ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8012880
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県真庭市 強風雨の星山〜扇山〜前山+神庭の滝&桜&ツツジ

2025年04月13日(日) [日帰り]
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Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:08
距離
8.5km
登り
680m
下り
678m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:37
休憩
0:30
合計
4:07
距離 8.5km 登り 680m 下り 678m
10:49
3
星山登山者駐車場
10:52
33
星山東登山口
11:25
9
標高835m前山&前山トラバース道分岐
11:34
20
前山&星山分岐
11:54
36
12:30
12:37
44
13:21
13:38
15
13:53
9
前山&星山分岐(2回目)
14:02
14:08
11
14:19
32
標高835m前山&前山トラバース道分岐(2回目)
14:51
5
星山東登山口(2回目)
14:56
星山登山者駐車場
雨天でも安全に旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離8.5km、歩行時間3時間30分、歩行数?歩、消費カロリー1,200Kcal
天候 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
星山(ほしがせん)登山者駐車場に自動車を停めました。20台程駐車可能です。未舗装(中央は砂利)で、雨天の今回はぬかるみはありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。基本、濡れていると滑りやすい土ですが、大丈夫でした。平坦な箇所は一部、水たまりやぬかるみがありますが、避けて通れました。前山東尾根から頂上<写真28,29>のみ、ササが体に当たる細道ですがギリギリ足元は見えます。星山(ほしがせん)頂上<写真18,23〜25>から少なくとも、扇山<写真19>まではササが刈られていました。今なら櫃ヶ山(ひつがせん)までの縦走路もササヤブではないかもしれません。

 星山東登山口から星山(ほしがせん)頂上までは、しばらくは丸太と土の階段状の道です。一部、平坦な箇所に水たまりがありましたが、雨が上がった復路では完全になくなっていました。
 標高835m辺りの前山&前山トラバース道分岐から右(東)のトラバース道に入ると、細道で一部、崩れやすそうな箇所がありましたが、気を付ければ大丈夫です。分岐から前山に向かうほう(西側の道)も細道ですが、こちらのほうが多少踏み固められ歩きやすかったです。
 前山東尾根から頂上<写真28,29>までは、ササの間の細道で、体に当たりますがギリギリ足元は見えます。ササで濡れますし展望は効かないので、悪天候時はスルーしてもいいでしょう。石や岩はここと星山(ほしがせん)南尾根の一部だけで、濡れていても滑りにくいので安心です。
 星山頂上直下は濡れていると滑りやすい土道ですが、上りは大丈夫、下りは片足が滑っても踏みとどまれます。

 星山(ほしがせん)頂上<写真18,23〜25>から扇山<写真19>までは、樹林帯に入ると風雨はある程度しのげますが、植林帯では一部、よけて通れる程度の水たまりやぬかるみがありました。
 扇山頂上直下は少し急ですが、一部、ステップが切ってあります。下りでは1か所かなり滑りやすい箇所がありました。登山道脇のササは刈られて道は広々としています。今なら、櫃ヶ山(ひつがせん)までの縦走路もササヤブではないかもしれません。
その他周辺情報 星山(ほしがせん)登山者駐車場の南南西、県道201号線の延長上に神庭(かんば)の滝自然公園<写真04〜16>があります。駐車場側の茶屋ではジャージー牛乳のソフトクリームなどが食べられます。今回は閉まっていましたが、営業時間外だったようです。
01旭水苑北の桜並木…星山(ほしがせん)登山者駐車場に向かう途中、真庭市野原にあるし尿処理施設旭水苑(きょくすいえん)の前を通りかかりました。すぐ北隣に広場があり、旭川沿いはソメイヨシノ並木でした。あいにくの雨でしたが、動画も撮りました。
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01旭水苑北の桜並木…星山(ほしがせん)登山者駐車場に向かう途中、真庭市野原にあるし尿処理施設旭水苑(きょくすいえん)の前を通りかかりました。すぐ北隣に広場があり、旭川沿いはソメイヨシノ並木でした。あいにくの雨でしたが、動画も撮りました。
02旭水苑北のソメイヨシノ…散り始めで花の中心部は赤く、木によってはかなり葉が出ていますが、まだ花はかなり残っていました。
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02旭水苑北のソメイヨシノ…散り始めで花の中心部は赤く、木によってはかなり葉が出ていますが、まだ花はかなり残っていました。
03旭水苑北のセイヨウアブラナ越しに桜並木…舗装道路側にはセイヨウアブラナが群生していました。レンズが雨で濡れて所々ぼやけています😅旭水苑は解体される予定で、この広場は使用禁止になるとの張り紙がありました。これも見納めかもしれません。
