白馬岳BC-ウルップソウ&ツクモグサを愛で滑り納め決定-
- GPS
- 10:26
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,818m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:26
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小雪渓の横断時にはチェーンスパか軽アイゼンがあった方が安心 |
写真
感想
今回はウルップソウとツクモグサを愛でること、板納めBCを兼ねて白馬岳BCへ出かけた。
白馬大雪渓を登りながらこれまで自分が辿ってきた人生について考える。山も人生も楽なことばかりではない。白馬尻付近ではシール歩行でうまく登れた。しかし、その先は傾斜が増し時折凍結してスリップしてしまいクトーを装着。クトーの歯が効いてくれてどうにか登れた。さらにその先落石多発ゾーンに突入すると数回落石が自分のすぐ近くに落ちてきた。シール登行では逃げるのに数秒遅れをとってしまうためシートラのアイゼン歩行に換装した。落石を恐れて急ぎ足で雪のない島のような場所まで急いで駆け上がった。今度はアイゼンを外して兼用靴で急傾斜の登山道を登っていく。急な登りは確かに辛いが、時折吹く涼風とミヤマキンポウゲやシナノキンバイを初めとする高山植物に癒やされる。苦しい中にも希望を見いだせる。小雪渓下で再度アイゼン装着し無事小雪渓を横断し、アイゼンを外して歩きに。避難小屋から村営宿舎までは微妙に長く感じられたが、今年もウルップソウに出会うことができ、元気を貰えた。情けないことに村営宿舎で両腿が攣ってしまい大休止となった。雪の消えた登山道を歩き、ここもオヤマノエンドウ、ウルップソウなどの花々に癒やされながら歩く。雪渓最上部にスキー板をデポする。その先にはツクモグサが待っていてくれた。白馬山荘を通り過ぎ、ザレた登山道を白馬岳まで歩き、どうにか歩き切った。人生も登山と同様に苦しみの中から楽しみを見つけ乗り越えていくものと実感する。
下りは余裕かと思いきやそうでもなかった。スキーデポ地点から村営宿舎まではあっという間。その下の登山道の歩きが結構しんどく感じられた。雪渓に乗るとあっという間に小雪渓まで滑り下りていて、最大傾斜帯も難なく通過し、落石多発ゾーンへ。ここで一旦スキーを脱いでアイゼンを装着して数十メートル下る。落石が少なくなった場所でスキーを履き滑走再開。しかし標高の下がった大雪渓の滑走は思った以上に手強く、縦溝、堅く尖った円柱のような雪、スプーンカットの雪、落ちている岩石など様々なトリップが待ち受けていて、それをかわしながらターンしなければならない。正直言って我慢の滑走でした...。今日もスキーをしている変わり者は自分以外誰もいない。まあそういうことです。無事白馬尻まで滑り下り、今シーズンの山滑走は〆。デポ地点で兼用靴からアプローチシューズに換装して猿倉Pまで戻って無事終了した。大変充実感のある山滑走となった。
高山植物いっぱいのBC充実していますね ウルップソウとツクモグサが同時に見れるのがいいですね それにスケルトンフラワーも最高です
スプーンカットはもう雪ではなくて氷ですよね それを滑走するのですから素晴らしいの1言です おつかれさまでした。
レコにコメント有り難うございます。
敢えてウルップソウとツクモグサが咲いているこの時期に板納めBCに行って来ました。自分のような変わり者はやはり一人もいませんでした(笑)。スケルトンサンカヨウはたまたま朝見つけました。
hareharawaiより
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