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Yamareco

記録ID: 7758544
全員に公開
ハイキング
近畿

笠形山〜扁妙の滝〜鶴居駅

2025年02月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:33
距離
21.8km
登り
882m
下り
964m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:05
休憩
0:28
合計
5:33
距離 21.8km 登り 882m 下り 964m
9:34
14
大屋バス停
10:07
11
10:18
10:22
1
10:23
5
10:36
10:45
14
10:59
22
11:21
11:30
6
11:36
7
11:43
11:44
5
11:49
11:50
24
12:14
11
12:25
12:26
4
12:30
12:31
3
12:34
12:36
5
12:41
21
15:07
笠形山頂上でパン休憩。澤の天動寺に参拝 (見物?)。飲料消費1.0L弱。
グリーンエコー笠形の屋外にトイレが2か所あるが両方とも凍結防止で使用不可。
天候 曇りときどき晴れ。気温高め。花粉飛び始め。
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)
 宝塚-谷川 6:24-7:32 JR福知山線
 谷川-西脇市 7:42-8:12 JR加古川線 1340円
 西脇市駅-大屋 8:49-9:27 ウイング神姫・大屋行 850円
帰り)
 鶴居-姫路 15:24-15:59 JR播但線
神河町のコミバス作畑新田線のグリーンエコー笠形前BSがあり、土日は14:45新野駅行きのバスが使えそう。
コース状況/
危険箇所等
 登路降路とも沢沿いが多い。水量が少なく渡渉は問題ないが、岩がゴロゴロしていて一面コケに覆われているので、雨のあとなどは足元要注意。竜が滝コースの天邪鬼の力水より上、尾根に出るまでは急登か細道のトラバース。落葉も厚いので雨後や積雪時はスリリングになると思われる。岩と落葉で地形的にはルートが判りにくいが道標やマークは多い。下山後の道歩きは、歩道があるか交通量が少ないかなので特に問題なし。
 両登山口にポストあり。竜ヶ滝コースには応急医薬品BOXも。
その他周辺情報 グリーンエコー笠形にレストランと日帰り入浴あり。グリーンエコー笠形から鶴居駅まで今日のルート上には商店など何もないものの、粟賀町の中心部にちょっと回り道すれば飲食店などもある模様。
終点、大屋バス停。後ろに鹿子神社。祭神は少彦名命。
2025年02月01日 09:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 9:31
終点、大屋バス停。後ろに鹿子神社。祭神は少彦名命。
最初は長い舗装路歩き。前方に見えるあれが笠形山かなあ。方角は合ってるはず。
2025年02月01日 09:41撮影 by  SH-54D, SHARP
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最初は長い舗装路歩き。前方に見えるあれが笠形山かなあ。方角は合ってるはず。
沢沿いの舗装路なので渓谷美は楽しめます。
2025年02月01日 10:01撮影 by  SH-54D, SHARP
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沢沿いの舗装路なので渓谷美は楽しめます。
竜が滝コース登山口。駐車スペースがあって軽が1台停まってました。もう2,3台いけそう。
2025年02月01日 10:06撮影 by  SH-54D, SHARP
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竜が滝コース登山口。駐車スペースがあって軽が1台停まってました。もう2,3台いけそう。
木橋。礫が色とりどりで面白い。赤色はちょっと珍しいですね。
2025年02月01日 10:11撮影 by  SH-54D, SHARP
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木橋。礫が色とりどりで面白い。赤色はちょっと珍しいですね。
渡渉地点。沢沿いの登山道は岩がちでなかなかワイルド。
2025年02月01日 10:12撮影 by  SH-54D, SHARP
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渡渉地点。沢沿いの登山道は岩がちでなかなかワイルド。
勝負瀧。二つの沢の合流地点にあり、水が二つに分かれているからその名前があるそう。…二つに分かれてる?
2025年02月01日 10:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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勝負瀧。二つの沢の合流地点にあり、水が二つに分かれているからその名前があるそう。…二つに分かれてる?
龍が瀧。
2025年02月01日 10:17撮影 by  SH-54D, SHARP
