笹向山 & 黒髪山【岡山県の山(分県登山ガイド)達成の旅 1日目】
岡山県
ゆっくり
体力度について
- GPS
- 04:23
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 1,230m
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| 天候 | ＊笹向山…晴れ時々曇り ＊黒髪山…なぜか登山中だけ雨。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
＊黒髪山…吉祥寺まで軽自動車では登れず危うくJAF呼ぶところでした。急遽「城山公園東入口」傍の駐車場を利用。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＊笹向山…登りやすい整備された道。ただし下りで「普門寺跡」以降の道が初見では見つけられずコースアウト。素直にらくルートの道を下れば良かった。 ＊「黒髪山」周辺…全体的に落ち葉と濡れた土壌で滑りやすい。「愛宕山」へが急坂多くさらに滑りやすいので、危険度は低いが体力がいる。 ＊青龍寺〜雲居寺の道はあまりオススメしません。倒木多く、（今回は時間的に遅いのもありますが）荒れた道で非常に不安になりました。 |
| その他周辺情報 | 新見市市街地に入浴施設が一つもないのキツイ。 |
写真
【まずは笹向山】自宅から出発したとき、雨でブチギレそうになりましたが、天気予報を信じて出発。不安定ながら晴れてくれて胸をなでおろしました。
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右が「荒神様」、左が「斎様（いつきさま）」かな？斎様は「荒魂で恐ろしい神として祀ってきた」「穢れ祟りを避ける霊験新たかな神」。そのため本殿外に奉られる、とのこと。
斎様は「荒魂で恐ろしい神として祀ってきた」「穢れ祟りを避ける霊験新たかな神」。そのため本殿外に奉られる、とのこと。
ここが登山口。左の掲示板には笹向城の歴史が表示されています。「太平記」には記されていて、慶長の役で城主が朝鮮出兵し城主が釜山で死亡。その後廃城となった模様。
三の丸へ。「畝状竪堀群」…「山の上から下へ縦に掘られた堀（竪堀）がほぼ平行に数本並んだもの」とのこと。斜面を登ってくる敵が横移動しにくくして攻撃を防ぐようです。
しかし、どこが堀切なのかイマイチ分からず、この辺りはちょっと歩きにくい。ご注意を。ちなみにこの上が二の丸で間違いないようです。
ちなみにこの上が二の丸で間違いないようです。
さて、下山。らくルートで下りたら簡単なので、自分の悪い癖ですが違うルートから。「普門寺方面」と書いてあったので、もっと近道があると思ったのですが。
畝状竪堀群、結構長く感じました。しかも「めちゃくちゃ滑る」。確かにこれだと進軍しにくいですね。登山者にもキツイ仕様でございました。
「普門寺方面」に案内されると「普門寺跡」に行きつきました。北風が当たらず、日光も当たり、さらには井戸もあるので立地条件が良かったようです。
普門寺跡の近くに下りれそうな道があったので下りていくとめちゃくちゃ荒れた箇所に出てしまい軽くパニック。この右手には三の丸がありますが、急坂すぎて登ろうにも登る気が起きません。
大日庵の大日如来が安置されてるみたいですが、どちらでしょう？
【ここから黒髪山周辺へ】らくルートで横着してスタート地点を「吉祥寺」にしてしまいこのように立往生。今年で2回目。久しぶりに「JAF案件か…」と絶望しましたが、なんとか切り抜けました。
黒髪山青龍寺。「弘法大師が巡錫（じゅんしゃく）で訪れ、黒髪山の山容が長安の青龍寺に似ていることから命名(wikipedia引用）」したらしいが、そんなに似ているのか気になる。黒髪山の山の形だけなのかな？
巡錫（じゅんしゃく）とは、各地へ布教すること。
「弘法大師が巡錫（じゅんしゃく）で訪れ、黒髪山の山容が長安の青龍寺に似ていることから命名(wikipedia引用）」したらしいが、そんなに似ているのか気になる。黒髪山の山の形だけなのかな？
巡錫（じゅんしゃく）とは、各地へ布教すること。
装備
| 備考 | レインコート持っていて良かった。 |
|---|
感想
ついに「笹向山」に行ってきました。おそらく5月ぐらいから「今の所一番近いから行ける」と言いながら、実際は意外と遠いので放置しておりました。
そして、再びあの新見市に行ってきました。トラウマ級の藪漕ぎ登山の連続を経験してきまして、もう覚悟を決めて残りの山を登ることにしました。その筆頭として「黒髪山」へ。
どちらも「分県登山ガイド」には入っていませんが、岡山県百名山に入っております。結構歴史のあるお寺があるのでお寺参り好きな方にはオススメはできそうです。
笹向山は全体的に林道で歩きやすいのが特徴。城山なので人工的に整った山を楽しむことができます。「らくルート」には含まれていませんが、三角点のある三の丸へは案内もあるので行ってみましょう。「二の丸直下の堀切」がどれを指しているのかわかりませんでしたが、あまり歩き回りすぎるとちょっと歩きにくい道を歩くことになるので少し注意。頂上は特に展望はよくなく、杉の木々の間から見える風景を楽しむことになります。
もう一つのルート「普門寺方面」から降りてみると、畝状竪堀群を通ることができて良い体験ができます。ただし今の時期は落ち葉でめちゃくちゃ滑りやすいです。驚くべき滑りやすさ。そのあとは、普門寺跡に辿り着くのですが、ここからの道を誤ると自分のように泥沼化しちゃうので、普門寺跡の奥にみえる「大日登山口」という張り紙を見つけてください。そっちが正規ルートです。あとは問題なく降りれます。
次は「黒髪山」。「改訂版 新ルート岡山の山百選」で4座稼げるボーナス山と見做していたのですが、さすが悪運の強い自分、そんなに簡単には登らせてくれませんでした。不安定な天候、まさか晴れてるのに急に雨が降ってくるとは...。さらに、横着してスタート地点を「吉祥寺」に設定したため、めちゃくちゃ悪路を通り、案の定スタックしてしまう始末。今回もなんとか事なきを得ましたが、手抜きをせずわかりやすい地点から登るのが良いですね。
出発点の「城山」は公園になっていて、晩秋の紅葉の残骸を楽しむことができました。春には桜も楽しめるのかな？
登りルートで一番キツいなと思ったのは「愛宕山」への登り。滑るし急坂が続くので、体力に自信がない方はここで疲れてしまわないようにゆっくり登るほうがいいですね。あとの「円」「角」の山は淡々とピークハントする感じで進むことができあっという間に黒髪山。
青龍寺は山頂から近いのでサクッと行って観音堂を見るのがオススメ。一見の価値はあります。その後は再び「角」「円」山の道を通った方が楽かな...と思いました。
もう一つの登山道である、雲居寺〜青龍寺ルートは沢を伝うもので、結構荒れてます。倒木の数も酷いのでオススメできません。自分が通った時刻が16時と遅かったのもありますが、雨も降っていたので、楽しみながら下りることはできませんでした。同じような道をひたすら降りるものは結構苦痛。
いろいろ書きましたが、黒髪山は、新見駅からでも行ける距離なので近くに住んでおられる方ならリピートしてトレーニング用に使えそうです。城山公園は新見市の中心街（？）にあるので、買い物なども手軽にできてアクセスも良いと思います。が、美作市に住んでる自分としては「遠すぎ」ますw
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