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Yamareco

記録ID: 7344096
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

一ノ倉沢本谷〜第四ルンゼ!

2024年10月12日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
カモノハシ その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
14:54
距離
15.8km
登り
2,231m
下り
2,229m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:24
休憩
3:24
合計
14:48
距離 15.8km 登り 2,231m 下り 2,229m
5:19
5:21
18
6:01
6:02
22
6:24
6:25
154
8:59
9:58
23
10:20
12:33
245
16:52
0
16:52
16:53
21
17:13
17:14
20
17:38
17:44
11
17:55
3
17:58
17:59
6
18:05
11
18:17
16
18:33
18:34
15
19:29
19:30
28
19:59
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4時に出たいと思ってましたが、なんだかんだで5時スタート😓
トイレ渋滞が酷かったのもあります💦登山指導センターで入れば良かった…
2024年10月12日 05:05撮影 by  iPhone XR, Apple
1
10/12 5:05
4時に出たいと思ってましたが、なんだかんだで5時スタート😓
トイレ渋滞が酷かったのもあります💦登山指導センターで入れば良かった…
この間行けなかったマチガ沢
2024年10月12日 05:37撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 5:37
この間行けなかったマチガ沢
クライミングできそうな岩だと思ったら所々支点がありました
辺なポーズの女体😯なに?
2024年10月12日 05:40撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 5:40
クライミングできそうな岩だと思ったら所々支点がありました
辺なポーズの女体😯なに?
一ノ倉沢到着! 圧巻の岩壁😊
モルゲンロートが美しい✨
2024年10月12日 06:00撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 6:00
一ノ倉沢到着! 圧巻の岩壁😊
モルゲンロートが美しい✨
トレランシューズのまま沢沿い歩いたらちょい滑って指擦りむきました😂
2024年10月12日 06:06撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 6:06
トレランシューズのまま沢沿い歩いたらちょい滑って指擦りむきました😂
南稜と中央稜もしばらくは同じ道なので沢沿い歩くなんておかしいと思ったら、左側にしっかり踏み跡と赤布がありました!
2024年10月12日 06:20撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 6:20
南稜と中央稜もしばらくは同じ道なので沢沿い歩くなんておかしいと思ったら、左側にしっかり踏み跡と赤布がありました!
超快晴☀️ワクワク☺️
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超快晴☀️ワクワク☺️
悪いところにはフィックスロープあり👍
2024年10月12日 06:29撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 6:29
悪いところにはフィックスロープあり👍
懸垂ポイント到着!
フィックスロープもありました🪢登り返す時用?
2024年10月12日 06:39撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 6:39
懸垂ポイント到着!
フィックスロープもありました🪢登り返す時用?
下降路
反対岸にはスタカットで登ってるパーティーもいます
下降路
反対岸にはスタカットで登ってるパーティーもいます
下降地点 全ての景色が美しい🤩
2024年10月12日 07:18撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 7:18
下降地点 全ての景色が美しい🤩
仲間の懸垂下降
2024年10月12日 07:21撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 7:21
仲間の懸垂下降
左の沢が一ノ倉沢本谷で、南稜は直進。
軌跡は直進して左、3ルンゼのパーティーも直進していたのでそちらの方へ導かれてしまいました…
左の沢沿いの巻きも悪いみたいですが、そちらに進まなければいけませんでした。
2024年10月12日 07:27撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 7:27
左の沢が一ノ倉沢本谷で、南稜は直進。
軌跡は直進して左、3ルンゼのパーティーも直進していたのでそちらの方へ導かれてしまいました…
左の沢沿いの巻きも悪いみたいですが、そちらに進まなければいけませんでした。
それにより初手からルートミス…
岩に打たれていた謎のリングボルトで懸垂下降し、悪いトラバースをしました
2024年10月12日 08:07撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 8:07
それにより初手からルートミス…
岩に打たれていた謎のリングボルトで懸垂下降し、悪いトラバースをしました
この斜度なので一応ロープ確保して行きました。もちろん支点など取れないので、落ちると大きく下に振られます😣
