焼岳南峰!ラッセルツアーのはずが?!



- GPS
- 24:14
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:07
天候 | 初日は雪のち雨。 2日目は雪のち晴れ(晴れたのは下山後orz) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
7時半新宿発あずさ3号で松本駅10:23着。分乗して中の湯温泉旅館へ(12時頃着)。 帰り) タクシーが来ず、2時間待ちののち15:45に中の湯温泉旅館を送迎バスで出発、釜トンネルでタクシー待ちし、16時半頃出発。17時半に松本駅着。新宿に21時過ぎ着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ラッセル山行の予定が、雪が少なく、踏み跡のない道でもそれほどたいへんなラッセルにはなりませんでした。 代わりに、焼岳山頂直下では前日に降った雨のため、ガリガリに凍った急登で、思わずアイゼンの前爪を使って、ダガーポジションでへばりついて登るような一瞬もありました(といっても斜度は45度くらい?だったでしょうが、わたくしには初めての雪山急登・・・)。 |
その他周辺情報 | 中の湯温泉旅館、すばらしい。ただ、宿泊客でも、2日目の温泉は日帰り風呂料金がかかりました。 |
写真
感想
今回の参考は、ICIの登山学校にて、「ラッセルしよう!」の焼岳南峰ツアー。夏場の焼岳北峰もいってないのに、なぜか南峰からの焼岳初登頂となりました。
とはいえ、残念なのは天候。ま、昨年の雪山晴れ続きが奇跡だったわけで、今年の雪山は天候に恵まれないというのが運命か。気にせず登ることを楽しみました。
+++
初日は、午後から短時間、いけるところまで踏み跡を付けることが目的の3時間の山行。といっても、すでにうっすら踏み跡がある上、今年はとにかく雪が少ないのでそれほどたいへんなことにはなりませんでした。わかんもアイゼンも付けずに雪の雰囲気を楽しんだ感じです。
2日目は、前日と同じ道を進み、踏み跡があるうれしさを認識しつつ、踏み跡がなくなってからはラッセルらしき雰囲気も味わいながら。味わう・・・なんて書いたけど、実はやはり踏み跡のない先頭というのは疲労度が違うことは痛感しました。特に斜度がきつくなると辟易です。ストック使って雪を落として、膝をつっこんで段を作って足を置く・・・なんてやっても、足をうまく置けずズルッといったり。講習ならではのテクを学びました(ただし一人でできるかはまた別の話です)。
南峰の山頂直下、あと100m、というところからは、すでに森林限界を超えていることもありそうとうな強風で、雪面はガリガリの急登。ピッケルをダガーポジションで使い、前爪を使ってのぼる箇所もわずかながらあり、ラッセル以上によい経験をできたかも。ひー、疲れるよー、こわいー、と言いながら(笑)。昨年のGWに燕岳から大天井岳に行きましたが、例年通りの積雪だったらこういうことになったのだろうなあ、と感慨深く思い出しました。
なにはともあれ、全く景色がないながらも、南峰には無事に登頂。ガイドさんが、冗談かもしれないけど「諦めようかとちょっと思った」とおっしゃってた状況の中での登頂、記念になります。
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今回の道具メモを一つ。「防寒テムレス」の強さ。
噂のテムレス君を通販で入手し初使用しました。ウールのインナー手袋の上にテムレス、その上にさらにISUKAの防水オーバー手袋。ISUKAの手袋は、一昨年の11月に豪雨の中で大菩薩に登った際、普通の手袋では雨水がにじんで手がかじかんでしまい、とてもつらい思いをしたがために入手してみたもの。しかし、その後一回も使う機会がないまま、初使用なのでした。手持ちの防水手袋がこれしかなかったので持って行ったのですが、ガイドさんから「それいいよね!」と言ってもらって、その価値を知りました。ごめんISUKA。
結果、この3枚重ねは、これまでにないほど防寒力ばっちりでした。山頂稜線部でアンザイレンのために停止した時に冷えを感じてしまったものの、他はほっかほか。一切の冷えの苦痛なしで過ごすことができまして。グッジョブテムレス!これからも活用します〜〜。
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