涸沢から穂高岳山荘へ(上高地横尾経由)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,508m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 7:45
- 山行
- 10:49
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 13:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は大型タクシー8〜9人乗りで、私たち4人と乗り合わせで上高地に向かいました。 帰りは上高地バスターミナルまでタクシーに迎えに来てもらい、涸沢テント泊の仲間4人と一緒に大型タクシーに乗りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは上高地にあります。今回はメールで事前に提出しました。 本谷橋までは林道で危険は全くありません。 さるの人馴れが進んでいるそうです。むやみに近づいたり、食べ物を与えたりしてはいけません。 本谷橋からは危険個所はありませんが、岩場歩きが続きます。 ザイテングラードは梯子1か所、鎖2か所あります。 切れ落ちているところがありますが、足元手元に注意して歩けば大丈夫と思います。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉など |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
山登りに興味を持ち始めたのが数年前。
その時に女性一人でも行ける山をいくつか教えていただいたのですが、その中の一つが涸沢でした。
その時はまだ涸沢は遠い存在でしたが、レコを読んだり、涸沢に行った山仲間の話を聞くにつれ、行きたいという思いが強くなりました。
1日目
上高地横尾まではハイキングお散布気分。
出発の時はまだ人が少なかったのですが、徳沢あたりから人がたくさんになりました。
のんびりしすぎたようです。
後から来たツァーバスの登山者に追い越され、横尾では帰ってくる人、これから行く人でトイレ待ちの列ができるほどでした。
徳沢から横尾の間の河原でおさるさんが大きな声を上げていて、初めは喧嘩をしているのかと思いましたが、どうやら遊んでいる様子。子ザルだったのでしょう。
さるが人馴れしてきていると注意喚起の看板がありましたが、近くに寄って来たら怖い。
そういえば、今年の冬上高地を散策した折、田代池で昼食をとるつもりでしたが、さるが川岸で餌を探していたので、田代池をやめて大正池に移動して昼食を摂った事がありました。
あのまま何も考えずに田代池で昼食を摂っていたら、匂いにつられてさるが寄ってきたかもしれない。そう思うとぞっとします。
横尾大橋は怖いと思いませんでしたが、本谷橋の吊り橋は後ろから来た同行者の男性の体重で橋が大きく揺れ(笑)、ワイヤーの間から転げ落ちそうな気分でスリル満点。
吊り橋が苦手な方用に、揺れない橋が設置してあります。有難いことです。
帰りはそちらの橋を渡りました。
本谷橋を過ぎてからは本格的な登山道。
すれ違う者同士譲りながらの道行き。
譲る間に休憩が取れて、わりと楽に歩くことができます。
下山時、登り優先でどうぞお先に行ってくださいと云うと、休みたいから先に行って。と云う方がちらほらいらっしゃいました。
登りはきついので、すれ違う時間を利用しながら歩くのです。
下山時、すれ違う時にうっかり谷側で立ち止まってしまい、しまった‼と思っていたら、登ってきた方が山側に寄りなさいと云ってくださった時は有難かったです。
自分もそういう心の余裕を持ちたいと思いました。
涸沢では岳沢から南稜ルートで下りてきたcappuccinoさんと再会し、テント泊グループの仲間と一緒に祝杯。
みんな無事にたどり着き良かったです。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕食間近。
お開きとなりました。
2日目
計画段階で穂高岳山荘に行きたいという私に、一緒に行きますよと云ってくれたcappuccinoさん。
彼は、奥穂から西穂に抜けて、ロープウェイで下山。
同行のE氏は奥穂から前穂に抜けて、岳沢から上高地バスターミナルへ
彼らに穂高岳山荘まで連れて行ってもらいました。
登山に連れて行ってもらうというのは不謹慎ですが、同行したとは言えません。
4:00出発で初めての本格ヘッデン使用(冬の上高地で釜トンネルを通った時に使っただけ)
初めての岩稜登り(経験は西穂独標と焼岳のみ)
こんな私で、彼らも不安だったことと思います。
あ、不安だから穂高岳山荘を通るルートを2日目に其々組んでくれたのでしょう。
cappuccinoさんは、槍ヶ岳をめざすのなら、このザイテングラードはクリアしなくちゃいけないですよと励ましてくれました。
朝出発前におにぎりを2個食べて向かったのですが、思ったより消耗が激しく、山荘まであと20分のところでお腹が鳴りだしてしまい、行動食はリュックの中(>_<)
ポケットに入れておくべき と叱られました。
真剣だからこそ、はっきりと云うべきことは云う。
cappuccinoさんの気持ちがきちんと伝わりました。
憧れの穂高岳山荘のテラスからの眺望は雲海がさざ波のようでした。
いわひばりが数羽飛んできています。
涸沢岳も、奥穂岳も頑張って登りたいと少し思いましたが、今の私ではこれ以上登山して今日中に上高地まで戻るのはムリです。
テラスで朝食のお弁当を食べ、二人と別れ、山荘でコーヒーを飲み、気持ちを引き締めて同行の友人の待つ涸沢に下りました。
今度は一人。
危ないと思うところは三点支持で下りました。
下りてくる人と登ってくる人がいて、決してたった一人ではない安心感がありました。そういう気持ちは余裕につながります。
気持ちに余裕が出てくると、あたりを見回すこともできます。
あんなところに人がいる!と思いましたが、そこは今から私も向かうところ。
そういう場所に自分が立っていることの不思議と感慨。
一人では来れなかった場所。
フォローしてくれる仲間の有難さ。
今度来るときは連れてきてもらうのではなく、同行者として。
槍ヶ岳に登る切符を手に入れることはできたかな?
電波の繋がらない携帯をリュックに入れっぱなしだったため、時間の感覚が全くなく、自分が考えるよりはるかに時間が経ってしまっていて、帰りの本谷橋からは息を着く間もない強行軍となりました。
お迎えのタクシー8人乗りに乗った時には、もう歩かなくても良い安堵感とドッと出た疲労感で、しばらく床に座り込んでしまいました(笑)
反省も多いですが、大きい達成感もあり、思い出深い山行きとなりました。
ステップアップして次の登山に繋げていきたいです。
ご無沙汰しています
ご一緒したのは新緑の浅間山でしたが、もう紅葉も終わりつつあり時が経つのは早いものですね。
step upしたsunsetさん。来年は槍ですね
ばるせろなさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
槍も行ってみたいですね
また一緒に行けるといいですね
先日はありがとうございました☆
まみさんたちの行動や私の記述もあり楽しく読ませて頂きました
叱ってはいませんよー(笑)
アドバイスでーす!!
また反省会で
てるさんのアドバイス、帰りに実践しました。
というより、そうするほかなかったというか(笑)
やはりポケットに入れておくのは大事ですね。
また反省会で語りましょう
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