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龍が瀧。
龍が瀧の上部。一枚岩にボコボコ穴が開いていて (甌穴?)、馬の蹄跡と重箱を置いた跡だとの言い伝え。その主は、現地解説板には坂上田村麻呂、鹿子神社では少彦名命だとのこと。
2025年02月01日 10:21撮影 by  SH-54D, SHARP
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龍が瀧の上部。一枚岩にボコボコ穴が開いていて (甌穴?)、馬の蹄跡と重箱を置いた跡だとの言い伝え。その主は、現地解説板には坂上田村麻呂、鹿子神社では少彦名命だとのこと。
さらにその上部で渡渉。ひとまたぎ。
2025年02月01日 10:22撮影 by  SH-54D, SHARP
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さらにその上部で渡渉。ひとまたぎ。
熊の段。冬でも雪が積もらず湯気が立って熊がここで冬眠していたとか。積雪時に確かめたい。斜面の上に幹線林道が見えるが、ルートはそっちではなく左手の沢沿い。
2025年02月01日 10:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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熊の段。冬でも雪が積もらず湯気が立って熊がここで冬眠していたとか。積雪時に確かめたい。斜面の上に幹線林道が見えるが、ルートはそっちではなく左手の沢沿い。
林道を横切るところに笠形山登山口駅。駅?
2025年02月01日 10:27撮影 by  SH-54D, SHARP
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林道を横切るところに笠形山登山口駅。駅?
名も無い氷瀑。氷瀑が人気の扁妙の滝はここ数日の陽気でどうかなと不安だったのでとりあえずここで見られてラッキー。
2025年02月01日 10:36撮影 by  SH-54D, SHARP
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名も無い氷瀑。氷瀑が人気の扁妙の滝はここ数日の陽気でどうかなと不安だったのでとりあえずここで見られてラッキー。
天邪鬼の力水。笠形山には天邪鬼がいたそうですが、この湧き水との関係は不明。
2025年02月01日 10:40撮影 by  SH-54D, SHARP
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天邪鬼の力水。笠形山には天邪鬼がいたそうですが、この湧き水との関係は不明。
天邪鬼の力水からはかなりの急登。
2025年02月01日 10:42撮影 by  SH-54D, SHARP
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天邪鬼の力水からはかなりの急登。
さもなくば急斜面につけられた細いつづら折れ。右下の沢を高捲く感じでやや下り気味の道がついている。ピンテが無かったら判らなかったかも。
2025年02月01日 10:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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さもなくば急斜面につけられた細いつづら折れ。右下の沢を高捲く感じでやや下り気味の道がついている。ピンテが無かったら判らなかったかも。
急登が緩んだところでモミ(?)の大木がお出迎え。
2025年02月01日 10:58撮影 by  SH-54D, SHARP
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急登が緩んだところでモミ(?)の大木がお出迎え。
尾根道に出たところ。こっちに行くと仙人ハイクで先日登った千ヶ峰。ちょっと荒れ気味?
2025年02月01日 10:59撮影 by  SH-54D, SHARP
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尾根道に出たところ。こっちに行くと仙人ハイクで先日登った千ヶ峰。ちょっと荒れ気味?
反対側の笠形山頂上に向かいます。これは龍の背。
2025年02月01日 11:03撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:03
反対側の笠形山頂上に向かいます。これは龍の背。
ピンテかと思ったら地籍調査という罠。まあ大体境界と道は一致していますが、下山口にも注意喚起の看板が。
2025年02月01日 11:05撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:05
ピンテかと思ったら地籍調査という罠。まあ大体境界と道は一致していますが、下山口にも注意喚起の看板が。
メタボチェッカー。鎖は一番下の杭が緩んでました。
2025年02月01日 11:06撮影 by  SH-54D, SHARP
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メタボチェッカー。鎖は一番下の杭が緩んでました。
