ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7784065
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県玉野市 滝城跡〜加茂神社〜鬼入道山〜鴨川+児島湖

2025年02月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:02
距離
9.0km
登り
357m
下り
353m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:54
合計
4:03
距離 9.0km 登り 357m 下り 353m
9:07
12
広岡公園駐車場
9:19
9:22
1
五十猛神社
9:23
9:24
12
淡島神社
9:36
9:44
23
滝城跡
10:07
10:12
9
加茂神社
10:21
8
矢止池
10:29
15
加茂神社(2回目)
10:44
10:54
32
藤穴池周辺
11:26
11:36
19
11:55
12:00
6
小島地八幡宮
12:06
12:10
52
正住坊池
13:02
13:10
0
広岡公園
13:10
広岡公園駐車場
史跡や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離9km、歩行時間3時間、歩行数14,400歩、消費カロリー920Kcal
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
広岡公園の駐車場に自動車を停めました。二十数台駐車可能です。9時には十数台駐車中で、公園でゲートボールが行われていましたが、13時過ぎには全員お帰りになっていました。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所はありません。鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>西南西の標高180m手前からヤブに入りましたが、カラスザンショウ<写真23>に気を付けて歩けば大丈夫です。滝城北西端の曲輪<写真13>から加茂神社南の祠<写真14>までは道ではありませんが、木の間をどこでも歩けます。
 五十猛(いそたけ)神社<写真02〜05>から淡島 (あわしま)神社<写真06,07>を経て金毘羅宮<写真08>までは土の参道できれいです。
 防獣柵が3か所あり、棒を引き抜くタイプと水色の太い針金を抜くタイプの2種類でしたが、どちらもすぐに開閉できました。

 滝城北西端の曲輪<写真13>から加茂神社南の祠<写真14>を経て藤穴(ふじあな)池<写真22>までは、一部道ではありませんが、木の間をどこでも歩けます。
 滝城北西端の曲輪<写真13>は切岸が急で、ピンクテープもなくなりましたが、この南南西がなんとなく細道のように見えて下りやすかったので、そこから下りました。意外にもヤブはなく、木の間をどこでも歩けました。たまに傾斜が急な所は木を掴めるので大丈夫です。
 標高75m辺りで竹林になってくると、下に、矢止中(やどめなか)池<写真19>が見えてきました。標高65m辺りで北西に進路を変えましたが、竹の間は緩やかで歩きやすく、最後に少し急な箇所で木を掴むくらいですみ、ピンポイントで加茂神社南の祠<写真14>に出てきました。北側のまたげる幅の溝には水がなく、ちゃんと小さな橋が架かっていました。
 加茂神社<写真15〜18>から東北東の矢止(やどめ)池まではコンクリート道です。池畔の土道を歩いてみましたが、やはり生き物の気配はなく、引き返しました。この土道はイノシシ用の檻で行き止まりかもしれません。加茂神社から藤穴(ふじあな)池<写真22>までは、標高100mを超えると、コンクリート道は砂利道のようになりました。

 藤穴(ふじあな)池<写真22>から鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>までは、ヤブの入口でかき分けたくらいですみましたが、カラスザンショウ<写真23>は要注意です。
 藤穴(ふじあな)池<写真22>からは地形図にはない土道が東に延びていました。池の東畔は普通に歩けます。池の北に延びる地形図の実線の道は、標高130m辺りでヤブに突っ込むと、なんとなく道らしきものが見えますが、足元はノイバラのようなつる性のトゲトゲだらけです。斜面に踏み跡らしきものは見えますが、どうやらトゲトゲの間をよじ登らなければならないようなのでやめました。
 池の南に延びる地形図の実線の道は、すぐに前方はヤブになりましたが、木を掴んで南斜面を登ると、意外にもまた木の間をどこでも歩けました。下にヤブが見えなくなったところで下りて地形図の実線の道に合流しました。
