天狗岳(稲子湯より) 〜東西の山頂を独占♪〜


- GPS
- 08:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,253m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:28
天候 | 快晴 【気温】 稲子湯スタート時は氷点下12℃ 【風】 中山峠から山頂までは西風が吹いて寒かった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
料金:600円(徴収に来たりしないけど支払いましょう) 【道路状況】 小海リエックスあたりまでは除雪されてアスファルトが見える。 稲子湯までは圧雪状態でスタッドレスなどの雪対策が必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆トレースについて 稲子湯から西天狗岳までトレースあり。しっかりしたトレースなので、よほどの降雪がなければ消えないと思う。 ◆中山峠直下 中山峠から東への下りは急斜面なので滑落に注意が必要。午後になると雪が柔らかくなり、クランポンの爪が効きにくくなる。実際、2mぐらい滑った。 ◆東西天狗岳間 西天狗岳から中山峠に向かう際、東天狗岳を巻くトレースがあるが、急斜面を横切るため滑落の危険あり。東天狗岳の頂上直下まで登ったほうが安全。 |
その他周辺情報 | 稲子湯は日帰り入浴可 |
写真
感想
時を遡り2月2日、平日でも晴れたら少し難易度の高そうな山に登りたいとの要望をtanyaさんから受け、検討したところ、3日と4日は天気が良くて風も強くなさそうな天狗岳を提案した。3日は休めないから4日でとの回答。よし、天狗岳に東側から登ろう。
ヤマレコに投稿される積雪期の天狗岳の記事は、西側の登山口である渋の湯から登るものが多いのだが、栃木からだと白樺湖付近の雪の多いエリアを通過するか、諏訪まで回り込まねばならず、アクセスが悪い。対する東側の稲子湯は移動距離が長くなく、雪の心配は松原湖から登山口までの短距離で済む。実際、雪が多く積もっていたのは小海リエックスからだった。
稲子湯からは無雪期と同じルートで登る。登山口からずっと雪の上を歩くが、本沢温泉分岐まではツボ足で問題なく歩ける。トレースも明瞭で迷うところもない。みどり池から西には天狗岳東面の岩壁、北に目を向けると稲子岳南壁。どちらも凄い迫力だ。天狗岳の稜線には大きな雪庇はなさそうだ。
みどり池から本沢温泉分岐を中山峠方面に進む。少し進んだところで傾斜がきつくなったのでクランポンを装着し、ストックからピッケルに持ち替えた。中山峠直下の傾斜は更に厳しくなり緊張する。中山峠に着いた時はほっとした。
中山峠から東天狗岳に登る稜線は西風が吹いて寒いが、真っ白な北アルプスが見えるので楽しい。正面には岩で武装した東天狗岳と、隣には純白のドレスを纏う西天狗岳が並ぶ。岩と雪の混じる道を登り東天狗岳の頂上に立つと、全方位の展望が開ける。赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳などの八ヶ岳南部。その右奥に南アルプス。そこから右に見ていくと中央アルプス、西天狗岳、乗鞍岳、北アルプス、頸城山塊、四阿山、浅間山、上州の山々、奥秩父。ここからは西天狗岳に隠れて御嶽山が見えないことに気付き、予定になかった西天狗岳に登ることにした。
西天狗岳は東天狗岳と違って、トレースを付けるのが勿体無いほどの真っ白。既に一本トレースがあるのでそれを辿る(動画長いので暇つぶしにでも見てもらえれば)。
西天狗岳に登らず東天狗岳だけという方も多いと思うが、ピークが変われば景色も変わるので勿体無い。大きな違いは御嶽山が見えること、そして東天狗岳が見えることだ。先刻まで立っていた山頂を別の山頂から見ると、一層美しく感じられる。
美しい山々をずっと見ていたいが下山しなければならない。中山峠直下の緩んだ雪に足を滑らせてしまったのは失態だった。しらびそ小屋でコケモモジャムを買い、1分間に標高20mを下る速度で歩き、あっという間に稲子湯に着いた。
平日のため登山者は少なく、両山頂を独占という贅沢な山行となった。
次の目標はどこにしようか。去年撤退した唐松岳、ラッセルの厳しそうな白毛門、最近遭難が多い赤岳。登りたい山が多くて計画遭難中。
先日は、雲竜渓谷お世話になりました。
天狗岳行きたかったなぁ〜
それにしても、八ヶ岳ブルー最高ですねぇ〜
また、何処かご一緒させて下さい。
makoyan2150さん、コメントありがとうございます。
ヤマレコ登録したんですね!
快晴で弱風という恵まれすぎたコンディションだったので登頂できました。
誘おうかと思いましたが、決まったのが2日前だったので。。。日光白根山はtanyaさんも登りたいらしいので、是非!
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