山行記録: 油日岳・忍者岳

記録ID: 7590314

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

御在所・鎌ヶ岳

油日岳・忍者岳

2008年11月22日(土) [日帰り]

三重県滋賀県

山キチどん

GPS: 05:38
距離: 14.4km
登り: 816m
下り: 778m

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コースタイム

日帰り

山行: 4:35
休憩: 1:03
合計: 5:38

8:26

72分

油日駅

9:38

29分

林道終点

10:07

10:27

13分

油日岳

10:40

13分

加茂岳

10:53

10:55

10分

忍者岳

11:05

7分

不鳥越峠

11:12

11:16

15分

三国岳

11:31

11:36

9分

倉部山

11:45

11:48

22分

ぞろぞろ峠

12:10

12:12

4分

北打山

12:16

9分

旗山、小平山分岐

12:25

12:29

8分

小平山（烏山）

12:37

9分

旗山、小平山分岐

12:46

13:09

6分

旗山

13:15

25分

採石場先端

13:40

24分

熊鷹神社

14:04

柘植駅

天候	雨後曇り後晴れ
過去天気図（気象庁）	2008年11月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車登山口：JR草津線油日駅下山口：JR関西本線柘植駅アクセスを調べる my出発地登録
その他周辺情報	南草津極楽湯

写真

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油日岳(693m)
油日駅付近より

2008年11月22日 08:38撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 8:38

油日岳(693m)
油日駅付近より

油日岳(693m)山頂

2008年11月22日 10:09撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 10:09

油日岳(693m)山頂

油日岳山頂の油日神社奥宮

2008年11月22日 10:09撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 10:09

油日岳山頂の油日神社奥宮

忍者岳(728m)山頂

2008年11月22日 10:53撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 10:53

忍者岳(728m)山頂

三国岳(715m)、倉部岳(688m)
三国岳南尾根より

2008年11月22日 11:23撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 11:23

三国岳(715m)、倉部岳(688m)
三国岳南尾根より

那須ヶ原山(800m)
そぞろ峠より

2008年11月22日 11:43撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 11:43

那須ヶ原山(800m)
そぞろ峠より

那須ヶ原山(800m)、三頭山(774m)
ぞろぞろ峠付近より

2008年11月22日 11:54撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 11:54

那須ヶ原山(800m)、三頭山(774m)
ぞろぞろ峠付近より

油日岳(693m)、忍者岳、三国岳、倉部岳
北打山北尾根より

2008年11月22日 12:07撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 12:07

油日岳(693m)、忍者岳、三国岳、倉部岳
北打山北尾根より

那須ヶ原山(800m)、三頭山(774m)
北打山北尾根より

2008年11月22日 12:07撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 12:07

那須ヶ原山(800m)、三頭山(774m)
北打山北尾根より

旗山(650m)
柘植駅への道より

2008年11月22日 13:50撮影 by DSLR-A100, SONY

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11/22 13:50

旗山(650m)
柘植駅への道より

撮影機器：

DSLR-A100 SONY

感想

山キチどん

　10月に開業したばかりのJR桂川駅を初めて利用し、草津で草津線に乗換え油日に向かった。南に進むにつれて雲が多くなってきた。油日岳は駅の南東方向に見える形の良い山。歩き始めると雨が降り出してきた。晴れる筈なのに何故!　と裏切られた気分だ。暫く林道歩きが続くので傘を差した。林道の途中には沢山の軽トラックが止められ作業小屋から煙が立ち上っている。どうやら地元の林業者が総出で杉林の間伐が行われているようだ。
　駅から5.5㎞油日川は杣川と名を変え谷が迫ってくると、長かった林道が尽き登山道となった。終点の50mほど手前には広場があり、10台位は駐車できそうだ。この頃には殆ど雨が上がり、登山道に入り杣川の流れを飛び石で渡渉しながら奥へと進んで行った。谷が途切れると急登斜面を登り詰めて稜線に達した。「←三国岳　油日岳→」の指導標があり、今日の縦走路をはみ出し西に折れて油日岳に向かった。
　油日岳(あぶらひだけ・693m)山頂には麓の油日神社の奥宮である「岳大明神」が鎮座していた。昔ここに油日大明神が降臨し、そのとき大光明を発したので、「油日」の名が起こったと言われている。展望は柘植方面が少し見える程度で、先には三馬谷へ下る道が続いている。
　分岐に引き返し登り返すと加茂岳(701m)の山頂、展望はないがしっかりしたピークの連なる山域でそれぞれに山名があるのが嬉しい。次のピークは忍者岳(728m)ここからは2年前に歩いた道、その時は西に続く尾根を下りて道が無くなり南側の谷から三馬渓谷入口に強引に下りたところだ。伊賀と甲賀の間にあるなんと夢のある名前だろうか。しかし展望は殆ど無く木の間越に油日岳の姿が望めるだけだった。
　険しい道で下り切ったところは鳥不越峠（とりこえずとうげ・約668m）。登り返して三国岳(715m)に達する。甲賀市、伊賀市、亀山市の境の山で、旧国名では近江・伊賀・伊勢の三国の境となる。鈴鹿主脈の縦走路が東に続くが今日は南へと進む2年前もここで南下するべきだったのだが・・・。
　下りは結構急で固定ロープも下り、ガレ場では展望が開け先の倉部山を望むことができた。倉部山(688m)山頂は展望良く、漸く雲が取れた主脈の那須ヶ原山(800m)や南東方向の錫杖ヶ岳(676m)も望めた。今週の真冬並みの冷え込みで紅葉は麓まで下り最後の美しさが斜面を染めていた。このエリアには要所要所に「柘植地域まちづくり協議会」による緑色の立派な指導標が設置されていてありがたい。
　100m程下降しぞろぞろ峠（約560m）に達すると東海自然歩道が西の谷を奥余野森林公園へと下って行った。登り返すと笹原の北打山(654m)で展望が良く歩いてきた油日岳、忍者岳、三国岳、倉部山そしてこの先でT字に分かれる小平山や旗山の稜線、そして柘植の小さな街並が見えた。本来の天気予報の通り陽が射してきて紅葉がコントラストを増した。T字路を左に曲がり小平山に行と、登山地図には鳥山と書いてあったが現地の表示は全て小平山（こびらやま717m）だった。残念ながら展望はない。
　先に進むと「国道25号線」と指導標に書いてあったが引き返し畑山へと向かった。T字路の少し先で展望地があり向かい側の北打山が良く見えた。旗山(649m)は今日登った8座の中で唯一の三角点峰、3等「柘植」が置かれていたが成果情報では「処分保留」となっている。すぐ傍に送電鉄塔がありこの辺りは開け展望台となっている。関西本線を隔て南側に1等三角点峰の霊山(766m)があり高い山がないこの山域で存在感を示していた。
　送電鉄塔の先を南に下る下山路を選ぶが採石場の切り崩しにより尾根がスパッと無くなり道が途絶えた。迂回もならず旗山に戻り熊鷹神社への下山路に迂回した。再び送電線を越えたところで下山路が分岐するが左側の道を進み熊鷹神社に下りてきた。小さな無人の神社で祠の前には狐が祀ってあったのでお稲荷さんなのだろう。後は林道歩きで2年前の縦走のときに通った車道に出て柘植駅に到った。JR琵琶湖線の南草津で途中下車し極楽湯に寄って汗を流し帰宅した。

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