記録ID: 717774
全員に公開
講習/トレーニング
奥多摩・高尾
登山講習〜気象と安全管理〜
2015年08月22日(土) [日帰り]
くましかてん
その他3人
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,283m
- 下り
- 753m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
10:00
470分
スタート地点
17:50
ゴール地点
【気象】
観天望気
1)基本雲形10種
巻雲(すじ雲)、巻積雲(いわし雲)、巻層雲(うす雲)、高積雲(ひつじ雲)、高層雲(おぼろ雲)、乱層雲(あま雲)、層積雲(うね雲)、層雲(きり雲)、積雲(わた雲)、積乱雲(にゅうどう雲)の10種(基本雲形・国際的基準)。
〈高層雲〉7000m〜10000m以上
巻雲(すじ雲)
巻積雲(いわし雲、うろこ雲)
巻層雲(うす雲)
〈中層雲〉2000m〜7000m
高積雲(ひつじ雲、まだら雲)
高層雲(おぼろ雲)
〈下層雲〉2000m以下
乱層雲(あま雲)
層積雲(うね雲)
層雲(きり雲)
積雲(わた雲)
積乱雲(にゅうどう雲)
2)雲以外の現象と天候
ブロッケン現象
麓の音
谷風・山風
南風
【安全管理】
1)登山前準備
出発の3日前から気圧配置の動向把握。
現地の最新情報
設定ルートのシミュレーション
準備体操:ストレッチ。
歩行前点検
危急時対応策
2)行動時
登山計画書提出(登山ポスト、宿泊先)
ペース配分、休憩
行動食摂取
飲料補給
危険予測
急勾配の岩稜登高・下降
落石時の「ラーク!」
自動車道(林道)横断
他のパーティとの情報交換
熱中症、熱射病、低体温症対策
落雷時の対応
【遭難】
起因具体例
“もう間もなく広河原小屋に差し掛かったのが昼近く。地図上で見ると、正しいルートはこのあたりから右へ迂回するようにいったん上がっていっている。あとでよく考えてみて、「たぶんここで道を間違えたんだろう」と島田は言う。雨水が真っ直ぐ流れている水路がルートのように見え、そちらに踏み込んでいってしまったのである。”
“池山吊尾根の分岐の手前で、胃の中のものをすべてもどしてしまった。激しい疲労のため、胃が食物を消化できなくなっていたのだ。” “(翌日)当初は、昨日下ってきた道を池山吊尾根の分岐まで登り返すつもりだった。しかし、山荘の前に立っていた「八本歯へのトラバース道」という標識(前日見た標識とは別のもの)を見て、気が変わった。急な稜線の道を登り返していくことが億劫に思われ、楽そうなトラバース道を行くことにしたのだ。まさかこの判断が遭難のプロローグになるとは、思いもしなかった。”
“(登頂時)ただ、一ヶ所だけ、「嫌らしいな」と感じた箇所があった。セビオス岳から中の岳へ向かう途中のクサリ場の手前に雪が豊富に残っており、「なんかここだけ、ルートがわかりづらいなあ」と思ったのだ。” “その下山途中で道に迷った。だが、迷ったことに気づいたときは、コースを外れてまだそれほど時間が経っていなかった。「あ、これ違う」と思ったときにすぐ引き返せば、正しいルートにもどれたはずである。なのに吉田はそれをしなかった。「すごくきれいな川があったんです。新緑と川の流れが美しく、ほとんど天国みたいなところでした。そこがまた遊歩道のようになっていて、しばらくは歩いていけちゃうんですよ。ええ、道を間違えていることはわかっていました。自分でも『あ、これ、はまってる、はまってる』って、思いましたから。でも、引き返せなかったんです。」”
スズメバチ
■毒針は、鋸状の細かい刃が密生した2枚の尖針が刺針の外側を覆うという構造で、この尖針が交互に動くことにより、皮膚のコラーゲン繊維を切断しながら刺さっていく。ミツバチと違い一度刺しても毒袋ごと毒針が抜けることはなく、自身が死ぬことはない。毒液が残っている限り何度でも刺してくる。
■毒液は空中から散布することもある。散布された毒液は警報フェロモンの働きをし、仲間を集めて興奮させるため、集団で襲ってくる。早急にその場から離れるのが望ましい。目に入ると失明する他、皮膚に触れると炎症を起こす。
■毒液は様々な微量の生理活性物質の混合物で、「毒のカクテル」と呼ばれる。
・ヒスタミン - 炎症作用を持つ
・神経毒(セロトニン、アセチルコリン)- 量が多いと呼吸不全や心肺停止の原因となる
・ペプチド(ホーネットキニン、マストパラン、マンダラトキシン、ベスパキニン) - アナフィラキシーショックの原因となる