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03旭水苑北のセイヨウアブラナ越しに桜並木…舗装道路側にはセイヨウアブラナが群生していました。レンズが雨で濡れて所々ぼやけています😅旭水苑は解体される予定で、この広場は使用禁止になるとの張り紙がありました。これも見納めかもしれません。
04神庭の滝自然公園第1駐車場側の護美箱…天気の回復が遅れているようなので、山行前に神庭(かんば)の滝自然公園に立ち寄りました。第1駐車場には1台ありましたが、すぐに出ていかれました。入口方向には「護美箱」が。ネーミングがいいですね😊
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04神庭の滝自然公園第1駐車場側の護美箱…天気の回復が遅れているようなので、山行前に神庭(かんば)の滝自然公園に立ち寄りました。第1駐車場には1台ありましたが、すぐに出ていかれました。入口方向には「護美箱」が。ネーミングがいいですね😊
05滔々の滝…園内図には来た方向に滔々(とうとう)の滝が記載されていたので、少し引き返しながら探しました。第2駐車場を過ぎてすぐくらいです。落差は7mとのことですが、全体は見えにくいです。動画も撮りました。
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05滔々の滝…園内図には来た方向に滔々(とうとう)の滝が記載されていたので、少し引き返しながら探しました。第2駐車場を過ぎてすぐくらいです。落差は7mとのことですが、全体は見えにくいです。動画も撮りました。
06八十慈像(やそじぞう)お堂内部…第1駐車場の手前です。25年前に訪問したときにはありませんでした。高田城城主・三浦家の姫君と僧侶の恋物語の説明板によれば、二人は神庭(かんば)の滝に身投げし無理心中を図ったのですが、一命をとりとめました。これにより、許されめでたく結ばれ、さらに寺の霊芝により姫君はガンを克服、二人は幸せな一生を送ったとのことです。
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06八十慈像(やそじぞう)お堂内部…第1駐車場の手前です。25年前に訪問したときにはありませんでした。高田城城主・三浦家の姫君と僧侶の恋物語の説明板によれば、二人は神庭(かんば)の滝に身投げし無理心中を図ったのですが、一命をとりとめました。これにより、許されめでたく結ばれ、さらに寺の霊芝により姫君はガンを克服、二人は幸せな一生を送ったとのことです。
07八十慈像…姫君と一緒に神庭(かんば)の滝に身投げした際に、僧侶のまぶたに浮かんだのは、一筋の光を放つ仏像でした。記憶を元に彼が彫ったのがこの八十慈像(やそじぞう)で、恋愛成就、病気平癒のご利益があるといわれています。願い事を書いた絵馬を持ち、唱えながら仏像の周りを3回周ると叶うそうです。
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07八十慈像…姫君と一緒に神庭(かんば)の滝に身投げした際に、僧侶のまぶたに浮かんだのは、一筋の光を放つ仏像でした。記憶を元に彼が彫ったのがこの八十慈像(やそじぞう)で、恋愛成就、病気平癒のご利益があるといわれています。願い事を書いた絵馬を持ち、唱えながら仏像の周りを3回周ると叶うそうです。
08猿渡橋たもとの小滝…第1駐車場から奥へ進み、最初の橋を渡った所です。落差は2mもありませんが、渓流に癒されます。雨が降っているので水量は多めかもしれません。
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08猿渡橋たもとの小滝…第1駐車場から奥へ進み、最初の橋を渡った所です。落差は2mもありませんが、渓流に癒されます。雨が降っているので水量は多めかもしれません。
09紅葉橋のケグワ…紅葉橋を渡った所です。真庭市の天然記念物に指定されており、推定樹齢は150年です。葉などが毛深いのが特徴で、中国地方や和歌山県、徳島県など分布は限られています。元々、それほど大きくはならないようで、目通り幹周1.4m、樹高20mは県下最大だそうです。弱っているようで太い幹は上のほうで切られており、高さはそれほどでもなくなっていました。花期は5月、葉が出るのもこれからです。頑張れ。
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09紅葉橋のケグワ…紅葉橋を渡った所です。真庭市の天然記念物に指定されており、推定樹齢は150年です。葉などが毛深いのが特徴で、中国地方や和歌山県、徳島県など分布は限られています。元々、それほど大きくはならないようで、目通り幹周1.4m、樹高20mは県下最大だそうです。弱っているようで太い幹は上のほうで切られており、高さはそれほどでもなくなっていました。花期は5月、葉が出るのもこれからです。頑張れ。
10玉垂れの滝…この写真ではよく見えませんが、岩の上から水が筋状に何本も垂れています。元々、こんな感じで雨天でも水量は変わっていない気がしました。落差2m、滝といえるのか微妙ですが、風情はあります。動画では降りしきる雨も流れ落ちる滝の水もはっきり見えます。
