軽井沢駅までの歩道歩きでした。
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12/18 14:16
道をくだると、リア充集う観光地・軽井沢の人混みに飲まれていきます。歩道も雪で滑りそうで、この日一番神経を使ったのが、軽井沢駅までの歩道歩きでした。
軽井沢駅に到着。駅の中は大勢の観光客でごった返しています。駅ナカの「おぎのや」さんではまだ峠の釜めしを販売していました。でも軽井沢で買うのは邪道のような気がして、山菜そばを頂いてから、横川駅までバスで戻りました。
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12/18 14:39
軽井沢駅に到着。駅の中は大勢の観光客でごった返しています。駅ナカの「おぎのや」さんではまだ峠の釜めしを販売していました。でも軽井沢で買うのは邪道のような気がして、山菜そばを頂いてから、横川駅までバスで戻りました。
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