天邪鬼の挽岩。向かいの妙見山に橋を架けようと天邪鬼が石を切出したところで夜が明けて中断になったとか。岩橋山と同じような言い伝えはどこにでもあるんですね。
2025年02月01日 11:07撮影 by  SH-54D, SHARP
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天邪鬼の挽岩。向かいの妙見山に橋を架けようと天邪鬼が石を切出したところで夜が明けて中断になったとか。岩橋山と同じような言い伝えはどこにでもあるんですね。
岩橋は架からなかったものの階段にはなってる。
2025年02月01日 11:07撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:07
岩橋は架からなかったものの階段にはなってる。
笠形山頂上。残雪は天邪鬼の挽岩から頂上までの少しだけ。
2025年02月01日 11:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:23
笠形山頂上。残雪は天邪鬼の挽岩から頂上までの少しだけ。
一等三角点「笠形山」(939.22m)
2025年02月01日 11:12撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:12
一等三角点「笠形山」(939.22m)
西側の展望。
2025年02月01日 11:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:14
西側の展望。
右の平たい山は段ヶ峰。頂上にいたベテランハイカーさんに教えてもらいました。
2025年02月01日 11:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:14
右の平たい山は段ヶ峰。頂上にいたベテランハイカーさんに教えてもらいました。
左は暁晴山(1077m)かな。鞍部の向こうにうっすら見えているのは岡山県最高峰の後山? 兵庫県の山コンプリートのため今年中には登りたい。
2025年02月01日 11:25撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:25
左は暁晴山(1077m)かな。鞍部の向こうにうっすら見えているのは岡山県最高峰の後山? 兵庫県の山コンプリートのため今年中には登りたい。
これはたしか東側。平野部は西脇市街地かな。天気はイマイチで遠望は利きませんが、霞がかった感じでこれはこれで幽玄?
2025年02月01日 11:24撮影 by  SH-54D, SHARP
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これはたしか東側。平野部は西脇市街地かな。天気はイマイチで遠望は利きませんが、霞がかった感じでこれはこれで幽玄?
北側に千ヶ峰。左に越知川沿いの集落と農地が。
2025年02月01日 11:24撮影 by  SH-54D, SHARP
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北側に千ヶ峰。左に越知川沿いの集落と農地が。
下山開始。名前の付いた小ピークは取っておこうと少し寄り道。目指す笠の丸到着か?と思ったら、ここは杉の丸というらしい。
2025年02月01日 11:38撮影 by  SH-54D, SHARP
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下山開始。名前の付いた小ピークは取っておこうと少し寄り道。目指す笠の丸到着か?と思ったら、ここは杉の丸というらしい。
笠の丸到着。笠形山というのは最高峰、さっきの杉の丸、ここの総称だそう。ピストンして神河分岐から下ります。
2025年02月01日 11:42撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 11:42
笠の丸到着。笠形山というのは最高峰、さっきの杉の丸、ここの総称だそう。ピストンして神河分岐から下ります。
下りはなだらかで膝に優しいものの、道幅は狭い。
2025年02月01日 11:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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下りはなだらかで膝に優しいものの、道幅は狭い。
左から右に渡渉。靴の幅くらいしかないけど。これ、自然に浸蝕されてこうなったのかな…
2025年02月01日 12:13撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 12:13
左から右に渡渉。靴の幅くらいしかないけど。これ、自然に浸蝕されてこうなったのかな…
一枚岩の上を薄く流れる川。
2025年02月01日 12:15撮影 by  SH-54D, SHARP
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一枚岩の上を薄く流れる川。
扁妙の滝。近づくとかなり大きな水音がしていたのですっかり融けてしまったかなと思いましたが、まだ残っていました。
2025年02月01日 12:37撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 12:37