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10玉垂れの滝…この写真ではよく見えませんが、岩の上から水が筋状に何本も垂れています。元々、こんな感じで雨天でも水量は変わっていない気がしました。落差2m、滝といえるのか微妙ですが、風情はあります。動画では降りしきる雨も流れ落ちる滝の水もはっきり見えます。
11シロバナネコノメソウ…直径1cm程の花が満開でした。花弁のように見えるのは萼で、おしべの葯は赤、花粉は白いのが特徴です。
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11シロバナネコノメソウ…直径1cm程の花が満開でした。花弁のように見えるのは萼で、おしべの葯は赤、花粉は白いのが特徴です。
12滝見橋手前よりめがね橋越しに神庭の滝&神庭川の渓流…落差110m、日本の滝100選に選ばれている名瀑です。手前(下部)は滝壺ではありません。中央はめがね橋で、ここを渡り切ってすぐ左側が遊歩道の終点です。全体を動画にも撮りました。撮影地点の滝見橋から先は木製の橋や石段など足元が少し悪くなります。
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12滝見橋手前よりめがね橋越しに神庭の滝&神庭川の渓流…落差110m、日本の滝100選に選ばれている名瀑です。手前(下部)は滝壺ではありません。中央はめがね橋で、ここを渡り切ってすぐ左側が遊歩道の終点です。全体を動画にも撮りました。撮影地点の滝見橋から先は木製の橋や石段など足元が少し悪くなります。
13ナガバタチツボスミレ…早春から咲くスミレで、春先は表側の葉脈や葉裏が赤紫色を帯びるのでわかりやすいです。石段の隙間に咲いていました。
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13ナガバタチツボスミレ…早春から咲くスミレで、春先は表側の葉脈や葉裏が赤紫色を帯びるのでわかりやすいです。石段の隙間に咲いていました。
14神庭の滝上部…めがね橋を渡ってすぐの遊歩道終点からは、落差110mの滝の上部しか見えません。雨天で水量が増しており、見応えがありました。見上げて動画も撮りました。ちなみに、遊歩道は滝壺まで続いておらず、滝壺は見えません。
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14神庭の滝上部…めがね橋を渡ってすぐの遊歩道終点からは、落差110mの滝の上部しか見えません。雨天で水量が増しており、見応えがありました。見上げて動画も撮りました。ちなみに、遊歩道は滝壺まで続いておらず、滝壺は見えません。
15鯉岩…<写真14>の黒っぽい岩をズームしてみました。鯉が滝を上っているように見えることから、鯉岩と呼ばれています。
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15鯉岩…<写真14>の黒っぽい岩をズームしてみました。鯉が滝を上っているように見えることから、鯉岩と呼ばれています。
16フウロケマン?…キケマンの仲間はよく似ており、実ができていないと見分けるのは困難です。県北に多いミヤマキケマンはフウロケマンの変種で、草丈がより高く花数が多く葉がかなり細かく裂けます。葉の裂け方はミヤマのようですが、個体差がありますし、草丈は10cmもなく花数も少ないのでフウロケマンでしょうか。
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16フウロケマン?…キケマンの仲間はよく似ており、実ができていないと見分けるのは困難です。県北に多いミヤマキケマンはフウロケマンの変種で、草丈がより高く花数が多く葉がかなり細かく裂けます。葉の裂け方はミヤマのようですが、個体差がありますし、草丈は10cmもなく花数も少ないのでフウロケマンでしょうか。
17フキ雄株…星山登山者駐車場の端のほうに群生していました。雄株は雄花しか咲かないので結実しません。雄花は先端が5裂します。雌株もあったはずですが、雨で小さい花はよく見えませんでした😅
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17フキ雄株…星山登山者駐車場の端のほうに群生していました。雄株は雄花しか咲かないので結実しません。雄花は先端が5裂します。雌株もあったはずですが、雨で小さい花はよく見えませんでした😅
18星山頂上三角点「星山」…雨がやむのを信じて撮影も休憩もなしでここまで1時間ちょっとかかりました。まだ雨は降り続き、視界はご覧のとおり😅扇山<写真19>をピストンして戻ってくる頃には晴れてくるだろうとさっさと出発。
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18星山頂上三角点「星山」…雨がやむのを信じて撮影も休憩もなしでここまで1時間ちょっとかかりました。まだ雨は降り続き、視界はご覧のとおり😅扇山<写真19>をピストンして戻ってくる頃には晴れてくるだろうとさっさと出発。
19扇山頂上…周辺のササはきれいに刈られており、登山道は年々広くなっているような気がします。標高943.3mの頂上三角点「扇山」のことはすっかり忘れていました。今なら、探せばすぐに見つかるかもしれません。星山(ほしがせん)<写真18>に向かって戻り始めるとすぐに雨がやみ、その後は3回ほど小雨がパラついただけですみました。