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この斜度なので一応ロープ確保して行きました。もちろん支点など取れないので、落ちると大きく下に振られます😣
なんとか渡りきり急な階段状を下りてスラブ帯へ復帰!凄まじい景観だ。
2024年10月12日 08:23撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 8:23
なんとか渡りきり急な階段状を下りてスラブ帯へ復帰!凄まじい景観だ。
V字の溝
初手から濡れたくないので突っ張って懸命に右岸へ
2024年10月12日 08:27撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 8:27
V字の溝
初手から濡れたくないので突っ張って懸命に右岸へ
少し登るともう幻の大滝が出現!
雪に埋もれて数十年に一度しか現れないためこの名前が付いてますが、ここ数年は毎年現れています笑
手前のCSを越えて取り付きへ
2
少し登るともう幻の大滝が出現!
雪に埋もれて数十年に一度しか現れないためこの名前が付いてますが、ここ数年は毎年現れています笑
手前のCSを越えて取り付きへ
前の3人パーティーが大滝を直登してます😳
2024年10月12日 08:47撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 8:47
前の3人パーティーが大滝を直登してます😳
我々は定石通り左壁から登攀🧗
1ピン目に0.4のカムを使いました
我々は定石通り左壁から登攀🧗
1ピン目に0.4のカムを使いました
セカンド引き上げできる支点が見当たらず、50mいっぱい伸ばして大岩で支点とりました。
2024年10月12日 09:16撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 9:16
セカンド引き上げできる支点が見当たらず、50mいっぱい伸ばして大岩で支点とりました。
物凄い斜度です
反対側に渡らなければいけないのですが、濡れてる場所が滑りそうなので慎重に見極めます
2024年10月12日 09:44撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 9:44
物凄い斜度です
反対側に渡らなければいけないのですが、濡れてる場所が滑りそうなので慎重に見極めます
そしてこの斜度。ふくらはぎとかかとが痛い😫
雨だと滑り落ちる可能性があるので、雨の日はまず来れません🙅‍♂️乾いていればフリクションバッチリ👌
手足を使いながら登るので息切れがすごい😮‍💨
2024年10月12日 10:16撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 10:16
そしてこの斜度。ふくらはぎとかかとが痛い😫
雨だと滑り落ちる可能性があるので、雨の日はまず来れません🙅‍♂️乾いていればフリクションバッチリ👌
手足を使いながら登るので息切れがすごい😮‍💨
ここからが4ルンゼでチョックストーンの連瀑帯に到着!
これがF滝とは思わず、CS滝直上は恐ろしく左の草付きルンゼを進んでしまいました。。。
が、やはり間違え…かなり悪かったです。仲間にはお助けロープを出しました🪢
2024年10月12日 10:47撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 10:47
ここからが4ルンゼでチョックストーンの連瀑帯に到着!
これがF滝とは思わず、CS滝直上は恐ろしく左の草付きルンゼを進んでしまいました。。。
が、やはり間違え…かなり悪かったです。仲間にはお助けロープを出しました🪢
撤退用?の支点があり、懸垂下降で強引に右の連瀑帯へ降りました。振られそうなので怖かった😱
撤退用?の支点があり、懸垂下降で強引に右の連瀑帯へ降りました。振られそうなので怖かった😱
ここからは前のパーティーに続いてロープを使い連続登攀🪢
ここからは前のパーティーに続いてロープを使い連続登攀🪢
F1 弱シャワーなのでレインウェアを着て腕のベルクロを締めフードを被ります🚿
ここはカムを多用しました。
クラックというより岩の挟まりの隙間で、2番も使いました。
F1 弱シャワーなのでレインウェアを着て腕のベルクロを締めフードを被ります🚿
ここはカムを多用しました。
クラックというより岩の挟まりの隙間で、2番も使いました。
F2
1ピン目が遠かったですが、水流は無く難なく突破!
2024年10月12日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 12:48
F2
1ピン目が遠かったですが、水流は無く難なく突破!
F3
ハーケンがビタ打ちされていて恐怖感なく登れました!
2024年10月12日 13:09撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 13:09
F3
ハーケンがビタ打ちされていて恐怖感なく登れました!
今回最後となるロープを出したF4
右壁を左上→右上→左上と登っていましたが、ロープの屈強が強いのと意外と悪いようで我々は奥の左壁を直登することにしました!
今回最後となるロープを出したF4
右壁を左上→右上→左上と登っていましたが、ロープの屈強が強いのと意外と悪いようで我々は奥の左壁を直登することにしました!
ハーケンが所々打ってあったので行けましたが、垂壁でカチ持ちが多くかなり難しかったです😰ヌメっていたりで所々A0笑
ハーケンが所々打ってあったので行けましたが、垂壁でカチ持ちが多くかなり難しかったです😰ヌメっていたりで所々A0笑
フォロー登攀中。この上で支点が取れずランナウトしてしまい緊張しました😖
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フォロー登攀中。この上で支点が取れずランナウトしてしまい緊張しました😖
その後もビレイポイントが見つからず、❶岩にスリングを巻きつけ❷ハーケンも打って終了点を作りました。
かなーり痺れる登攀で、仲間は一度フォールしたようですがハーケン効いてて良かったです😅