扁妙の滝。近づくとかなり大きな水音がしていたのですっかり融けてしまったかなと思いましたが、まだ残っていました。
アップで。氷と岩の間を水が流れてます。一度上の方でバキッと大きな音がしたので割れて落ちたのかも。
2025年02月01日 12:37撮影 by  SH-54D, SHARP
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アップで。氷と岩の間を水が流れてます。一度上の方でバキッと大きな音がしたので割れて落ちたのかも。
振り返って。扁妙の滝はアクセスがよくて本格登山しなくても手軽に氷瀑が見られる〜みたいな紹介をどこかで読みましたが、結構ハードなんじゃないかと。
2025年02月01日 12:40撮影 by  SH-54D, SHARP
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振り返って。扁妙の滝はアクセスがよくて本格登山しなくても手軽に氷瀑が見られる〜みたいな紹介をどこかで読みましたが、結構ハードなんじゃないかと。
オウネン滝。
2025年02月01日 12:47撮影 by  SH-54D, SHARP
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オウネン滝。
子育て観音。上の挟まってるだけの岩が落ちて来そうで怖い。
2025年02月01日 12:49撮影 by  SH-54D, SHARP
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子育て観音。上の挟まってるだけの岩が落ちて来そうで怖い。
馬橋。今歩いている道は「銀の馬車道」といって生野鉱山と播磨港の間の物資輸送のために整備された道なのですが、小回りの利かない馬車が直進できるようにわざわざ新設したという橋。
2025年02月01日 13:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 13:52
馬橋。今歩いている道は「銀の馬車道」といって生野鉱山と播磨港の間の物資輸送のために整備された道なのですが、小回りの利かない馬車が直進できるようにわざわざ新設したという橋。
市川町の天動寺。別段有名なお寺ではないのですが、鎮守社?が古代出雲大社の想像復元図みたいですごい。
2025年02月01日 14:37撮影 by  SH-54D, SHARP
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市川町の天動寺。別段有名なお寺ではないのですが、鎮守社?が古代出雲大社の想像復元図みたいですごい。
本堂?の縁側から階段が延びているのですが、立入禁止でした。まあそうでしょうね。そもそも本堂自体が一般家屋風で入れませんでしたし。
2025年02月01日 14:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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本堂?の縁側から階段が延びているのですが、立入禁止でした。まあそうでしょうね。そもそも本堂自体が一般家屋風で入れませんでしたし。
鶴居駅。
2025年02月01日 15:11撮影 by  SH-54D, SHARP
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鶴居駅。
鶴居活性化センター。カフェ、農作物販売、鶴女房の里物語館があるそうですが表に廻っても閉まっていました。
2025年02月01日 15:11撮影 by  SH-54D, SHARP
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鶴居活性化センター。カフェ、農作物販売、鶴女房の里物語館があるそうですが表に廻っても閉まっていました。
姫路駅山陽線ホームのえきそば(店の名前)
2025年02月01日 16:02撮影 by  SH-54D, SHARP
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姫路駅山陽線ホームのえきそば(店の名前)
うどん風のつゆに中華麺という珍しい「そば」。とり天えきそばを註文。
2025年02月01日 16:05撮影 by  SH-54D, SHARP
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2/1 16:05
うどん風のつゆに中華麺という珍しい「そば」。とり天えきそばを註文。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ フリース ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 分県登山ガイド兵庫県の山、笠形山に行ってきました。ガイド本では南麓の寺家から笠形寺コースと仙人滝コースを周回するコースを紹介していて、利用できるバス便はない、となっているものの、東西に縦走すればバスでのアプローチが可能。ただ見どころが全然ないしなあと躊躇していたところ、西側に扁妙の滝というのがあり氷瀑が人気、とたまたま目にしてこれは今しかないと行き先に決めました。

