山行記録: 摩耶山《日本三百名山》

記録ID: 7771760

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

朝日・出羽三山

摩耶山《日本三百名山》

2007年07月29日(日) [日帰り]

山形県

山キチどん

GPS: --:--
距離: 12.2km
登り: 947m
下り: 947m

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コースタイム

日帰り

山行: 3:25
休憩: 0:34
合計: 3:59

8:05

23分

中田橋

8:28

8:30

13分

瀬戸橋登山口

8:43

7分

中尾根分岐

8:50

8:53

65分

弁財天の滝

9:58

10:27

17分

摩耶山

10:44

4分

摩耶山避難小屋

10:48

27分

追分分岐

11:15

38分

関川登山口

11:53

11分

関川峠

12:04

中田橋

天候	曇り山頂ガス
過去天気図（気象庁）	2007年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車鶴岡市越沢の中田橋袂に駐車アクセスを調べる my出発地登録
その他周辺情報	鶴岡市湯田川温泉\200

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越沢・中田橋登山口

2007年07月29日 08:01撮影 by DSLR-A100, SONY

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7/29 8:01

越沢・中田橋登山口

弁財天の滝と左側に登山道の梯子

2007年07月29日 08:48撮影 by DSLR-A100, SONY

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7/29 8:48

弁財天の滝と左側に登山道の梯子

摩耶山(1,020m)山頂

2007年07月29日 10:23撮影 by DSLR-A100, SONY

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7/29 10:23

摩耶山(1,020m)山頂

撮影機器：

DSLR-A100 SONY

感想

山キチどん

　月山下山後は、摩耶山を目指した。月山の西方にあり車で65㎞走り、国道345号線の関川峠の手前にある越沢集落へと向い、摩耶山渓谷へ入る林道の分岐点の中田橋の袂、摩耶山の案内板の前に車を置いた。月山を下るに攣れて雲の下に抜け出し曇り空となっていた。月山山頂で分れたF澤さんは姥ヶ岳経由湯殿山神社に下山しバスで羽黒山に向かい出羽三山を極めに行った。
　摩耶山の登山口は林道を2.1㎞入った瀬戸橋の袂にある。宮城ナンバーの車が1台止まっていた。登山者だったら山中で会えるだろう。早速登山道に入り小国川の右岸を進んだ。200m程歩くと渡渉点で飛び石伝いに左岸に移った。やがて小浜ノ茶屋跡に到った。初心者コースが右に分岐し緩やかに登って行く。今日はベテランコースといわれる滝コース・中尾根を行くので左に進んだ。やがて弁財天の滝に達すると落差は15m位あるのだろうか垂直に流れ落ちているしっかりした滝だった。滝の左側に鉄梯子がこれも垂直に付いている。滝壺に下り飛び石伝いに渡渉しこの梯子に取付いた。コース中の最難関のポイントだ。梯子の2段目が欠けており注意が必要だ。
　梯子上部からは中尾根の急登路で1.7㎞で標高差620mを登る。未明までの雨で露をたっぷり含んだ登山道のため雨具をつけて歩き出しそれなりに役に立っているが、兎に角暑い。滴る汗で体力を消耗しバテてきた。1時間歩きヘロヘロになって漸く摩耶山(1,020m)山頂に達した。摩耶山は古来「厩山（うまやさん）」と言われていたらしく、軈て「う」が脱落し「まやさん」となったのか、神戸の摩耶山忉利天上寺の仏母摩耶信仰がもたらされ意図的に改名したものか。今もこの山は信仰の山で山頂西南には厩神社の奥宮がある。そしてその南には六体地蔵、参拝者はここで六根を清浄し清い身となって、お参りしたと案内板にあった。
　30分程休憩し体力を回復させて関川コースを下山しだした。信仰登山の本道はこちらで、厩神社奥宮、六体地蔵を通り摩耶山避難小屋に達した。小屋は扉の上部が少々破損していた。小屋裏手から七ッ滝コースが分岐し弁財天の滝に到るが、かなり荒れているようで危険箇所もあるようだ。追分では先程の初心者コースが合流している。後は整備された道をなだらかに下り、唯一の登り返しで3等三角点「大道」(607m)に登った。ピークは切り開かれていた。此処まで来ると関川登山口は近く林道に出ると途中で関川峠の南に出る枝道に入った。国道345号線に下り立つと峠越えの関川トンネルを避けて旧道を歩き関川峠を越えて中田橋に戻った。
　4時間ほどの周回登山を終えたが晴れていると素晴らしかったのだろう。標高500m辺りから上はガスの中だった。山頂すぐ南には鉾ヶ峰、鑓ヶ峰の鋭峰が聳えているとガイドブックには載っていた。登山後は鶴岡に向う途中にある湯田川温泉に立ち寄った。共同浴場が2軒ほどあり“正面の湯”に行った。扉に鍵が掛かっているのでまだやっていないのかと思ったら、張り紙に近くの商店で入浴券(\200)を買って来いと書いてある。お店に行って買うと一緒に来て鍵を開けてくれ中に入ることができた。何のことはない中には3人ほどの地元の人が入浴中だった。
　羽黒山に行ったF澤さんはどうしただろう、メールを入れるが返事はない。まだ時間が有るので下山地と思しき月山8合目への途中にあった月山ビジターセンターに向った。到着して携帯に電話するも圏外、手向（とうげ）の集落まで戻ろうと車を走らせた途端下山してきたF澤さんを発見、pick　upし手向で羽黒そばを食べ鶴岡に向った。この頃になると天候が回復し青空が広がってきた。羽越線を走る16:34発の“きらきらうえつ号”で日本海の夕陽を見ながら新潟へ、上越新幹線で帰るF澤さんを見送り、私は新潟で泊まり、翌朝北陸線の特急で帰京の途に付いた。

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