記録ID: 6958805
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ハイキング
奥多摩・高尾
倉沢集落跡から氷川鉱山を廃キング
2023年04月02日(日) [日帰り]
東京都
Bushmaster ��
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:38
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,503m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
倉沢は、かなり有名な廃村ですが、集落跡と言うより、奥多摩工業の社宅跡です。最盛期には200人位住んでいたらしいですが、2005年頃に建物は解体され、現在は屋敷が残るのみ。そこかしこに、往時を偲ばせる遺構があり、そこそこ楽しめます。倉沢のヒノキ経由でのアクセスが一般的ですが、今回自分が登ったような、適当なアプローチも可能です。オススメはしませんが。続いて向かいました、氷川鉱山(奥多摩工業氷川工業所)は、奥多摩のシンボルと言っても過言ではないでしょう。倉沢から行くには、床板の無い橋を通過しなくてはなりませんが、少し斜面を下れば橋を渡らずに、鉱山に行けます。とは言っても現役の鉱山の敷地内なので、奥多摩工業の人に見つかると怒られちゃうかも。かつて倉沢の社宅から作業員が通勤したのであろう道を進むと、旧選鉱所があります。現在、氷川鉱業所で採掘された鉱石は、曳鉄線で奥多摩駅近くの奥多摩工業氷川工場に運ばれ、こちらで選鉱処理されるため、氷川鉱業所の選鉱所は廃墟になっています。そこから少し下ると、かつて鉱石を運搬するために架設された、第一索道の原動停留所の跡があります。この索道は、専門業者に頼まずに、奥多摩工業の社内で設計施工されたためか、不具合多発でろくに稼働できず、諦めて第二索道を架設しています。しかし、第一索道の遺構は奥多摩の山中のあちこちに残っており、これを探索するのも、ちょっとした探検が楽しめます。ちなみに自分は第一索道の遺構は全線踏査済なのですが、生憎その時の画像やログを保存したHDDがクラッシュしてしまい、復旧できないまま放置してます。いつか復旧したい。 さて、廃キングに話しを戻して、廃墟探索の後は、一度行ってみたかった、氷川鉱業所の露天掘り斜面の上に登ってみました。途中までは鉱山道路の跡を歩けますが、採掘場付近は、いつ崩落するかわからないような急斜面で、手掛かりになるものも少なく、這いつくばって登りました。尾根にとりつければ、樹木も多く傾斜もなだらかになりひと安心できます。 |
写真
倉沢のヒノキ登り口の所に駐車。常識人なら、ここから倉沢のヒノキ経由で、倉沢集落跡に登りますが····
階段は続きます。上の方には、奥多摩工業の社宅が建ち並んでいたそうです。
最盛期には200人位住んでいたらしいですが、昭和33年に日原寮(現在は廃墟ですが)ができてから転出が進み、昭和40年代に無住になったらしい。その後倉沢出身の坂和さんが、一人で住んでいましたが、亡くなられた後、2005年頃に建物は全て解体され今は何も残っていません。氷川鉱山の方にも行ってみます。
4/2 7:20
最盛期には200人位住んでいたらしいですが、昭和33年に日原寮(現在は廃墟ですが)ができてから転出が進み、昭和40年代に無住になったらしい。その後倉沢出身の坂和さんが、一人で住んでいましたが、亡くなられた後、2005年頃に建物は全て解体され今は何も残っていません。氷川鉱山の方にも行ってみます。
氷川鉱業所の作業場を見下ろす。多摩川を挟んで向かい側には、とぼう岩が見えます。
少し下ると、第一索道の原動停留所跡。道をさらに下ると、曳鉄線の停留所があるのですが、そこまで行くと不法侵入でタイホされるかもしれません。
1
4/2 8:17
少し下ると、第一索道の原動停留所跡。道をさらに下ると、曳鉄線の停留所があるのですが、そこまで行くと不法侵入でタイホされるかもしれません。
支索を巻きつけるドラムと、でかいモーター。実は第一索道は設計ミスで不具合多発の為、稼働期間は短い。後に別ルートに架設された第二索道が、曳鉄線ができるまで、鉱石運搬の主力でした。機械類も外され、専ら事務所として使われていたようです。
4/2 8:22
支索を巻きつけるドラムと、でかいモーター。実は第一索道は設計ミスで不具合多発の為、稼働期間は短い。後に別ルートに架設された第二索道が、曳鉄線ができるまで、鉱石運搬の主力でした。機械類も外され、専ら事務所として使われていたようです。
選鉱所の付近にあった、アーティキュレート型ダンプ。一般のものより小回りが効くので、鉱山やトンネル工事に使われます。
露天掘り斜面の上に到達。下に日原の集落が見えます。崩落地にしか見えませんが、放っておいても大丈夫なんでしょうか。
尾根にとりつきました。なんと、目印のテープがあります。誰が来るんだこんなところ。
！！彼(彼女かも)は、こっちに来たかったようで、しばらくウロウロしていましたが、多摩川に下っていきました。
昔の抗口。ポンプか何かが動いている音がします。まだ、管理されているようです。
奥に見えるのは旧日原トンネル。その向こうの斜面は、氷川鉱山の大崩落地。
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