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Yamareco

記録ID: 8444975
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

奥胎内からの北股岳 帰りの足ノ松尾根急下降が辛すぎて泣きそう(新潟県新発田市、胎内市、関川村 山形県小国町)

2025年07月20日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山形県 新潟県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
10:05
距離
26.2km
登り
2,446m
下り
2,312m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:37
休憩
1:41
合計
11:18
距離 26.2km 登り 2,446m 下り 2,312m
5:11
19
5:30
12
5:42
17
5:59
24
6:23
27
6:50
6:51
4
6:54
6:57
28
7:25
7:34
16
7:51
21
8:12
12
8:24
8:28
20
8:48
5
8:53
17
9:10
39
9:49
10:56
32
11:28
3
11:31
10
11:41
9
11:51
11:53
19
12:13
8
12:21
16
12:37
13
12:51
12:53
23
13:16
13:19
2
13:21
18
13:39
18
13:57
13:58
18
14:15
14:21
8
14:29
14:35
15
14:50
14:51
35
15:28
ゴール地点
天候 晴れ☀
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
奥胎内ヒュッテへは日本海東北道中条胎内インターから国道7号線に入り、胎内川の橋を渡って下館交差点(セブンイレブンのある交差点)を山の方へ曲がり24km。中条胎内インターからは33km。新潟市の中心部からは63km。道中に奥胎内ヒュッテへの道しるべはありますが、道がわかりづらいところもあるのでナビ推奨。全区間舗装されていますが、奥胎内ヒュッテ手前10kmほどのところからは崖沿いのクネクネ道になるので、見通しが悪く対向車の注意が要ります。

駐車場は奥胎内ヒュッテの手前に50台ほど(無料)。入りきらない場合は路肩の広くなったところに路駐。トイレ靴洗い場閉鎖中(8月中旬以降、奥胎内ヒュッテの営業期間に使えるようになるかも)。代わりに簡易トイレあり。携帯の電波はまったく入りません。きちんとしたトイレのある場所での車中泊は、近隣の道の駅がよいかと思います。

公共交通機関で奥胎内ヒュッテへのアクセスはできません。中条駅からのタクシー利用となります。おそらく一万円以上はかかるのではないかと……。


奥胎内ヒュッテ〜足ノ松尾根登山口の乗り合いバスはこちら

胎内市役所
https://www.city.tainai.niigata.jp/sangyo/kanko/r6noriaijidousya.html

概要(令和7年度)

飯豊連峰の胎内口にあたる「足ノ松尾根登山口」に至る道中、奥胎内ヒュッテより先は一般車両通行止めとなりますので、奥胎内ヒュッテ脇の駐車場をご利用ください。奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根登山口までは徒歩40〜50分程度です。

なお、期間中は以下のとおり乗合自動車を運行します。

乗合自動車の運行について

ルート:足ノ松尾根登山口↔奥胎内ヒュッテ

運行期間:令和7年6月21日(土曜日)から9月28日(日曜日)のうち、土・日・祝日のみ
※ただし、8月23日(土曜日)と8月24日(日曜日)は運行しません。

奥胎内ヒュッテ発  5:30 5:50 6:10
足ノ松尾根登山口発 14:50 15:10 15:30

(所要時間は約10分)
(利用料金は無料ですが、奥胎内の自然環境保全のための協力金をお願いしております)
コース状況/
危険箇所等
『山と高原地図 飯豊山』によりますと、奥胎内ヒュッテ〜大石山〜北股岳のコースタイムは上り11時間、下り9時間10分です。縦走の大荷物背負った登山者を意識して作られているのかかなり甘め(長め)。日帰り装備ならある程度短縮できるはずです。

奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根登山口へは林道歩きが約3km。半分は広々とした舗装道路、もう半分はダートです。奥胎内ダムが完成し工事車両はめったに走りませんが、それでもまれに車が通っているので通行注意です。

飯豊連峰の主稜線に上がるコースとしては、おそらく川入(御沢野営場)から三国岳へ上がる道の次くらいに歩きやすいルートです(私の独断と偏見)。なお、決して「楽」というわけではありません。だいぶ大変です。朳差岳へ登るときに利用される「梶川尾根」「丸森尾根」「権内尾根」などよりまだいくらかマシという程度で、随所に飯豊らしいえげつない急登もあります。心してかかる必要があります。帰りの足ノ松尾根の下降は余力を残しておかないと相当にきついです。この日に関しては上りよりもつらかったです。

足ノ松尾根の登山道は全区間明瞭。危険箇所もほとんどありません。標高700m付近と850m付近に細尾根の岩場、標高1400m付近に登山道が崩れてザレたトラバースになっているところがありますが、ロープも設置されていますし気をつけて通行すれば問題になるほどではないと思います。

