[N]赤城山縦走(小暮一の鳥居BS〜水沼駅)

- GPS
- 18:01
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 2,665m
- 下り
- 2,624m
コースタイム
- 山行
- 2:07
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 2:47
- 山行
- 13:33
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 14:51
(なんで地蔵岳の地名登録がないんじゃ!・・・ということで登録しました)
| 天候 | 夜:夕立のち晴れ 10℃くらい 昼:晴れ時々曇り 20℃くらい http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=42&block_no=47624&year=2015&month=06&day=24&view= |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR両毛線・前橋駅から関越交通バス富士見温泉行きに乗車。鳥居下バス停にて下車。 帰り: わたらせ渓谷鉄道・水沼駅より乗車 関越交通バス 前橋〜小暮一の鳥居は運賃440円 http://sys.busnet-gunma.jp/cgi-bin/search/timetable.cgi?itm_num=12&page=2&high=&area=&in=中央前橋駅&out=小暮一の鳥居 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
鳥居下バス停〜鍋割山登山口 舗装路。 鍋割山登山口〜鍋割山 登山口から岩→笹→岩→笹そんな登山口。岩にはロープとかありますが、難しくはありません。笹の中の階段を緩やかに登って行くと鍋割山山頂です。 鍋割山〜荒山 荒山高原までは眺めのよい道をいく。荒山高原から荒山への登りとなる。山頂に近づくにつれ傾斜は強まるが、急坂ほどではない。木の根の抉れや岩などあり。 荒山〜軽井沢峠 荒山からの下りは、当日は濡れていて少し滑りやすかった。 下りきると軽井沢峠へは荒山中腹をトラバースする道。一か所ほんの短いザレバがある。 軽井沢峠〜小沼 一度舗装路に出る。舗装路手前の木道が濡れていると滑りやすい。 山道は舗装路の右手を進むが、歩かれていないのか少し荒れている。この部分はそのまま舗装路を進んでもいいと思う。少し歩くと左手に再び登山道が現れる。 ここからしばらく平坦な笹と林の道、その後登りと下りがあり小沼へと到着する。 小沼〜長七郎山〜八丁峠 長七郎山へはちょっとしたガレの道。そんなに時間は掛からない。長七郎山からの下りはすこし笹がうるさい。が、それもすぐに終わり後は林道のような幅広い道を進む。舗装路に出たら八丁峠へと進む 八丁峠〜地蔵岳 最初は階段が続く、さらにつづら折りの坂を進むと山頂になる。 地蔵岳〜大洞 浮石、滑りやすい土とバランスを崩しやすい道。スリップに注意したい。下りで使ってイライラしてしまった(苦笑 大洞〜赤城神社〜黒檜山登山口 大沼湖畔・赤城神社境内以外は舗装路。 黒檜山登山口〜黒檜山 岩場の急坂。体力勝負!手足をフルにして登ろう。ストックは邪魔かも。 黒檜山〜駒ヶ岳〜尾根分岐 木の階段が続く急坂。岩がないので楽である。急坂をこなすとアップダウンのある稜線歩き。 尾根分岐〜鳥居峠 関東ふれあいの道から外れそのまま尾根を鳥居峠と下って行く。2014年の山と高原地図には記載がない道である。尾根筋の道は細いながらも明確にある。一部笹や低木がうるさい場面がある。尾根から鳥居峠へと降りる所の道が不明確であるが、テープがついているので、探しながら進めばよい。 鳥居峠〜利平茶屋 鳥居峠からケーブルカーの廃線跡の階段を下りていく。崩落個所もあるので確実に降りたい。 階段は終わりの方は崩れている。その前に利平茶屋への山道が左手に伸びているが、崩れた岩の影になって分かりづらいかもしれない。 御神水はそのほんのちょっと先にある鉄パイプの階段を下り、下の小屋から湧き出している。荒れていて登り降りしづらい。 山道に入ると、何回か渡渉がある。また湿っていると足を取られやすい道である。崩落している個所もあるので注意したい。 利平茶屋〜一の鳥居〜水沼駅 舗装路。明確な歩道帯がないので歩行に注意。(特に県道62号線) |