2024年10月12日 14:33撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 14:33
その後もビレイポイントが見つからず、❶岩にスリングを巻きつけ❷ハーケンも打って終了点を作りました。
かなーり痺れる登攀で、仲間は一度フォールしたようですがハーケン効いてて良かったです😅
最後の垂壁、凄い斜度です😳
セカンドビレイしている場所も中々緊張感あります💦
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最後の垂壁、凄い斜度です😳
セカンドビレイしている場所も中々緊張感あります💦
まだ続くのかぁと思いましたが、右から高巻きできそうなのでこの小滝郡とF5は巻きました。
かなり悪い巻きですが、記録を見返すと高巻きするのがセオリー通りでした。
しかし小石を何度か落としてしまい大変申し訳なかったです😢
2024年10月12日 14:53撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 14:53
まだ続くのかぁと思いましたが、右から高巻きできそうなのでこの小滝郡とF5は巻きました。
かなり悪い巻きですが、記録を見返すと高巻きするのがセオリー通りでした。
しかし小石を何度か落としてしまい大変申し訳なかったです😢
水流の先にはコロッセオのような空間!
稜線の方はガスが出てきてしまいました…
この時点で15時、ロープウェイの可能性は打ち砕かれました😭
水流の先にはコロッセオのような空間!
稜線の方はガスが出てきてしまいました…
この時点で15時、ロープウェイの可能性は打ち砕かれました😭
草付きで水流終わり!
相変わらず急斜面ですがここはまだ快適
2024年10月12日 15:30撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 15:30
草付きで水流終わり!
相変わらず急斜面ですがここはまだ快適
そして最後は大藪漕ぎ
踏み跡ないしこれが長くて苦しかった…
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そして最後は大藪漕ぎ
踏み跡ないしこれが長くて苦しかった…
背丈を超える藪😵
急斜面で薮を掴んでいないと滑り落ちるし、登るには引っ張り上げてかき分けなければいけないので物凄い消費カロリー😫
2024年10月12日 15:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 15:57
背丈を超える藪😵
急斜面で薮を掴んでいないと滑り落ちるし、登るには引っ張り上げてかき分けなければいけないので物凄い消費カロリー😫
ようやくちょっとした尾根に出て藪が低くなりました。これが一ノ倉尾根?
一瞬ガスが取れて紅葉の絶景が拝めました🍁
2024年10月12日 16:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 16:26
ようやくちょっとした尾根に出て藪が低くなりました。これが一ノ倉尾根?
一瞬ガスが取れて紅葉の絶景が拝めました🍁
稜線まで近そうで遠い…
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稜線まで近そうで遠い…
そして稜線の登山道に到着!国境稜線ですね。
2024年10月12日 16:38撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 16:38
そして稜線の登山道に到着!国境稜線ですね。
すぐさま一ノ倉岳に登頂!
これにて4級上の一ノ倉沢本谷第四ルンゼ遡行完了です‼️
嬉しさよりも藪漕ぎの疲労が勝ってしまっています😓
後ろの小さなカマボコ避難小屋は誰か利用している様子でした。
2024年10月12日 16:44撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 16:44
すぐさま一ノ倉岳に登頂!
これにて4級上の一ノ倉沢本谷第四ルンゼ遡行完了です‼️
嬉しさよりも藪漕ぎの疲労が勝ってしまっています😓
後ろの小さなカマボコ避難小屋は誰か利用している様子でした。
所々紅葉が良き☺️
2024年10月12日 17:19撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 17:19
所々紅葉が良き☺️
谷川岳!オキの耳から完全に日没を迎えてしまいヘッデン装着
2024年10月12日 17:52撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 17:52
谷川岳!オキの耳から完全に日没を迎えてしまいヘッデン装着
天神尾根、田尻尾根を爆速で下りました💨
お仲間は脱水気味で最後沢でがぶ飲み💧
2024年10月12日 19:35撮影 by  iPhone XR, Apple
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10/12 19:35
天神尾根、田尻尾根を爆速で下りました💨
お仲間は脱水気味で最後沢でがぶ飲み💧
終わった…
逃したロープウェイ、使えたら時間も体力も温存できていたのに😫少しでも乗った気分になろうと最後乗り込みました笑
予定していた明日の南稜は諦めて沼田の健康ランドへ直行♨️
圧倒的達成感!生きて帰ってこられて良かった😂
2024年10月12日 19:51撮影 by  iPhone XR, Apple
10/12 19:51
終わった…
逃したロープウェイ、使えたら時間も体力も温存できていたのに😫少しでも乗った気分になろうと最後乗り込みました笑
予定していた明日の南稜は諦めて沼田の健康ランドへ直行♨️
圧倒的達成感!生きて帰ってこられて良かった😂
トポ図
実際目の当たりにすると全然分からん!笑
見返して答え合わせすると面白い☺️
2024年10月13日 21:58撮影 by  iPhone XR, Apple
10/13 21:58
トポ図
実際目の当たりにすると全然分からん!笑
見返して答え合わせすると面白い☺️
撮影機器:

