臥牛山


- GPS
- 01:45
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 130m
- 下り
- 131m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
新潟花の旅3日目、ここはいつか来たいと思っていたがなかなかこられなかったところである。山としてはそんなに高くなく、20分もあれば登り切ってしまう丘のような山だ。しかし、なぜここに来たのかというと、ここは花が多いと聞いている。特に早春の花が多いと聞いていたのもあってぜひ期待と思っていた。
以前新潟の海岸沿いの山に登ったとき、花が終わってしまっている時に登ったが、見事に咲いていなかった。だから今回は何とか花のあるうちに登ろうと思っていた。しかし、前日の国上山からの移動の時に、雨に降られた。しかも夜半過ぎから強い雨と弱い雨が交互にやって来ていた。そういうのもあって、ちょっと山歩はむりなのではと思っていた。
朝4時に目が覚めたがこの時は雨、だから二度寝をしてしまった。そのあと6時半に起きたときは雨はおさまっていた。これなら歩けると思い、慌てて準備をする。歩き始めは少し青空が見えるぐらいだったので、このまま上がると思った。
そこで登山口の村上城址公園の入口に立つと、ピンク色が見える。カタクリだ。もうこれは普通なのだろうけれど、これだけカタクリが群生するところは、たいてい保護区になっていた。だからあんまり中まで行けない。でもここは普通に道端にカタクリが咲いている。それだけで足止めを食らってしまった。もちろん雨や曇りの日のカタクリは開くことはない。でも雨の雫に濡れたカタクリはキラキラしていた。
ゆっくりと登ると、後ろから登ってくる人がいた。これは地元の人だった。毎朝トレーニングのために登っているのだろう。そんな風に村上の街中にある小さな山なのだ。それなのに花が多い。ゆっくりと進んでいくと、途中途中でいろいろな花に逢えた。花に逢うたびに写真を撮っていたら、なかなか前に進まなかった。それでも頂上に着くまでにはそんなにかからなかった。
頂上付近は城跡の遺構が残っており、発掘したり崩れたりしたのだろうか、ちょっと入れないところもあった。それでもその上も花で満たされているので、歩いているだけで心地いい。ぐるっと人まわるゆっくり登っても、頂上に着いた。三角点があり、眼下には村上の街が広がっていた。その向こうには日本海も見える。あまりにも気持ちがいいので持って来たコーヒーをいただく。
ちょっとお日様も見えたときもあるのだけれど、日本海から雲がやって来ていた。何だかパラパラっとして来たので、急いで撤収して下山する。まだ降り始めはそれほどではなかったけれど、下山途中から雨が強くなって来た。下の公園をぶらぶらしてもキクザキイチゲやカタクリたちが花咲かせていた。
だんだん雨脚が強くなって来たので急いで車に戻り片付けた。車に乗り込んだ瞬間大雨になりあたりが煙るような雨になった。最後の方は慌てて観察したけれど、花に逢う山旅としては満足だった。雨は降り止みそうもないのです、もう一つの山は諦めて、家路に急ぐことにした。楽しかった新潟早春の花の旅、新潟のふところの深さに感動してしまった。また早春の時期にやって来たいものだ。そう思えた新潟花の山歩だった。
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