 標高150mを過ぎると西斜面に鉄塔が見え、そちらにピンクテープがありましたが、そのまま土道を少し進みました。土道をキープしてもよかったようですが、西斜面に上がり再び木の間を適当に歩き、地形図の破線の道に出合うと、分岐には長いコンクリートブロックが転がっていました。
 地形図の送電線にぶつかる辺りは分岐で、左へと進みました。北斜面を登れば鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>が近かったのですが、やはりトゲトゲの上に枯れたササヤブが続いていたので、諦めて鉄塔巡視路を西へ進みました。枯れたセイタカアワダチソウが体に当たりますが、かき分けずに歩けます。
 標高170m辺りで鉄塔に到着しましたが、明瞭な道が見つからず、とりあえず、周辺の草が刈られた所を歩き、標高180m手前でヤブに突入しました。すぐにカラスザンショウ<写真23>が現れましたが、なんとなく踏み跡のように見えました。ここを少し過ぎた所でなぜかカラスザンショウロードとなり、狭い間を通り抜けました。2m程ですみますが、要注意です。
 標高185m辺りからまた木の間をどこでも歩けるようになり、すんなり鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>に到着しました。

 鬼入道山(きにゅうどうやま)頂上<写真24,25>から東尾根を下りましたが、ここも木の間をどこでも歩けました。途中で南側に道があるのに気づいたのですが、尾根上を普通に歩けたので、標高100m辺りまでは道のない尾根上を歩きました。
 ここからは溝状に掘れた道で、標高90m辺りの分岐で右(南側)の道に入りました。標高40m辺りでコンクリート道に出合い左折、小島地八幡宮<写真29〜31>を経て鳥居で左折すると、そこからゴールまではアスファルト道でした。
その他周辺情報 鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>北北西の備前片岡駅近くに岡山市サウスヴィレッジがあります。園内は9〜17時オープンで火曜定休ですが、時間外も入園は可能です。現在、要予約でいちご食べ放題開催中です。ロードサイドマーケットは8〜17時で年中無休、地元産の野菜などが販売されています。
01オオバン採餌行動…出発点の広岡公園に向かう途中、用水路のような小さな川に群れていました。次々に潜って餌を食べている様子を動画に撮りました。
2
01オオバン採餌行動…出発点の広岡公園に向かう途中、用水路のような小さな川に群れていました。次々に潜って餌を食べている様子を動画に撮りました。
02五十猛(いそたけ)神社鳥居越しに拝殿…南の階段を上るとすぐに拝殿の前に出てしまったので、東の鳥居まで進みました。車1台分ギリギリの幅の道が東麓から延びているようです。
1
02五十猛(いそたけ)神社鳥居越しに拝殿…南の階段を上るとすぐに拝殿の前に出てしまったので、東の鳥居まで進みました。車1台分ギリギリの幅の道が東麓から延びているようです。
03五十猛神社玉取り狛犬越しに拝殿…創建時期は不明ですが、寛文6年(1666年)に池田光政公が寺社の整理を行った際には存在していたようです。ご祭神の五十猛命(いそたけるのみこと)は素盞鳴尊(すさのおのみこと)の御子で、全国に植樹したことから、林業の神様とされています。
1
03五十猛神社玉取り狛犬越しに拝殿…創建時期は不明ですが、寛文6年(1666年)に池田光政公が寺社の整理を行った際には存在していたようです。ご祭神の五十猛命(いそたけるのみこと)は素盞鳴尊(すさのおのみこと)の御子で、全国に植樹したことから、林業の神様とされています。
04五十猛神社拝殿…「五」の文字がデザインされた屋根瓦がずらり😊
1
04五十猛神社拝殿…「五」の文字がデザインされた屋根瓦がずらり😊
05五十猛神社五角柱地神碑&境内社&本殿…左の石柱は五角柱地神碑です。天照大神(あまてらすおおみかみ)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、埴安媛命(はにやすひめのみこと)の五神名を彫った五角柱で、大地の神様に五穀豊穣を祈るものです。特に岡山県には多いといわれています。
1
05五十猛神社五角柱地神碑&境内社&本殿…左の石柱は五角柱地神碑です。天照大神(あまてらすおおみかみ)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、埴安媛命(はにやすひめのみこと)の五神名を彫った五角柱で、大地の神様に五穀豊穣を祈るものです。特に岡山県には多いといわれています。
06淡島神社…五十猛(いそたけ)神社<写真02〜05>の摂社です。安産や女性特有の病気平癒のご利益があるとされています。左に歩いてきた参道が見えています。