・タンパク質(細胞膜を分解するホスホリパーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ) - これもアナフィラキシーショックの原因となる
行動上の注意点
■スズメバチ類は防衛行動のため、巣や縄張りから10m以内に近づくと警戒行動をとり接近者の周囲を飛び回る。好戦的な性格であるため非常に危険である。蜂の接近に驚いて声高に騒いだり、はたき落そうとしたりすると、却って蜂が興奮してさらに危険度が増す。
■スズメバチは巣に近づいたり蜂と睨み合ったりなどすると左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してくることもあるがこれは最後の警告の段階であり、その場から立ち去らないと、仲間の蜂を呼び寄せて集団で攻撃してくる(実際は無警告でいきなり集団攻撃してくることが殆どである)。
■秋季には、集団攻撃によってミツバチや他種のスズメバチの巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫やさなぎを自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとるが、行動中はそれらの巣もまた自らの巣と同様に防衛行動の対象とするので、危険である。
■香水や黒い服もスズメバチを興奮させる恐れがあるので、夏・秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控える。香水には、しばしばスズメバチ類の警報フェロモンと同じ物質が含まれている。特に多くの果物にも含まれている2-ペンタノールは、オオスズメバチの場合、最も活性が強いとされている。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫やさなぎの捕食者として攻撃標的とするからである。ヒトを含む大型哺乳類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることから、黒色あるいは暗色部分を識別することによって攻撃行動を活発化させる。実際、スマトラのヤミスズメバチは人の目を狙って刺しにくることが多く、刺された場合には失明することも多い。
■アウトドアでの飲食する場合に、飲んでいる最中に一時手を離して放置された清涼飲料水やアルコール飲料の缶内にスズメバチが潜り込み、再度飲もうとする時に口などを刺される事故がある。活動に必要な糖分を求めてビールや缶チューハイとなどのアルコール飲料や、各種清涼飲料水に誘引されるので、飲まないときはスズメバチを寄せ付けないよう注意を払う必要がある。
■近距離まで飛んで来たら、静止しているのが良いが、スズメバチは上下の動きが苦手なので、仕方なく避ける時は上下に動くと刺される可能性が低くなる。
■腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくることがあるので、注意して扱う必要がある。
マムシ
毒
咬傷による死亡率は高くないが、年間約3,000人が被害を受け、死者は5 〜10名程度とされる。小型であるため毒液量が少ないことや、基本的に出血毒であり神経毒が少ないため、効果が局所的に留まり身体全体を冒さないためである。しかし、量は少ないが毒性はハブよりもはるかに強く、ハブの2 - 3倍はあるので、充分な注意が必要である。
ニホンマムシの毒は出血毒が主成分で、コブラと同様な神経毒も含有している。
おもな成分と作用は、
・ブラジキニンを遊離する酵素:末梢血管の血管拡張を行い血圧を降下させる。
・ホスホリパーゼA2:溶血作用に関与する。
・トロンビン様酵素:細胞膜を溶解する酵素や血液凝固系に作用する。
・アリルアシダーゼ、エンドペプチダーゼ:タンパク質分解酵素で、咬傷部の骨格筋変性に作用する。
・出血因子:毛細血管に作用し、強力に体内出血を誘発する。
・希に、眼瞼下垂、外斜視、四肢の筋力低下、換気障害などの筋無力症状を呈する。
などである。
ウルシ
ウルシかぶれ
本種をはじめ、近縁種はアレルギー性接触性皮膚炎(ウルシかぶれ)を起こしやすい。ウルシオールという物質によるもの。人によっては、ウルシに触れなくとも、近くを通っただけでかぶれる。また、山火事などでウルシなどの木が燃えた場合、その煙を吸い込むと気管支や肺内部がかぶれて呼吸困難となり、非常に危険である。
ニホンイノシシ
