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Yamareco

記録ID: 6138703
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

河倉峠から真の谷、奥ノ平、土倉岳西尾根

2023年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:37
距離
10.6km
登り
976m
下り
973m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:57
休憩
0:40
合計
7:37
距離 10.6km 登り 983m 下り 980m
7:46
7:48
174
12:23
16
12:39
12:40
127
14:47
天候 快晴、微風
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
河倉峠〜真の谷までのトラバース道:自然に戻りつつあるマイナールート。もうバリエーションレベルですね。
土倉岳西尾根〜小又谷:尾根最下部急斜面です。要注意。こちらもバリエーションルートになりますか。
朝日に輝くノタノ坂。
2023年11月03日 08:02撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 8:02
朝日に輝くノタノ坂。
藤原岳も全山紅葉です。
2023年11月03日 08:14撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 8:14
藤原岳も全山紅葉です。
御池岳南尾根も趣があります。
2023年11月03日 08:45撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 8:45
御池岳南尾根も趣があります。
気分よく歩みが進みます。
2023年11月03日 08:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 8:47
気分よく歩みが進みます。
河倉峠に着きました。以前は木彫りの看板があった気がしましたが、探せども見つかりませんでした。
2023年11月03日 09:01撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:01
河倉峠に着きました。以前は木彫りの看板があった気がしましたが、探せども見つかりませんでした。
道はよくわかりませんが、傾斜のゆるい目の尾根を少し下ります。上から見ると横長の台地みたいに感じるあたりから、左へトラバースすると、
2023年11月03日 09:06撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:06
道はよくわかりませんが、傾斜のゆるい目の尾根を少し下ります。上から見ると横長の台地みたいに感じるあたりから、左へトラバースすると、
薄い踏み跡ですが、こんな感じの河倉峠道に乗ります。獣が頻繁に通ることで道としてかろうじて残っているように思えます。
2023年11月03日 09:12撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:12
薄い踏み跡ですが、こんな感じの河倉峠道に乗ります。獣が頻繁に通ることで道としてかろうじて残っているように思えます。
進むべき踏み跡は?
2023年11月03日 09:12撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:12
進むべき踏み跡は?
東のボタンブチが大きく迫ります。
2023年11月03日 09:14撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:14
東のボタンブチが大きく迫ります。
土倉谷左股手前に窯跡があります。
2023年11月03日 09:17撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:17
土倉谷左股手前に窯跡があります。
谷を慎重に横切り、振り返ったところ。
2023年11月03日 09:21撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:21
谷を慎重に横切り、振り返ったところ。
土倉谷右股を通過します。
2023年11月03日 09:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 9:22
土倉谷右股を通過します。
色づいた木々が素晴らしい!
2023年11月03日 09:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 9:26
色づいた木々が素晴らしい!
何度も仰ぎ見てしまいます。
2023年11月03日 09:26撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:26
何度も仰ぎ見てしまいます。
トラバース道は本当に薄い踏み跡なので、時々ロストしますがすぐに気づきました。
2023年11月03日 09:37撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:37
トラバース道は本当に薄い踏み跡なので、時々ロストしますがすぐに気づきました。
気持ちよく進んでいきます。
2023年11月03日 09:41撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 9:41
気持ちよく進んでいきます。
亀尾の乗越にある栂の大木。
2023年11月03日 09:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:47
亀尾の乗越にある栂の大木。
乗越の手前から。
2023年11月03日 09:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 9:47
乗越の手前から。
亀尾を乗越すと斜面の様子が変わります。はじめは踏み跡もありますが、消えることが多くなります。
2023年11月03日 09:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 9:49
亀尾を乗越すと斜面の様子が変わります。はじめは踏み跡もありますが、消えることが多くなります。
小さな谷を慎重に通過すると、窯跡が現れました。
2023年11月03日 10:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 10:07
小さな谷を慎重に通過すると、窯跡が現れました。
東のボタンブチからの大崩れに差し掛かりました。
2023年11月03日 10:11撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 10:11
東のボタンブチからの大崩れに差し掛かりました。
土とガラ石が混じった踏ん張りの効かない状態です。そこを雨裂のようにえぐった溝が行く手を遮っています。写真では大した事なさそうですが、渡るポイントがなかなか有りません。もう少し下ると溝が浅い所が出てきます。
2023年11月03日 10:15撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 10:15