1
06淡島神社…五十猛(いそたけ)神社<写真02〜05>の摂社です。安産や女性特有の病気平癒のご利益があるとされています。左に歩いてきた参道が見えています。
07淡島神社獅子像?…石灯篭の土台前にありました。獅子がじゃれあう備前焼の像でしょうか。
2
07淡島神社獅子像?…石灯篭の土台前にありました。獅子がじゃれあう備前焼の像でしょうか。
08滝城主郭の金毘羅宮…きれいな土の参道を進むとここが終点でした。滝城の主郭があった辺りで開けており、東方面の展望が効きます。昭和56年に立てられた創建200年の記念碑には、この城は毛利方についていましたが、天正9年(1581年)に羽柴秀吉に攻められ落城したとありました。
2
08滝城主郭の金毘羅宮…きれいな土の参道を進むとここが終点でした。滝城の主郭があった辺りで開けており、東方面の展望が効きます。昭和56年に立てられた創建200年の記念碑には、この城は毛利方についていましたが、天正9年(1581年)に羽柴秀吉に攻められ落城したとありました。
09滝城主郭より常山…ベンチとテーブルがあり、北方面少し東寄りに常山が見えました。
2
09滝城主郭より常山…ベンチとテーブルがあり、北方面少し東寄りに常山が見えました。
10滝城主郭より児島湖越しに芥子山&熊山&怒塚山…北北東方面です。中央手前が葛山、その奥は手前が七区貯水池で堤防の奥が児島湖、左端奥は芥子山(けしごやま)、中央奥は熊山、右端奥は怒塚山(いかづかやま)です。
2
10滝城主郭より児島湖越しに芥子山&熊山&怒塚山…北北東方面です。中央手前が葛山、その奥は手前が七区貯水池で堤防の奥が児島湖、左端奥は芥子山(けしごやま)、中央奥は熊山、右端奥は怒塚山(いかづかやま)です。
11滝城主郭より石槌山…東方面少し南寄りに石槌山が見えました。
2
11滝城主郭より石槌山…東方面少し南寄りに石槌山が見えました。
12滝城主郭北西の切岸…ピンクテープに従い北西に一段下りた曲輪(くるわ)から切岸の北側を撮影しました。
2
12滝城主郭北西の切岸…ピンクテープに従い北西に一段下りた曲輪(くるわ)から切岸の北側を撮影しました。
13滝城北西端の曲輪…ここは切岸が急で、ピンクテープもなくなりました。幸い、この南南西がなんとなく細道のように見えて下りやすかったので、そこから加茂神社<写真14〜18>に向かうことにしました。
13滝城北西端の曲輪…ここは切岸が急で、ピンクテープもなくなりました。幸い、この南南西がなんとなく細道のように見えて下りやすかったので、そこから加茂神社<写真14〜18>に向かうことにしました。
14加茂神社南の祠…木の間を適当に下りると、ここに出てきました。加茂神社の境内社でしょうか。矢止中(やどめなか)池<写真19>から水が流れてきて渡れないかもしれないと心配していましたが、またげる幅の溝には水がなく、ちゃんと小さな橋が架かっていました。渡って加茂神社の拝殿<写真15〜17>へ。
2
14加茂神社南の祠…木の間を適当に下りると、ここに出てきました。加茂神社の境内社でしょうか。矢止中(やどめなか)池<写真19>から水が流れてきて渡れないかもしれないと心配していましたが、またげる幅の溝には水がなく、ちゃんと小さな橋が架かっていました。渡って加茂神社の拝殿<写真15〜17>へ。
15加茂神社拝殿…以前は550m程東の山頂にあったとされています。109m峰のことでしょうか。ちなみに、名前はかつてこの一帯が加茂庄と呼ばれていたことに由来するようです。
2
15加茂神社拝殿…以前は550m程東の山頂にあったとされています。109m峰のことでしょうか。ちなみに、名前はかつてこの一帯が加茂庄と呼ばれていたことに由来するようです。
16加茂神社拝殿向拝の彫刻…鶴や菊らしき花の彫刻がありました。
1
16加茂神社拝殿向拝の彫刻…鶴や菊らしき花の彫刻がありました。
17加茂神社拝殿木鼻…木鼻の彫刻は獅子や象が多いです。ここは象でした。
2
17加茂神社拝殿木鼻…木鼻の彫刻は獅子や象が多いです。ここは象でした。
18加茂神社本殿…社伝によれば、ここは児島の人民を苦しめていた阿黒羅王(阿久良王とも)という鬼と親交のあった加茂二郎を祀ったお宮で、昔は善児宮と呼ばれていたそうです。
1
18加茂神社本殿…社伝によれば、ここは児島の人民を苦しめていた阿黒羅王(阿久良王とも)という鬼と親交のあった加茂二郎を祀ったお宮で、昔は善児宮と呼ばれていたそうです。
19矢止中(やどめなか)池…南西方面を望みました。カモを期待していたのですが、いませんでした。この北東の矢止(やどめ)池は畔の土道を歩いてみましたが、やはり生き物の気配はなく、引き返しました。
2
19矢止中(やどめなか)池…南西方面を望みました。カモを期待していたのですが、いませんでした。この北東の矢止(やどめ)池は畔の土道を歩いてみましたが、やはり生き物の気配はなく、引き返しました。
