上河内岳(沼平ゲートから)◆残雪の南アルプスへ◆


- GPS
- 12:06
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 3,192m
- 下り
- 3,199m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 12:05
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■残雪状況 横窪沢小屋と茶臼小屋の中間点「倒木ベンチ」から残雪が現れ、ほぼ繋がっています。春のグズグズ雪なので林間では頻繁に踏み抜きます(膝〜腿)。 茶臼小屋から先の稜線では一部雪は融けています。稜線〜頂上は歩きやすい状態でした。 |
写真
感想
百高山2巡目「上河内岳」
【回想】
2019年8月、6泊7日の南アルプス縦走(甲斐駒〜池口岳)の6日目に登頂。聖平小屋からグングン標高を上げて稜線へ。この日も素晴しい天気で、上河内岳では前日歩いた赤石岳や聖岳、そして美しい富士山が迎えてくれた。上河内岳から茶臼岳、そして光岳へとつながる稜線は前日までの険しい道ととまったく異なり、草原やお花畑の中をときに木道を踏みながら、気持ちよく歩いた。
「遠い遠い」と見聞きしていた畑薙ダムは、長野県から見るともったいないような折り返し。地図に表すとまず静岡に向かってひたすら南下、その後畑薙へとひたすら北上・・・。聖岳や上河内岳へのアプローチを考えれば芝沢の方がはるかに近いのですが、畑薙(井川)という場所に一度は行ってみようという気になりました(TJARの影響もある)。「できれば前回とは違う時期やルートで」と考えている百高山2巡目、残雪期に畑薙から。
4時間運転して畑薙第1ダム、4時前に沼平ゲートをスタートします。吊橋を渡っていきなり向かうヤレヤレ峠は、ここを回避するために大井川を渡渉したというレコをいくつか読んだのでどれほど大変かと心配していましたが、それほど「ヤレヤレ」ではありませんでした。峠をなだらかに下った先から登山開始といった感じです。
第1,第2と小さな吊橋を渡りながら大井川へ流れ込む渓流の脇を登っていきます。徐々にあたりが明るくなった頃、ウソッコ沢避難小屋に到着。渓流脇のミツバツツジに癒されながら横窪峠へと九十九折を登っていきます。横窪沢小屋から進んだ先、倒木ベンチで残雪が現れました。春先の緩んだ残雪は朝でも踏み抜きます(帰路はさらにひどい)。グズグズ雪と格闘しながら林を抜けた先が茶臼小屋でした。
ここからは一転して快適な雪上歩き、ほどよく緩んだ雪面は歩きやすいです。4年前に歩いた稜線に出ると北側へ。異常なほど暖かい日が続いている最近、雪解けも早いみたいで稜線の一部は雪がなくなっていました。
西へ向いた斜面をトラバースした先で広い景色が現れ、4年前の記憶が一気に蘇りました。広い草原(お花畑)だった場所、今日は真っ白な雪原です。誰もいないその景色の中を進み、残雪の表情を見せる上河内岳へ。頂上からはやはり残雪の南アルプス南部の盟主たちを望むことができました。
渓流沿いに進む前半、尾根(林間)を歩く中盤、そして気持ちのいい稜線歩き。畑薙までの運転は大変ですが(苦笑)、変化に富んだ歩きごたえのあるコースでした。
南プスの情報が少ない中でとても参考になります。
遠くまでお疲れ様です。
聖岳もそろそろ行けそうな雰囲気でしたか?
本当に「遠くまで」でした(苦笑)。
聖岳は「そろそろ行けそうか・・・」の目で見て来なかったので、確かなお答えができなくてすみません。信用できる情報が上がったらそちらをご参照ください。
しばらくは悩ましい季節ですね。
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