 2か月前千ヶ峰に登った時と同じく加古川線で西脇市駅へ。30分ほどバス待ちの時間があるので例のファンシーな駅の待合に入ると室内がひどく煙草臭い。でかでか禁煙と貼ってあるのに吸い殻が落ちていたりして嘆かわしいことです。バスの乗客は私だけで、途中誰かが乗ってくることもなく最後まで私1人でした。大丈夫かな、この路線。でも谷川ー西脇市間は7本/日 (土休日) の閑散路線なのに西脇市駅は意外と乗降があるので、みんなどうやって駅まで来てるんでしょ。まあ数人づつくらいなので市名を冠する駅としてはやっぱり少ないのかもしれませんが。

 大屋バス停の傍に神社があったのでお参りして安全登山を祈願してからスタート。解説板によるとこの地は坂上田村麻呂と少し縁があるようです。登山口まで長めの舗装路が続きますが傍に川があるので慎ましい渓谷美を眺めながら歩けます。途中にネイチャーパーク笠形というキャンプ場がありました。舗装路の奥は樹木の伐採作業中との看板が出ていましたが「車輛は注意」とあるだけで通行自体は可能のようでした。
 
 さて、竜が滝コースは登山口から頂上までは誰にも会わず。登山道は岩のゴロゴロした沢道を歩いたり、急坂の直登があったり、急斜面を細道でトラバースしたりとなかなか変化に富んでいて野趣があります。結構スリリング。雪があるかもと思って軽アイゼンとトレッキングポールは持ってきましたが、雪があったら私には難しかったと思います。なくて幸いでした。

 頂上には先客が全部で5人。4人グループは中学3年生くらいでしょうか男子生徒3人と引率の先生。あとシニアのソロ男性。この方とは少しだけ言葉を交わしました。私が登って来た大屋方面に降りて行かれたのでしてみると登山口にあった軽自動車はこの方のでしょうか。あの道を下るのは緊張しますね。思わず「お気をつけて」の言葉が出ました。昨日今日は朝から牛乳を薄めたような靄が漂っていて展望には期待していませんでしたが、思ったよりはよく見えました。

 笠の丸までの登山道では4人とすれ違い、笠の丸に先客3人。これから笠形山頂上に向かわれるようでした。コルの神河分岐からの下り細道で1人すれ違い。登りに道を譲らせてしまった。申し訳ない。扁妙の滝を眺めていると下から2人登って来られました。滝の方は数日暖かい日が続いたので無理かなと思っていましたが、一部ですがちゃんと凍ってましたね。融け残ってるという方が正しいかもしれませんが。こんな麓近くで氷瀑が見られるとは驚きです。何でも水量が少ないので凍りやすいのだとか。確かに今日はどこの滝も川もチョロチョロという感じでしたね。扁妙の滝などは結構落差もあるのですが、大瀑布というより侘び寂びという感じ。

 今日お見かけしたハイカーは以上。あとグリーンエコー笠形の駐車場には結構車が停まっていたのでこちらもそれなりに人気なのかも。人の姿は見かけませんでしたが。なおグリーンエコーの駐車場は利用者以外使用不可、どころか車輛進入も不可らしいのでだいぶ手前の空き地に車を停める必要があります。自家用車利用の方は注意。

 さてここからは長い舗装路歩きです。グリーンエコー笠形前から神河町のコミュニティバスに乗るか、そうでなくても新野駅まで歩けば近いのですが、あえて遠い方の鶴居駅へ。今日はもう一つ目当てがあるのです。新野と鶴居の間にある天動寺というお寺。この中にある鎮守社(お寺の中にある神社。神宮寺の逆ですね)が、出雲大社の復元図みたいなすごい造りをしているのを、以前ネットで見て実物を拝みたいと思っていました。残念ながら上には登れませんでしたが、まあそうでしょう。むしろ外見の面白さが主なのでこれで十分。

 鶴居駅に着くと15分ほどで電車がやって来ました。姫路駅で乗り換えるついでにホームの立ち食いそばで遅い昼食。そばと言っていますがここの麺は蕎麦じゃなく中華麺なんですね。これもつい最近ネットで知ったのですが、このえきそばというお店はそのユニークさで有名でファンも多いのだとか。最近よく乗換に使って店構えも見ていたのですが迂闊にも全然知りませんでした。とり天えきそばを食べましたが、蕎麦はもちろん普通の中華麺と較べても自己主張が少なくあっさりしていてつゆを味わう感じでしょうか。次はよりシンプルにキツネにしてみようかな。

 さて今日はおまけを2つ加えましたが、笠形山だけでも十分楽しかったですよ。登山道は岩ゴロゴロの沢ルートに急登などあって変化に富んでいましたし、風情を感じる滝がいろいろ見られます。氷瀑ならなおよし。今日はそれほどではありませんでしたが、天気に恵まれれば頂上からはほぼ360°の展望も楽しめそうです。公共交通でもアクセスできますし、笠形山東西縦走コースおすすめです。今週また寒波が来るし滝は全面凍結してくれるかも。

 

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