20青空に積雲…北北東方面です。展望は効きませんが、空は見えるコンクリート道が続きます。
1
20青空に積雲…北北東方面です。展望は効きませんが、空は見えるコンクリート道が続きます。
21ドロバチの巣をつつくシジュウカラ…長さ4cm程の楕円形の土の塊をつついていました。これはドロバチの巣で、中は複数に仕切られ、それぞれにイモムシなどが入っています。母蜂はこれに卵を産み付けておき、ふ化した幼虫はイモムシを食べて成虫になると巣から出てきます。穴が開いているので中はもう空っぽのような気がしますが、巣を壊そうと必死のシジュウカラ😅なんともハチ迷惑、いや、はた迷惑な話です。動画を撮りました。
2
21ドロバチの巣をつつくシジュウカラ…長さ4cm程の楕円形の土の塊をつついていました。これはドロバチの巣で、中は複数に仕切られ、それぞれにイモムシなどが入っています。母蜂はこれに卵を産み付けておき、ふ化した幼虫はイモムシを食べて成虫になると巣から出てきます。穴が開いているので中はもう空っぽのような気がしますが、巣を壊そうと必死のシジュウカラ😅なんともハチ迷惑、いや、はた迷惑な話です。動画を撮りました。
22藤穴池…西方面を望みました。ここから東に延びる土道がありましたが、とりあえず地形図の実線の道へ。南北両方とも入口からすぐにヤブになりました😅
1
22藤穴池…西方面を望みました。ここから東に延びる土道がありましたが、とりあえず地形図の実線の道へ。南北両方とも入口からすぐにヤブになりました😅
23カラスザンショウ…ランダムにびっしりつくトゲの根元周辺はあまり盛り上がりません。ここを少し過ぎた所でなぜかカラスザンショウロードとなり、狭い間を通り抜けていると、手の甲を刺されて血だらけになりました😫2m程ですんでよかったです。
2
23カラスザンショウ…ランダムにびっしりつくトゲの根元周辺はあまり盛り上がりません。ここを少し過ぎた所でなぜかカラスザンショウロードとなり、狭い間を通り抜けていると、手の甲を刺されて血だらけになりました😫2m程ですんでよかったです。
24鬼入道山頂上…少し開けていますが、展望は効きません。「入」が「人」に見えるのは気のせい😅
2
24鬼入道山頂上…少し開けていますが、展望は効きません。「入」が「人」に見えるのは気のせい😅
25架空生物名の山シリーズ「鬼入道山」プレート…<写真24>のプレートの左隣の木にありました。
2
25架空生物名の山シリーズ「鬼入道山」プレート…<写真24>のプレートの左隣の木にありました。
26石鎚神社…展望は効きませんが、周辺は少し開けています。以前はもっと大きな社殿があったのでしょう。
2
26石鎚神社…展望は効きませんが、周辺は少し開けています。以前はもっと大きな社殿があったのでしょう。
27木目地区越しに「迫間」峰…ここだけ少し開けていました。東方面に木目地区越しに中央に標高182.5m三角点「迫間」峰が見えました。
2
27木目地区越しに「迫間」峰…ここだけ少し開けていました。東方面に木目地区越しに中央に標高182.5m三角点「迫間」峰が見えました。
28ルリビタキ♀…墓地にいました。脇腹のオレンジ色が薄いのでメスだと思います。オスは完全に青くなるまでに3年程かかるので、若い個体はメスと間違えやすいです。動画を撮りましたが、すぐに逃げてしまいました。
4
28ルリビタキ♀…墓地にいました。脇腹のオレンジ色が薄いのでメスだと思います。オスは完全に青くなるまでに3年程かかるので、若い個体はメスと間違えやすいです。動画を撮りましたが、すぐに逃げてしまいました。
29小島地八幡宮本殿&拝殿…元禄7年(1694年)の創建と考えられています。
2
29小島地八幡宮本殿&拝殿…元禄7年(1694年)の創建と考えられています。
30小島地八幡宮拝殿内部…左に神輿(みこし)がありました。大きな社殿なので、お祭りも盛大に行われるのでしょうか。
2
30小島地八幡宮拝殿内部…左に神輿(みこし)がありました。大きな社殿なので、お祭りも盛大に行われるのでしょうか。
31小島地八幡宮狛犬越しに拝殿…振り返ってみました。右の狛犬は上から押しつぶされたように崩れていました😓
2
31小島地八幡宮狛犬越しに拝殿…振り返ってみました。右の狛犬は上から押しつぶされたように崩れていました😓
32正住坊(しょうじゅうぼう)池越しに「迫間」峰…東方面少し南寄りに標高182.5m三角点「迫間」峰が見えました。池にいるのはホシハジロのオス<写真33>です。
2
32正住坊(しょうじゅうぼう)池越しに「迫間」峰…東方面少し南寄りに標高182.5m三角点「迫間」峰が見えました。池にいるのはホシハジロのオス<写真33>です。
33正住坊池ホシハジロ♂…オスばかり数羽いました。潜るのが得意ですが、動画撮影中は足でのんびり顔をかいたりしてくつろいでいました。
2