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19扇山頂上…周辺のササはきれいに刈られており、登山道は年々広くなっているような気がします。標高943.3mの頂上三角点「扇山」のことはすっかり忘れていました。今なら、探せばすぐに見つかるかもしれません。星山(ほしがせん)<写真18>に向かって戻り始めるとすぐに雨がやみ、その後は3回ほど小雨がパラついただけですみました。
20扇山南西の鞍部より星山北東尾根…南東方面です。右半分が星山(ほしがせん)北東尾根で、まだガスっていました。
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20扇山南西の鞍部より星山北東尾根…南東方面です。右半分が星山(ほしがせん)北東尾根で、まだガスっていました。
21縦走路より星山…南南東方面です。雨が上がりはっきりと見えるようになってきました。
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21縦走路より星山…南南東方面です。雨が上がりはっきりと見えるようになってきました。
22ショウジョウバカマ…草丈5cm程のミニミニサイズですが、これが最も花つきがよかったです。登山道沿いに数株並んでおり、つぼみができかけているのもありました。
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22ショウジョウバカマ…草丈5cm程のミニミニサイズですが、これが最も花つきがよかったです。登山道沿いに数株並んでおり、つぼみができかけているのもありました。
23星山頂上展望図越しに大山…このすぐ北西からここまで歩きながら動画を撮りました。約1時間半前<写真18>とあまり変わっていないように見えますが、なんと、四角と円盤状の展望図の向こうに大山(だいせん)<写真24>が見えています😊
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23星山頂上展望図越しに大山…このすぐ北西からここまで歩きながら動画を撮りました。約1時間半前<写真18>とあまり変わっていないように見えますが、なんと、四角と円盤状の展望図の向こうに大山(だいせん)<写真24>が見えています😊
24星山頂上より大山…北北西方面です。白いのは残雪でしょうか。この後、下から湧いてきた雲に隠れてしまいました。
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24星山頂上より大山…北北西方面です。白いのは残雪でしょうか。この後、下から湧いてきた雲に隠れてしまいました。
25星山頂上より蒜山三座…北方面に左から上蒜山(ひるぜん)、中蒜山、下蒜山の蒜山三座が見えました。近いとはいえ、雨上がりすぐに見えたのはラッキーでした。この後、強風に耐えながら大山(だいせん)<写真24>が見えてくるのを待ち、動画を撮りました。
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25星山頂上より蒜山三座…北方面に左から上蒜山(ひるぜん)、中蒜山、下蒜山の蒜山三座が見えました。近いとはいえ、雨上がりすぐに見えたのはラッキーでした。この後、強風に耐えながら大山(だいせん)<写真24>が見えてくるのを待ち、動画を撮りました。
26星山南尾根より京見山&大佐山…南西方面です。写真左のほうはよく見えませんが、右は手前が857m峰、その最奥が大佐山(おおさやま)、そのすぐ右手前が京見山です。
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26星山南尾根より京見山&大佐山…南西方面です。写真左のほうはよく見えませんが、右は手前が857m峰、その最奥が大佐山(おおさやま)、そのすぐ右手前が京見山です。
27標高1000m大岩…岩の上からは南方面がよく見えるのですが、今回は上がりませんでした。
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27標高1000m大岩…岩の上からは南方面がよく見えるのですが、今回は上がりませんでした。
28前山頂上…地形図上のピークはもっと東ですが、実際にはこの岩の上が最も高いです。展望は効かず、岩だらけなので休憩には向きません。
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28前山頂上…地形図上のピークはもっと東ですが、実際にはこの岩の上が最も高いです。展望は効かず、岩だらけなので休憩には向きません。
29前山西尾根岩場…頂上の岩<写真28>を乗り越えてもう少しだけ西に進みました。ここから動画を撮りましたが、岩に囲まれた不思議な頂上です。
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29前山西尾根岩場…頂上の岩<写真28>を乗り越えてもう少しだけ西に進みました。ここから動画を撮りましたが、岩に囲まれた不思議な頂上です。
30前山東尾根より星山…引き返す途中、北方面に先程登った星山(ほしがせん)<写真18,23〜25>が見えました。
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30前山東尾根より星山…引き返す途中、北方面に先程登った星山(ほしがせん)<写真18,23〜25>が見えました。