雌雄共に下顎の犬歯が発達して牙状になっており、雄は特に長い。雄の牙は生後1年半ほどで確認できるようになり、半月型に曲がった形で終生成長を続け、最大で15cmほどまでになる。上顎の犬歯も大きく、それが擦り合わさるよう下顎の犬歯が生えているため、常に研磨された状態の牙は非常に鋭い。ただ、この牙は後方に湾曲しているため、攻撃用というよりもむしろ護身用である。
ツキノワグマ
日本ではツキノワグマが大量出没した2004年には全国で109人(うち死亡者2名)、2006年には145人(うち死亡者3名)、2010年には147人(うち死亡者2名)の被害者が報告されている。出没は森林内はもとより、森林と人間の居住エリアとの境界付近で、出遭い頭であることが多い。
■活動時間帯は黎明薄暮。非常に規則正しい。
■笛や鈴を必ず携行するなど、人間の存在をクマに知らせることが重要である。
■クマは背中を見せて逃げるものを追う習性があるため、出遭ってしまったときは、静かに後ずさりすべきである。
■熊は死肉を食す習性もあり、遭遇したときに死んだふりをするというのは、イソップ寓話『熊と旅人』の話の一部で、自ら死を招くような行為である。
■最終的に襲われたら、うつ伏せになり、急所となる内臓を隠し、うなじ(頚動脈)は手で隠し、刺激しないよう声を殺し、脚ぐらいは“噛ませてやる”覚悟が必要である。
■青色LEDが熊除けにも効果があるのではないかと試験中である。(既にイノシシには効果があらわれている)
観天望気
1)基本雲形10種
巻雲(すじ雲)、巻積雲(いわし雲)、巻層雲(うす雲)、高積雲(ひつじ雲)、高層雲(おぼろ雲)、乱層雲(あま雲)、層積雲(うね雲)、層雲(きり雲)、積雲(わた雲)、積乱雲(にゅうどう雲)の10種(基本雲形・国際的基準)。
〈高層雲〉7000m〜10000m以上
巻雲(すじ雲)
巻積雲(いわし雲、うろこ雲)
巻層雲(うす雲)
〈中層雲〉2000m〜7000m
高積雲(ひつじ雲、まだら雲)
高層雲(おぼろ雲)
〈下層雲〉2000m以下
乱層雲(あま雲)
層積雲(うね雲)
層雲(きり雲)
積雲(わた雲)
積乱雲(にゅうどう雲)
2)雲以外の現象と天候
ブロッケン現象
麓の音
谷風・山風
南風
【安全管理】
1)登山前準備
出発の3日前から気圧配置の動向把握。
現地の最新情報
設定ルートのシミュレーション
準備体操:ストレッチ。
歩行前点検
危急時対応策
2)行動時
登山計画書提出(登山ポスト、宿泊先)
ペース配分、休憩
行動食摂取
飲料補給
危険予測
急勾配の岩稜登高・下降
落石時の「ラーク!」
自動車道(林道)横断
他のパーティとの情報交換
熱中症、熱射病、低体温症対策
落雷時の対応
【遭難】
起因具体例
“もう間もなく広河原小屋に差し掛かったのが昼近く。地図上で見ると、正しいルートはこのあたりから右へ迂回するようにいったん上がっていっている。あとでよく考えてみて、「たぶんここで道を間違えたんだろう」と島田は言う。雨水が真っ直ぐ流れている水路がルートのように見え、そちらに踏み込んでいってしまったのである。”
“池山吊尾根の分岐の手前で、胃の中のものをすべてもどしてしまった。激しい疲労のため、胃が食物を消化できなくなっていたのだ。” “(翌日)当初は、昨日下ってきた道を池山吊尾根の分岐まで登り返すつもりだった。しかし、山荘の前に立っていた「八本歯へのトラバース道」という標識(前日見た標識とは別のもの)を見て、気が変わった。急な稜線の道を登り返していくことが億劫に思われ、楽そうなトラバース道を行くことにしたのだ。まさかこの判断が遭難のプロローグになるとは、思いもしなかった。”
“(登頂時)ただ、一ヶ所だけ、「嫌らしいな」と感じた箇所があった。セビオス岳から中の岳へ向かう途中のクサリ場の手前に雪が豊富に残っており、「なんかここだけ、ルートがわかりづらいなあ」と思ったのだ。” “その下山途中で道に迷った。だが、迷ったことに気づいたときは、コースを外れてまだそれほど時間が経っていなかった。「あ、これ違う」と思ったときにすぐ引き返せば、正しいルートにもどれたはずである。なのに吉田はそれをしなかった。「すごくきれいな川があったんです。新緑と川の流れが美しく、ほとんど天国みたいなところでした。そこがまた遊歩道のようになっていて、しばらくは歩いていけちゃうんですよ。ええ、道を間違えていることはわかっていました。自分でも『あ、これ、はまってる、はまってる』って、思いましたから。でも、引き返せなかったんです。」”
スズメバチ