土とガラ石が混じった踏ん張りの効かない状態です。そこを雨裂のようにえぐった溝が行く手を遮っています。写真では大した事なさそうですが、渡るポイントがなかなか有りません。もう少し下ると溝が浅い所が出てきます。
こんな感じ。
2023年11月03日 10:25撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 10:25
こんな感じ。
斜面が落ち着くとトラバース道も見えてきますが、薄いです。
2023年11月03日 10:35撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 10:35
斜面が落ち着くとトラバース道も見えてきますが、薄いです。
そのうちなんだかわからなくなりました。
2023年11月03日 10:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 10:37
そのうちなんだかわからなくなりました。
真の谷着地直前。もう少し上流に降りるほうが良さそうです。
2023年11月03日 10:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 10:47
真の谷着地直前。もう少し上流に降りるほうが良さそうです。
この一本杉の所に出てくるのが正しいと思われます。
2023年11月03日 10:50撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 10:50
この一本杉の所に出てくるのが正しいと思われます。
お腹が減りましたので、お昼にしましょう。
2023年11月03日 11:03撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 11:03
お腹が減りましたので、お昼にしましょう。
昼飯を済ませて、奥ノ平へ直登します!約300m高低差を1時間かかりました。
2023年11月03日 12:10撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:10
昼飯を済ませて、奥ノ平へ直登します!約300m高低差を1時間かかりました。
台地に登ってきましたよ。
2023年11月03日 12:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 12:22
台地に登ってきましたよ。
御池岳南尾根がきれいに紅葉しています。
2023年11月03日 12:32撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 12:32
御池岳南尾根がきれいに紅葉しています。
真の谷と藤原岳。
2023年11月03日 12:32撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:32
真の谷と藤原岳。
御池岳の空は印象的な青さですね。
2023年11月03日 12:40撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:40
御池岳の空は印象的な青さですね。
土蔵岳への吊尾根から、東のボタンブチ。いつも雄大です。
2023年11月03日 12:52撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:52
土蔵岳への吊尾根から、東のボタンブチ。いつも雄大です。
御池の断崖もきれいです。
2023年11月03日 12:53撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:53
御池の断崖もきれいです。
土倉岳に着きました。
2023年11月03日 12:55撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:55
土倉岳に着きました。
土倉岳西尾根は山毛欅や欅、カエデ類が多く、艶やかな疎林を形作っています。
2023年11月03日 12:58撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 12:58
土倉岳西尾根は山毛欅や欅、カエデ類が多く、艶やかな疎林を形作っています。
立派な欅。
2023年11月03日 13:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 13:01
立派な欅。
黄葉。
2023年11月03日 13:04撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 13:04
黄葉。
紅葉。
2023年11月03日 13:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 13:04
紅葉。
印象的な広場。丁字尾根の山毛欅権現ほど山毛欅は多くないですが、気持ちの良い所です。
2023年11月03日 13:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 13:07
印象的な広場。丁字尾根の山毛欅権現ほど山毛欅は多くないですが、気持ちの良い所です。
鮮やかです。
2023年11月03日 13:32撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 13:32
鮮やかです。
色とりどりの西尾根の林。
2023年11月03日 13:33撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 13:33
色とりどりの西尾根の林。
ハウチワカエデは鮮やかな赤が多いようです。
2023年11月03日 13:38撮影 by  X30, FUJIFILM
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11/3 13:38
ハウチワカエデは鮮やかな赤が多いようです。
心が洗われます。
2023年11月03日 13:41撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 13:41
心が洗われます。
西尾根最下部はかなりの急傾斜です。前回より左の尾根で下り、最後はトラバース気味に小又谷に着地しました。この大きな山桜の木が目印です。10月のときの目論見とは違う場所でした。。。
2023年11月03日 14:03撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 14:03
西尾根最下部はかなりの急傾斜です。前回より左の尾根で下り、最後はトラバース気味に小又谷に着地しました。この大きな山桜の木が目印です。10月のときの目論見とは違う場所でした。。。
今日は早めに林道に上がりました。
2023年11月03日 14:25撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 14:25
今日は早めに林道に上がりました。
振り向くと土倉岳西尾根がきれいに見えました。
2023年11月03日 14:37撮影 by  X30, FUJIFILM
11/3 14:37
振り向くと土倉岳西尾根がきれいに見えました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック カメラ

