熊伏山−観音山周回


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
天候 | 快晴のち晴れたり曇ったり(微風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどバリルートで 登りと尾根筋は危険個所多数。 |
写真
感想
先週に続いて 静岡の比較的近いところを狙って 熊伏山・観音山を歩いてみることにした。
熊伏山には一度登っているが・・・ 帰宅してから調べてみたら 2001年に青崩峠から登っていた。
今回は観音山も含めて周回で・・・ということで熊伏山から南に延びている尾根の末端から取り付き、 少し戻って観音山の尾根に入るバリルートを選んだ。
(降りてから分かったが)観音山に登る登り口があり、 その少し南に降りる予定にし もう少し上の道の脇に前夜泊した。
先週は 出発が遅くなってしまい消化不良気味で帰ってきたが、 今日は気を引き締めて暗いうちから歩き 登る予定の草木トンネル入り口に向かった。 その辺りはまだ道路工事をしていて しかも道路が高架になっており 直接山腹に取り付けないような状況だったし その辺りの山腹は傾斜が非常に急なうえ 倒木が激しく とても登れるような状況ではなかった。
予定の場所を過ぎ トンネルの手前を 青崩峠に通じる旧道に入りさらに進んで傾斜の少し緩んだ斜面に取り付いた。(6:28) けっこう急だが 先般のボンジ山よりましな感じだった。
1,200M辺りでもともと予定していた下降尾根に乗っかるがその少し前にガレがあり 少し展望が開けるが、 今日は晴天だが霞がひどく、 近くの山しか見えない。 気温が低いが風もなく いい感じだった。この辺りから雑木林になる。1,400m付近で突然でっかい岩壁に行く手を阻まれ もはやこれまでか・・・と思ったが 急斜面を右に大きく巻いて東からのぼってくる尾根に乗り替えてどうにかクリヤーできた。
ちょうど9時に観音山に通じる主尾根に乗っかり 9:16熊伏山に到着。 周囲のヒノキなどの背が伸びて 展望が効かなくなっていた。 20分少々休憩しエネルギーを補給して観音山へ向かった。
登って来た尾根を左に見送って観音山への尾根に入ると 尾根はヒロビロして傾斜も緩くとてもきもちがいい。 大きな針葉樹やブナなどもたくさんあり、 のんびりと鼻歌交じりで歩いた。
これならラクチョンで観音山だ・・・・と思っていたら そのうち笹薮が出始め、 しかも背が2ⅿぐらいと高い。 ふみ跡はしっかりあるので問題はないが 少々うるさい。 この笹は尾根筋のみに生えており 下の方にはない。 さらに悪いことに 徐々に尾根が痩せてきてかなり危険な状況になり クライムダウンやクライムアップを繰り返すようになる。 しかもアップダウンが激しい。
この尾根の1/3ぐらいまでは余裕のヨッチャンで歩いていたが、 とんでもなかった。時間はかかるし 気を付けないと危ないし・・・で少々焦って気を引き締めなおして 何とか予定時間で観音山に近づいた。 近づいてくるとやっと尾根が広くなり 歩きやすくなる。
山頂直前で なんとヘリポートが有って小屋も2・3建っており 簡易トイレもたくさん立っている。最後の最後で 最悪の雰囲気。 小屋はもう何年も使われていない風で 中は荒れていた。 いろんな重機も有ったが一体何のため・・・ 使わないなら 片づけて欲しい・・・
山頂にてヒルメシ・・・と思ったが 山頂にも無粋な建築物があり、 明るいヘリポートの脇にあるベンチで遅めの昼食とした。(12:20)(遅かったので少々シャリバテしていた。)
13:00丁度に下山開始し 14:00国道にセイフティーランディング。 最初は全くふみ跡はなかったが 針葉樹林帯に入ると 林業の作業道と思われる うっすらとしたふみ跡がそこかしこに有り 適当に下る。 しかし、 小さな尾根が沢山派生しており 注意していないと すぐに違う尾根に引き込まれる。
最後に国道に降りたところには 観音山の登山口の看板があったが、 これが一般登山道と云えるのか 疑問だ。 特に下りはルーファイがかなり難しく、 下手をすると降りられないような斜面に引き込まれる。
何はともあれ、 今日はしっかり歩くことができて(最後の観音山は残念だったが)満足だった。
コメント
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こんにちは。
激しい縦走お疲れさまでした。
私たちも、昨日2/28観音山から熊伏山まで歩きましたが、
本当に激しい尾根ですね。
危険と隣り合わせの緊張した山歩きになりました。
totokさん こんばんは。 イヤー 熊伏山はともかく こんなマイナーなところで時間差のニヤミスですか。 好みが似てるんですかね〜。 そのうち どこかでバッタリ
このルートは 思ったより手ごわくてびっくりしましたが結構面白かったです。 お互い 無事帰還できてよかったですね。 もう少し展望が効いて、 下山後に
上り尾根の選択に、やっぱりご同類の臭いがしますね〜。
稜線はちょっとでも雪があればたいへんなところですよね。お疲れさまでした。
ルートみますと、鶏冠山は東側を捲いたように見えます。すごい急斜面のトラバースだったのでは?
観音山は宗教団体の跡だそうで特殊な例だと思いますが、毎回のように出会う造林小屋の跡とか酒瓶とかワイヤ類もとても気になります。日本人ってそういうの片づけない人種なんですかね。(いや外国をしりませんけど) そんな物も無い山奥まで行けば良いんだけど、毎度そんな所までは行けません。
また良い山をご紹介ください。
YTさん、こんちわ。
私は一応 顕著な(ある程度名前のある)ピークを目指しますが、どなたかは 全くの無名ピークだったり、 ピークや景色・花は関係なかったり・・・
私はこのレコをあげてから YTさんが長野側から登られているレコを見ました。私も拍手していたようですが 全く覚えがなく・・oz。 それにしてもYTさんのルートはすごいとしか言いようがないですね。
ルートはどうするか悩みましたが、 下調べはあまりしてゆかなかったので鶏冠山と云う山があることも知らずにピークも踏まずに通り過ぎました。 ですので 帰ってから 多分あれが鶏冠山だったんだろうな・・としか覚えていないのですが もしそうならば 急斜面でしたが確か赤テープがついていたと思います。観音山から熊伏に向かう人が多いようなので そのルートですとおそらくまっすぐ進んで鶏冠のピークを踏むんでしょうね。 反対ですと どうしても左を巻きたくなると思います。
今回は その鶏冠の前後も大変でしたが 登りの1400m手前で巨大岩壁にぶち当たった時は 一瞬“これは撤退かな?”と思い トラバースも急斜面でしたし、乗り換えた尾根も急斜面で大変でした。
次に機会があればtotokさん達の歩かれたルートを参考にして 風越峠とおうもう山を歩いてみたいですね。
観音の山頂施設はさるお金持ちの教団のものらしいですね。 お金があるんなら片づけて欲しいですよね。あの一角だけ最悪の雰囲気でした。
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