爺が岳東尾根

| 天候 | 12/30晴れ12/31風雪 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
写真
感想
2年前のリベンジで再度爺が岳への挑戦をしてきました。
日本山岳会の予報では30日から荒天が予想され、2年前と全く同じシチュエーションが想定されたが、予定通り出発した。
29日は梓川SAで仮眠、30日朝爺が岳スキー場P3に車を止めて、鹿島部落へ向かって歩く。
雪は2週間ほど前に降った雪が残っている程度で道路上には全くない。
鹿島山荘へ登山届を提出し、先行Pの情報を確認すると、28日に1P、29日に2P入山している。共に鹿島槍までの計画だ。
鹿島神社横から東尾根に乗る斜面に取りつく、いきなりの急登だ。
1300mで東尾根に乗る、ここからは緩やかな勾配が続く。雪は先行Pのラッセルのお陰でトレースは締まっていて歩きやすい。
13時過ぎに1766mのジャンクションピーク(JP)に到着。この先の幕場を求めて偵察に行くが見える範囲ではない。吹きっさらしのJPでは不安があったものの、下の適地は1500mくらいまで戻る必要があり、JPに決めて設営する。
今日は2年ぶりの爺が岳と対面することができた。妙高や戸隠までがよく見える。
2時過ぎから雪が降り出し、夕方からは時折吹く突風が明日からの行動を不安にさせる。
夕方前に3人Pが下山してきた。下に1張りあったテントの方たちだ。ピーク手前で強風のため戻ってきたとのこと。
夕方、さらに1Pが戻ってきた。やはり登頂は断念とのこと。ピークへ向かうトレースはなく、この年末は誰も踏んでいないらしい。稜線の風はすさまじく、立ってはいられないらしい。
夜は予想に反して風はなく、雪だけが静かに降り続いていた。
朝起きると、予報通り40cm程度の積雪か・・・
細かい雪が絶え間なく落ちてくる。
せっかく来たからと空身で1978mのP3までピストンするが、往復1時間の距離で帰りにはトレースが埋まっていた。
風が出る前に撤退を決め、今回はトレースもあり、GPSも用意をしてきたので迷うことなく戻ることができた。
鹿島部落は一面雪で覆い尽くされ、24時間で60cm以上の積雪があった感じがする。
今回も前回同様大町温泉郷に宿(8000円/泊)を取り新年を迎えて帰京した。
2回連続の敗退は残念でもあり、楽しくもあった。
次を期待して爺に別れを告げた。
P-kwjun



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