子ノ泊山《関西百名山》
三重県
山キチどん
その他6人 - GPS
- 03:51
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 736m
- 下り
- 751m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2008年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
京都駅6・7番線は、この日で廃止になる寝台特急“あかつき”・“なは”号の回送列車が停車中で鉄道ファンの異様な人だかりができていた。その後に入ってきたオーシャンアロー5号に乗り込むと温泉旅行の気分、紀伊田辺の駅弁をオーダーし、お酒が飲めれば完璧なのだが・・・
変化に富んだ海岸線を楽しみ新宮に到着するとレンタカー（TOYOTAヴィッツ）を2台借りT野さんとY本TCの運転で今日の目的地子ノ泊山に向かった。浅里登山口は標高約315m、登り始めたのは13:51。普通ならそろそろ下山の時間だ。M子Lを先頭に西谷右岸の登山道を辿った。すぐに傾斜が増し谷は水量多く滔々と流れている。その谷に橋はなく15分も行くと最初の渡渉点となる。飛び石伝いで渡れるが女性陣はおっかなビックリ。何とかクリアするが試練はこれで終わらず、この後2回の渡渉をこなすと右手に“詰ノ滝”が現れた。落差は20m位あろうか壮大な滝だ。スリリングな渡渉を堪能して枝沢から尾根に取り付いた。登山道には「やまびこ新道S58年開設」と標識があった。これまた急登路で300mの標高差を800mの距離で登ることになり平均勾配375‰。
尾根の断崖の北を巻いて稜線に達すると視界が開けた。“ヤケ�凜瞭�”のようだが何の表示もなく確信が持てない。今日のミッションは「1.ヤケ�凜瞭�の正確な位置を記す」、「2.浅里辻の正確な位置を記す」、「3.烏帽子山を山座同定する」の3題。地形図に登山道の記載がなく概略図から目星を付けてきたがヤケ�凜瞭�を特定することができないまま先に進んだ。やがてピークに達すると「ヤケ��分岐点」の表示、来た道の方向に「ヤケ��頭を経て浅里へ」の矢印、右手には「尾根登山口」の矢印が向いている。そうすると先ほどの開けた所がヤケ�凜瞭�だったようだ。
ここで参加者に「現在地は地図上では何処？」と問題を出すと地図と地形を見比べること暫し、女性陣から答えが出ないのでT野さんがおもむろに事前に配布した地図にY本TCが予想で書き入れていた「ヤケ�凜瞭�」の位置だと謎解きし、その根拠とされた地形の説明をしてみんな納得。ミッション2の「浅里辻」、大台・大峰の山域では「辻」と言えば分岐点のこと、山のピークであったり峠であったりするがこの理屈からすると、この先の鞍部になければ「ヤケ��分岐点」を「浅里辻」と見るのが正しそうだ。
さらに進むと左から林道が現れ稜線の南東側直下を併走する。リーダーは林道を歩くが、登山道にこだわるK城さんとY本TCは稜線を行く。いよいよ山頂に近づくと林道は左に去りS方L達も登山道に復帰した。登り詰めると視界が開け子ノ泊山(907m)山頂に達した。同名の1等三角点が置かれ展望が良い。暫し休憩して、ミッション3の「烏帽子山の山座同定」をと思ったら、別の登山者がお節介にもあの山が何、その山が烏帽子と語っている! これではミッションも興ざめ、諦めて那智山や大峰奥駈の山々そして熊野灘、素晴らしい眺望を楽しんだ。山頂には撮影クルーが休憩中で何の撮影だろう。そう言えば山形弁の外国人俳優ダニエル・カールと登り道ですれ違った。
時刻は既に16時を過ぎており、ゆっくりしてはいらない、都合12分の休憩で引き返し浅里辻（ヤケ��分岐）に達するともう17時が近いこのまま急坂と渡渉の“やまびこ新道”を下ると明るいうちに下りられそうにない。K城さんの持っていたガイドブックに浅里辻で分岐する浅里桐原林道への下山路が載っていた。すぐに林道に出て林道歩きが長くなるが暗くなっても危険はないと判断し分岐を東へと進んだ。小ピークの北を巻きP745との鞍部から谷間を下って行った。ミッション3の代わりに「この登山道がどこを通っているか」と課題を出しみんなに考えてもらった。
当“足ながツーリスト”はお客様に如何に楽しんでもらうかのサービス精神が旺盛で、途中から先走りして浅里登山口へ急行。“山は決して走らない”がモットーの当ツーリストとしては異例ながら4.8�劼領啼擦鮠�走りに車を回送してきた。登山口から2�卉賄世任澆鵑覆�pick upし30分ほど時間短縮に貢献できた。
新宮市内のスーパーでビールと刺身を買い込み那智勝浦町の円満地公園に急いだ。18:30には着く予定と伝えていたのに1時間遅れだった。今夜宿泊しているのは我々一行だけで17時で勤務を終了した担当の女性が着いたら携帯に電話してと言われていたのにあまりに遅いので待っていてくれた。バンガローにはキッチン、ガス、ベッド、寝具、トイレ、シャワーもあり完璧だ。早速食当奥野さん指揮のもと夕食準備が始まった。話に花が咲き気付いたら23時だった。
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