33正住坊池ホシハジロ♂…オスばかり数羽いました。潜るのが得意ですが、動画撮影中は足でのんびり顔をかいたりしてくつろいでいました。
34羽毛を膨らませたハクセキレイ…セグロセキレイを動画に撮っていると、乱入してきました。セグロのほうは顔が黒、こちらは白です。
2
34羽毛を膨らませたハクセキレイ…セグロセキレイを動画に撮っていると、乱入してきました。セグロのほうは顔が黒、こちらは白です。
35欽ちゃん走りするハクセキレイ…別個体です。用水路らしき中にいたので見下ろして動画を撮っていると、妙に上を気にしており、顔をこちらに向けたまま小走り。腕は振りませんが、なんとなく欽ちゃん走りのように見えておもしろかったです。
2
35欽ちゃん走りするハクセキレイ…別個体です。用水路らしき中にいたので見下ろして動画を撮っていると、妙に上を気にしており、顔をこちらに向けたまま小走り。腕は振りませんが、なんとなく欽ちゃん走りのように見えておもしろかったです。
36キセキレイ…川の下流からハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイと棲み分けているといわれていますが、このように下流にいることもあります。まさかの3種そろい踏み😊腰を上下に振るセキレイ類特有の歩き方で動き回る様子を動画に撮りました。
3
36キセキレイ…川の下流からハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイと棲み分けているといわれていますが、このように下流にいることもあります。まさかの3種そろい踏み😊腰を上下に振るセキレイ類特有の歩き方で動き回る様子を動画に撮りました。
37カワラヒワ…越冬のため渡ってくるオオカワラヒワによく似ていますが、微妙に小さく、背後から見たときに翼の白い部分の幅が黒い部分より狭く見えます。地鳴きはカワラヒワはビー、オオカワラヒワはチュイーンです。曇ってきたので動画はほぼシルエットですが、足でカイカイするなど可愛いしぐさが撮れました。
2
37カワラヒワ…越冬のため渡ってくるオオカワラヒワによく似ていますが、微妙に小さく、背後から見たときに翼の白い部分の幅が黒い部分より狭く見えます。地鳴きはカワラヒワはビー、オオカワラヒワはチュイーンです。曇ってきたので動画はほぼシルエットですが、足でカイカイするなど可愛いしぐさが撮れました。
38ホオジロ♀…オス<写真39>とは違い、顔は茶色と白です。動画を撮りましたが、すぐに去っていきました。
2
38ホオジロ♀…オス<写真39>とは違い、顔は茶色と白です。動画を撮りましたが、すぐに去っていきました。
39ホオジロ♂…メス<写真38>同様、頭頂部の羽毛が逆立っていますが、冠羽ではなく単に風になびいているだけです。なかなかのんきで近づいてくることも多いのですが、今回はメスが近くにいたので動画も一瞬でした😅
2
39ホオジロ♂…メス<写真38>同様、頭頂部の羽毛が逆立っていますが、冠羽ではなく単に風になびいているだけです。なかなかのんきで近づいてくることも多いのですが、今回はメスが近くにいたので動画も一瞬でした😅
40ソシンロウバイ…ロウバイとは違い、花の中心部も黄色です。小さな木で3分咲きでした。
2
40ソシンロウバイ…ロウバイとは違い、花の中心部も黄色です。小さな木で3分咲きでした。
41鴨川コガモ♂…体は小さく、カルガモの3分の2から半分近くしかありません。オスは正面から見ると覆面レスラーのように見えますが、動画撮影中は顔を上げてくれませんでした。
2
41鴨川コガモ♂…体は小さく、カルガモの3分の2から半分近くしかありません。オスは正面から見ると覆面レスラーのように見えますが、動画撮影中は顔を上げてくれませんでした。
42カワセミ…あいにくの曇天でこのとおりです😓今までで最も接近して撮れたのに残念です。
2
42カワセミ…あいにくの曇天でこのとおりです😓今までで最も接近して撮れたのに残念です。
43ハナユ実…葉柄にはユズよりも小さくハッサクと同じくらいの翼があり、枝にはユズ同様、トゲがあります。実はユズよりも小さく直径3cm程で、実よりも花を楽しむ樹木です。茶色く変色した実が多かったです。
2
43ハナユ実…葉柄にはユズよりも小さくハッサクと同じくらいの翼があり、枝にはユズ同様、トゲがあります。実はユズよりも小さく直径3cm程で、実よりも花を楽しむ樹木です。茶色く変色した実が多かったです。
44イソヒヨドリ♀…背中の青みは強いほうでしょうか。若いオスなら、これくらい青ければお腹も青とえんじ色が少し出ているので、メスだと思います。動画を撮りました。
2
44イソヒヨドリ♀…背中の青みは強いほうでしょうか。若いオスなら、これくらい青ければお腹も青とえんじ色が少し出ているので、メスだと思います。動画を撮りました。