感想

初の一ノ倉沢、そして初の4級(上)の沢!!

谷川岳といえばロープウェイでも登れて美しい稜線に魅了されます👼
稜線編はクリアできたかと思うので、今後は魔の山編に突入していきたいと思います😈

一ノ倉沢
それは日本三大岩壁で死者数世界一を誇る(いや誇れない…)山岳地帯ですが、なんと沢登りで一ノ倉岳の稜線まで詰め上がれる事を知りました!
しかしグレードは4級上…
昨年の自分は2級ですらまともにリードをしたことが無く、長期目標としてきました。
しかしこの1年でそれなりに経験と技術を身につけ、挑戦する覚悟ができました🔥


【準備編】
❶経験値
この夏は3級の沢にも挑戦。天候不良によりマチガ沢東南稜は行けず、オタキノ沢の1回のみでしたが、2級との違いを感じられて良い練習となりました!
北鎌尾根や八ヶ岳全山縦走などで総合的なスキルを上げ、登攀グレードも先週1ヶ月かけてようやく11cのルートをクリアしました🙌

❷パートナー
リードができ、スピーディーに歩け、アルパインの経験が豊富な仲間と挑戦しました。しかし結局リードは全て自分がする運びとなりました😅

❸装備
特別に買い足した装備はないですが、この日に照準を絞ってスポルティバのTXキャニオン(ラバーの沢靴)を購入しました。グリップとつま先の立ちこみ👌ヌンチャク、カム、ボールナッツ、ハーケン、全て使いました。
詳細装備は最後に記入してます。

❹軌跡
困ったことにYAMAPでは一ノ倉沢本谷の記録がありませんでした😱
ただでさえ沢はルーファイをミスるため、軌跡が無いのは命取りという事でヤマレコで1ヶ月だけプレミアムに加入して軌跡を取得しました🧭
そのため今回ヤマレコで記録を取ってます。

❺登山計画
谷川岳危険エリアは10日前までに登山届2通を提出して承認を頂く必要があります。(山岳会会員を除く)
一ノ倉沢の雪渓が消失するのは例年10月頃。その後すぐに冬到来であっという間に雪に閉ざされてしまうため、遡行できる期間が極めて短いです。濡れると滑る岩質のため、悪天予報でも予定がずらせて暗中下山や緊急ビバークにも対応できるこの3連休をピンポイントに狙いました。結果晴天に恵まれて良かったです☀️
今年は9月上旬には雪渓が全て消失していたようです。


【ルート概要】
5時
谷川岳インフォメーションセンターをヘッデンスタート💡
6時
舗装路歩きで一ノ倉沢出合に到着。一ノ倉の岩壁がモルゲンロートに照らされ神々しかったです🌅
6:40
南稜・中央稜でも使用される沢の横道を利用して懸垂下降のポイントへ⬇️
その後テールリッジ方面へ進んでしまい、懸垂下降、悪いトラバースを経て本谷のV字状の淵へ降りました。
8:47
スラブ、CS滝を越えて本谷の目玉となる「幻の大滝」に到着!
横浜の山岳会3人パーティーが大滝を直登していました😳
我々は一般的な左壁を登攀🧗ハイステップですが錆びたハーケンが所々に打たれていました。5.9くらいのグレードでしょうか。
少し緩やかになっても中間支点がないので、1箇所ハーケンを打ちました。次の滝まで50mいっぱいにロープを伸ばし大岩に240cmスリングを巻いてセカンドビレイをしました🪢
9:16
急斜面の大スラブ帯を右へ右へ登ります。