| その他周辺情報 | ・食料 コンビニが鳥居下バス停から少し歩いた所、休憩に使った富士見町皆沢にあります。赤城大沼湖畔土産屋。 ・飲料 上記の他、赤城大沼湖畔のお土産屋、赤城神社、県道62号線沿い、水沼駅周辺に自販機があります。湧水は鳥居峠からケーブル後の長い階段を利平茶屋へと下ると途中に御神水があります。 ・トイレ 上記のコンビニ、小沼駐車場、大沼周辺、赤城神社、鳥居峠、利平茶屋、水沼駅 ・登山ポスト なし。(あって然るべきだと思うけど、ないんだよなぁ〜) ・服装 基本は長袖1枚に半袖レイヤー。 ・その他 なし |
写真
今日は赤城の信仰めぐりみたいになっとる。
装備
| 個人装備 |
1/25000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
計画書(2)
筆記具(1)
保険証(1)
お金(1)
食料(1)
行動食(1)
飲料(1)
ストック(1)
レインウエア(1)
ダウンジャケット(1)
タオル(1)
ハンカチ(1)
軍手(1)
サンダル(1)
着替え(1)
ウエットティッシュ(1)
バンドエイド等(1)
エマージェンシーシート(1)
トイレットペーパー(1)
携帯トイレ(1)
予備コンタクトレンズ(1)
薬(1)
サプリメント(1)
日焼け止め(1)
ヘッドライト(1)
予備電池(1)
ベアベル(1)
ガムテープ(1)
笛(1)
スマホ(1)
スマホバッテリー(1)
カメラ(1)
カメラメンテナンスキット(1)
カメラ予備バッテリ(1)
予備SDカード(1)
スパッツ(1)
帽子(1)
傘(1)
|
|---|
感想
・赤城山ってどこ登ればいいんだ?百名山だけ考えれば黒檜山のピークだけ行けば良いんだけど、それだと個人的にはつまらん。んじゃ、全山登ってしまうか。そこまではなぁ〜。んで、いろいろ考えた。
・まずは最高峰の黒檜山は外せない。ここを登らないと一般的には赤城山に登ったと認めてくれない。そして赤城神社のサイトの由緒によると、地蔵岳という言葉が出てくる。元はこの山の中腹にあったらしい。展望も良いらしいので此処も外せない。さらにNHKBSでやっていた「百名山」で赤城山のコースで鍋割山が紹介されていて、前々から行ってみたいと思っていた。
・この三座を回るには大沼の畔までバスで行くのは、ちと不味い。だいたいバスの時間も遅くて、イマイチ使いづらい。んじゃ、麓から歩きますか。最初は富士見温泉から歩こうかなと考えたんだけど、いろいろ調べている内に前橋と黒保根に一の鳥居があるという(黒保根は実際にはなかったんだけど)。それじゃ、先人たちの山行を敬意を評して、前橋の一の鳥居から黒保根の一の鳥居水沼駅まであることに決めた。
・出発当日は夜に天候が急変するという。実際に予報通りとなり、電車で途中通った館林、太田や伊勢崎のあたりは土砂降りに雷に見舞われる。電車は洗車場に入ったんじゃないかというくらいに窓ガラスに水が吹き付けるし、時折鳴る大きな雷に乗っていた女子高校生が悲鳴をあげる。なかなか幸先の良い状況(苦笑
・大雨で電車は遅延したが、何とか前橋に到着する。バスに乗り換え鳥居下バス停で下車。鳥居の近くならば本当は小暮一の鳥居バス停降りるのがいいが、つい名前で降りてしまった。雨は降っているものの小康状態。傘を差し、肥料の香ばしい匂いのする中を歩く。
・赤城山の扇状地のゆるやかな坂を旧・富士見村を歩いていく。当たりは広々した農地の中にぽつぽつと住宅地が並ぶ。途中で、雨は上がり、後ろを振り返ると前橋市街の夜景が見える。途中、国道353号沿いのコンビニで準備を兼ねて休憩をする。こんな所であまり見られぬ、しかも夜に登山の格好は目立つ。気恥ずかしい。
・国道353号から20分くらい赤城山に向けて歩くと民家は見られなくなり、あたりはすっかり山の中である。青年交流の家から先はゴルフ場の横を通るが、道は木に覆われ、鬱蒼とした雰囲気の道を延々歩く。途中、シカの群れに驚かされる。