45こちらを向いたイソヒヨドリ♀…お腹を見せてくれました。これだけ白がまだらに入っていると、間違いなくメスです。
2
45こちらを向いたイソヒヨドリ♀…お腹を見せてくれました。これだけ白がまだらに入っていると、間違いなくメスです。
46羽毛を膨らませたイソヒヨドリ♀…<写真44,45>と同一個体とは思えません😅寒いと羽毛を膨らませてまん丸になります。
2
46羽毛を膨らませたイソヒヨドリ♀…<写真44,45>と同一個体とは思えません😅寒いと羽毛を膨らませてまん丸になります。
47サザンカ…広岡公園の入口です。まだつぼみもありますが、茶色く変色した花が多かったです。園内はサザンカの生垣で囲まれていました。
2
47サザンカ…広岡公園の入口です。まだつぼみもありますが、茶色く変色した花が多かったです。園内はサザンカの生垣で囲まれていました。
48広岡公園より滝城跡南南東尾根…北東方面です。金毘羅宮<写真08>の参道を歩いた滝城跡南南東尾根が見えました。奥に見える丸太と土の階段から広岡上池に行ってみましたが、カモはいませんでした。
2
48広岡公園より滝城跡南南東尾根…北東方面です。金毘羅宮<写真08>の参道を歩いた滝城跡南南東尾根が見えました。奥に見える丸太と土の階段から広岡上池に行ってみましたが、カモはいませんでした。
49「児島湖ふれあい野鳥親水公園」アオサギ…今回は水鳥が少なかったので、ゴール後に八浜の児島湖ふれあい野鳥親水公園に移動。マガモが少しいたくらいで静かでした。アオサギはいつものことながら、ギャーギャー鳴きながら飛び去りました😅
2
49「児島湖ふれあい野鳥親水公園」アオサギ…今回は水鳥が少なかったので、ゴール後に八浜の児島湖ふれあい野鳥親水公園に移動。マガモが少しいたくらいで静かでした。アオサギはいつものことながら、ギャーギャー鳴きながら飛び去りました😅
50児島湖オオバン…児島湖沿いを北東に歩いていると、2羽だけいました。優しい目で微笑んでいるように見えます😊クイナの仲間ですが、カモ類と一緒にいることが多いです。オオバンの餌を横取りしようとカモたちが集まってくるだけなのですが😅
2
50児島湖オオバン…児島湖沿いを北東に歩いていると、2羽だけいました。優しい目で微笑んでいるように見えます😊クイナの仲間ですが、カモ類と一緒にいることが多いです。オオバンの餌を横取りしようとカモたちが集まってくるだけなのですが😅
51カンムリカイツブリ冬羽…八浜平成橋たもとにはいつもカモ類が群れています。1羽だけカンムリカイツブリがいたので動画を撮りました。冬羽は首に茶色い飾り羽がありません。
2
51カンムリカイツブリ冬羽…八浜平成橋たもとにはいつもカモ類が群れています。1羽だけカンムリカイツブリがいたので動画を撮りました。冬羽は首に茶色い飾り羽がありません。
52コガモ♀…翼のエメラルドグリーンの部分が見えているのでわかりやすいです。羽繕いする様子を動画に撮りました。
2
52コガモ♀…翼のエメラルドグリーンの部分が見えているのでわかりやすいです。羽繕いする様子を動画に撮りました。
53マガモ群れ…ここで最も多いのはマガモです。今回は少ないほうで十数羽でした。泳ぐ様子を動画に撮りました。
2
53マガモ群れ…ここで最も多いのはマガモです。今回は少ないほうで十数羽でした。泳ぐ様子を動画に撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター)

感想

【玉野市のアドベンチャーコース】
 最近、玉野市を訪問することが増えました。玉野市には、あまり登山者が訪問しない山域ながら、ルートファインディングを楽しめ、史跡や神社などのパワースポットがあり、多種多様な野鳥が棲む所がたくさんあります。
 今回のコースは、広岡公園を出発点とし、五十猛(いそたけ)神社〜淡島 (あわしま)神社 〜滝城跡〜加茂神社〜鬼入道山(きにゅうどうやま)〜小島地八幡宮〜正住坊(しょうじゅうぼう)池〜鴨川沿いと、広岡や木目地区ならではの魅力が詰まったコースを歩きました。タイトルで“アドベンチャーコース”と称したのは、このエリアに関する登山道、史跡、生物等の資料があまりなく、出たとこ勝負の要素が強かったからです。純粋に登山と山頂からの展望を楽しむことが山行の主目的である方にとっては、あまり魅力的なコースではないかもしれませんが、冒険心あふれる方にとっては、様々なサプライズを楽しむことができる充実したコースとなります。
 今回はさらに、山行後に玉野市八浜に移動し、児島湖の水鳥ウォッチングも行いました。児島湖は西日本有数の渡り鳥の飛来地といわれています。したがって、結果的には今回の写真や動画の多くが野鳥になっています😊

【児島の鬼伝説】
 鬼入道山(きにゅうどうやま)の山名の由来は定かではありませんが、周辺には鬼伝説が存在します。加茂神社<写真14〜18>の社伝によれば、ここは児島の人民を苦しめていた阿黒羅王(阿久良王とも)という鬼と親交のあった加茂二郎を祀ったお宮で、昔は善児宮と呼ばれていたそうです。由加山蓮台寺の伝説とは微妙に違う箇所がありますが、以下、紹介します。
