雨台風一過、谷筋避けて金剛山東面尾根筋初歩き


- GPS
- 08:12
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,437m
- 下り
- 1,420m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:10
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
参道を上がって神社前には綺麗なトイレもあり、前には靴洗い用と思える汲み置きの水もありで至れり尽くせり。 これが無料とはいったいどうなってるのかと思うくらいで、綺麗に使いたい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な所はどこにもなかったが、そもそも高天配水池から660を通る道は現在おそらくここからは通行止めではないかと思う。 よく分からないのは獣除けフェンスの道の部分のゲートと思える所に通行止めとも開けたら閉めろ等の注意書きも何も無いことで、もしかすると自分の気が付かなかったギミックで開け閉め出来るようになっていたのかもしれないが、入った後も最初は草ぼうぼうで最近あまり人が通ったと思えず、そこからGPSで登山道に乗った所はおそらく橋本院からと思われる立派な道が続いており、これも最近はあまり使われていないと思ったが、それでもこの道に入るなら橋本院からなのではと思った。 |
写真
この日他の道であったように獣除けで登山者など通る人は開けたら必ず閉めて下さいといったタイプではなく、よく見ても開けるようになっていないように見えた。
乗り越えようにも飛び越えれるほど低くもなく、少し上って越えようものなら倒れそうで出来なかったのでやむなく他には入れる所を探すことに。
やっと見つけた登山道は立派なもので、深い踏み跡にテープ連打。
おそらく昔は多くの人が通ったと思われる古くからの道のようだが、今ではほとんど使われていないのか藪っぽくなっている所もあり、蜘蛛の巣と虫に悩まされながら、防虫スプレーふりかけ、ストックを前でカマキリのように振り回しながら上る羽目に。
この道は今では高天彦神社側からは入れず、どうしてもというなら橋本院側からなら入れるのかもしれない。
とりあえずざっと数えながら上ったら520段。
もう崩れてしまったり補助用に付けられたらしき段もあったので感覚で調整しながら数えたが、これは500段というのは大げさではないと思った。
上ってったらなんか広場の縁一帯物々しく黄色テープで立ち入り禁止になってて何事かと思ったが、実際こんなはっきりした地割れ見たの初めて。
あと何回か集中して台風や豪雨来たらマジで崩れそう。
こんなの補修出来るんだろうか。
途中会った人やこの下の広場で会った人の話でも、寺谷でまた崩落とか、モミジ谷で倒木とか、やはり今回の集中した2回の大雨の傷跡はあちこちありそうで、今回大峰や、金剛山でも谷筋避けたのは賢明だったと思った。
結局ここからで正解だったが、伏見道って名前が立派なので当然道標にも表記されてると思ってたのに違う道の名前だし、なんか高天とは違う地名や駅名ばかり。
地図見直して結局ここからは石寺跡道というのがメインルートで、伏見道はその途中から分岐するサブ扱いということらしい。
確かにこのあとしばらくあまり多くの人も通らず手入れもあまりされていないらしき笹藪の中のちょっと荒れた道が続いてなるほど名前の立派さほどには今では歩かれてないのかなと思った。
このあたりは変哲のない作業林道が続くが、下りるにつれてまた虫が多くなってきたのでまたヘアバンドに虫除けスプレー振りまく。
それにしてもこの高さだと主にイノシシだと思うが、金剛山のこちら側って鄙びてて田畑も多いせいか徹底して柵を張ってあるのを見ると獣害が酷いのがうかがえる。
主に関西の里山歩いてるとこういう所行く先々でお目にかかるが、せめて開けっ放しにしないよう気を付けたい。
この後いったん民家のような所に下りてまたその裏に回って田畑のあぜ道のような所から山に向かう。
そのあたりはなぜかあちこちにピンテ付けられててどこが高天滝へのルートなのか分かりにくいし、間違って迷うと迷惑になるかもしれないので素直にGPS確認するのが吉。