31前山南東尾根より五輪山…北東方面に標高980mの五輪山がなんとか見えました。
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31前山南東尾根より五輪山…北東方面に標高980mの五輪山がなんとか見えました。
32前山南東尾根より櫃ヶ山…五輪山<写真31>の右奥に櫃ヶ山(ひつがせん)が見えました。縦走路は時期によってはササヤブですが、今なら大丈夫かもしれません。このすぐ南東から星山(ほしがせん)<写真18,23〜25>から櫃ヶ山(ひつがせん)までを動画に撮りました。
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32前山南東尾根より櫃ヶ山…五輪山<写真31>の右奥に櫃ヶ山(ひつがせん)が見えました。縦走路は時期によってはササヤブですが、今なら大丈夫かもしれません。このすぐ南東から星山(ほしがせん)<写真18,23〜25>から櫃ヶ山(ひつがせん)までを動画に撮りました。
33オオヤマザクラ?…登山道の脇に咲いていました。少し濃いめのピンク色の花は直径3cm程で枝先に数輪ずつまとまって咲いておりほぼ満開、赤みを帯びた葉は出始めでした。花柄は黄緑色で萼は赤、どちらも毛はありません。これらの特徴からすると、オオヤマザクラのような気がします。北海道など北日本に多く自生する桜ですが、岡山県内でもわずかながら見られるようです。
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33オオヤマザクラ?…登山道の脇に咲いていました。少し濃いめのピンク色の花は直径3cm程で枝先に数輪ずつまとまって咲いておりほぼ満開、赤みを帯びた葉は出始めでした。花柄は黄緑色で萼は赤、どちらも毛はありません。これらの特徴からすると、オオヤマザクラのような気がします。北海道など北日本に多く自生する桜ですが、岡山県内でもわずかながら見られるようです。
34オオヤマザクラ?見頃…振り返り登山道の少し左奥(北西)をズームしました。花色は実際にはもう少し濃いピンクで、おそらく<写真33>と同じ種類でしょう。動画も撮りました。確か、もう1本あったと思います。
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34オオヤマザクラ?見頃…振り返り登山道の少し左奥(北西)をズームしました。花色は実際にはもう少し濃いピンクで、おそらく<写真33>と同じ種類でしょう。動画も撮りました。確か、もう1本あったと思います。
35サンインタチツボスミレ…花色はこのような淡い水色が多く、雰囲気はスミレサイシンに似ています。根元をよく見ると茎があり、くし形に裂けた托葉が確認できます。また、薄めの葉の基部はまっすぐな切型が多く、葉脈が目立ちません。登山道沿いに何度も群生が見られました。
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35サンインタチツボスミレ…花色はこのような淡い水色が多く、雰囲気はスミレサイシンに似ています。根元をよく見ると茎があり、くし形に裂けた托葉が確認できます。また、薄めの葉の基部はまっすぐな切型が多く、葉脈が目立ちません。登山道沿いに何度も群生が見られました。
36コブシ…モクレンよりも花弁の幅が狭く花が横向きにつきます。また、タムシバとは違い花の付け根に葉が1枚、3枚の萼は黄緑色です。落ちている花もありましたが、まだ散り始めでした。動画も撮りました。
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36コブシ…モクレンよりも花弁の幅が狭く花が横向きにつきます。また、タムシバとは違い花の付け根に葉が1枚、3枚の萼は黄緑色です。落ちている花もありましたが、まだ散り始めでした。動画も撮りました。
37エドヒガン?満開…花の付け根周辺が丸くふくらむのが彼岸系の桜の特徴です。直径2cm程の小さめの花は枝に沿ってびっしりとつき満開でしたが、葉はまだ出ていませんでした。自生のようなので、エドヒガンでしょうか。県内ではアズマヒガンと呼ばれ、真庭市(旧落合町)の醍醐桜はあまりにも有名です。
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37エドヒガン?満開…花の付け根周辺が丸くふくらむのが彼岸系の桜の特徴です。直径2cm程の小さめの花は枝に沿ってびっしりとつき満開でしたが、葉はまだ出ていませんでした。自生のようなので、エドヒガンでしょうか。県内ではアズマヒガンと呼ばれ、真庭市(旧落合町)の醍醐桜はあまりにも有名です。
38東福寺南の広場…下山後、神庭(かんば)の滝自然公園<写真04〜16>経由で神庭川沿いを下っていると、東福寺を過ぎて地形図の「神庭」の文字の左、実線の道の入口から橋を渡った辺りの広場に桜が見えました。通り過ぎて路肩に車を停めて戻りました。
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38東福寺南の広場…下山後、神庭(かんば)の滝自然公園<写真04〜16>経由で神庭川沿いを下っていると、東福寺を過ぎて地形図の「神庭」の文字の左、実線の道の入口から橋を渡った辺りの広場に桜が見えました。通り過ぎて路肩に車を停めて戻りました。