 桓武天皇の御代、由加山(ゆがさん)に阿黒羅王(阿久良王とも)という鬼がいて、児島の人民を苦しめていました。そこで鬼退治に派遣されたのが坂上田村麻呂です。彼は事前に金甲山(きんこうざん)麓の円通寺で必勝祈願をし、金の甲を山頂に埋めましたが、これが山名の由来とされています。
 さて、鬼には東郷太郎、加茂二郎、稗田三郎という3人の子供(あるいは家来)がいました。子供は7人という説も。田村麻呂の道案内をしたのは、まず降伏した稗田三郎だとも、加茂を治めており鬼と親交のあった加茂二郎だともいわれています。鬼は最終的には改心し、死後は瑜伽(ゆが)大権現のお遣いになると言い残して征伐されました。
 その鬼の首を埋めたのが鬼塚で、由加山北東の妙見山の中腹にある積み石塚がそうだとのこと。おそらく、妙見山は妙見宮のある辺りでしょう。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、妙見宮のすぐ南東(地形図の実線の道の東側)に「古由加積石群1〜3号」があり、鎌倉から室町時代の古墓の可能性があるようです。坂上田村麻呂は平安時代初期の人物なので、時代は合致しませんが、伝説ではよくあることです。
 児島には大きな勢力があり、鎮圧されたため「鬼」と呼ばれ、「悪い鬼だから退治してやった」と語り継がれているのでしょう。歴史は勝者側から語られることが多く、敗者はたいてい鬼などの悪い奴ということになっています。しかし、地元は敗者側も多く、この一帯を統治していた加茂二郎を祀った加茂神社<写真14〜18>が昔、善児宮と呼ばれていたというのは、彼の地元での評判がよかったためとも考えられます。また、鬼入道山(きにゅうどうやま)には、昔、大きな力を持った僧侶の集団がおり、降伏させられたため「鬼」と呼ばれたのかもしれません。あくまでも推測ですが、吉備国は昔から恵まれた土地でたびたび争奪戦に巻き込まれ、勝者の生み出した「鬼伝説」が残っているのではないでしょうか。

【滝城跡から鬼入道山にかけてはルートファインディングの連続】
 地形図上には名称が表記されていませんが、出発点の広岡公園から少し東に進んだところに五十猛(いそたけ)神社<写真02〜05>があります。ここから土の参道を東に進むと摂社の淡島 (あわしま)神社<写真06,07>があり、ここから北西方向に延びている尾根上の金毘羅宮<写真08>の参道を辿ると、滝城跡に辿り着くことができます。主郭にはベンチとテーブルがあり、北から東方面の展望<写真09〜11>を楽しむことができました。地形図の道はここが終点ですが、北西方面にピンクテープがあり、滝城北西端の曲輪<写真13>までは普通に歩けました。
 ところが、この頂上から北北西に位置する鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>までの登山道が見つかりません。この滝城跡の北北西に位置する加茂神社<写真14〜18>までの尾根を下っていくと最短距離で済みます。いったん来た道を引き返し、荘内中学校前経由で反時計回りに地形図の破線の道を辿って鬼入道山に登るよりも、距離にするとわずか20分の1程度で済むので、アドベンチャーが好物である我々は、新たな道を切り開く開拓精神に則って、迷わず加茂神社までの尾根を下っていくことにしました。

 滝城北西端の曲輪<写真13>は切岸が急で、ピンクテープもなくなりましたが、この南南西がなんとなく細道のように見えて下りやすかったので、そこから下りました。意外にもヤブはなく、木の間をどこでも歩けました。標高75m辺りで竹林になってくると、下に、矢止中(やどめなか)池<写真19>が見えてきました。連れは矢止中(やどめなか)池<写真19>から水が流れてきて渡れないかもしれないと心配していましたが、加茂神社南の祠<写真14>に出てくると、またげる幅の溝には水がなく、ちゃんと小さな橋が架かっていました。
 渡って加茂神社<写真15〜18>に参拝し、カモを期待して東北東の矢止(やどめ)池までコンクリート道を歩きました。池畔の土道を歩いてみましたが、やはり生き物の気配はなく、引き返しました。
 藤穴(ふじあな)池<写真22>からは地形図にはない土道が東に延びていましたが、とりあえず池の東畔を歩いて池の南に延びる地形図の実線の道へ。しかし、すぐに前方がヤブになったため、引き返し今度は池の北側へ。標高130m辺りでヤブに突っ込むと、なんとなく道らしきものが見えたのですが、足元はノイバラのようなつる性のトゲトゲだらけ😓なんとか地形図の実線の道を辿ろうと見上げた斜面に踏み跡らしきものは見えますが、どうやらトゲトゲの間をよじ登らなければならないようです。無理!
