甲斐駒ケ岳

- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,099m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 8:30
| 天候 | 高曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
問題ありません。 山頂直下の直登コースは気を抜かず慎重に |
| その他周辺情報 | 下山後 高遠温泉さくらの湯に入浴 |
| 予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
「間もなく降雪になってしまう」と(不要な)焦燥感に駆られて?、今年最後の標高3000mクラスに出向いたのが、前々から憧れていた甲斐駒ケ岳。
いつも3人パーティで同行しているMさん、なんと南の島(沖縄)に転勤となり、つい20日前北岳〜間ノ岳縦走で「寒〜い、サブイ!」と言っていたまま、沖縄などに行ったら軟体動物化してしまうのでは?と不安がよぎります!、もう1人のWさんも「都合が悪い」との事で、今回の甲斐駒は単独行となりました。
深夜に家を出発し、仙流荘駐車場に到着したのが2時30分、「少し寝れるかな〜」の期待はもろくも崩れ、4時過ぎにはみなさんごそごそ準備を開始します。
結局1時間程の睡眠で、北沢峠行き臨時バス(4時55分発)の乗車となりました。
朝6時30分、あまり朝の食欲もなく若干の不安を抱えたまま、登山開始です。
(北沢峠〜双児山)
登山口1歩目(おおげさ?)から、標高差600mのジグザグ急登が始まります。 寝不足で頭がクラクラしますが、樹林帯の隙間から垣間見る北アルプス槍穂高の姿に励まされ、次第に元気が出てきました(^^)/。
1時間強で双児山山頂に到着、「出ました〜!」駒津峰の背後に、目指す甲斐駒ケ岳の姿が、、 端正な男性的山容は迫力に圧倒されます。
双児山からは、北岳、仙丈ケ岳の眺望も得られ、休憩にはもってこいの場所です。
山頂でベテラン(60代?)登山者との会話
ベテランさん「あなた山頂直下、直登する?それとも 巻き道する?」
私 「危険はおかしたくないので、巻き道にするつもりです」
ベテランさん「あそこはどちらも変わらないよ! 私は直登するね」
私 「そうですか! 分岐点で考えます」
この会話が後々影響を及ぼすコトに。。。
(双児山〜駒津峰)
双児山からは一旦下りとなります。 下った後、ハイマツの茂る(やや)急登ジグザグ道を駒津峰に向けて登り返していきます。 これが意外とキツイ
少し呼吸も乱れ気味になってきた頃、駒津峰に到着。
駒津峰からの眺望は、「山頂まで行かなくても」と思えるくらいの絶景です。
富士山も顔を出し、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプス(奥まで)すばらしい眺望です。
ついつい見とれて長居(撮影タイム)をしてしまいました。
(駒津峰〜山頂)
ここから、山道の雰囲気がガラリと変わります。 北アルプスも顔負け(?)のやせた岩尾根を岩にへばりつきながら多少のアップダウンを繰り返し、巨岩六万石通過直後に山頂への「直登ルート」vs[巻道ルート」分岐が出現します。
この分岐点で、人間観察&地図を眺めつつ考えました。( )は心の声
・昭文社地図曰く「初心者向け巻き道」(私は初心者とも言えないな!)
・通過していくパーティのリーダー曰く「直登ルートは下れないから、行くのだった
ら登りに限る」(あのパーティ全員直登に行ってしまったではないか!)
・通過して男女カップル曰く「3点支持を守れば大丈夫だよ」(あの女性、男性に騙
されて(?)直登ルートに行ってしまった!)
・人間観察の結果 (6:4の割合で直登ルート選択者が多いではないか!)
私も登山者のはしくれ(かも)、意を決して直登ルートにとりつきました。
この直登ルート、確かに楽しい行程です、が・・
登り始めの約15分
「本当にここを行くの? 手を放したら下は絶壁!!」
「北アルプスだったら、クサリくらいついているだろう」
「足がかりが見つかりにくいかも」
こんな場面が続出します。 双児山のベテランさんは「これを知っていての発言だったのだろうか?」 そんな思いが頭をよぎります。
とは言いつつも、前述のとおり楽しいルートである事は確かで、いっきに高度を上げ、ゼイゼイと息を切らしつつ、山頂の祠に到着しました。
山頂からの絶景は、多くの人たちが語っているのでコメントは避けますが、
日本標高1位〜3位、北&中央アルプスに加えて、八ヶ岳、甲府盆地の高度感が出迎えてくれます。
山頂で過ごした約1時間では「短すぎる」と感じた程の至福の時を与えてもらいました。
(山頂〜駒津峰〜仙水峠〜長衛小屋〜北沢峠)
下りは、(私にふさわしい?)巻き道を選択し砂礫の道を慎重に下りていきます。
途中、黒戸尾根分岐、摩利支天分岐を通過し「いずれ行くかも」(これも心の声)とご挨拶。
仙水峠への下山では、双児山斜面に広がる鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれます。
仙水峠では、甲斐駒ケ岳&摩利支天の最後の雄姿に「さようなら〜、ありがとう」(これまた心の声)と告げて北沢峠に向かいました。
(感想、まとめ)
まず、あまり寝ていなく、食べてもいない 自分に「よく頑張りました」と褒めてあげたいと思います。(どうでもよいこと。。)
いつも同行のお二人へ⇒この山に行かない手はありませんネ。今度案内します。
書きつくされていますが、甲斐駒ケ岳、実にすばらしい山です。
深田久弥さんが日本百名山で名峰甲斐駒ケ岳を「ベスト10を外さない」と言っているのは、心からの声であると実感した山旅でした。
anagashima











行きましたねぇ。3月のあの日に見たデッカイ山に。あのときの甲斐駒、大きかったですね、威厳がありましたね。で、実際にのぼるとけっこうたいへんだったようですね。でも、下から見たときのあの気持ちがウソではない山のようですね。またこんど一緒に行ってください。黒戸尾根経由で・・・ウソウソ。
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