39東福寺南の広場ソメイヨシノ…散り始めですが花の中心部は赤くなり始めたばかりできれいでした。広場全体を動画に撮りました。
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39東福寺南の広場ソメイヨシノ…散り始めですが花の中心部は赤くなり始めたばかりできれいでした。広場全体を動画に撮りました。
40真庭市草加部コバノミツバツツジ斜面…中国勝山駅の東、旭川沿いを走行中、大上橋を渡るとピンク色の斜面が見えたので、寄り道。地形図の「寿和」の文字の「和」の辺り、墓地の西隣です。花を植えた霊園ではなく、向かいの家の持ち山のようでした。ご主人のご厚意で敷地内のカーポートに停めて観賞させていただきました。橋からだと、斜面全体がピンクに見え圧巻です。
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40真庭市草加部コバノミツバツツジ斜面…中国勝山駅の東、旭川沿いを走行中、大上橋を渡るとピンク色の斜面が見えたので、寄り道。地形図の「寿和」の文字の「和」の辺り、墓地の西隣です。花を植えた霊園ではなく、向かいの家の持ち山のようでした。ご主人のご厚意で敷地内のカーポートに停めて観賞させていただきました。橋からだと、斜面全体がピンクに見え圧巻です。
41コバノミツバツツジ満開…花数多過ぎ😊見事としか言いようがありません。自生だそうです。年3回の草刈りが大変ですが、他は手がかからないとのことです。「コバノミツバツツジが満開ですね。」とお声かけしたら、「いや、ヤマツツジいうんじゃ。」まあ、そうしましょう😅
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41コバノミツバツツジ満開…花数多過ぎ😊見事としか言いようがありません。自生だそうです。年3回の草刈りが大変ですが、他は手がかからないとのことです。「コバノミツバツツジが満開ですね。」とお声かけしたら、「いや、ヤマツツジいうんじゃ。」まあ、そうしましょう😅
42ピンクのグラデーション…開花のタイミングが微妙に違うので、先に咲いたほうが色が薄く見えるのだろうと思います。途中から近所の方も出てこられ、「今年もきれいじゃのぉ〜。」ちょうどお邪魔する頃から晴れてきたのでラッキーでした。
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42ピンクのグラデーション…開花のタイミングが微妙に違うので、先に咲いたほうが色が薄く見えるのだろうと思います。途中から近所の方も出てこられ、「今年もきれいじゃのぉ〜。」ちょうどお邪魔する頃から晴れてきたのでラッキーでした。
43コバノミツバツツジ斜面正面…ご主人お勧めのアングルです。動画も撮りました。右端のほうの白いのはモクレンで、かなり茶色くなって落花盛んでした。例年はモクレンが咲き終わってからツツジが開花するのですが、今年は一気に咲いてしまったそうです。おかげで、最後に思いがけずいいものを見せていただけました😊
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43コバノミツバツツジ斜面正面…ご主人お勧めのアングルです。動画も撮りました。右端のほうの白いのはモクレンで、かなり茶色くなって落花盛んでした。例年はモクレンが咲き終わってからツツジが開花するのですが、今年は一気に咲いてしまったそうです。おかげで、最後に思いがけずいいものを見せていただけました😊

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【山行前に桜並木と神庭の滝&山行後にツツジ群生地を観賞😍】
 この日の山行の目的地は、真庭(まにわ)市にある星山(ほしがせん)です。天気予報では午前中は風雨が強く昼から晴れるとのことでした。翌日のほうが風雨はマシですが落雷の可能性が高いそうです。究極の選択で、雨天山行に決定。
 出発してしばらくは雨は降らなかったのですが、次第にポツポツ、真庭市に入るととうとう本降りに😅当初の計画では、昼頃に星山頂上に立つ予定でしたが、山行開始時間をもう少し遅らせて、天候の回復に合わせて山行を開始したほうがいいと思い、何度か寄り道しました。

 旭川沿いの県道30号線を走っていると、真庭市野原にあるし尿処理施設旭水苑(きょくすいえん)の辺りで桜並木<写真01>が突然視界に飛び込んできました。それまでも旭川沿いを中心に、行きがけに何度か桜が見られました。美咲町の三休公園との分岐周辺などは意外にもまだ遠目にはきれいでしたが、さすがに4月中旬ということもあり、散り急ぎや葉桜になりかけが多かったので、すべて通り過ぎていました。
 ところが、旭水苑北隣の広場の桜は、散り始めで木によってはかなり葉が出ていますが、まだ花はかなり残っていました。しかも、同じ敷地に咲くセイヨウアブラナ<写真03>も満開であったこともあり、両者の美しいコラボに魅せられて、雨が降っていたにもかかわらず、自動車を停めて観賞することにしました。おかげで山行前の雨で淀んでいた気持ちを少し高めることができました😊

 そこから星山(ほしがせん)登山者駐車場に向かいましたが、雨は大粒に。ダメだこりゃ😅さらに登山開始時間を遅らせようと、県道201号線の延長上にある神庭(かんば)の滝自然公園を訪問することにしました。日本の滝100選にも選ばれた落差110m、幅20mの中国地方随一のスケールを誇る名瀑です。
