燧ヶ岳
福島県
tochi_6r
その他1人 - GPS
- 05:15
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,052m
- 下り
- 1,060m
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標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ☀ 気温20〜25℃(標高1,500m付近) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険とまでは言えないが、木道が破損して歩きづらい場所があった。 |
| その他周辺情報 | 燧の湯(檜枝岐村) |
写真
御池登山口から燧ヶ岳への登山道はとても多様でこのように木道が整備されているところから、岩場や斜面を登る所までありました。基本的に登山靴とトレッキングポールがあれば問題ないかと思います。
2
俎岳から鞍部を通過して山頂に至るのですが、なかなかの急登急降できつかったです笑
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
計画書
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
|---|
感想
御池登山口（1,500m）から燧ヶ岳（2,356m）へのピストンに挑んだ。結果から言えば、最高だった。そして、ちょっとだけ自分の未熟さを痛感した、そんな一日だった。
朝9時ごろ、御池登山口に到着した。下界と異なり、少しだけひんやりとした空気が気持ちいい。最初は緩やかな登り。広葉樹林の中を歩くのは心地よく、鳥のさえずりがBGMだ。標高が上がるにつれて植生が変わり、針葉樹が増えてくる。森林限界を超えると、視界が一気に開けた。尾瀬ヶ原が眼下に広がり、その向こうには至仏山。思わず「うぉー！」と声が出た。この景色を見るために登ってきたんだと、早くも感動が押し寄せる。
しかし、燧ヶ岳の頂は、そこからが本番だった。急登の連続。岩場も増え、手を使ってよじ登る箇所も少なくない。前日までの雨でぬかるんでいる場所もあり、足元に集中する。正直、何度か心が折れそうになった。「まだか…まだなのか…」と心の中で呟きながら、一歩一歩、ひたすら前へ進んだ。普段の運動不足が祟り、息は上がり、足はパンパン。持ってきた行動食を口に放り込み、なんとかエネルギーを補給する。
そして、ついに山頂。360度の大パノラマに言葉を失った。尾瀬の湿原が箱庭のように広がり、遠くには雪を抱いた山々が連なる。達成感と開放感で胸がいっぱいになった。風が頬を撫で、今まで感じたことのない清々しい気持ちになった。山頂で食べるカップラーメンは、間違いなく人生で一番美味かった。
しかし、下山がまた試練だった。登りで使った体力を遥かに上回る集中力が必要になる。膝への負担も大きく、何度も足が滑りそうになった。普段からもっとトレーニングしておくべきだったと、反省しきりだ。特に、急な下り坂でのペース配分は課題だなと感じた。登りでは感じなかった筋肉の張りが、下山中はずっとつきまとった。
御池登山口に戻ってきた時には、すでに夕方。体はクタクタだったが、心は満たされていた。自分の足で、この素晴らしい景色を見ることができたという自信。そして、課題も見つかった今回の登山。この経験は、きっとこれからの自分を大きく成長させてくれるだろう。次はもっと体力つけて、他の山にも挑戦したい。
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