光岳 静寂

- GPS
- 15:45
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,539m
- 下り
- 2,543m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:40
| 天候 | 初日 晴れ後曇り、2日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きは『はんば亭』とナビでセットします。そこから先は迂回ルートの看板(南アルプスとか書かれてます)が出てきます。ただし道が狭く夜だと急なカーブは先が見えずハンドルをどれほど切っていいか分からず、何度か切り直しました。また夜行性の鹿や狸、うさぎやテンが車道に飛び出してきます。最後の20分ほどは穴や石が散見する悪路になります。 帰りは昼間だったので工事のトラック2台、軽自動車1台とすれ違い、トラックはバックしてもらいスレスレすれ違えるという状況でした。芝沢ゲートは大変でした |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ樹林帯。 下りでは易老渡橋手前1時間が砂礫混じりの小石の下りがいやらしい。 センジヶ原の水場は雨が降らないと枯れるそうです。 累積は初日に確認したら登り累積は2220mでした |
| その他周辺情報 | 蕎麦処村の茶屋 地元の野菜の天ぷらそば 1100円 ぶどうの葉の天ぷらなど珍しい野菜の天ぷらでした クーラーはありませんでしたが沢沿いの風が家の中を抜けていくのが心地よかったです https://tohyamago.com/stay_and_eat/muranochaya/ 信州まつかわ温泉 清流苑 大人500円 アルカリ性の強い温泉で、美容液みたいな泉質です。併設のレストランで食事ができます https://www.seiryuen.jp/ |
写真
感想
高い樹林帯に囲まれてるためか、鳥の鳴き声ばかりが聞こえる。あとは静寂。
南アルプスの縦走路の最終点で、平日ということもあるためかもしれない。耳の中で脈打つ音がわかる。
昨日、歩き始めはゴウゴウと荒々しい南アルプスの沢の横を歩いてきた。登山口の入り口に『熊 出没注意』の看板。注意書きでは鈴を持つこと、団体行動する事などが書かれている。ザックに付けてきた笛をピーピーッと何度か吹くけれど、鹿の声に似ていて心許ない。笛を吹かなければ風もないから音もなく静かな森だ。
直登で湿度もあるから顎から汗が落ちる。樹林帯の登山道は細くクネクネとして、休みたくても休ませてくれない。三吉ガレの明るい平地に出てようやく休めた。
先ほどのような暗めの樹林帯は終わり、明るいダケカンバが枝を伸ばし、シダの葉がキラキラしてる。
静高平の水場は山と高原地図ではよく枯れているとあるが、チロチロと音を立てて出ていた。シャワーを浴びたように汗でビショビショになっていたので、杓に水を汲み頭にかけてみた。冷たくて心地よくて3度ほどかけ、その後は腰を下ろして髪から滴り落ちる水滴を絞りながら水音に耳を傾けた。
今夏一の目玉にしていた荒川三山だったが週末に天気がすぐれずキャンセルした。木金は天気が良く、光小屋を見ると空きがあったので前日に予約し、急いで支度して家を出た。深南部で団体客を受け入れない光小屋。芝沢ゲートへのアクセスも少し興味があった。
雲が湧き上がってきた。湿原の中の木道の先に光小屋が見えた。光岳は展望がない山頂。曇りも関係ないのがいいのか悪いのか。笑
展望と光岳の由来の光石へ行ってみる。深い緑の森に縁取られ突然ポコンと白い岩がそびえる。ヘンゼルとグレーテルも月の光を受けて光る白い石を置いて森を抜け家に帰ろうとした。光石も月夜では光って見えるのだろう。光石の周りだけ花の種類が多かった。
小屋に戻り少しウトウトしてたら夕食になった。美味しい豚汁でおかわりした。生姜が効いていて足先までポカポカになって、久しぶりに朝までぐっすり寝れた。
翌朝は快晴。こんなに大きな富士山が雲に隠れてたのか!と驚く。中央の空木岳から奥穂高までよく見え、荒川から縦走してきたという若者はガスで荒川などでは山頂はガスに覆われてたそうで、これで心置きなく帰れますと笑っていた。
心配していた膝は4日前に追加の再生治療PRPを打ったためか痛みも出ず無事に下山できた。
再訪したかった清流苑の温泉に入れ満足の夏山スタートとなった
流れ星🌌














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