普賢岳《日本二百名山》

- GPS
- 03:32
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:15
| 天候 | 雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2006年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
寝台特急“あかつき号”は雨のそぼ降る諫早に定刻に着き、早速レンタカー営業所でカーナビ付の車を借りた。珍しいことに国産車ではなくシボレーの小型車クルーズだった。国道57号線で島原半島西岸を走り雲仙市千々石から県道128号に入り雲仙温泉の池ノ原園地付近(標高約750m)で車を停めた。今日は1日雨の予報、ウォーミングアップにまずは矢岳(971m)に登る。整備された登山道を歩き20分で山頂に達した。眼前に野岳、普賢岳、妙見岳などを望むことができ期待が高まった。登山口の案内板で見た地図に雲仙温泉を取り囲むように高岩山、絹笠山があり欲が出て、そのまま南へ縦走することにした。
300mほど南にある3等三角点「矢岳」(940m)から下って林道に達し、ミヤマキリシマの群落の宝原(ほうばる)園地に入った。蕾が膨らみつつあるが花が咲くのはまだ1ヶ月余り先だろう。園地の南端に高岩神社の鳥居があり登山道となっている。伏見稲荷大社のように参道に何本もの鳥居が続き整備された石段道を登った。100m程の標高差で高岩山(881m)山頂に達した。登山道の途中そして山頂には島原半島の巨人伝説“みそ五郎”にまつわる大岩が点在している。山頂には“みそ五郎の手玉石”と岩のドームに覆われた高岩神社があった。展望は利くがだんだんガスが濃くなってきた。
塔ノ坂方面への下山路を通り林道に出ると右に折れ九州自然歩道の林道歩きで小地獄温泉の前を通り雲仙温泉街に達した。白雲ノ池の畔から絹笠山(879m)に登ると山頂には気象庁の風力計があり雲仙温泉街や雲仙岳の展望が利きそうだが、ガスが増々濃くなり微かに温泉街が見える程度となってしまった。北の斜面を下り再び温泉街の原生沼付近の登山口に下りた。東屋があり時刻も丁度昼時で屋根の下で昼食を摂った。温泉街を通り抜け国道57号を登り駐車地点の傍に戻ったのは歩き出して3時間後だった。ウォーミングアップにしては少々長かった。池ノ原はゴルフ場の西側がミヤマキリシマの群落になっており遊歩道が整備されている。石畳の道からアスファルト舗装の道となり軈て階段道で仁田峠に達した。
仁田峠は広い駐車場にレストハウス、お膳立ては整っているのだが、雲に視界を閉ざされた雨模様に訪れる人もなく店員も手持ち無沙汰の様子。ロープウェイ駅も閑古鳥で誰も人はいない。こんな日でも時間通り運行しているのだろうか? ロープウェイの西側の尾根に登山道があり、妙見駅(約1,300m)に達した。妙見岳(1,333m)はすぐそこで展望はないが妙見神社のしっかりした祠があった。その右側には厳重に封鎖された噴火前の登山道。テレビで見たあの火砕流の凄まじさが思い起こされる。
稜線を北に進むと急に風が強まり、足元も悪く結構歩くのに神経を使った。普賢岳への分岐を通り越し先ず国見岳(1,347m)に登る。強風の中、ロープの架かる急斜面を登り山頂に達すると展望はよさそうだがガスが濃くて何も見えない。早々に引き上げ先ほどの分岐点から紅葉茶屋跡に降りた。3坪ほどの建物跡があり、普賢岳との分岐点。登り返しは150m程ある。ロープに掴まり下りてくる高齢者グループに出合った。今日初めてにして最後の登山者との出合だった。
普賢岳(1,359m)山頂はこれまた風が強くガスの中、山頂標識を写真に収めただけですぐ退散。紅葉茶屋跡からは薊谷を下り右にトラバースしロープウェイの仁田峠駅に到った。最後は峠の南に張出す野岳(1,142m)に寄り道、整備された散策路を行くと電波塔に達してしまった。この辺りはイヌツゲの群落だが今は何もない。登山道は山頂を巻くように進んでおり、帰り道の踏み跡を注意深く探すと、赤テープと怪しげな踏み跡を発見、入っていくと藪深く岩もあり歩き辛い。野岳山頂は開けていて展望良い。晴れていると普賢岳が雄大に見えるのだろう。引き返し仁田峠から池ノ原園地に下るが途中で国道に出てしまい登山道と平行に歩き駐車地点に戻った。アフターは雲仙温泉湯元ホテルの温泉に入浴し明日の登山口となる大村市の黒木に向った。
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山キチどん















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