記録ID: 5284458
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾
高尾山
2023年03月19日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 04:56
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 5:17
距離 14.2km
登り 1,150m
下り 1,151m
15:56
ゴール地点
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
日影沢キャンプ場の入り口前に、林道(直進)と、いろはの森コース(左手)との分岐がある。
キャンプ場のトイレを借りて、衣服調整のための小休止を取った。
4枚脱いで、ミレーのドライナミック半袖、mont-bellのジオライン半袖の2枚になる。
気温は18℃と高い。
4個入りあんパンの1つと、柿ピーを一口、水分補給して、ちび達も水分補給して、気合い入れて登山の再開
キャンプ場のトイレを借りて、衣服調整のための小休止を取った。
4枚脱いで、ミレーのドライナミック半袖、mont-bellのジオライン半袖の2枚になる。
気温は18℃と高い。
4個入りあんパンの1つと、柿ピーを一口、水分補給して、ちび達も水分補給して、気合い入れて登山の再開
「池の辺の 小槻が下の 細竹な刈りそね それをだに 君が形見に 見つつ偲はむ」
池のほとりにあるケヤキの下の竹は刈ってくれるな。せめてその竹を君だと思いながら眺めて、君のことを偲(しの)ぶことにしよう
万葉集 第7巻 1276番歌
池のほとりのケヤキの根元に生えている細竹を(会えない)誰かだと思って偲びたいから伐らずにおいておくって言っているらしいが、いまいちシチュエーションが思い浮かばない。
ケヤキ素材にを詠んだ万葉集の歌として出てくるらしい。
池のほとりにあるケヤキの下の竹は刈ってくれるな。せめてその竹を君だと思いながら眺めて、君のことを偲(しの)ぶことにしよう
万葉集 第7巻 1276番歌
池のほとりのケヤキの根元に生えている細竹を(会えない)誰かだと思って偲びたいから伐らずにおいておくって言っているらしいが、いまいちシチュエーションが思い浮かばない。
ケヤキ素材にを詠んだ万葉集の歌として出てくるらしい。
古の人の植ゑけむ杉が枝に 霞棚引く春は来ぬらし
「いにしへ(え)の 人の植ゑ(え)けむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし」
昔の人が植えたであろうスギの枝に霞がたなびいている。春が来たんだなぁ
万葉集 第10巻 1814番歌
万葉集編者の柿本人麻呂ご本人の歌
万葉集の編纂は7世紀後半から8世紀後半にかけて、その頃既に、植林された杉との認識があるということは、杉の植林が如何に古い時代から行われていたのかと驚かされる。しかも、霞が棚引く程だから、よっぽど巨木に成長した杉を見ていたのだろう。
現代人をスギ花粉で悩ませているスギだが、上手く治めて、後世に繋いでいきたいものだ。
「いにしへ(え)の 人の植ゑ(え)けむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし」
昔の人が植えたであろうスギの枝に霞がたなびいている。春が来たんだなぁ
万葉集 第10巻 1814番歌
万葉集編者の柿本人麻呂ご本人の歌
万葉集の編纂は7世紀後半から8世紀後半にかけて、その頃既に、植林された杉との認識があるということは、杉の植林が如何に古い時代から行われていたのかと驚かされる。しかも、霞が棚引く程だから、よっぽど巨木に成長した杉を見ていたのだろう。
現代人をスギ花粉で悩ませているスギだが、上手く治めて、後世に繋いでいきたいものだ。
古に恋ふる鳥かも弓絃葉の 御井の上より鳴きわたり行く
いにしへに恋(こ)ふる鳥かも弓絃葉(ゆづるは)の御井(みゐ)の上より鳴き渡り行く
過ぎ去った昔を恋い慕う鳥なのでしょうか。弓絃葉の御井の上を鳴きながら大和の方へ渡っていきます。
万葉集 第2巻 111番歌
弓削皇子(ゆげのみこ)の歌。弓削皇子は天武天皇の第9皇子(第6皇子とも)で長皇子(ながのみこ)の弟。
