記録ID: 62805
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ハイキング
奥多摩・高尾
小仏峠【街道歩き】甲州道中リバイバル(小仏BS→相模湖駅)
2010年05月03日(月) [日帰り]



- GPS
- 01:58
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 306m
- 下り
- 377m
コースタイム
16:00小仏BS-16:16車道終点(林道起点)-16:41小仏峠(15分休憩)-17:15山道終了-17:24照手姫の説明板-17:43小原宿本陣前-17:58相模湖駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ルート:甲州道中リバイバル。但し一部の区間(小手沢付近から相模湖駅まで)は時間の都合から甲州道中に則っていない。 ●危険個所:なし ●トイレ:「小原の郷」(閉まっていると入れないかも)、相模湖駅 ●分かりづらい場所:特になし ●展望/景観:展望は得られない。景観は、底沢の沢(但しこれは人によって景観ととるかどうか感じ方の違いがあると思う) ●水・食糧調達:自販機は国道20号沿いの各所にある。食糧は小原宿本陣目の前のコンビニが閉店した今となっては、相模湖駅周辺まで行くか、城山の茶店の営業時間内に途中の小仏峠から小仏城山に寄り道するしかない。 ●休憩場所:小仏峠にはベンチが沢山ある。他、「小原の郷」にもベンチあり。 ●最寄駅情報:相模湖駅は都心ではないが、駅前に喫茶店が数軒あり、隣の藤野駅と比べればとても使い勝手の良い駅だと思う。しかも、隣の高尾駅ほど混雑していない。相模湖公園は相模湖駅から徒歩5分〜10分、ボート遊びも楽しめ紅葉時期は景観も素晴らしいお勧めの場所だと思う。 ●その他:前回2008年7月に歩いた時は、底沢付近で山百合が満開で甘い匂いを漂わせていた。気温が高くて暑いが、涼しい日を見計らって歩けばその頃が一番適しているかもしれない。 |
写真
裏高尾BSから乗客のいないバスに乗って5分程度で小仏BSに到着。時刻は既に16時、小仏BSは高尾駅方面に向かう乗客が長い列を成していたが、我々は小仏BSを目指す人々と逆方向、小仏峠を目指す。寺院「宝珠寺」、ここは小仏BSから徒歩数分の場所にある寺院で「小佛山」という山号が付く。
その「宝珠寺」にあった「小仏のカゴノキ」。どれがカゴノキなのかよくわからない。写真の低木がカゴノキ?と半信半疑ながら撮ってみたが、帰宅して調べたところどうも違うようだ。ここのカゴノキはもっとずっと巨木らしい。
「宝珠寺」から数分でブルーの石がはめ込まれた道になる。2008年7月の猛暑日にこの道を歩いた時はこのブルーの道が異様に長く感じられたが、この道も数分程度で終わる。写真はブルーの道の終わり。普通の道路とブルーの道と明らかに色が違うのがわかると思う。
車道はカーブしながら少しずつ標高を上げるが、途中、正規の道をショートカットできる急坂があった。車道沿いをカーブしながら歩けば景信山山頂に至る登山道入口に突き当る筈だが、このショートカットの道を使用したことでその登山道入口を見ることはない。
広めの林道を登り10分ほどすると写真のような舗装路になる。ここは以前は舗装されていなかったような気がしたが、記憶違いかもしれない。この舗装路もほどなく山道に変わり、景信から続く尾根と登り坂とが合流する地点が小仏峠だ。
そして、これまで何度も来たことのある小仏峠に到着。小仏BSから40分で着いた。2009年の8月に歩いた小仏城山→景信山ルート通過時以来だ。時刻は遅いが小仏城山方面を目指すハイカーがまだ少しはいた。
そして小仏峠から相模湖駅まで、どのルートをとるか再検討。最も近道なのは甲州道中と同じルートで底沢BS方面に向かう道だが、小仏城山に向かい千木良に降りてもよい。しかし帰宅時に新宿のデパ地下で安い惣菜を買うには相模湖駅を18時に発車する新宿方面の電車に乗らなければ、間に合わない。
山道を抜ければ、後は標識が完備されており迷いようがない。そしてここはもう神奈川県。小仏峠を使って1つ尾根を越えただけで、八王子市から相模原市(かつては相模湖町)に入ったことになる。
前の写真の大きな石の背後に、「甲州道中はここを登り中央自動車道の下を通り、樋谷路沢を渡って小原宿本陣脇へ出ますが、今は通行不可能です」と書かれた説明板がある。甲州道中を正確に再現するならこの説明板の記述通りに中央高速の下を通りたいところだが、中央高速建設時に甲州道中はなくなってしまったのだろう。やはり残念だ。
これが底沢BSから見える底沢の景色。深い谷で、2008年に初めて見た時は感動したが、2009年8月に再訪した時はそれほど感動はしなかった。しかし今回改めて見ると、やはり新緑の緑と谷の深さは素敵な光景だ。
底沢BSでバス便があれば相模湖駅までバスに乗ろうと思っていたが、あいにくバスは行ってしまったばかりなので国道20号沿いに相模湖駅を目指し歩き続けると、ほどなく「小原の郷」。ここはハイク時は気持ちの良い休憩場所となる。
これが小原宿街道筋の街並み。甲州道中では小原宿から2kmと離れていない場所に与瀬宿という宿場もあり、どちらも片継宿場で上り専用・下り専用に分かれていた。どちらが上りでどちらが下りだったかは失念。
撮影機器:
感想
とりあえず高尾駅を使わずに相模湖駅に出て、駅前のアルペン風レストラン「いかりや」でまったりしたくなって夕方からの小仏峠越えを実行。しかし相模湖駅では電車の発車時刻までの待ち時間が全くない状態だったので、相模湖駅でどの店に入ることも、自分たちへのおみやげを買うこともできずに残念だった。
ではあるものの、やることが全て裏目に出た日のハイク終盤で、相模湖周辺の素晴らしい新緑や沢の景色、人の多過ぎない落ち着いたハイクを楽しむことが出来たことを良しとしたい。
それでも、相模湖駅にいる人の数は通常と比較し大変多く、帰りの電車がどれだけ混むのか考えるとうんざりしたが、人身事故の影響で電車発車時刻が大幅に遅れたことから逆にホリデー快速びゅうやまなしを使うだろうと思われた多くの人がその前に発車した電車に乗ってしまい、遅めに相模湖駅を発車したホリデー快速びゅうやまなしは割と空いていて運が良かった。このホリデー快速に乗れたことで新宿のデパ地下営業終了時刻にも何とか間に合った。
これでGW連休中のハイクは終わりだが、どの日も天気に恵まれ、まあついていたと思う。それにしても来年のGWは連休初日のみ日帰りハイクをやる以外は、人気の無さそうな街道歩きにした方が良さそうだ。ともかく楽しむ筈のハイクで渋滞や混雑にもみくちゃにされることだけは避けたいものだ。
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