■毒針は、鋸状の細かい刃が密生した2枚の尖針が刺針の外側を覆うという構造で、この尖針が交互に動くことにより、皮膚のコラーゲン繊維を切断しながら刺さっていく。ミツバチと違い一度刺しても毒袋ごと毒針が抜けることはなく、自身が死ぬことはない。毒液が残っている限り何度でも刺してくる。
■毒液は空中から散布することもある。散布された毒液は警報フェロモンの働きをし、仲間を集めて興奮させるため、集団で襲ってくる。早急にその場から離れるのが望ましい。目に入ると失明する他、皮膚に触れると炎症を起こす。
■毒液は様々な微量の生理活性物質の混合物で、「毒のカクテル」と呼ばれる。
・ヒスタミン - 炎症作用を持つ
・神経毒(セロトニン、アセチルコリン)- 量が多いと呼吸不全や心肺停止の原因となる
・ペプチド(ホーネットキニン、マストパラン、マンダラトキシン、ベスパキニン) - アナフィラキシーショックの原因となる
・タンパク質(細胞膜を分解するホスホリパーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ) - これもアナフィラキシーショックの原因となる
行動上の注意点
■スズメバチ類は防衛行動のため、巣や縄張りから10m以内に近づくと警戒行動をとり接近者の周囲を飛び回る。好戦的な性格であるため非常に危険である。蜂の接近に驚いて声高に騒いだり、はたき落そうとしたりすると、却って蜂が興奮してさらに危険度が増す。
■スズメバチは巣に近づいたり蜂と睨み合ったりなどすると左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してくることもあるがこれは最後の警告の段階であり、その場から立ち去らないと、仲間の蜂を呼び寄せて集団で攻撃してくる(実際は無警告でいきなり集団攻撃してくることが殆どである)。
■秋季には、集団攻撃によってミツバチや他種のスズメバチの巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫やさなぎを自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとるが、行動中はそれらの巣もまた自らの巣と同様に防衛行動の対象とするので、危険である。
■香水や黒い服もスズメバチを興奮させる恐れがあるので、夏・秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控える。香水には、しばしばスズメバチ類の警報フェロモンと同じ物質が含まれている。特に多くの果物にも含まれている2-ペンタノールは、オオスズメバチの場合、最も活性が強いとされている。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫やさなぎの捕食者として攻撃標的とするからである。ヒトを含む大型哺乳類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることから、黒色あるいは暗色部分を識別することによって攻撃行動を活発化させる。実際、スマトラのヤミスズメバチは人の目を狙って刺しにくることが多く、刺された場合には失明することも多い。
■アウトドアでの飲食する場合に、飲んでいる最中に一時手を離して放置された清涼飲料水やアルコール飲料の缶内にスズメバチが潜り込み、再度飲もうとする時に口などを刺される事故がある。活動に必要な糖分を求めてビールや缶チューハイとなどのアルコール飲料や、各種清涼飲料水に誘引されるので、飲まないときはスズメバチを寄せ付けないよう注意を払う必要がある。
■近距離まで飛んで来たら、静止しているのが良いが、スズメバチは上下の動きが苦手なので、仕方なく避ける時は上下に動くと刺される可能性が低くなる。
■腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくることがあるので、注意して扱う必要がある。
マムシ
毒
咬傷による死亡率は高くないが、年間約3,000人が被害を受け、死者は5 〜10名程度とされる。小型であるため毒液量が少ないことや、基本的に出血毒であり神経毒が少ないため、効果が局所的に留まり身体全体を冒さないためである。しかし、量は少ないが毒性はハブよりもはるかに強く、ハブの2 - 3倍はあるので、充分な注意が必要である。
ニホンマムシの毒は出血毒が主成分で、コブラと同様な神経毒も含有している。
おもな成分と作用は、
・ブラジキニンを遊離する酵素:末梢血管の血管拡張を行い血圧を降下させる。
