記録ID: 82577
全員に公開
雪山ハイキング
赤城・榛名・荒船
黒檜岳・駒ケ岳
2010年03月20日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 539m
- 下り
- 544m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
以前から友人の原くんに「赤城行きましょうよ!」と誘いを受けていた。赤城山といえばやはり原くん親子と荒山から鍋割山を歩いた事がある。その時は彼の息子である勇輝くんはまだ小学1年生くらいで登山の辛さに泣きべそを掻きながら文句タラタラで我々に着いて来たものだった。 その後、彼ら親子もいくつかの登山を重ねて昨年の春にはとうとう勇輝くんも意気揚々と赤城山の最高峰である黒檜山を制覇するまでになったという。その時の思い出深い山を再びみんなで歩こうとの事で我々に誘いを掛けて来たわけである。片方の主役でもある勇輝くんは当日地元で所属している少年野球に参加するとのことで残念ながら不参加となってしまったが、私と息子それと酒田さんが参加して4人での登山となった。 この日は前線を伴う大型低気圧が通過ということで天気予報は大荒れ。おまけに大陸からの黄砂が大量に降るとまで言われているコンディション。大沼湖畔にある赤城神社手前の駐車場にクルマを停めて「降られないのは午前中まで・・・」と天候を読んで強風が吹きすさぶ中を黒檜山の登山道を登り始めた。 等高線が混んでいる地形図が示す様に黒檜山への登山道は一気に急登から始まる。登山道に転がる岩と岩の間を凍った雪が覆っている。ゆっくりと登れば登れない事はないのだが、時間の節約から全員が軽アイゼンを装着する。20分ほどの登りで1500m付近の尾根に取り付いたのは良いがここから暫くは強風に身を晒す状態となる。 尾根から見下ろす大沼は全面凍結して一面真っ白である。赤城神社の鮮やかな朱色が映える。釣り宿付近の氷上にワカサギ釣りのテントがポツリポツリと点になって見える。今回の私の目的の一つが山上からのこの眺めだった。竿を持つより山から眺める方を選ぶのだから私ももう釣り屋から山屋に衣替えした感がある。 尾根が一端消えて何処でも登れそうな斜面を適当なルートで這い上がると主稜線に登り付く。稜線を少し左に進むと黒檜山の山頂に着く。出発から大体1時間半で登って来た。 晴れていれば大展望が期待出来た筈のこの場所も今日は案内表示にある周囲の山々の方向に顔を向けては風に流れる雲を恨めしく見るだけだった。おまけに一面が雪に覆われた山頂で三等三角点に触る事も叶わないのだから長居は無用と駒ケ岳に向かって歩き始める。 黒檜山と駒ケ岳との間の鞍部に急下降。鞍部から振り返る黒檜山の姿が綺麗だった。目指す駒ケ岳へと斜面を登り返す。静かな駒ケ岳山頂に到着。 二組の逆コースで登って来ている登山者とお互いのルートの情報交換。二番目に出会った若者3人のグループは今時のファッションに身を包んで初々しさが漂う。アイゼンの有無を聞いたら持っていないとの事なので黒檜山からの下りは凍結している急な下りが続くから降りるなら注意するように言っておく。出来る事なら来た道を戻る事を進めたのは言うまでも無い。 駒ケ岳からの下りは9割が階段だった。今回この登山を計画するにあたって地形図を見た私は逆コースを提案した。理由は単純に傾斜の緩い登りを選んだものだったが、以前にこのルートを歩いている原くんから「駒への登山道は階段ですよ。」と言われて階段の登りを嫌って今回のコースに切り替えたのだ。しかしここまで終始階段ばかりとは思いもしなかった。こちらを登っていたら多分ヘロヘロだったに違いない。地形図では読み切れない登山道の状態もあると知らされた。 大沼まで一気に登山道を下り赤城神社を参拝して駐車場へと着く頃には雪がチラチラと降り始めた。山中で昼食を取る時間も惜しんで歩いて来た読みは当たった様だ。「すれ違った登山者たちはどうしたろうか?」車窓から振り返る山頂方面は早くも雲に隠れて見えなくなっていた。 |
写真
撮影機器:
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:573人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する