【高尾山】山頂は遠足で大賑わい 〜久々の稲荷山コース〜


- GPS
- 03:50
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 588m
- 下り
- 570m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎特に危険個所、道迷いはありません。 6号登山口-琵琶滝-2号路-3号路-5号路-山頂-もみじ台 もみじ台-山頂下-稲荷山コース |
その他周辺情報 | 小学校、幼稚園の遠足シーズンで盛況、平日でもかなりの混雑 |
写真
感想
8月末に夏風邪で久々の発熱、それ以来三週間、
風邪ひき状態が続き、完全に体力低下。
6月の人事異動で都内勤務となってから、
空気が合わないのが原因ではないかと思っている。
一か月以上、山行から遠ざかってしまった。
敬老の日の祝日勤務の振休を本日(19日:金)に
取ることを決めていたので、
風邪の完治と体力の回復の様子と天候状況をみて、
19日、20日で八ヶ岳方面へのテン泊山行を計画していた。
天気はまずまずであったが、体調がスッキリしない。
結局、前日のテン泊仕度の途中で、
今回は無理をせずに諦めることにした。
朝の体調次第で、リハビリを兼ねて、
近くの高尾山にでも行くことにしようと、床に就いたのだが、
6時に目が覚めるも体が起きない。
気温も低いせいか7時になっても起き上がれない。
テレビの交通情報では京王高尾線での人身事故で
高尾山口駅まで行く電車が止まっている様子。
ますます出鼻を挫かれる。
9時になって漸く起き、
庭に出ると陽射しがあり、晴れている。
京王高尾線も動き出した。
サブザックにレインウェア、タオル、
0.75Lの小型のハイドレレーションを詰め込み、
駅のコンビニで握飯と飲み物を買い求め、
ギリギリ9時台の電車に飛び乗った。
乗り継ぎ良く10時半チョイ過ぎに高尾山口に着いた。
いつもよりかなり遅い出発となり、どこまで行くかは未定のまま、
清滝駅の横を通り高尾病院方面へ歩き出した。
体は重苦しいが軽荷のせいか、サクサクと気分も良く歩ける。
6号路口から入り琵琶滝前を通過し、階段を登り、
ガレた急登のコースで3号路に合流して山頂を続くコースを選択。
結構お気に入りのコースである。
本調子では無く、久々の山行の割には息も上がらず順調に登る。
平日の割には人出がある、お年寄りが目立つ。
途中、何組かを抜いて休憩なしで3号路との合流に辿り着く。
3号路は人影も少なく静かでサクサクと歩ける好きなコース。
朝から気温はあまり上がらず爽やかな秋の気配。
もう「かき氷」は無しかも知れない。
そんなこんなを思いつつ、ダブルストックでサクサクと
ややペースを上げて歩いていると少し汗ばんできた。
汗が出てくると体が軽くなって調子良くなった気がした。
幾つかの木橋を渡って急に開けたところに出たら
結構な陽射しである、ミンミン蝉の鳴き声もしてきた。
高尾山は未だ夏であるかのように思える、
なんだか嬉しくなった。
城山茶屋のジャンボかき氷、行けるかも知れない。
きょうはコーラ味にするかな・・・、
頭の中で「氷」の昇り旗がヒラヒラしていた。
かしき谷園地で小休止するつもりだったが、
快調に歩けていたので通過して先を急いだ。
山頂下に近付いてくると、
山頂からの甲高い声の賑わいが聞こえてきた。
進むに連れ、その声も大きくなり、
走り回る足音も聞こえる。
山頂は、遠足の集団でとても賑わっている。
幼稚園、複数の小学校の子供たちの色とりどりの帽子で
まるで山頂広場が運動会の会場のような大賑わい。
静かな平日山行のつもりだったが、
遠足シーズンなので仕方ない。
山頂からの景色も晴れている割には薄雲が出て見通せない。
富士山も全く見えない、時間的にもお昼過ぎじゃ無理もない。
遠足の子供たちがお弁当を広げているの見ていたら
急にお腹が空いてきてしまった。
朝食もまともに摂らずに飛び出して来たことに気付く。
城山茶屋のなめこ汁で握飯を食べる予定だったのだが、
山頂から一段降りたところにある、
四人掛けのテーブルベンチが一つちょうど空いたので、
ザックを降ろし、ランチタイムにすることした。
コンビニ買った握飯とペットボトルのお茶をザックから出し、
テーブルの上に並べていたところで、
「相席してもよろしいかしら・・・」と、
山頂の騒ぎから逃れてきたと思える、
かなり昔の山ガール三人組みに呼びかけられる。
「どうぞ、」と言う間には既に三人に取り囲まれていた。
それぞれ各自のお弁当を出し、果物やおやつを分け合って
楽しいそうにおしゃべりしながらの食事が始まった。
どうやら普段から仲の良い山友達の様子、
最初はお互いが最近行った山の話で盛り上がり、
映画やら家族の話など次々と話題に尽きることなく
楽しそうに盛り上がっている。
圧倒されっぱなしで下を向いたまま握飯を食らう。
やはり城山まで行くべきだったな、と悔やむ。
食事途中で移動するのも見え透いているので、
そのまま妙な孤独感を味わい、黙々と食事を摂る。
汗も引いたせいもあって、急に寒くなった。
頭の中の「氷」の昇り旗も勢いが無くなってしまった。
20分くらいの時間であったが、とても長居してしまった気分、
食事を終え、身支度して「お先に」と挨拶して席を立つ。
奥高尾へ向かう階段をゆっくり下り、山頂下で立ち止まる。
『どうするかな、』食事休憩前の勢いが完全に無くなっていた。
結論が出ないまま、何となくもみじ台に向かっていた。
もみじ台は明るい陽射しでとてものどかであった。
眺望のあるベンチも空いていた。
せめてここまで来れば良かったと思った。
もみじ台のトイレで小用を済ませ、
先を急ぐつもりであった。
前回、山百合が咲き乱れて甘い香りしていた道が、
ススキが勢いよく伸びて、ほとんど行き先が見えない、
ヤブコキするほどでは無いが道が細い。怯む。
城山まで行き、小仏に降りるにしても、
相模湖駅に行くにしても時間的には未だ大丈夫。
だが急に気遅れしてしまった、
やはり本調子ではないようだ、
頭の中の「氷」の昇り旗も消えていた。
きょうはここで戻ることにしよう。
再び山頂下の分岐で思案し、右に巻いて、
久々の稲荷山コースで下山することにした。
そうと決まるとサクサクと歩き出す、コースは歩き易く、
徐々に調子もあがり食事休憩前のペースに戻った。
途中、稲荷山展望台で小休止しながら50分ほどで下山。
清滝駅に着くと、山頂の遠足団体の一つが
ケーブルカーで下山し先着していて、集合点呼をとっていた。
そう言えば、小学校2,3年の頃(もう半世紀前の話になる)、
自分も高尾山に遠足で来ていたのを思い出した。
色あせたモノクロであるが清滝駅前で撮った集合写真、
探せば古いアルバムのどこかにあるはずだ。
本日のリハビリ山行、本調子では無かったが
気持ち良く歩けた気がしたので、
体力的には心配が無くなった。
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