また別の靴を試しに裏六甲のバリルートから帰りは気楽に縦走路で宝塚


- GPS
- 09:05
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:03
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
船坂峠から六甲山へ裏六甲側の山腹を横断していくこのバリルートは、忘れられた古い道や堰堤工事の時に開かれてその後忘れられた道などを探し出して繋げたものと思われ、時に道でもなんでもないような箇所もあったりするが、その分かりにくさを補うためかマーキングだけは非常に多くはっきりしており、どんなに道ではなさそうに感じてもこのマーキング通り通れば特別な技術も必要無いし危険と言うほどの所も無い。 ただし、山腹横断と言うことはほとんどが尾根や谷ではない急斜面なので、万が一マーカーを見逃して踏み跡も何もない所に突っ込むと足元が崩れて動けなくなるような危険はあるので、とにかくマークを見落とさない集中力が必要。 |
写真
とにかくこのルートは白マーカーが最初から最後までしっかり付けられているので、赤や黄色のテープもだがこの白マーカーを見逃さなければ間違いない。
そしてここはいきなりガレガレザレザレの急登で一汗かかされるが、六甲山までにもっとすごい所をこなさなければならない。
ここも笹藪で一度スパッツにしがみついたでかいダニを発見。
今年は一気に暑くなったし、やはりもう活動し始めてるらしく、笹藪通るような時は注意が必要。
ここからしばらく白水尾根を上った所から本番のルートに入るので、またここで軽く飯。
何をもって上級と書いてあるのかはよく分からないが、とにかくルートを外さず歩ければ、特別な技術も必要無いし危険と言うほどの所も無い。
ただ、尾根道ではなく尾根の斜面を下って谷を渡ってまた次の尾根の斜面を登るという横断コースで、よくこんな所に道を見つけ出したなと、すごい人達もいるもんやなと驚かされるような場所ばかりで、万が一マーカーを見逃してわけの分からない所入り込んでしまったら面倒になること間違いなし。
最後はちょっと傾斜の緩んだザレ場を下りたらすぐ瑞宝寺谷の徒渉点。
一汗かいたのをここで顔洗ってリフレッシュ。
この斜面がこのルート一番の難関と思うが、四つん這いというほどでもない傾斜がガレてたりザレてたり落ち葉でフカフカだったりで時に足がずり落ちながら出来るだけ木を掴んで上っていくが、コロナ明けでやはりちょっと体力も落ちてるのか途中から10歩上っては一息いれといった状態に。
ただ、今回はやはり少しゆとりがあったのか出来る限りマーキング見つけてそれに忠実に通ったら、前は通ったはずの無茶な所やヤバい所も出てこず、所々足場が崩れてほんまかと思うような箇所があったにしても結果として一番短時間で上れたと思う。
無事見つけたのはこりゃ一瞬下見てたら見落とすかなと思うような尾根道から少し入った所に書かれた標識。
そもそも笹でそこに道があるようにも見えない。
一瞬白水山手前で見つけたダニを思い出したが、ここまで来て行かない手はないと飛び込んだらマーキングも踏み跡もしっかり続いてた。
今までおそらく何十回とここに来たが、いつもウィークデイだったせいかこんなに人でいっぱいなのは見たことなくてなんか落ち着かなかった。
途中倒れた木がそのままになってる所は左右に巻き道が出来てたが、下側を行くのが正解だった。
登山スタイルの人は歳いった人ばかりで、40から下は大半がトレンランスタイルだった感じ。
まあ六甲の縦走路ならその方が正解だろうが、そういう人たちに挟まれながら歩いたら足痛くて気楽な道選んだはずなのにオーバーペースになってしまったので、この舗装道路に出たら絶対日陰で寝転ぼうと思ってた。
そこからは会う度に少し話をさせてもらったが、こんな経験はしたことないので途中からはそれを楽しみに歩いてる自分に気が付いてやはり足が合う誰かと一緒というのも楽しいかなと思った。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
コロナに罹ってしまって丸2週間ほど自重しており、山にも行けなかったが、その前に何回か試したサロモンのX ULTRA 4 MID GORE-TEXのソールの薄さ柔らかさがどうしても気になって、しかし靴としては気に入ったのでちょっと大げさだがもう一つ上のQUEST 4 GORE-TEXというハイカットの靴も買ってしまってた。
ところが今年は梅雨が早いそうでこのままではなかなか試し履き出来ないかもと、コロナで落ちた体力も考慮して近場で靴の試しになるバリルートとして結構好きな船坂峠から六甲山まで裏六甲の山腹を横断していくコースを考えた。
ただ、起点を船坂峠とするとそこに一番早く行けるのは船坂バス停から清水谷を上るコースだが、宝塚からその船坂に行くバスは現在土日祝のみの運行。
今回はたまたま梅雨前最後の晴れ間らしき数日のうち土曜に行くことが出来たので、バスも動いてるのでこのコースを計画出来た。
このバリルートは正しく通れば特別な技術もいらないし危険というほどの所も無く、ただただ道を外さない注意力と慎重さ、そしてズルズルの急斜面を上り下りする脚力が必要というコースだが、いったいどうやってこんな所にルートを開いたのか、すごいと思わせられる箇所も多く、おそらくは古くからの道や昔堰堤工事などなされてその後忘れられた道などを探し出して繋げたものと思われ、その複雑さ故かマーキングだけはしっかりしているが、急な所やズルズルの所、他の道ならロープでも付いてそうな所にもそういう補助は一切無く、まさにバリルートという感じが個人的にはとても気に入っていて、開いてくれた人に感謝してる。
そういうコースだからハイカットで底も登山靴のようにちょっと硬くソールのブロックが深く大きい靴を試すのにも十分と思われ、実際エッジを効かせたりつま先蹴り込んで踵浮かせたまま上ったりといった状況ではトレラン寄りでソールの柔らかいミッドカットよりはっきり安心感があり、逆にミッドカットより重かったりアッパーも硬い作りで左踵後ろの皮がむけてしまうといった問題はあったが、それはソックスやバンドエイド等で対処出来るものでもあり、全体としてやはり山靴寄りの作りは安心感があって気に入ったので、しばらくこの2足を使い分けてみたいと思う。
それにしても今回一番驚いたのはバリルート歩いてる間は誰一人会わなかったのに、山頂着いたとたんどこもかしこも人だらけだったこと。
コロナの初め頃から人混みから抜け出して山行く人増えたとニュースなんかで言ってたけど、まさにこういう事だったのかと初めて実感した。
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