藻岩山


- GPS
- 02:40
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 558m
- 下り
- 595m
コースタイム
- 山行
- 1:42
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 1:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
仕事帰り、月がデカかったので夜景を見に行った。以下駄文。
登山の装備はあらかた捨ててしまったので、家にあるものを雑に組み合わせてなんとか運動できる格好にする。寝間着に会社用のリュックを持った異常者の出来上がり。足元は街用の雪靴。街用とは言うが、札幌で売ってるだけあってまあまあしっかりした作りで偉い。ヘッドライトとファイントラックのインナーを取っておいたのは不幸中の幸い。
行きは地下鉄と市電を乗り継いで西線14条まで。大通の人の多さにやられる。電車を降りたら適当に走って慈恵会病院の登山口まで。行動食買うつもりだったセイコーマートは潰れてた。かなしい。
ヘッドライトをつけていざ入山。足元はずっと水が流れている。ぐちゃぐちゃでかなり嫌らしい。スパッツほしいよ〜。泥を避けて雪と土を反復横跳びしながら駆け上がっていく。1週間前に30キロ歩いたときはすぐ膝が痛くなったので心配だったが歩いてみると全くもって快調。良かった良かった。
リフト跡地でコンクリに登ってひと休み。満月の二日前だけあってやたら明るい。試しにヘッドライトを消してみたら普通に見えたので以後は鳥目で突き進む。リュックを漁ったら会社用のお菓子が出てきたので貪る。
ドロドロの足元は最初だけで、リフト手前くらいから土と雪が1対1くらい。道も細いところはないので気分で歩きやすい方を歩いていく。雪は固いところとグサグサなところが混じっていて、予想を外すとコケそうになる。というか1回コケた。軽アイゼン欲しいよ〜。
尾根に出るといよいよ月明かりが眩しい。夜景を撮ってみるが、昼間みたいな明るさになってしまいイマイチ雰囲気が出ない。星も出ていそうだが月に負けている。水をガブガブ飲みすぎてここで水切れ。頂上で水汲めると分かっているのでそのまま突き進む。
最後の登りは結構しっかり雪残ってる。固くはないので、滑りそうなところは蹴ってステップ作ったり、木の枝掴まったりしながら登っていく。道は間違えそうなところに必ずロープや道標がある。これ整備してる人、人徳が高すぎるよ。
頂上に登るとまあまあ絶景。エクスペリアの写真設定と苦闘しながら写真を取りまくり。感動したので知り合ったばっかりの人にも送りつける。
登山用の休憩所に入り、しばらく休憩して水を汲んだりする。このまま寝てしまいたい欲求に駆られるが、やはり家のベッドで寝たいと思い直して下山開始。
下りはザクザクとはいけない感じ。靴が柔らかすぎて雪に負けてしまう。人の足跡を使ったり、カニ歩きしながらそろそろと降りていく。
尾根の分岐まで戻ったところで地図をみると知らねぇ道が分岐している。指で辿ってみると旭山展望台に行けるらしい。同じ道を引き返すのも芸がないし、変な道だったら引き返せるし、なにより入山口すぐのぐちゃぐちゃをもう一回行くモチベが湧かなかったので、知らねぇ道に突っ込んでみることに。
こっちの道は歩く人が若干少ないのかトレースが少なめ。また斜面方向のせいか雪が結構残っている。特筆すべきこともなく降りていく。
快調に下り、もう少しで旭山展望台。すると、なんかガサって聞こえた!?最初は気のせいかと思ったが絶対何かが周りを歩いている。焦って奇声とわけわからん独り言を呟きながら道を急ぐ。音の聞こえた方を照らすとなんか光ってる???しかも目が3対くらいあるように見えるが???まじでなんの動物だったのか分からなかったが本当に怖かった。根源的恐怖。この辺だと鹿、熊、キツネ、タヌキあたりのどれかだとは思うが…。なんなら人間だった可能性もあるし、それはそれでめちゃくちゃ怖い。
旭山展望台に到着するとカップルが3組ほど夜景を見ながら語り合っている。あと足早に去っていく青年が1人。彼と仲良くなりたい。旭山展望台から見る夜景は、ビルが近く見えて、藻岩山とはまた違った良さがある。
下山してからは終電もないので9キロほど歩いて帰宅。仕事終わりの体には堪えたが、久々に山に登って本当に楽しかった。
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