 普段は観光客でいっぱいの神庭の滝ですが、雨が降っていたせいもあり、第1駐車場には1台ありましたが、すぐに出ていかれ我々だけになりました。出発前から雨合羽を着用していたので、登山靴に履き替えてすぐ車外へ。前回訪問は2000年4月(20世紀!)と実に25年ぶりです。
 今回は先に園内図を確認したので、駐車場から少し引き返し、初めて滔々(とうとう)の滝<写真05>を見ました。雨で水量が増しているはずなので、雨の日の滝巡りもいいものだとのんきに考えながら戻り、料金所のほうへ。しばらくは無料区間です。八十慈像(やそじぞう)<写真06,07>など、当時はなかったものもあり、ちょっとした浦島太郎気分を味わいました。雨のしずくが落ちる姿に似ているといわれる「玉垂れの滝」<写真10>は、雨の影響もあり風情がありました。
 料金所に着くと、なんと、入園料300円据え置き!ここだけは時間が止まっているように感じられました。さすがにこの天気では名物のサルもおらず、完全貸し切り状態。滝見橋(<写真12>撮影地点)から先は木製の橋や石段など足元が少し悪くなります。橋のたもとなどは水たまりができており、ギリギリよけられる大きさでした。石も運動靴では滑るかもしれません。
 目の前で見る名瀑のまるで白布をまとったようにも見える水しぶき<写真14>は神秘的な美しさで、しばらく見とれていました。また、滝の中央にある黒い岩<写真15>は、滝を上る鯉に似ていることから鯉岩と呼ばれています。周囲をズームしてみると非常に迫力がありました。ちなみに、遊歩道は滝壺まで続いておらず、滝壺は見えませんが十分でした。
 今回は滝周辺に100匹以上いるといわれている勝山ニホンザル集団は見られませんでしたが、2023年10月1日には、車を走らせていると、星山南斜面の舗装道路を闊歩する彼らに出くわしました。その時は道路いっぱいに広がり、のんきに毛繕いをおっ始めるわ、授乳するわで動けなくなり、我慢できず発進すると機敏なサルらしからぬゆっくりとしたスピードで進行方向へ。こちらは超ノロノロ運転を強いられました😅
2023月10月1日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6003077.html
 また、25年前に訪問した際には、休憩所の隣にあった土産物屋の店先の串団子をかっぱらうサルを目撃しました。研究対象のサルなので、数匹の番犬も危害を加えぬようつながれたままです。流れ星銀そっくりの犬などが吠え続けたこともあり、焦ったサルは持ち去った串団子を落として逃走。すると、あろうことかお店の方が未包装の串団子をすぐさま拾い、まるで何事もなかったかのように店先の専用棚に串を刺しておられました。これってもしかして「食べ物の3秒ルールってやつ?」いや、土ついてるし😓お店はもうなくなっていましたが、あの記憶だけは強烈に残っています。
 結局、この日はニホンザルは1匹も見られなかったものの、過去の「サルもの追わず」ストーリーの記憶が蘇りました。ちなみに、今回は駐車場周辺の建物はすべて閉鎖されているように見えましたが、営業時間外だったようです。

 この神庭の滝を十分に堪能した後、ようやく星山(ほしがせん)に向かい、星山登山者駐車場についたのは、午前11時前でした。山行については次項で述べますが、山行後「花より団子(肉)」を求めて寄り道をせずに、焼肉屋に直行するつもりでした。
 ところが、国道313号線を走り、中国勝山駅前を過ぎて、国道181号線に入り程なく、旭川に架かる大上橋を渡る瞬間に、対岸の山の斜面がコバノミツバツツジの群生で覆われピンク色に染まっているシーンが目に飛び込んできました。近くで見たいという欲求が勝り、麓まで近づき墓地の向かいの自動車が1台停まっている駐車スペースに駐車しコバノミツバツツジの群生に近づくと、その山の持ち主らしき方が我々の方に歩んでこられ、自分の敷地内に停めるようにと誘導されました。
 自動車を降りた瞬間、目の前には今まで見たこともないほど密集したコバノミツバツツジの大群生<写真40>が広がっていました。植栽ではなく、自生しているのを手入れしてここまで育ったそうです。ちょうど日が差してきたところで、満開の花を運良く観賞できました😊
 この後、しばらく旭川沿いを東に進みましたが、桜並木は花がかなり散っており、久世トンネル桜は、葉のほうが目立っていました。ソメイヨシノが散り始めると代わりにコバノミツバツツジが見頃になるので、これで十分です😊

 結局、この日は往路でも復路でも突然目の前に現れた桜やツツジの誘惑に負け、想定外の寄り道をすることになりました。“春花の誘惑ニマケタ😅”

【“雨ニモマケズ 風ニモマケズ” まるで冬山の星山😱】
 この日の真庭市一帯の天気は午前中は降水確率が高く、昼から晴れるという予報でした。しかも強風とのことで、本来であれば、山行には不向きな日でしたが、気象条件が厳しい中での山行を久しくやっておらず、GW前ということもあり敢えて悪天候でのトレーニング山行としました。

 この日の真庭市中心部の気温は朝からほとんど変わらず13℃程でした。星山(ほしがせん)の登山口は標高630m程の高度で登り始めからすでに寒く、標高1,030mの星山頂上は7℃ぐらいまで気温が下がり、ほぼ冬と同等の寒さになるだろうと予測していました。
 出発前に防寒と防雨を兼ねて雨合羽を着用しましたが、防寒と防風対策用の手袋を持ってきませんでした。また、ズボンの裾から登山靴にかけてを防水するためのスパッツは持参してはいましたが、装着し忘れました。たかが、手袋とスパッツですが、これらがないことが、後に手足に大きく影響を及ぼすことになりました。
