ヤリ周回 ONE DAY (遣水観音山402m)


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 354m
- 下り
- 354m
天候 | 悔しいくらいによ〜く晴れた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
こちらの場所には以前旧の公民館があり、数年前に落雷による火災が発生し焼失してしまいました。 町住民の深く熱い要望により新たに「新公民館」が着工され無事完成いたしました。 今回は完成式典前日だった為、駐車を遠慮させていただきました。 建物向かいの路側帯に駐車。 10台程度は駐車可能。 尚、当会館及び駐車場は観光客や登山客にもご利用いただけるとの事です。 トイレも完備されています。 こちらも10台くらいは停められますよ。 詳しくはこちらの記事をご覧下さいませ。 http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20151005/CK2015100502000022.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
ない。 ただ・・・。 イノシシもしくはクマの捕獲用ゲージが仕掛けられていたので付近には生息している可能性がある模様です。 こんなのを見せられちゃうと生々しいよね。 ちょっと一人での行動は避けた方がいいのかもよ。 |
その他周辺情報 | 下山後は辰口温泉総湯「里山の湯」へお邪魔させていただきますた。 ここ良いわよ〜。 当施設はまだ新しく清潔感あふれる素敵な温泉です。 大浴場に加え露天風呂もごじゃいます。 料金は大人一人510円。 ボディソープ、シャンプー、コンディショナー完備。 http://www9.plala.or.jp/mitsu320/satoyamanoyu.html |
写真
地元小学校の児童登山でも親しまれている遣水観音山。
標高は402m。
お手軽にPEAKを踏みたいのであれば「遣水観音霊水堂」脇から登れます「遣水禅定道」からがポピュラーよ。
ゆっくり登ってもPEAKまで1時間も掛からないのでビギナーの方や親子連れのお方にもおススメできます。
Millerさん自身もいつまで経っても超ビギナーなのですけれど、今回は思い切ってぐるっと周回してみることにいたしますた。
画像の記されている時計周り(仏大寺町公民館前〜つくばね新道〜遣水観音山〜遣水禅定道〜仏大寺町公民館前)で行っちゃうよん。
それではGOっちゃえ!
里の道端に咲くお花の名前は自信がありませんがとても可愛いので思わずパチリしちゃう。
めでたく厳選なる審査を見事クリアー。
Millerさんの貴重なアップに採用しちゃおう。
貴女の美しさにヒトメボレっす。
うわっ!なんだなんだ〜!!!
こんなの初めて見ましたじょ。
これは、このお山の避難小屋かえ?
しかし屋根も壁も便所もないじゃないか。
う〜ん、冬は寒そう。
夏は容赦なく蚊が入ってきそうだし、雨宿りも出来やしないな。
中を拝見しますと何やら美味しそうな食べ物が用意されていますよ。
「どうぞ皆様でご自由に召し上がって下さい」ってな感じで置かれていますのよ。
これは能美市の「おもてなし」って事でしょうかね〜。
ま、折角ですからちょっと中に入ってみましょう。
「ガシャン!!!」。
ん!!!
扉が自動的に締まったじょ。
ほほう、こりゃ〜スゲェぜ。
ここで突然クマさんとまさかの遭遇をしても安全だわ。
こんなに頑丈な造りでは容易に中へ入って来れまい。
そのうち諦めてお山に帰るであろう。
実に素晴らしいじゃないか。
さぁ、私もそろそろ次に進まないと日が暮れちゃうな・・・。
ん?開かないゾ。この扉はどうやって開くの?
ちょっと誰か〜!!!
スタッフいないの〜!!!
なんだか物々しいですね〜。
付近には民家もあるって〜のに、ヤツはこの近辺にまで降りてきてウロチョロしているんでしょうか?
きっと農作物の被害や目撃事例等が発生しているからこういった仕掛けが設置されたと思われます。
お気軽に里山散策を楽しみにきたつもりでしたけど、いざこんなのを目の当たりにするとお山の危険意識をあらためて再認識させられますた。
皆様、気をつけましょうね。
ウチらが平和ボケしながら楽しんでいるどこのお山にもクマさんもイノさんも必ずいてますさかいな。
「つくばね新道4」の表示板が現れ遣水観音山の進行方向も記されている。
う〜ん、謎だ。
つくばね新道2及び3の標柱が途中に無かったじょ。
どこをどうワープしちゃったのかしら?
