京都〜三重周回サイクリング（二日目）
三重県
チャリ1000
- GPS
- --:--
- 距離
- 147km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,356m
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一日の走行時間 8時間10分23秒
| 過去天気図（気象庁） | 2006年05月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
|
| その他周辺情報 | 二泊目 津駅前の安くてボロいビジネスホテル（ホテル名不明、その後閉業） |
写真
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感想
【本文】
朝、凍てつくような寒さで急に目が覚めた。時計を見ると4時半だ。寝ようとしたが、結局6時過ぎまで浅い眠りのまま震えながら過ごした。あきらめて6時半に出発。前日の疲労と寒さで足が全然動かないが、とりあえず前に進んだ。いきなりの峠【写真11】で更に疲労が増し、勢和多気のコケコッコー共和国でシュークリームを食す予定だったが、気分が乗るはずもなく迷わず素通りした。更に9時頃から日差しが強くなってきて、だるくなってきた。
南伊勢大橋で東から南へ方向転換し、峠を越えればやっと海に出られるが、全長約15kmのこの道は峠以外にもアップダウンが多く、かなりしんどかった（【写真12】は鍛冶屋峠）。海へ出てからは、大分調子が良くなってきて、パールロード入口には午前中に辿り着いた。
パールロードは今日のメインで、志摩と鳥羽をつなぐ全長約30kmの海岸沿いの道路で、アップダウンが交互に続く（フラットはほとんど無し）走りごたえ十分のコースだ【写真13・14】。有料道路だけあって道は綺麗に舗装されており、ガードレールは水色に塗られていた。走り始めて間もなく、連休中というのにさびれた遊園地が見えてきた。志摩スペイン村と書いてあった（閉鎖しているのかどうかは知らない）。パールロードといっても、実際に海を眺める区間はごく僅かで、数キロおきに展望台と称する広場が設置されている（【写真15】は面白展望台。何が面白いのかは全く分からなかった）。
また、道路の左側を走っていると、道にはみ出した木の枝から絶えずケムシが垂れ下がっており、どこまで進んでも目の前にケムシが現れてくる。これを避けながら進もうとすると、後ろから結構なスピードで走ってくる車に危うく轢かれそうになる。やむなく、顔や服に付着したケムシを振り払いながら進んでいくしかないのだが、このケムシは非常に柔らかく、手の平ではたこうとすると簡単にグシャリと潰れてしまうため、指先で軽くはじかなければならない。結局、何十匹というケムシをはじくハメになった。
途中で鳥羽展望台へ続く上り坂の分岐があったので行ってみた。到着した先には、ショボイ建物と、おびただしい数の人間と車とオートバイ、それにヘリコプター（5000円で同乗して30分間遊覧できるらしい）が停まっていた（自転車は一台もなかった）【写真16】。祭りのように騒がしく、これでは海を見に来ているのか人間を見に来ているのか分からない。建物に入ってみると、まずそうなファーストフードが法外な値段で売られていて、そこにまた人だかりができている。改めて、日本人の休日の過ごし方に同情した。地図には、この展望台から快晴時には富士山が見えると書いてあったが、快晴にもかかわらず何も見えなかった。とりあえず写真を撮って【写真17・18】、10分位で展望台を後にしたが、距離と時間を無駄にした感じがした。
パールロードの途中、今浦神社の辺りの坂道を上りきった所に、古びたレストランがあったので昼メシを食うことにした。小汚い大衆食堂といった感じだが、メニューを見てびっくりした。2000〜4000円位するものばかりだ。人生で昼メシにこんな大金を使うのは2回目か3回目位なのでかなりヘコんでいた。しかし、出されたものは結構豪華なもので（食材の名前を知らないので説明できない。味噌汁は当然赤ダシであった）、かなり満足して食堂を後にした。考えてみれば、このツアーではこれまで、オニギリ、スポーツドリンク、ミネラルウォーター、ゼリー状のエネルギー補給剤以外の物は口にしていなかったので、初めてまともな食事を摂った【写真19】。たぶん、何を食べても感動していただろう。
やっとの思いでケムシロードを抜けたが、アップダウンの多さと日差しの強さで、1日目以上にハードなコースになってしまった。その後も強い日差しが続いて、熱中症や脱水症状になりかねないため、時々日影で休憩しながら進んだ。特に伊勢市（二見浦の辺り）では、路地に入ってブロック塀の影に避難し、日射が弱まるのを待ちながら30分程休憩を取った。
伊勢から続く国道23号線は、"道幅は広く交通量は多いがコンビニが殆どない肥やしの香りが漂う幹線道路"だ。次の左手にあるコンビニで休むつもりで走っていたら、2〜3kmのつもりが15〜20km走らされるハメになった。道の右手にある店に入りたくないのは、再出発のときに1/3の頻度で逆走してしまうからだ。23号線は平坦で、時速25〜30kmで進み、今日の目的地の松阪は泊まれそうな所が見当たらなかったため、津まで進むことに決めた。
津駅前でボロくて安そうなビジネスホテルを探したら、早速丁度良いものを見つけた。値段を聞くと6000円以上したが、ココイチも近くにあったのでここに決めた。輪行袋に自転車を入れ部屋に持っていった後、早速歩いてココイチに行き、チキンカツカレー500g5辛を注文した。ところが食してみると思ったよりだいぶ辛く、他店の7辛位あった。しかも食い過ぎたらしく、気持ち悪い状態のまま店を出た。ホテルではテレビを見たり風呂に入ったりして過ごし、十分リラックスして2時頃就寝した。
【一日目の記録】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7903990.html
【三日目の記録】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7905419.html
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