 星山東登山口からしばらくは丸太と土の階段状の道です。一部、平坦な箇所に水たまりがありましたが、雨が上がった復路では完全になくなっていました。標高835m辺りの前山&前山トラバース道分岐から右のトラバース道へ。前山頂上&星山分岐(トラバース道合流点)から急に風が出てきて指先が冷え始めました。
 星山頂上<写真18>に着くと強風が吹きさらし、体感温度は明らかに0℃を切っていました。登山開始後、頂上で初めてカメラを取り出し、かじかむ手でなんとかボタンを押して1枚。雨雲が抜ける予想の13時頃まであと1時間程もあります。とりあえず、さらに北に位置する標高943.3mの扇山<写真19>をピストンすることにしました。

 樹林帯に入ると風雨はある程度しのげますが、植林帯では一部、水たまりやぬかるみがありました。よけて通れる大きさで幸いでした。
 扇山頂上<写真19>は通過点のようになっており、展望は効きませんが、ここで初めて休憩を取りました。立ち止まるとわかる指先の冷たさ😓雨がやむまでここでとも思いましたが、諦めて出発。

 扇山を後にするとすぐに雨もやみ、それまで雨雲で見えなかった周囲の山々も見えるようになってきました。天候回復に期待が膨らみ、再び星山(ほしがせん)頂上へ。ところが、樹木のない星山頂上は相変わらず強風が吹きさらし、ミストが顔を叩きます😓
 その代わり、行きがけには見えなかった蒜山(ひるぜん)<写真25>や大山(だいせん)<写真24>が、はっきりと見えました。ただし、大山はすぐに雲の中に隠れてしまい、再び雲がハケて見えることを期待し、極寒の中しばらく待つことに。少しだけ下り樹林帯に入ってみましたが、強風は思ったほどはしのげず、大山が見えてきたかどうかがわかりません。すぐに頂上に舞い戻りました。
 見えてきた大山を確認し動画撮影をしようとしたところ、指先がかじかんで動画ボタンがなかなか押せない状態になっていました。なんとか撮影したものの、強風と寒さでブレブレ😅手を振ったり、握ったり開いたりを繰り返しても改善しないぐらい血行障害を生じていました。雨で濡れたうえに強風に吹かれて体温を奪われたようです。軍手は持っていたものの防寒が効いた冬用手袋を持ってこなかったことを後悔しました。
 一方、足先はじわじわと水が浸透し、靴の中や靴下がびしょ濡れとなり、指先ほどではありませんが、足も血行障害を生じているようでした。防水加工がある程度効いている登山靴のはずでしたが、雨風が容赦なく中まで水を浸透させることになりました。スパッツは持っていたので、途中からでも装着したほうがよかったかもしれません。他にも、温かい飲み物を持ってこなかったなど、低体温症対策が不十分でした。
 下山後に気づきましたが、なぜかザックカバーの内側まで水滴多数。吹き降るとこうなるのか、ガスで湿ったのかよくわかりませんが、こんなことは初めてです。スマホやGPSは雨合羽のポケット内だと大丈夫でした。
 元より悪天候でのトレーニング山行という目的があったので、課題がいろいろと見つかったことで、改めて山の厳しさを認識できてよかったです。「県北の山なめんなよ〜」と天からの声が聞こえてくるようでした。はい、すみません。
 頭の中では、なぜか1976年に大ヒットしたハイファイセットの「冷たい雨」が流れていました。
♫冷たい雨にうたれて 街(山)をさまよったの・・・指と指のすきまを そしていつか忘れたい・・・♪
失恋の痛みを引きずりまくりの歌詞ですが、懐かしさからでしょうか、なぜか心だけは十分温かくなりました。音楽の力は偉大ですね😊

 星山(ほしがせん)頂上からの下山途中、往路ではトラバースしスルーした標高901mの前山に登ることにしました。前山東尾根から頂上までは、ササの間の細道で、体に当たりますがギリギリ足元は見えます。ササで濡れますし展望は効かないので、悪天候時はスルーしてもいいでしょう。
 前山の頂上は巨岩に満ちていました<写真28,29>。雨は完全にやんでいましたが、風は相変わらず強く、ここでも耐寒訓練となりました。
 前山からの下りで星山<写真30>や五輪山<写真31>、櫃ヶ山(ひつがせん)<写真32>の景観を楽しんだ後、樹林帯に入るとようやく風をしのぐことができ、最後はのんびりと丸太と土の階段状の道を下りながら桜などの花々を観賞し、穏やかに山行を終えることができました。
 人気の山ですが、さすがにこの日は誰一人お会いすることはありませんでした。この強風と雨では当然で、まさにこの日の山行は“雨ニモマケズ 風ニモマケズ”の心境でした。ちなみに、これは宮沢賢治の生前に発表された詩ではなく、亡くなった翌年に発見されたものです。2011年に東日本大震災が起きた後、岩手を郷里とする彼のこの詩が、東北の被災者を励ましたといわれています。大自然を前にすると、人間はとても小さな存在です。そんな大自然に今後も謙虚な姿勢で臨み、上手に付き合っていきたいと思います。
 ちなみに、下山後は日が暮れて気温が下がったこともあり、冷えた体を温めようと焼肉屋へ。肉を待つ間、二人とも焼き網の上に手をかざしていました。♪あったかいんだからぁ😁上半身をあぶりながらエネルギー補給し、火を消すと、最後のデザートはアイス。「また冷えるやん!」と言いながら、連れも別腹のようでした。結局、冷えた体で帰宅し、ホットコーヒーでほっと一息という展開が読めるオチでした😅



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