晃石山


- GPS
- 03:41
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 466m
- 下り
- 463m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
忙しい時と忙しい時の間のちょっとした休みに山に登ろうと企んだ。日曜日なので人では多いが、栃木市の晃石山ならそんなにいないのではないかと思い歩くことに。林道入り口の駐車場に止めたときにはもう空は明るくなっていたが、まだお日様が登る前だった。寒いかなと思ったけれど、そこまで寒くもなく助かった。数日前までは冬将軍が猛威を奮っており、とても寒かった。しかしそうでもないのはありがたかった。
ゆっくりと歩き始めると、また月が空に残っておりよく見える。だんだんと空に溶けるがまだ残っている。歩き始めて登山口の階段に着く。初めは階段が続くので少し嫌だけれど、寒い中歩いていた体が一気に暖かくなって血が巡る。この感覚は悪くない。登っている最中にお日様が出てきた。まだまだそれほど強くないお日様を顔に浴びると気持ちがいい。人間おひさま向かって歩かないとダメだと思う。しかしお日様に背を向けながら斜面を登っていく。だんだん緩やかになった坂を登ると、謙信平に着く。東側のところでは筑波山が見えるはずだが、春霞のせいだろうか、ぼやっとしか見えない。お日様が昇ってくる位置も筑波山の方に寄ってきているので、ますます逆光で見えない。でも冬の寒い時期のこの景色も知っているので、冬ではなくなってきたのではと思った。
謙信平からは富士山も見える。しかし今日は春霞に包まれてよく見えない。でもこの方向に見えるはずと見てみると富士山がいた。富士山も朝日を浴びて輝いている。お土産屋さんが雨戸を開けて開店準備に入る前を通る。今日も天気がいいみたいで、皆朗らかだ。そのあと大平山神社の参道に入ってまた高度を稼ぐ。ゆっくりと登ると何やら甘い香り。ロウバイだ。神社に植えられたものだろうが、やっぱり花の色を見ると心が安らぐ。大平山神社は東に向いているようで、朝日を目一杯浴びていた。朝早くから山の上に参拝に来ている方がいたが、地元の人のようだ。普通に作業着の方もいたので、地元の企業の方だろうか。愛されている神社だと思う。
そこから大平山の山頂を目指す。社と社の間を通っていくのでちょっとわかりにくい。でも登ればそこが登山道と気付く。またまたゆっくり高度を上げていくと大平山神社の奥社に着く。ここで商売繁盛を願うようだ。さらに上がっていくと大平山の山頂に着く。そこには富士浅間神社がある。こちらの社は大きいけれど、大平山神社に比べると小さい。でもこれが地元に愛された浅間神社のようだ。まだお日様が当たらないので寒い。そのあと急斜面を降り、ぐみの木峠に向かう。途中電波塔があり、この電波塔はいろんなところからよく見える。山の目印になるのでついいつも見上げて見てしまう。そのあとグミの木峠につく。
ここから、下の大中寺にいく時はこの峠を下る。晃石山に向かうので、そのまままた登っていく。途中眺めのいいところに出たので、少しコーヒータイムにする。ゆっくりとお日様を浴びながらおいしいコーヒーをいただくとちょっとうとうとしてしまう。このまま寝てしまうのもまずいので晃石山に向かう。ここからきつい登りが始まるので、ゆっくりと進む。きつい時は時間をかけて一歩ずつ登るのだ。一歩でも前に進んだら坂を登ることができる。少しずつ少しずつ足を前に運び登り切る。ちょっとだけ眺めがいいので下を見下ろす。まだまだ先があるのでまた進む。最後晃石山の直前に急な登りがあるので、そこを登り切ると晃石山の山頂だ。
そこには晃石山神社の奥社がある。一等三角点もあるので、それも見る。北側の眺めがいいので、見ると日光男体山と奥白根山が見えた。雪をかぶっているのは高山の証拠ですね。そこからすぐ降りると大きな社の晃石山神社につく。ここに鏡石があるのは晃石山の名前の由来になった石だろうか。そこからは清水寺のほうに行く公のルートがあるが、そうすると遠回りなので、大中寺に行く道の方に分岐する。私設の小さな看板が足元にあるので見逃さないように気をつけたい。ヤマレコのナビを見ながら間違えてないことを確認する。
そのまま一気に下ると林道に出る。お日様が高く上がってきて暖かく感じた。今日はそれほど寒くないようだ。林道から大中地を経由して畑の中の細道を通ったら、元来た駐車場である。大中地からののんびりとした道を歩くと、オオイヌノフグリやナズナ、それからホトケノザが咲いていた。ヒメオドリコソウも同じピンクだが、今はホトケノザが元気に咲いていた。少し暑くなった上着を脱ぎながら、今日の散歩を回想する。もう春はそこまできているのだな。
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