ミヤマキンポウゲ(みやまきんぽうげ)
最終更新:2014-10-20 22:04 - まとやん/的場 一峰🍡
基本情報
中部地方以北の高山に生育する高山植物。黄色の花が咲く。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花、学名:Ranunculus acris var. nipponicus)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の高山植物。北海道〜中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の湿り気のある場所に生え、雪渓周辺に大群落をつくることが多い。
高さは10〜50 cm。
雪解けとともに芽出しが始まり、葉が展開する。葉は3裂し、さらに細かく裂けてモミジの葉のような形をしている。7〜8月には中心から花芽を伸ばして開花する。花は黄色い直径2 cmほどの5弁花で、丸みを帯びている。地下では根茎が広がり、次々とわき芽が伸び出す。花後には金平糖のような痩果(そうか)ができ、種をつける。やがて葉は黄変して落ち、冬芽の状態で長い冬を過ごす。
基準標本は、木曽駒ヶ岳のもの。田中澄江が『新・花の百名山』の著書で、ミヤマキンポウゲなどの高山植物と北ノ俣岳を紹介した。秋田県版レッドリスト2014(維管束植物)では、絶滅危惧II類に指定されている。