「まさか俺の彼女に男が出来たんじゃ・・・」みたいな気が重〜くなる程の悩み事でもないのでどうでもいいんですけど。
太田胃散を飲んで先に進もう。
(やっぱ気にしてんかよ)
ふむふむふむ、そうかそうか。
確かに新芽の天ぷらは旨い。
せやけど春先に森の中を歩いていても、いつも素通りしちゃって全く気付かない。
だってこの木のように「こちらがコシアブラです」ってな表記がないもんね。
(覚えられないし)
食える葉っぱ、食えない葉っぱの違いなんてさっぱり分かりません。
右手に開けた場所に辿り着いたじょ。
どうやらあれが今から目指すヤリだな。
ここからだとまだそこそこ距離があるぞ。
あのねヤリっつたって、槍ヶ岳みたいに尖っている山容をしているわけじゃないのよ。
ヤリはヤリでも遣水だから。
遣水って何?
「庭園などに水を導き入れて流れるようにしたもの」と言うことらしいんねん。
なんら山容とは関係ないのよ。
だってほら、誰かさんのやる気のない腹みたいにボテっとしちゃっている山容でしょ。
我が家では「ちょいとヤリに行ってくる」と言えばこのお山の事を言うのよ。
別にインチキでもペテンでもないからね。
こちらのお方は色といい、形といいナメコさんのような気がするんですけど・・・。
しかしですよ、もしこちらがナメコさんでしたら普通鍋料理に入れないですよね。
キノコの業界は奥が深いので八百屋以外では手が出せません。
道脇の一画を広く狩り払われたpointに出ますた。
「どうぞ眺望をご覧下さいませ」ってな感じでね。
せやけど「見えるお山がどうしたって?」ってなくらい同定が出来ません。
「だから何?」ってな事くらいしか感情が湧いてきませんわ。
いかにも悪そうなヤツと遭遇しました。
なんですかこのイボイボは?
多種多様の獣がひしめく山中でありながらこの堂々たる容姿を保っていられるくらいですから明らかにデンジャラスマッシュルームの一味でしょう。
触らぬ神にたたりなし。
次行ってみよう。
陽が刻々と短くなってきましたね〜。
特に朝晩は徐々に冷え込んできていますけれど、日中は過ごしやすく推移しています。
時刻は夕刻前に差し掛かっていますけれど、こうして森の中にいても木々が風を遮ってくれて寒さは全く感じない。
おまけに陽が差し込んできているのでポカポカするくらいでありますわ。
気持ちええじょ〜。
つくばね新道6pointはまたまた進行方向左側が開けている。
そちらに目をやりますと大都会金沢の摩天楼が見えますわ。
さぞやここからの夜景などは綺麗なのでしょうね。
ビルの最上階ラウンジでは今晩もJAZZをBGMに高価なワインを交わすおしゃれなひと時が展開されるのでありましょう。
「今日で君と付き合ってから3年となるね。そろそろどうかな?」、な〜んて言ってみて〜よ。
いかんいかん、日が暮れる前に降りなくてはならぬ。
先へ進もう。
道は最後の登りへと差し掛かる。
遣水観音山402mの頂に到着いたしますた。
鎖場もハシゴも登らなくても良いPEAKであります。
って言うか、気がついたら到着しちゃったってな場所ですわ。
別にヒ〜ヒ〜ハ〜ハ〜もありません。
ホントにゆる〜い傾斜の道ですた。
頂上には二等三角点点名「鍋谷」があります。
ここにはこのお山のシンボル的存在の展望デッキがございます。
本日このお山で出会ったお方は一人もいません。
この素敵な愛のステージも独占しちゃいます。
素敵ですね〜。
こういった場所では好きなあの子と来たいもんです。
一人でここに訪れてこようもんなら「ねえねえ見てみて。あの人、きっと彼女いないんだわ・・・。くら〜い。」と、いらない詮索をされてしまいそうです。
Millerさん、今日も一人です。
彼女欲しいです。
こちらの遣水禅定道をご利用されますハイカーさんは非常に多い。
ぷらっとPEAKを踏むにはとてもお手軽で道もよく整備されています。
画像のように要所要所には山頂までの距離が記されていますので心の励みになりますわね。
旧ナチスドイツ帝国空軍機から投下された爆弾が被弾されましたようであります。
(え〜うそぉ、確かその時も我が国と同盟国じゃなかったっけ?)
