旭岳(中岳温泉)


- GPS
- --:--
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 1,901m
- 下り
- 3,180m
コースタイム
姿見駅(11:45) - 中岳温泉(13:10〜14:30) - 北鎮岳(15:55〜16:05) - 中岳温泉BC(17:00)
【3月25日】
BC(11:30) - 旭岳(13:35〜13:50) - BC(15;00)
【3月26日】
BC(7:05) - 旭岳(8:40〜9:20) - BC(10:10〜12:50) - 愛山渓温泉(15:00)
【3月27日】
愛山渓温泉(10:30) - 愛山渓温泉入口(15:10)
天候 | 【3月24日】晴 【3月25日】雪後晴 【3月26日】晴 【3月27日】曇後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2003年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
山登りの目標はピークに立つこと、これは基本だと思うけれど、多様性も認めたい。今回はスキー滑降に加えて温泉も目標の一つだ。
【3月24日】
旭岳温泉からロープウェイに乗り、標高1600mの姿見駅へ。ここから進路を東北東に定め、旭岳の北西山麓を巻きながら、中岳温泉までほぼ直線的に進む。左手に広大な裾合平が見下ろせて、その向こうに当麻岳、安足間岳が見えてくる。
正面には両岸とも崖に挟まれた狭い谷がある。その谷へ入っていくと……。硫黄の臭い、そして雪面に穴が開いていた。覗き込むと、ちょうど浴槽が作られてある所だった。近くの高台にBCを設営する。
まだ日は高い。とりあえず北鎮岳へ行ってみよう。ピウケナイ沢分流の谷に沿って登っていく。正面に見えた鋸岳が背後に回ると、北鎮岳山頂へ着く。黒岳、北海岳、有毒温泉と、広大な風景。ブロッケンの妖怪も現れた。
さて滑降。パックされた固めの雪だが、まずは一本滑り満足。中岳温泉へ戻り、さっそく湯の中に飛び込む。至福のひと時。やがて日が暮れ、夜空に星が瞬き始めた。
【3月25日】
夜半から雪が舞い、今朝もまだ雪模様。でも天気予報は天候の回復を告げており、下界は既に晴れているらしい。しばらく様子をみるうちに雪が止んだので、旭岳を目指すことにした。
熊ヶ岳の裾に沿って南へ向い、旭岳の北面を登る。標高を上げるとホワイトアウト。西風が強いので、東側へ回り込みながら頂上へ。山頂の標識以外、何も見えず。
下りは往路と同じラインにとる。山頂直下は凸凹ガリガリ斜面。下部は良好な雪質だが、まもなく傾斜が緩んでしまった。
もう一本滑るには、やや時間が中途半端。では温泉へ入ろう。ようやく青空が広がり、眩しいほどの日差しを浴びながら、雪山の中でのんびりと温泉に浸かる。
【3月26日】
今日は朝から良い天気。しかし明日から天気が崩れるようだ。ここでもう一泊する予定だったが、早めに下山しよう。その前に1本滑ってから。安足間岳の斜面も良さそうだが、やはり最高峰旭岳からの展望を見てみたい。再び旭岳を目指す。
北斜面をひたすら登り頂上へ。期待した通り山頂からの展望は素晴らしかった。大雪の山々はもちろん、遠く十勝岳、石狩岳などの山々も見える大パノラマ。足元から切れ落ちる地獄谷もすごい迫力。
さあて滑降だ。当麻岳、安足間岳の麓に広がる裾合平を見下ろしながらの、豪快な滑降で気分爽快。もう一本滑ることもできるけれど、やっぱり中岳温泉かな。BCへ戻り、また温泉へ。
名残惜しいけれど愛山渓へ下山だ。裾合平を縦断後、ピウケナイ沢を渡って当麻乗越へ。村雨ノ滝の横を通り過ぎると、谷の中に建物が見える。あれが今宵の宿か。
愛山渓温泉。昔から登山者に親しまれたところ、いつか雪のあるときに訪ねてみたいと願っていた。ここは本館と別館のヒュッテがあるが、もちろんヒュッテに泊まる。夕食後に本館にある温泉へ入った。
【3月27日】
愛山渓温泉には車道が通じているが、今は雪に埋まっている。バス停までは19kmの距離だ。
最初、道は緩い下りになっていて、スノーモービルの轍に乗るとスキーが滑る滑る。これは快適で速いと思っていたら、途中まで除雪が入っていた。道路脇の雪へ逃げるが、それも束の間、上り坂が出てきて観念した。
バス停まであと10km位か。スキーをザックにくくり付け、4日間の山行の余韻に浸りながら残りの距離を歩いた。
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