持統天皇の皇太子選定会議で自分の兄を推し、一喝されて不遇な身となったらしい。27くらいに亡くなっている。この歌は20くらいのときに、60代の額田王に贈った歌だとか。額田王は父(天武天皇)の時の女流歌人で恋人でもあったらしい。なんか、当時の人間関係ってややこしくてついていけないなぁ。
昔の世を懐かしんでいる歌なんだと。ユズリハの井戸ってのも、知られていた井戸で、その上を鳴きながら渡っていく様を見て詠んでいる。不如帰ホトトギスの鳴き声が中国の故事にある、治世に返り咲きたい嘆き声との意を踏んでいるとのことだが、若いのにぼやきなのねってなるし、こんな歌まで入れてある万葉集って凄いってなる。
いにしへに恋(こ)ふる鳥かも弓絃葉(ゆづるは)の御井(みゐ)の上より鳴き渡り行く
過ぎ去った昔を恋い慕う鳥なのでしょうか。弓絃葉の御井の上を鳴きながら大和の方へ渡っていきます。
万葉集 第2巻 111番歌
弓削皇子(ゆげのみこ)の歌。弓削皇子は天武天皇の第9皇子(第6皇子とも)で長皇子(ながのみこ)の弟。
持統天皇の皇太子選定会議で自分の兄を推し、一喝されて不遇な身となったらしい。27くらいに亡くなっている。この歌は20くらいのときに、60代の額田王に贈った歌だとか。額田王は父(天武天皇)の時の女流歌人で恋人でもあったらしい。なんか、当時の人間関係ってややこしくてついていけないなぁ。
昔の世を懐かしんでいる歌なんだと。ユズリハの井戸ってのも、知られていた井戸で、その上を鳴きながら渡っていく様を見て詠んでいる。不如帰ホトトギスの鳴き声が中国の故事にある、治世に返り咲きたい嘆き声との意を踏んでいるとのことだが、若いのにぼやきなのねってなるし、こんな歌まで入れてある万葉集って凄いってなる。
吾背子に吾が恋ふらくは奥山の 馬酔木の花の今盛なり
我が背子(せこ)に、我が恋ふらくは、奥山の、馬酔木(あしび)の花の、今盛りなり
わがせこに あがこふらくは おくやまの あしびのはなの いまさかりなり
意味: あなたのことを、密かに思っている私の心は、奥山に咲く馬酔木(あしび)の花のように、真っ盛りなんです。
万葉集 第10巻 1903番歌
馬酔木(アセビ)、歌ではあしび、スズランのような形の花をたくさん咲かせる。毒性があることから、鹿が食べずに残るとか。
なんか、あの勢いで咲き誇る花に、自分の恋い焦がれる心を例えてうたわれても、思いなーなんて感じてしまいます。
我が背子(せこ)に、我が恋ふらくは、奥山の、馬酔木(あしび)の花の、今盛りなり
わがせこに あがこふらくは おくやまの あしびのはなの いまさかりなり
意味: あなたのことを、密かに思っている私の心は、奥山に咲く馬酔木(あしび)の花のように、真っ盛りなんです。
万葉集 第10巻 1903番歌
馬酔木(アセビ)、歌ではあしび、スズランのような形の花をたくさん咲かせる。毒性があることから、鹿が食べずに残るとか。
なんか、あの勢いで咲き誇る花に、自分の恋い焦がれる心を例えてうたわれても、思いなーなんて感じてしまいます。
つぬさはふ石村の山に白妙に 懸れる雲は吾王かも
つのさはふ いはれのやまに しろたへに かかれるくもは おほきみにかも
磐余(いはれ)の山に真っ白にかかっている雲はわが大君(皇子)なのであろうか。
万葉集 第13巻 3325番歌
「ていかずら」で取り上げられているよう。
いわれ(石村)「磐余」は「つのさはふ、つぬさはふ」(3-282)の被枕詞としても用いられる。「つのさはふ」には「蔦の這っている石」とする説、あるいは「つの」が萌え出した植物の芽を遮るものとして「萌え出した植物を遮(さえぎ)るような石」と解する」説がある
採用理由はこの枕言葉によるのかなぁ。
テイカズラも未確認でした。
つのさはふ いはれのやまに しろたへに かかれるくもは おほきみにかも
磐余(いはれ)の山に真っ白にかかっている雲はわが大君(皇子)なのであろうか。
万葉集 第13巻 3325番歌
「ていかずら」で取り上げられているよう。
いわれ(石村)「磐余」は「つのさはふ、つぬさはふ」(3-282)の被枕詞としても用いられる。「つのさはふ」には「蔦の這っている石」とする説、あるいは「つの」が萌え出した植物の芽を遮るものとして「萌え出した植物を遮(さえぎ)るような石」と解する」説がある