そうだよ、同盟国がそんな事しやしないよ。
それじゃ〜爆弾つったらおでんの具かえ?。
(おでんの具が空から落ちてくるか?)
そうだよ、同盟国がそんな事しやしないよ。
爆弾とは、昨日日本海北部で猛烈に発達した爆弾低気圧のことを示す。
気圧は944hpと正に台風並に発達しますた。
全国的に防風が吹き荒れ、ここ遣水観音山の登山道脇にあります木々も被害に遭われました。
道には倒木が覆いかぶさり往来の妨げとなっていますたわ。
役場のお方、どうぞ対応してください。
Millerさん一人ではどかせませんですた。
無事に降りてまいりました。
登山口前には遣水観音霊水堂がございます。
平成の名水百選「遣水観音霊水」だそうです。
水汲み場にはご自宅の水道供給が止められた方たちで溢れかえっていますた。
(おいおい、何て事を言うんだよ・・・)
皆様はポリ容器5〜6本分GETされていかれますたよ。
皆様、水道料金をきちっと払いましょうね。
(だから違うちがう!!!。それは誤解だ)
ここから車までがまた遠いんだよ。
沢山の水をGETした方のお車が頻繁に行き来いたしますけれど、ポリ容器は乗っても他人が乗れるスペースなんざこれっぽっちもありません。
ヒッチハイク不可の無情の道を進むしかありませぬ。
車道脇には秋ならではの紫系のお花でてんこ盛り。
アキギリさんを代表して、ツリフネソウさんやツユクサさん、こちらのヒキオコシさんなどでいっぱいですた。
お陰で退屈にはなりませんですた。
装備
備考 | 里山ATTACK最強アイテムのスパイク長靴さんと防虫ネットさん。 誰がどう見ても役場職員か?と思われそうな作業服を着込んで挑む事にした。 |
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感想
今日は絶好のお天気ですたね〜。
Millerさんは本日単身であるお山に行こうと思い、夜中に目を覚ましていつでもスタンバイOKでありますた。
(ハニーちゃん、今日は可哀想に仕事人稼業は盛り込まれていましたの)
だが、ハニーちゃんから「今日はどこに行っても構わないけど、明日(日曜日)は一緒に白山の平瀬を登りたいからその分の体力は温存していてね」と釘を刺されますた。
「う〜ん、微妙」。
今日登りたいお山はけっこうマゾ系なんだよね。
日帰りは問題ないんだけど身体に受けるダメージが翌日以降も残るかもしれないの。
すると。
「俺、今日家で寝ているからハニーちゃん一人で平瀬行ってきて」となりうる可能性があるのだ。
これではハニーちゃんからのマゾを越えた仕打ちが待っているかもしれない。
「しょうが無い。今日は家にいよ。放ったらかしの唐松アップも残っているし・・・」。
「明日も天気がいいのなら、思い切り楽しめばいいジャン」。
こうして当初の想いは打ち砕かれた。
昼前には唐松アップも終わり、昼食を食べたらメッチャ暇になった。
ゴロゴロ大好きなMillerさんにも限界が訪れた。
「あ〜、暇すぎちゃって小児マヒになっちゃっいそうだわ。今からでもふらっと歩けるお山は無いものかしら?」。
シンキングタイム。
奥獅子吼、口三方岳、鞍掛山、大倉岳、鷹落山、倉ケ嶽・・・。
「う〜ん、どこも気乗りしない。今日はぐるっとヤリにでも行くとするか」。
これといった決定打はないが、ピストンでもないし、そこそこ距離もあるし、ほんでもって家から一番近いっつうのが決め手かな。
明日のウォーミングアップと思えば適度に汗もかけるだろうし。
晩飯に呑むお酒も美味しくなるでしょってことで決定した。
夕刻迫る尾根歩きがある意味新鮮で気持ち良かった。
ヤリ頂上から望む地元の街並みと日本海はいつ見ても落ち着くよ。
あ〜、石川県民で良かったばい。
コメント
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展望デッキのコメントみて「ハッ」としました。