10:47
第四ルンゼF滝に到着。
右岸の草付きルンゼを進んでしまい、詰みそうなので恐らく撤退用の支点を使用して右下の滝へ懸垂下降しました。かなり振られるので怖かったです😨
12:10
F1 10m 若干のシャワーを浴びながら最後はハングしたCSを越えます。
12:48
F2 10m 遠い1ピン目の残地スリングに支点が取れるまで緊張しながら登りました。
13:10
F3 15m 左のクラックをビタ打ちされたハーケンに支点を取りながら、最後は残地カムにも支点を取り終了。
13:30
F4 30m 通常は右壁を登りますが、前のパーティーの登攀待ちに痺れを切らし、ドン突きの左壁を直登。ヌメりがあり、ガバはほぼなく所々A0をしてしまいました。それでもかなり難しく、ランナウトもして終了点がなくハーケンを打ってセカンドを引き上げました。後にⅤ級と分かり、かなり痺れるアドレナリン全開の登攀となりました🫨
14:53
小滝+F5 10m 結局前のパーティーが先に取り付き、右壁から小滝郡を全て高巻きできそうなので巻きました。ここで大きく差をつけることができ、その後彼らに会う事はありませんでした。
15:30 沢が終わり草付きへ
15:50 地獄の藪漕ぎ開始
16:38 国境稜線に到着
16:42 一ノ倉岳
17:40 谷川岳 オキの耳 ヘッデン装着
17:52 トマの耳
20:00 下山


【終えてみて】
翌日は一ノ倉沢南稜を登ろうとしていましたが、時間・体力ともに切れて断念しました。元々ロープウェイに間に合うくらいの余裕があればでと考えており、近場の温泉も全て終わってしまったので仕方がなかったです😓

遡行はさすが4級上の沢という感じでした!
フリーの登り、高巻き、スタカット登攀、ルーファイ、藪漕ぎの全てにおいて次元が違いました。
これで山を引退してもいいかなってくらい精神を擦り減らし、達成感もありました😂
詰めの藪漕ぎでは緊張が緩んだのとその辛さから、珍しく感極まってしまう場面もありました🥲

翌日がなくなったので沼田の健康ランドまで行き、22時まで温泉につかりました♨️昇天しそうな気持ちよさで、自分は本当に本谷4ルンゼを登り切る事ができたのだろうか、先ほどまでの出来事は夢だったのではないかと錯覚してしまうほどでした🫠
帰宅は深夜2:30。帰りの運転は毎分意識を失うほどの疲労と睡魔に襲われ、生きて帰って来れたことの喜びを改めて感じました😂


とりあえずしばらくはゆっくりしたいです。
落ち着いたら来年度中には一ノ倉沢南稜と冬季谷川東尾根には登りに行きたいと思っています。
それまでには12aを登れるようにコツコツと頑張りたいです😚あと体力作りも💪

それにしても沢の最高グレードは6級かぁ。この上に2段階あるなんて末恐ろしい。いつか挑戦する日は来るのだろうか…


ご覧頂きありがとうございました♪
情報間違えてる点があるかもしれないので、あまり参考にはしないで下さい🙏



【沢、登攀装備】
Wロープ50m×2、カム#2〜0.4、ボールナッツ、ゴルジュハンマー、ハーケン3枚、タワシ、無線、ハーネス、沢靴(ラバーソール)、手袋、ヘルメット、PAS、ATC、ヌンチャク6〜8、捨て縄

カムはこの番手はあった方がいいと思います。ハーケンは1枚のみ使用で、使わなかったりもっと使う可能性もあると思います。ボールナッツも小さめのを使いました。

朝方は冷えましたが、日中は歩いたり登攀したりでウェットは暑くて上下ともに脱ぎました🥵とはいえ濡れると寒い可能性もあったので、持って行かないという選択肢はなかったです。シャワー登攀で一応レインウェアは着ましたが、水圧弱めでした。


【温泉情報】
(谷川岳ℹ️からの距離・時間)
下山後バタバタしないように事前に調べてましたが、結果利用できませんでした😂
今後の参考になればと!
❶800m 3分・土合山の家 15〜19時 800円
1番近くていち早く入るならここ。土合駅の目の前。
❷4.2km 8分・ホテル湯の陣 14〜18時(17時) 1,200円フェイスタオル無料。
ホテルなので広くて快適な温泉。
❸11km 18分・湯テルメ・谷川 12〜20:30 630円 帰り道からは少し逸れる。
❹12km 18分・鈴森の湯 11〜20時
90分900円 帰り道からは少し逸れる。混む
全国日帰り温泉ランキング2位(温泉批評)
❺13km 21分・温泉センター諏訪ノ湯 9〜20時 350円 シャンプーなし、カランのみの昔ながらの感じ。
❻15km 25分・上牧温泉 風和の湯 13〜20時 600円

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