尾瀬ヶ原、静寂と出会いの旅─カッコウの声に導かれて



- GPS
- 09:08
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 470m
- 下り
- 468m
コースタイム
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:02
天候 | 晴れ 午後から曇り バスに着いたら雨が降ってきた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
2:35-4:50 15:26-19:30 |
その他周辺情報 | 尾瀬小屋 https://maps.app.goo.gl/YDq9Cs82AaAqSkFE9?g_st=com.google.maps.preview.copy 寄居山温泉ほっこりの湯 https://maps.app.goo.gl/PmVPpVnbocmReXpx8?g_st=com.google.maps.preview.copy |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドライト
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ナイフ
携帯トイレ
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感想
早朝2時半に出発。沼田ICを降りて尾瀬第一駐車場へ。駐車場にはすでに数十台の車があったが、広々としており静けさが漂っていた。
始発バスは予定より少し早めに出発し、鳩待峠へ5:40着。気温はひんやり、空は限りなく青い。ここから尾瀬ヶ原に向けて歩き出す。
しばらくは森の中を下る。帰りにここを登り返すことになると思うと少し構えてしまうが、足取りは軽かった。
樹林帯を抜けると、視界が一気に開け、背後には残雪を抱いた至仏山、正面には燧ヶ岳が迎えてくれた。
湿原の水辺には、名残の水芭蕉がまだ凛として咲いている。
青葉の新緑が目に優しく、湿原にはカッコウの声が響き渡っていた。まさに尾瀬の朝。
人の姿はまばら。ゆっくりと歩きながら、何度も立ち止まっては写真を撮り、深呼吸する。湿原の静けさが心地よい。
見晴らしに到着。いくつかの山小屋が並んでいる中から、尾瀬小屋へ。
ちょうど8:30、テラスのリクライニングチェアに腰を沈め、至仏山と広がる湿原を正面にコーヒーとブラウニーで寛ぐ。
体に染み渡る香ばしさ。
隣にいた方から、周辺のオススメ情報をいくつも教えていただいた。こうした偶然の出会いも、山の大きな楽しみのひとつだろう。
教えてもらったルートに惹かれ、予定を変更して平滑の滝~三条の滝へ足を延ばすことに。
とくに三条の滝は、只見川の本流が高さ100m・幅30mの岩壁を一気に落ちる大瀑布。
その轟音と水煙にただ圧倒され、しばし言葉を失った。
そこで再び、朝情報をくれた方と再会。さらにたくさんの尾瀬情報を教えてもらった。
私たちは、今日の出会いがこの旅の価値を何倍にも膨らませてくれたことを実感していた。
尾瀬ヶ原に戻り、再度尾瀬小屋へ立ち寄り、オススメされていたステーキ丼などを昼食に。
ボリューム満点、味も大満足。
帰りは少し急ぎ足。けれど、最後にもう一つ教えていただいた回り道ルートを選んでみた。これがまた絶景の連続で、本当に来て良かったと思えるルートだった。
そして、これもまた教えてもらった小冊子を、ビジターセンターで手に入れることができた。
15時前、無事に乗合タクシーに乗車する、と同時に強い雨。
「すべてがうまく回る日があるなら、今日がその日だった」と心から思えた。
今日の感動は、あの時・あの場所・あの人との出会いによって何倍にも膨れ上がった。
あの出会いがなければ、この体験は半分だったかもしれない。
「また来よう」心からそう思いながら、尾瀬をあとにした。
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