・やっと、鍋割山登山口にたどり着く。ここで登山靴に履き替え、登山道に入る。スパッツは蒸れるから着用しなかったが、結果的には着用すればよかった(涙
・急な坂をすこしの間を登ると、前橋市街の方向に夜景が広がる。おおっと感嘆の声を上げる。今回の夜歩くことのご褒美はこれらしい。雨露のついた笹に触れてズボンが濡れるのに閉口しながら登る。途中途中岩乗り越えるなどするが、夜景は見えるし、聞いていたネットラジオには爆笑させらるしで、まったく飽きない。
・鍋割山の頂上に着く。関東平野が一望でき、両毛沿線の夜景を愉しむことができる。コンデジしかないが、三脚を固定し夜景を撮影する。空も雲がなく満点の星空で天の川もちゃんと見える。赤城道路からドリフトやってると思われる爆音が聞こえるのは閉口だが、でも来てよかった(感涙
・鍋割山から荒山へ進む。荒山あたりで4時くらいの到着予定で進んでいるので、日の出絡んだ面白い展望を愉しめるかと思ったが、荒山山頂は木に囲まれ、展望がなかった。残念。
・ここからモチベーションが停滞気味になる。夜歩いていると、必ずそういう時が出てくる。そんな訳で、荒山を降り、荒山中腹から小沼の間は道はなんだか遠く感じた。
・長七郎山からようやく登山道に変化つく。少しザレた道を登る。頂上まではそんなにかからない。広々とした山頂で眺めも良い。が、雲が多く赤城の山々しか見えない。昔、「長七郎江戸日記」っていう番組あったなぁ。気になって山頂名の由来を調べたら、一説には松平長七郎から取られたというのもあるらしい。ほんとかよー。そもそも長七郎本人自体が架空の人物らしいです(笑
・長七郎山から小沼へ下り、地蔵岳だけへと向かう。こちらは登山口から階段が連なる。汗をかきかき登る。山頂から大沼を取り囲む山々が良く見える。遠めに武尊山が見えるがイマイチハッキリしない。お地蔵様が並んでいたが、すべて首が無い。手を合わせて、下山する。その下山が一番気を使った。浮石に滑りやすい土・・・ホント勘弁して欲しい。
・赤城の山めぐりは一旦舗装路を経由しなければいけないところが鬱陶しい。大洞の土産屋を通り抜け、赤城神社に参拝してから、赤城最高峰黒檜山に臨む。赤城神社で手を合わせて霊験あらたか、黒檜山への急坂がスイスイ進む(笑
・黒檜山山頂にたどり着く頃には雲が出始める。山頂の先の展望ポイントからの展望はあまりなった。残念。気力が回復している内に、稜線歩きが楽しいこともあり駒ヶ岳を制してしまう。
・2014年度版の山と高原地図では駒ヶ岳から鳥居峠へと伸びる道の記述は無いが、秘かに期待して行ってみると、かなり明確な道が伸びているではないか。これはラッキーと迷わず尾根を直進し、鳥居峠へ降りる。時間の節約になった。
・鳥居峠からケーブル跡の長い階段を下りる。800段くらいあるらしい。一部で崩落が進んでおり、階段の終わりのほうは完全に崩れている。御神水も何だか荒れていて、過去の写真をWEBで探して見たが、今と違う。こういう所にも山岳信仰の衰退を感じる。
・人気の無い利平茶屋まで降りてくると、ホッとする。あとは長い舗装路歩きとなる。利平茶屋の辺りは魅力的な綺麗な沢が流れている。適当な場所を探し出し、沢に足を浸しクールダウンをする。幸せだ〜
・あとは一の鳥居を見て、水沼駅に歩くだけ。だが、一の鳥居は無かった!!取り壊されてしまったようだ。昔はここまでバスが走っていたが、それもデマンドタクシーに転換されて廃止となっている。デマンドタクシーは外部の人間は非常に使いづらい。下田沢の集落付近に、そのデマンドタクシーの乗り場で「赤城登山口」という名称が出てくるが、名前が残っているだけのようである。こんな所に登山道があったら、私なら喜んで登ってしまうけどね(;^_^A
・水沼駅に到着すると、楽しみにしていた温泉に入る。最近NHKで崖ぷっちの状況だと番組で取り上げられていた。前々からわたらせ渓谷鉄道乗った際には寄っていた温泉なので、なんとか頑張って欲しいなぁと思う。Facebookを覗くと、荒神山とセットでイベントを繰り出し奮闘しているみたい。今度、荒神山登る時は嫁さん誘って立ち寄ってみよう。
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