東天狗岳・蓼科山
- GPS
- 26:29
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 2,143m
コースタイム
- 山行
- 3:17
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:12
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:14
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:52
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:07
天候 | 4/29:くもり,4/30:雨,5/1:雨,5/2:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【信玄棒道】蓼科山登山口からの入口に、”通り抜け不可能”との表示あり。私有地があるから、と。写真参照。 【笹藪】雨池北から林道へ降りるの直前(だったかな?)局所的に背丈ぐらいの藪漕ぎがあります。一瞬で終わりますが。 |
その他周辺情報 | 【大河原峠】トイレはシャッターが降りて使えなかった(5月1日)。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
備考 | カメラのレンズ拭きを持っていくべきだった。 |
---|
感想
4日間の縦走は初めて。体力を考えて緩めの日程(普通1~2泊のところ3泊)にしましたが、それで正解でした。
最終日の予定は決め打ちしないで、3日目までの状況でどうするかを前日に決定するプラン。3日目、天狗岳の下りで疲れ切っていましたが、お風呂も入れたし、ネットで蓼科山荘を予約、蓼科山登頂を目指します。それが結果的には大正解で、前日までの雨天とはうって変わった晴天で、蓼科山頂からの素晴らしい眺めも含め、気持ちの良い登山となりました。
辛かったのは天狗岳。下りで風雨が強まると、メガネが曇り結局外す羽目に。岩があるのは見えるが、その丸みがいまいちハッキリ見えず、足の置き場を一層慎重にせざるを得ませんでした。
また、レインのフードのフィッテイングが良くなく、帽子、頭髪まで濡れそびてしまい、風邪を引くのが心配になりました。
また、一眼レフの台座が緩んでピークデザインのホルスターに嵌まらなくなり、ストラップで首からぶら下げた状態。ゆらゆら揺れるし、モンベルのカメラ覆いで覆ってはいるものの、そもそも防水ではなく、布をしっかり巻き付けなかったこともあり、結構濡れてしまった。レンズが濡れ汚れて、以降の行程では一眼は(最後のバス停以外)使えなかった。カメラ用防水スタッフバッグも持ってきてはいましたが、すでにカメラは十分濡れてしまっていて、今更この風雨の中ザックから取り出そうという気にはなれませんでした。
黒百合ヒュッテに戻って、カメラ覆いを絞ると濡れ雑巾のように水が滴り落ちました。
また、登山靴の防水性能が破損しているらしく(ゴアメンブレンがどこかで傷んでいると思われる)、靴中へ浸水して足が冷たく気持ち悪い状態が続きました。
雨中の山行は何回か経験してしますが、こんな不測の事態が立て続けに起こったのは初めてで、しかしまあ、命の危険はない範囲でしたので良い経験ができたと思います。次はそうしたトラブルを回避/想定した準備をしましょう。
<残雪状況>
4月30日
【渋の湯->八方台分岐】雪無し。夏道。
【八方台分岐->黒百合ヒュッテ】残雪がシャーベット状またはアイスバーン。チェンスパあった方が良い。
5月1日
【黒百合ヒュッテ->中山峠】残雪はあるが、平坦であり、チェンスパは必須ではない。
【中山峠->東天狗岳】積雪かなりあり。チェンスパ若しくはアイゼン必須。2550m付近には残雪というかかなりの積雪。引き返そうかと思ったぐらい。ここだけピッケル使ってもよいぐらい。上りだからなんとかチェンスパとストックで行けた。下るのは難儀しそう。
【すりばち池分岐->黒百合ヒュッテ】(天狗の奥庭ルート)雪はなし。その代わり岩ゴロで極めて歩き辛い。
【中山峠->高見石小屋->白駒池】残雪あり。チェンスパあった方が良いと思う。わたしはずっと装着してました。
5月2日
【白駒池->茶水池->雨池->双子池ヒュッテ】部分的に多少残雪ありますが、そもそも平坦な道が多く、チェンスパは必要なかった。
【双子池ヒュッテ->双子山->大河原峠】南東面であり雪はほぼない。
【大河原峠->将軍平】少し上ったところからかなりの残雪。チェンスパあった方が良い。
5月3日
【将軍平->蓼科山頂】前夜降雪あったようで、それなりの雪量。傾斜もかなりあり、チェンスパ必須。ただ、岩ゴロの間を雪が埋めており、むき出しの夏道よりは登り易かった(と思う)。
【蓼科山頂->蓼科山登山口】残雪なし。山頂ヒュッテ直前でチェンスパ脱いでそのまま下山。岩ゴロむき出しで上りより余程時間かかった。
<ルートミス>
4月30日
唐沢鉱泉分岐で間違って唐沢鉱泉方面へ下りかけてしまった。八方台分岐から黒百合平までは直進あるのみで間違えるはずないと高を括っていたところ、唐沢鉱泉方面へ降りていく登山者を先行者(黒百合平に向かう人)と思い込んでしまったのが原因。緩い上りのはずなのに、下りが長く続くので間違いに気づいた。40分強のタイムロスで、この日の天狗岳登頂を諦める主因となる。
5月1日
高見石小屋から白駒池へ向かうはずが、間違って中山へ戻る道に入ってしまった。小屋のすぐ西側にある道が見えていなかったことが原因。
5月2日
雨池の東岸を北上中、登山道から少し外れてしまい(2076m付近)、もとのルートに戻るのにちょいと手間がかかった。原因はよく分からない。
<転倒>
5月1日
中山峠から天狗岳へ向けて足を踏み出した直後、スリップに因る転倒。右膝を痛めてしまった。
5月2日
茶水池から雨池へ向かう途上、沢を渡った直後の木道でスリップに因る転倒。幸い怪我はなし。
5月4日
蓼科山頂から下る途中、登りの人との行き違いのタイミングで足の置き所が悪かったせいで転倒。怪我はなかったが、ストック(アルミ製)を片方折り曲げてしまった。
<出逢い>
4月30日
黒百合ヒュッテ前のベンチで休憩中のインスタグラマーみほさんをお見かけした(声はかけなかったが)。
5月1日
風雨の東天狗岳山頂で、ベテラン登山家のSさんと。Sさんの助言に従って下りは天狗の奥庭ルートを取ることに。西天狗岳もSさんが行かないというのでわたしも行かなかった。どちらも正解だったと思う。わたし一人だったら相当な困難に逢着していたでしょう。
5月2日
白駒荘大部屋同泊の方。耳栓していたせいで起床のアラームになかなか気付かずに申し訳ありませんでした(別に何か言われたわけではないですが、わたしが悪い)。
5月3日
蓼科山荘で同泊の男性二人組。昔の山岳部の話やら興味深いお話を沢山聞かせて頂いた。蓼科山頂でもご一緒になり、晴天を喜び合いました。
また、蓼科山荘では一組のご夫婦とも同泊でした。会話の一端から大学の山岳部同士だったようで、歳月を経てもずっと仲良く登山を続けているお姿に、夫婦の理想の形を見た思いがしました。翌日(わたしが親湯に行けなかったので)北八ヶ岳ロープウェイバス停でもご一緒になりました。
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