・ホスホリパーゼA2:溶血作用に関与する。
・トロンビン様酵素:細胞膜を溶解する酵素や血液凝固系に作用する。
・アリルアシダーゼ、エンドペプチダーゼ:タンパク質分解酵素で、咬傷部の骨格筋変性に作用する。
・出血因子:毛細血管に作用し、強力に体内出血を誘発する。
・希に、眼瞼下垂、外斜視、四肢の筋力低下、換気障害などの筋無力症状を呈する。
などである。
ウルシ
ウルシかぶれ
本種をはじめ、近縁種はアレルギー性接触性皮膚炎(ウルシかぶれ)を起こしやすい。ウルシオールという物質によるもの。人によっては、ウルシに触れなくとも、近くを通っただけでかぶれる。また、山火事などでウルシなどの木が燃えた場合、その煙を吸い込むと気管支や肺内部がかぶれて呼吸困難となり、非常に危険である。
ニホンイノシシ
雌雄共に下顎の犬歯が発達して牙状になっており、雄は特に長い。雄の牙は生後1年半ほどで確認できるようになり、半月型に曲がった形で終生成長を続け、最大で15cmほどまでになる。上顎の犬歯も大きく、それが擦り合わさるよう下顎の犬歯が生えているため、常に研磨された状態の牙は非常に鋭い。ただ、この牙は後方に湾曲しているため、攻撃用というよりもむしろ護身用である。
ツキノワグマ
日本ではツキノワグマが大量出没した2004年には全国で109人(うち死亡者2名)、2006年には145人(うち死亡者3名)、2010年には147人(うち死亡者2名)の被害者が報告されている。出没は森林内はもとより、森林と人間の居住エリアとの境界付近で、出遭い頭であることが多い。
■活動時間帯は黎明薄暮。非常に規則正しい。
■笛や鈴を必ず携行するなど、人間の存在をクマに知らせることが重要である。
■クマは背中を見せて逃げるものを追う習性があるため、出遭ってしまったときは、静かに後ずさりすべきである。
■熊は死肉を食す習性もあり、遭遇したときに死んだふりをするというのは、イソップ寓話『熊と旅人』の話の一部で、自ら死を招くような行為である。
■最終的に襲われたら、うつ伏せになり、急所となる内臓を隠し、うなじ(頚動脈)は手で隠し、刺激しないよう声を殺し、脚ぐらいは“噛ませてやる”覚悟が必要である。
■青色LEDが熊除けにも効果があるのではないかと試験中である。(既にイノシシには効果があらわれている)
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路:JR奥多摩線・御嶽駅 ケーブルカー・御岳山駅〜滝本駅 バス・ケーブル下〜御嶽駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々スリッピー。 |
その他周辺情報 | 駅、途中にトイレあり。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ロープ(1)
ツェルト(1)
ヘッドランプ(2)
コンパス(1)
高度計(1)
地形図(1)
ファーストエイドキット
行動食
コッフェル(1)
ガスストーブ(1)
ライター(2)
食器
ロールペーパー(1)
ウェットティッシュ(1)
ハーネス(2)
スリング(4)
カラビナ(8)
フリース(1)
ダウンジャケット(1)
レインウェア(1)
食料
飲料水
ナイフ(1)
ホイッスル(1)
健康保険証(1)
筆記用具
|
---|
感想
前回の扇山は猛暑でしたが今回は高湿度で参加者の疲労は著しかった。
それでも約13キロの行程を全員乗り切り、ほぼ、講習内容もこなせたと思います。
次回9月26日はいよいよ“ロープワーク”の実地に入ります。
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訪問者数:449人
コメント
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電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
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利用交通機関:
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技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
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