衣張山☆師走の鎌倉を逍遥

- GPS
- 03:01
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 213m
- 下り
- 211m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
前日に東京を訪れたついでに鎌倉を訪れることにする。師走の平日なので観光客はあまりいないdろうと見込んでいたが、豈図らんや、横須賀線の鎌倉駅では多くの観光客が下車する。ほとんどの人は小町通りから鶴岡八幡宮へと向かうが、鎌倉駅から南東の方角へ向かう観光客はまずいない。
まず鎌倉の苔の寺として知られる妙法寺を訪れるが、ここは拝観できるのは土日に限られるようだ。妙法寺のすぐ近く、日蓮聖人が草案を結び、立正安国論を執筆したという安国論寺を訪れる。ここは鎌倉特有の山際に造られた寺で、寺の山門は狭いが、かなりの奥行きがある。広い境内にあるお墓には幾人かの人達が墓参りに訪れておられた。墓地の右手から尾根に上がって周回することが出来る。尾根の先端には富士見台と呼ばれる展望地があり、正面に冠雪した富士山が視界に大きく飛び込んでくる。尾根を下がると、名残の紅葉が綺麗であった。
安国論寺の近く、長勝寺に立ち寄ると、名越の切通に向かって細い坂道を登ってゆく。住宅地を過ぎると道は細い山道となり、羊歯の茂る鬱蒼とした谷へと入ってゆく。目の前でガサゴソと音がするので何かと思えば可愛らしい栗鼠が倒木の上に顔を出す。
衣張山へのハイキング・コースに差し掛かると上から子供達の賑やかな声が聞こえてくる。どうやら近くの保育園の園児たちがハイキングをしているようだった。子供たちが上から降りてくると、切通しを東の方へ向かっていった。
なだらかな尾根を進むと大切岸(おおきりぎし)と呼ばれる断層が現れる。鎌倉幕府が敵対する三浦一族の襲来に備えたものと思われていたが、最近ではどうやらかつての石切場の遺構ということが判明しているようだ。断層の前からは南側の展望が広がり、彼方で相模湾が金色の眩い反射を放っていた。
ハイキング・コースを進むと幾組かの人達とすれ違うが、犬の散歩をしている人達が多い。もちろん普段着の方ばかりだ。左手にパノラマ台の案内があるので訪れてみると、ここでも鎌倉の市街の彼方に富士山の展望が見事だ。左手には由比ヶ浜の海岸と稲村ヶ崎の先に江ノ島が見えている。
衣張山に向かって尾根を進むと小さなお地蔵様が現れる。ふとみるとその傍らでは既に水仙の花が多く咲いていた。さすがに鎌倉は温暖なのだろう。
山頂からは植林の斜面を急下降するとすぐに市街地に着地する。バス通りに出たところにある杉本寺を拝観する。さすがに訪れている観光客は少ない。本堂から少し右手に進むと、正面に衣張山がよく見える。ここでも右手に富士山がよく見えた。
来迎寺へと足を伸ばすが、ここも拝観は週末のようであり、期待していた如意輪観音を拝むことは出来なかった。鶴岡八幡宮の境内に足を踏み入れると途端に大勢の人が訪れている。とはいえ、正月三賀日の大混雑に比べたら人は少ないと言えるだろうが。
最後は小町通りの鎌倉駅の近くで生しらす丼にありつく。美味であった。
コメント
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山猫
yamaizu










この日、私達も天園にしようか・・・とも迷ったのですが、街歩きの格好だったこともあって、まだ訪れたことのない衣張山にしました。
ottomanさんは三浦半島のマニアックなところを歩いておられるのだろうか・・・思っていましたが、まさかそんなに近くを歩いておられるとは思いませんでした。
衣張山、実はまだ登ってないです。
というのも分県登山ガイド「神奈川県の山」、残るはこの1座でして(笑)
早咲きの桜が山頂に植わっているようなので、タイミングを見計らって歩きに行ければと、現在、様子を窺っているところです😁
来たるその日へ向けてイメトレに励んでみようと思います!
ナイスアシストありがとうございました👍(笑)
衣張山にジョーさんが登っておられないとは!
ジョーさんのフォロワーの方達もビックリでしょうね。このあたりはくまなく登られているのかと思っておりました。
湘南の碧い海と富士山が同時を眺めることが出来る・・・改めて三浦半島の山の良さを感じました。桜と同時に富士山が一枚のフレームに収めることが出来ればいいですね。ジョーさんが「神奈川県の山」全山達成をされる山行を楽しみにしています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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