ここが通れっていう回り道のようなので、やはり他のピンテに惑わされずGPS確認しながら来てよかったと思うと共に、通っていい柵には必ずこのように注意書きなどあって開け閉め出来るようになっていること考えると、やはり今朝一番の660経由の道は高天彦神社側からはもう入れないようになっていたんだと再認識。
これからヒルやダニの季節でもあり、どんなに暑くても長ズボンにスパッツは自分にとっては必需品。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
ここ2週続いた大雨で山はまだ落ち着いてないだろうなと。
大峰は雨に弱くて台風の度にどこか通行止めになったりするし、どこの山に行くにしても谷筋はまだ避けた方が賢明かなと。
でも歩きに行きたくて考えたのが何十年も前から時々登ってた金剛山なのになぜか一度も通ったことのない東面から安全そうな尾根道を幾つも繋ぐ作戦。
そのつもりになって山と高原地図眺めてると浮かんできたのが高天彦神社を起点としてまず北に向かって高天配水池から660経由でダイトレに上り、郵便道とマツバカケ尾との分岐からのんびりとマツバカケ尾を下り、郵便道との合流点から郵便道を上り返して山頂まで行き、帰りはメインのダイトレ避けて金剛山遊歩道とやらで伏見峠まで行って伏見道を下ってくるというグルグルコース。
安全安心に違いないと思い込んでるからたいして下調べもせずに行ったら初っぱなから高天配水池から山道に入れない。
草ぼうぼうでフェンスが張り巡らされており、その中に道はあるけど扉が開け閉め出来るのかどうか分からないし開けたら閉じて等の注意書きも何も無く、高さは腰近くまであるので飛び越えることも出来ず、乗り越えて倒してしまったらと思うと結局通れなかった。
隣の果樹園の中にも入ってみたがフェンスは途切れることなく張り巡らされており、やむなくちょっと下の崖を這い上がって藪を潜って入ってしまえばなんと道だらけ。
最初の緩やかな所は作業道なのかほんとに道が錯綜しており、結局GPSのお世話になって本来の登山道に乗ったが、その登山道そのものはおそらく昔からだいぶ通られた道のようで深くえぐれるくらい踏まれた上にテープもそこら中に。
しかし最近あまり人が入っていないのかちょっと荒れてる上に藪っぽくなってきてて蜘蛛の巣と虫が酷く、展望も無く上り一辺倒の中、ストックを前で振り回し続けながらで疲れただけの尾根だった。
ダイトレで出会ったご夫婦と話したらそういえば昔橋本院からそういう道があったあったとのことで、やはり最近はあまり使われないようだし、そもそもは高天彦神社側からではなく橋本院から入るのが正しかったよう。
マツバカケ尾と郵便道は金剛山に多い植林の中のすっきり開けた道で気持ち良く歩け、今ではこの方面ではこの2本がよく使われてるのが分かる気がした。
下りに使った伏見道は名前に有名な地名が付いてるからてっきりメジャーな道かと思ってたら大違い。
展望も無く単調でガレた道が続き、古風で雅を感じさせるような名前とは似ても似つかぬただの作業林道といった感じで、正直また通りたいとは思えなかった。
そして肝心なのはその伏見道を出てから高天彦神社に戻る道。
ここら辺で登山者に無料で開放されてる駐車場は高天彦神社と橋本院しかなさそうで、伏見道出入り口からすぐの所にちゃんとそちらへの道が整備されているのが登山者への厚遇の表れなのか、それとも獣害でフェンスを張り巡らす都合上登山者用に通路を設けなければならなかったのか、まあ両方と思うが、もう人里に下りてきたと気を抜いたらここからまだひと上りあってびっくり。
道も一カ所東屋の下でいったん民家の横を通らせてもらってまたその裏に回り込んで田畑のあぜ道のような所を上ってまた柵の扉の所から再度登山道に入る場所があり、そこがなぜかあちこちにピンテが付けてあって分かりにくく、テープだけを頼るとそれこそ民家の周りをうろうろしたあげくにここまで来て高天彦神社には楽だけど遠回りの舗装道路に出てしまう可能性も高いので、ここは素直にGPS頼って民家への迷惑を最低限にするのがいいと思う。
今回通った尾根道は現在よく通られている道とあまり通られていなさそうな道の違いがはっきり分かったが、とりあえず東側から4本の尾根を通ったとなると次は谷筋。
だけど東側からの谷筋というと今回渡った高天谷を始めイワゴノ谷、クソマル谷とクライミングや沢をやっていない自分には敷居の高い所ばかりで、今年こそは沢靴買って今まで歩かなかった水の中を歩いてみようか考え中。
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