感想

山の色付きも真っ盛りになってきたので、かねてから訪れたかった河倉峠から真の谷へ続くトラバース道を歩いてきました。

いつもより1時間早く起き出して、小又谷の駐車地へ着きましたが、すでに5〜6台の先行車がありました。さすがに好天が約束された休日ですね。今日は御池岳も人が多いことでしょう。そんなこともあり、足取りも軽くノタノ坂まで30分ぐらい、河倉峠まででも1時間30分で着きました。鈍足の私にとって最速です。

河倉峠から下る道は始めはよくわかりませんが、峠から見下ろして緩やかそうな斜面の尾根を下り、横長の台地状になる頃に左へ進むと、古道の薄い踏み跡が出てきます。人の行き来が途絶えて久しい古道は、獣たちが通ることでかろうじてその存在が保たれてきたようです。結構わかりやすい踏み跡でしたので、土倉谷に出会うまではすんなり来れました。ここは少し平らになっていて窯跡が2つあります。ここから先は土倉谷左股と右股を通過していきますが、窯跡から谷を見ても深くえぐれており、ポイントが見つけにくいです。窯跡の上手の谷の縁に軌跡がうっすらありました。ホッとして視線を移した途端、大きな雄鹿が斜面を駆け上がっていきました。ちょうど踏み跡を辿ったようでしたので、進むべき方向がよくわかりました。踏み跡は薄いですが、斜面の傾斜と木々の並び方で道が続いている方向が浮かび上がってきます。土倉谷を超えてから2回ほど小さな谷を通過しますが、通過ポイントは限られており、獣たちもそこを目指して歩いているようですので、自然に導かれてゆくようです。

やがて亀尾の乗越へそれほど苦労もなく到着しました。ここからは東のボタンブチの大崩れを通過する足場の悪い斜面が続きます。確かに亀尾の乗越から斜面が急になり、始めは踏み跡もありましたが、すぐに怪しくなってきて、小さな谷を通過するポイントの見極めに時間を要するようになりました。谷を渡りすぐの所に窯跡があります。ここから、石灰岩の石ゴロが筋状に崩れていて、厄介な所に差し掛かったことを示しています。苔むしている石は動きませんが、苔の生えていない石は浮石でうっかり乗ると簡単に崩れることが多いです。踏み跡もすっかりなくなり、なかなか方向を定めることが難しくなってきました。それでも窯跡が出てくると、それを繋ぐように歩くことで大きく外すような感じはなさそうです。東のボタンブチの大崩れと思われる所に差し掛かると、土と石の混じった崩れやすい状態で、更に雨裂のように中心が大きくえぐれています。慎重に雨裂に降りようとしましたが、すぐに崩れ一緒に2mほどズリズリと落ちました。幸い石が当たることもありませんでしたが、このルートで一番厄介なところでした。

ここを過ぎると段々山肌が左に向かっていきます。そろそろ真の谷へ合流するポイントが近そうです。あまり早く谷に降りると険しそうですので、できるだけ右岸を辿り、谷が浅くなる時点で降りる方が良さそうです。よく皆さんのレコにある一本杉のあたりまで右岸をトラバースするといいのではないかと思います。ここまで来ると猛烈にお腹が空いてきました。適当なところで昼飯にし、奥ノ平へ直登するコースを確認します。300mの高低差がありますのでしんどい登りですが、斜めに切っていけばなんとか登れそうです。ただ、奥ノ平に這い上がったときにはかなりヘロヘロになりました。台地に上がれば天国ですが、次の目的は土倉岳西尾根です。御池岳山頂には用はありませんので、すぐに下降点へ向いました。

土倉岳から西尾根に進むと10月に来た時青かった葉はなくなり、鮮やかな色付きですごく綺麗でした。足元は落ち葉がつもり始め、確実に季節が進んでいるんだなあと感じながら、のんびりとゆったりと紅葉を楽しみました。丁字尾根の山毛欅権現のようにまとまった山毛欅が生えているのではないですが、西尾根には緩やかに広がる気持ちの良い広場があり、丁字尾根の山毛欅権現に負けない癒やしの場所が広がっていました。その広場を眺めながらコーヒーを啜り、これからの急降下に備えました。西尾根の最下部はかなり急傾斜ですので注意しながら下ります。一度滑れば小又谷まで落っこちます。。。歩きやすいトラバースを検討してもいいかもしれません。

なかなか遠くの山の紅葉を見に行けませんが、今日辿ったルートは記憶に残るルートになると思っています。瞼の裏に残る山の一瞬の煌きを思い起こします。小又谷林道をゆっくり歩き、そんな感動とともに帰ってきました。今日も本当に良い一日でした。

今日のルートはhigasaさんのレコを大変参考にさせてもらいました。ありがとうございました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1431389.html

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