もしかして、自分もいつも「あの人、いつも一人で白山来てるけど、きっと独身で彼女もいないんじゃないのぉ〜」って思われてるのかなって。
やっぱり人がいない雪山行くしかないのかぁ・・・
僕も白山の水場は好きですが、ミラーさんと違って水道料金は払っていますよ。
短時間でヤリ周回さすがですね!そう言えば昔所属していたハイキングクラブで鶴来初詣ハイクに参加したら、関東から転勤して来られた方がピッケルとアイゼン持参で集合場所に・・・ツルギ違いだって・・・・ちなみに私たちは長靴でしたっけ。里山歩きが楽しい季節になりましたね。
昨年行った時、能美市農協の方が、そこの川でイノシシをさばいていました。
「え〜こんなところで解体してしまうんだ〜」
犬を連れた猟師の方にも会いましたが、ほとんどは罠で捕獲するそうです。
イノシシは解体、クマは基本的には遠くに逃がすことになっているそうで、
なので、県内で食べられているクマ肉はほとんど県外産らしいです。
毎度、参考になるいいコメント。
今度ビバークするときは、クマよけに檻に入ってしまおう!
食事つきで快適そう
(ちょっとだけ、そう思いました。)
Sanchanさん、こんにちは。
ありがとうございます。
ふっふっふ。
お山の水汲みと言えばSanchanさん、アナタの事が直ぐに思い浮かびますたよ。
「ここの水はキンキンに冷えてとても美味いんだ!。家に持ち帰って美味しいコーヒーを楽しむとするよ」。
Sanchanさんもお一人でお山を楽しんでおられる際には、20Lポリ容器4本くらい背負っているんじゃないかしらって思っちゃったわ。
だってSanchanさん、めっちゃタフで元気だもん。
80Lくらいのお水泥棒をやんないと冬場のスキーの基礎体力が作れないよね。
せやけど水場でのオープン泥棒は紳士ではありませんね〜。
今度水場にブタさんの貯金箱を置いておきますので100円くらい入れて帰りましょうね。
syonenkさん、こんにちは。
ありがとうございます。
「ヤリ周回 ONE DAY!」。
このタイトルに結構だまされている人がおいでますかしら?
「ちっ!何だよこれ。ジャロに訴えてやろか・・・」と、今度の連休で槍ヶ岳を楽しみにされておられるハイカー様から舌打ち&貧乏ゆすりゼスチャーが目に浮かびます。
劔と鶴来ですか〜。
私はある意味鶴来の方が難易度は高いと思っていますよ。
日本語による表現の仕方って難しいですよね〜。
久しぶりに500にも満たないお山を歩きましたが、何だか「只今帰りました〜!」ってな気分になっちゃいましたよ。
この何とも言い難い妙に落ち着くほっこり感は2500を越える高山には無いですね〜。
naoさん、こんばんは。
ありがとうございます。
な、なんと!!!
イノシシ解体ショー♡ですって!!!
(いや、ショー♡とは申されていないな)
するって〜と何か、イノバラ肉やイノテール肉、イノトロ肉の極上の逸品にいたるまで分類されちゃって飲兵衛にはウハウハってこと?。
ビバーグするなら焼肉のたれと蚊取り線香と就寝前の愛読書に平凡パンチぐらいあるといいですね。
悪役キノコいいですね〜
自分が好きなやつです(笑
ラブ・ストーリーは突然に・・・
ナイスです!
nakkiさん、おはようございます。
ありがとうございます。
カンチです。
リカ役の女性をず〜っと待っているのですが中々現れません。
だからこのお山のPEAKに来る時はいつも一人二役を強いられます。
とは言え間違っても野郎同士での舞台には立ちたくはありません。
もっと変な詮索をされそうです。
「ねえねえ見て見て〜。あそこにいるオッサン二人。ひょっとしてホ○?。イヤ〜ン、キモ〜」。
ラブストーリーの野望はまだまだちぢく。
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