採用理由はこの枕言葉によるのかなぁ。
テイカズラも未確認でした。
三栗の那珂に向える曝井の 絶えず通はむ彼所にも妻もが
三栗(みつぐり)の那賀(なか)に向へる曝井(さらしゐ)の絶えず通(かよ)はむそこに妻もが
みつぐりの なかにむかへる さらしゐの たえずかよはむ そこにつまもが
那賀の村のすぐ向かいにある曝井の水、その水が絶え間なく湧くように、ひっきりなしに通いたい。そこに妻がいてくれたらよいのに。
万葉集 第9巻 1745番歌
これも枕言葉の栗からの採用みたい
頻繁に通いたい。そこに妻がいたら嬉しいな。
これも状況を想像出来ない。
三栗(みつぐり)の那賀(なか)に向へる曝井(さらしゐ)の絶えず通(かよ)はむそこに妻もが
みつぐりの なかにむかへる さらしゐの たえずかよはむ そこにつまもが
那賀の村のすぐ向かいにある曝井の水、その水が絶え間なく湧くように、ひっきりなしに通いたい。そこに妻がいてくれたらよいのに。
万葉集 第9巻 1745番歌
これも枕言葉の栗からの採用みたい
頻繁に通いたい。そこに妻がいたら嬉しいな。
これも状況を想像出来ない。
いろはの森コースと4号路が
合流した地点で気温を確認しようと、首からぶら下げていたはずの気温計を手にしようとしたら、かかっていなかった。
まずい。先程取った小休止地点に忘れたようだ。
標高で250m、時間で30分は経過している。下山後バスで引き返すか、今すぐ引き返すか。
時間が経つほど状況は悪くなると、直ぐに引き返すことに。
ちび達のリードを木に縛り、ザックをその傍らに置いて、大急ぎで下る。
先程、衣類を脱いだ場所のロープに掛けていたつもりが、その下の地べたに落ちた状態で発見出来た。
合流した地点で気温を確認しようと、首からぶら下げていたはずの気温計を手にしようとしたら、かかっていなかった。
まずい。先程取った小休止地点に忘れたようだ。
標高で250m、時間で30分は経過している。下山後バスで引き返すか、今すぐ引き返すか。
時間が経つほど状況は悪くなると、直ぐに引き返すことに。
ちび達のリードを木に縛り、ザックをその傍らに置いて、大急ぎで下る。
先程、衣類を脱いだ場所のロープに掛けていたつもりが、その下の地べたに落ちた状態で発見出来た。
洋服をしまうときに、引っかけて落ちたのに気づかなかったらしい。
気温を見ると9℃と日影は低い温度を示していた。
兎に角、無事見つかってよかった。
トイレを済ませ、水分補給し、ちび達が待つ,合流地点を目指す。
下りは15分弱かかったが、上りも15分強で戻ることが出来た。
ちび達に、ありがとうしたら、残りの山頂に向けて登山再開。
気温を見ると9℃と日影は低い温度を示していた。
兎に角、無事見つかってよかった。
トイレを済ませ、水分補給し、ちび達が待つ,合流地点を目指す。
下りは15分弱かかったが、上りも15分強で戻ることが出来た。
ちび達に、ありがとうしたら、残りの山頂に向けて登山再開。
ハナネコノメソウ
撮影している一団から教えて頂きました。
凄く小さいながら、白い花びら(萼片)に紅い雄しべがひときわ綺麗なお花でした。
湿った道端に、一面苔に覆われた中にたくさん咲いていました。
今日イチ得した気がしました、、
撮影している一団から教えて頂きました。
凄く小さいながら、白い花びら(萼片)に紅い雄しべがひときわ綺麗なお花でした。
湿った道端に、一面苔に覆われた中にたくさん咲いていました。
今日イチ得した気がしました、、
感想
ちび達を連れての久しぶりの山歩き。
一昨年、山歩きを再開したときに歩いたコースを、2週間早くたどってみた。
去年も歩いたが、川沿いの橋が新しくされていたり、ちょとずつ、違って来ている。
昨日の雨も止み、今日は快晴。春の花を楽しむ登山客をたくさん見かけた。このコースは、人が比較的に少なく、植物などを観察しながら歩くのに最適だと再認識した。
途中、衣服調整した場所に忘れ物を取りに戻るハプニングがあったりしたが、気持ちよく歩くことが出来た。
ちび達も、満足そうでした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:173人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する