 引き返す途中、連れが脚を引っかかれましたが、諦めきれず、再び池の南に延びる地形図の実線の道へ。前方はヤブですが、木を掴んで南斜面を登ると、意外にもまた木の間をどこでも歩けました。下にヤブが見えなくなってくると、下りて地形図の実線の道に合流。そこからは一部、道から逸れましたが普通に歩けました。
 地形図の送電線にぶつかる辺りは分岐で、左へと進みました。北斜面を登れば鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>が近かったのですが、やはりトゲトゲ様が待ち構えておられ、さらに上は枯れたササヤブが続いています。諦めて鉄塔巡視路を西へ。枯れたセイタカアワダチソウが体に当たりますが、かき分けずに歩けました。
 標高170m辺りで鉄塔に到着。ここから道が・・・あれっ😅とりあえず、周辺の草が刈られた所を歩き、標高180m手前でいよいよヤブに突入。すぐにカラスザンショウ<写真23>が現れましたが、なんとなく踏み跡のように見えました。ここを少し過ぎた所でなぜかカラスザンショウロードとなり、狭い間を通り抜けていると、手の甲を5か所程刺されて血だらけに😫2m程ですんでよかったです。
 標高185m辺りからまた木の間をどこでも歩けるようになり、すんなり鬼入道山(きにゅうどうやま)<写真24,25>に到着。展望は効きませんが、少し開けており、とりあえず血を拭いて休憩。幸い、もう止まりかけていました。血流が悪くてよかった〜😁

 頂上から東尾根を下りましたが、ここも木の間をどこでも歩けました。鬼入道山に登る方の大半がこの東尾根を歩かれるようです。途中で南側に道があるのに気づいたのですが、尾根上を普通に歩けたので、標高100m辺りまでは道のない尾根上を歩きました。ここからは溝状に掘れた道で、標高90m辺りの分岐で右(南側)の道に入りました。墓地があるので道は整備されて歩きやすかったです。
 痛い目には遭ったものの、久しぶりにルートファインディングを何度も強いられるアドベンチャーな山行となり、緊張感があり結果的には楽しかったです😊

【山、川、湖、生活道…至る所に出没する玉野市の野鳥】
 今回のコース上では、どこを歩いても絶えず野鳥の鳴き声が聞こえました。写真や動画で紹介していますが、たまたま採餌(さいじ)タイムだったせいか、見た野鳥の多くが活発に動いていました。
 その中でも特にシジュウカラがドロバチの巣をつつくシーンが印象的でした。ドロバチは泥や土で巣を作るハチです。秋までにつくられた巣の中には、ドロバチの幼虫のエサとなるイモムシなどが貯蔵されています。彼らは毒針で刺され麻酔がかけられた状態なので生きていますが、動くことができません。巣の中に卵を産みつけ終えると、穴をふさいで母蜂はその巣を去ります。あたたかい泥のなかで冬を越したドロバチの幼虫は、春になると最終的に泥の壁を食いちぎって外へ出ていくはずですが、シジュウカラは、その前に幼虫およびそのエサとなるイモムシなどの両方をゲットしようとしたのかもしれません。もっとも、穴が開いているので中はもう空っぽのような気がしますが、シジュウカラは必死でした😅そのリアルなシーンは動画でも紹介しています。
 また、用水路沿いを歩いていると、セグロセキレイ、ハクセキレイ<写真34,35>、キセキレイ<写真36>が、まるで用水路が自分たちの縄張りであるかのように自由に動き回っていました。その中でもセグロセキレイは、日本においてはどこでも見られ、観察するのが容易な野鳥ですが、日本が主な生息地という世界的には珍しい鳥です。ハクセキレイの顔が白いのに対し、セグロセキレイは黒いのですぐに見分けられます。今回は、この2羽が接近して見られたので、改めてその違いを確認できよかったです。
 そして、終盤には鴨川沿いを歩き、コガモの採餌(さいじ)行動<写真41>やカワセミ<写真42>を見ることができました。児島湖には、笹ヶ瀬川、倉敷川、鴨川の3つの二級河川が流入しており、その中で鴨川は主に玉野市の荘内地区から八浜地区を貫流し、ホタルやカワセミなど清流に生息する生き物がいる川としても知られています。コガモやカワセミが見られるということは、鴨川は清流で、エサとなる生き物が多い環境なのかもしれません。コガモはその名の通り、全長40cmにも満たない小さなカモです。冬になると、オスが覆面レスラー<写真41>に変身しますので、すぐに気がつきます。覆面レスラーがエサを食べるシーンはなかなか笑撃的でした。
 序盤は山登りがメインでしたが、終盤は野鳥観察がメインとなりました。午後からは曇り、風が出て川沿いは寒かったのですが、ここを歩いてよかったです。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:144人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら