鹿児島遠征 韓国岳&高千穂峰


- GPS
- 05:06
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:25
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
鹿児島遠征のその3。
霧島への公共交通の便の悪さから時間的制限のある中、悩むに悩んで設定したルートは、えびの高原から韓国岳から大浪池登山口へ下り、登山バスを利用して高千穂の峰をピストンするというものだった。
昔は韓国と高千穂を結ぶ縦走路が使えたが、近年は規制の対象範囲になっており、残念だがこればかりは仕方ない。
韓国岳はさすがに人気があるためか多くの登山客が訪れていた。
ほどなく登頂し、大浪池方面へ降り始めたがこちらからのルートも人が多かった。土曜というのもあったであろう。
大浪池はすばらしく何度も眺望スポットがあり、ちょいちょい立ち寄りながら下山で前半戦終わり。
そこで小1時間半ほど高千穂峰行きのバスを待つつもりでいた。あともう少し早ければ11時台のバスでも乗れていたな、と思って、大浪池をハイキングされていた地元の方と会話など交わしていると、車で送ってくださるということに。
実はこの後も高千穂の方からタクシーを呼ぶときも茶屋のおかみさんに呼んでもらったりで、なにか人にお世話になりっぱなしの山行であった。
霧島神宮の民宿にとまったのだけど、大きいメインバックは預かってもらい、この日はアタックザックで身軽に行動もできた。
多分、本記録を見られることはないと思うので、お礼のしようもないのだけど、あの方々のような情けを今度は人のために別の局面で自分が施すことが間接的にお礼としてできることであろう。
人生も登山も俺が、俺がではない心の余裕が必要だ。
高千穂の峰の方がどちらかというと感動した。火口のお鉢巡りも壮観な眺めと迫力があったしさすが天孫降臨の地という神秘性に満ちている感じがした。
そして高千穂の峰山頂付近の名物ズルズル登山道も体験した。急登のザレ道がすごく雪のようにずぶずぶ沈み込み踏み込めないので登りも難儀だし、下りも神経を使う。どうやら新燃岳噴火の影響で火山灰が登山道に堆積しているそうだ。
一度もしりもちつかなければボーナス1万点とか心のなかで設定し遊んでたが、2回ほどズルっと滑った。
下山し、最後に中岳方面へ行く登山道で今は規制のかかっているところぎりぎりまで歩いてまわって終了となった。
麓の茶屋で特性の抹茶ソフトと牛タンカレーを味わい、整えてからタクシーにて帰路に着いた。
高千穂の峰は気に入ったし、ビジターセンターにてデザインがよかったのでTシャツも珍しく購入した。
山行時間自体も長くなく身軽だったのもあって、その割に満足感の多い実りある山行となった。
この山域は山行計画を練るまでの調査に非常に時間がかかった。明確な公開情報もあまりなく、特に公共機関でのアクセス関係も雑多で複雑だった。
以下はどなたかの山行に役立つかもしれないので覚書として調べたことを残しておきます。
・JR霧島神宮駅から霧島神宮まで車で12分ほどでそこそこ距離あります。徒歩でもぎりいけますが、連絡バスかタクシーを使う方が無難です。
JR霧島神宮駅は無人駅、かつ旧紙幣が使えない。ICカードも使えません。同じように本数の少ない連絡バスも旧紙幣しか使えないので注意必要。5000円からの高額紙幣も受け付けないし、ほとんどの方は新札しかないと思うので注意必要です。バス料金は290円ほど。
・霧島神宮の民宿で宿泊しましたが、ここからえびの高原に行くまでに丸尾温泉まで行ってさらに待ち時間があってえびの高原なので開始はどんなに早くても9時になってしまいます。えびの高原あたりで宿泊すれば早朝から余裕をもって始められるかもしれないが、重い登山ザックを宿泊先に預けるとしたらこちら方面にもどってこないくてはならないので、それはそれで難儀かもしれません。
・高千穂の峰から霧島神宮まで約二時間で旧高千穂峰登山道がつながっているが、新燃岳の噴火影響で使用禁止となってました。
・霧島神宮で一泊しましたが、登山バス自体は国分駅からきているため、神宮に参拝したいなどなければ、前泊は国分駅でもよかったかもしれません。
・霧島神宮から韓国岳方面のえびの高原と高千穂峰方面にいくには丸尾温泉経由になり、ここで乗り換えが発生します。あまり便数も路線も登山者にとっては良いとはいえず、単発の登山を想定した本数となっているようです。
・ゆえに、私はえびの岳や白鳥山、不動池散策はカットしました。
タクシーは道路状況によりますが、この周辺は信号がないので進みは早い。高千穂ビジターセンターから一旦、霧島神宮の宿泊先でメインザック回収し、霧島神宮駅へ。4,400円ほどでした。
・楽天モバイルですが他のキャリアも似たようなものかと思います。要所要所で電波つながるのでタクシー呼べます。大浪池登山口(やや電波弱い)、高千穂ビジターセンター(電波強)
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