大石山からの縦走路はよく踏まれ危険な箇所はありません。多少アップダウンがあるのでペース配分に注意。頼母木小屋、門内小屋、梅花皮小屋があるので宿泊して北股岳をめざすのが普通かもしれません。

水場は奥胎内ヒュッテからの林道歩きの途中に1か所、あとはヒドノ峰から脇道に入って10分ほど下ったところ、そして頼母木小屋、門内小屋の4箇所(梅花皮小屋まで足を伸ばすようなら5箇所)。頼母木小屋は「飯豊のオアシス」と呼ばれるように常においしい水がじゃんじゃん出ています。ここで補給することを前提に計画を立てるとよいでしょう。門内小屋の水場は雪があるうちは融雪水、雪が消えたら清水が使えるそうですが、晴れが続くと枯れることもめずらしくないようなので事前に情報収集必須。枯れる心配のない頼母木小屋か梅花皮小屋で十分に確保しておくほうが無難かもしれません。
その他周辺情報 奥胎内ヒュッテ
http://okutainai.com/

2025年の奥胎内ヒュッテは、8月中旬頃に営業開始予定です。

ヒュッテという名前ながら、中身は完全にリゾートホテルです。レストランでの食事、宿泊、日帰り入浴(温泉ではない)ができます。またガイドさんによる周辺の散策や野鳥観察などのイベントも随時おこなわれています。「飯豊連峰登山者限定宿泊プラン」というものもありますので、登山の前泊後泊にもおすすめ。


下山後の温泉は

ロイヤル胎内パークホテル
https://royal-tainai.jp/spa/

日帰り温泉11:00〜14:30(最終受付13:30)
一  般/大人900円 小学生400円
胎内市民/大人600円 小学生300円

毎週月曜日は清掃日の為、休業となります

※祝日の場合は翌日 ※ハイシーズンは変更あり


新樽ヶ橋温泉 クアハウスたいない
https://niigata-kankou.or.jp/spot/11587

●営業時間
・平日:11:00〜21:00
・土休祝:10:00〜21:00
【日帰り入浴料金】
●大人:520円
●小学生:310円
●定休日:第3水曜日(8月無休)
おはようございます。奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根登山口へ道路を歩いています。ヘッデンが要らないくらい明るくなってきました。今日はあの稜線めざして上がっていきます。日帰りで行けるところまで行くつもりですが、現実的には北股岳までかな
2025年07月20日 04:13撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 4:13
おはようございます。奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根登山口へ道路を歩いています。ヘッデンが要らないくらい明るくなってきました。今日はあの稜線めざして上がっていきます。日帰りで行けるところまで行くつもりですが、現実的には北股岳までかな
30分あまり歩いて足ノ松尾根登山口。早く出発しすぎてまだ登山バスも出ておりません。昨年の9月にこのルートで北股岳まで行ってはいるので2回目の挑戦です。あのときはスズメバチに刺されたんだよなあ
2025年07月20日 04:37撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 4:37
30分あまり歩いて足ノ松尾根登山口。早く出発しすぎてまだ登山バスも出ておりません。昨年の9月にこのルートで北股岳まで行ってはいるので2回目の挑戦です。あのときはスズメバチに刺されたんだよなあ
姫子ノ峰(780m)まで上がってきました。早朝に出発したのでわりと涼しいです。標高上げてくると風も吹いていますし、今のところ順調
2025年07月20日 05:11撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 5:11
姫子ノ峰(780m)まで上がってきました。早朝に出発したのでわりと涼しいです。標高上げてくると風も吹いていますし、今のところ順調
だいぶ高度を上げて足ノ松尾根ももう終盤といったところ(途中は写真撮らなかった)。あのピークは西ノ峰。あそこまで上がれば主稜線の大石山は目と鼻の先
2025年07月20日 06:21撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 6:21
だいぶ高度を上げて足ノ松尾根ももう終盤といったところ(途中は写真撮らなかった)。あのピークは西ノ峰。あそこまで上がれば主稜線の大石山は目と鼻の先
西ノ峰から頼母木山や地神山方面を眺めますが、不穏な雲が……。晴れてくれないかな
2025年07月20日 06:50撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 6:50
西ノ峰から頼母木山や地神山方面を眺めますが、不穏な雲が……。晴れてくれないかな
そして反対側の朳差岳方面はスッキリ。この時点ではだいぶ朳差岳にも後ろ髪引かれていたのでした
2025年07月20日 06:59撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 6:59
そして反対側の朳差岳方面はスッキリ。この時点ではだいぶ朳差岳にも後ろ髪引かれていたのでした
とはいえとりあえず頼母木小屋までは行ってみようと大石山から主稜線を南下。イブキトラノオ越しに二王子岳
2025年07月20日 07:02撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:02
とはいえとりあえず頼母木小屋までは行ってみようと大石山から主稜線を南下。イブキトラノオ越しに二王子岳
タカネナデシコもいました
2025年07月20日 07:03撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:03
タカネナデシコもいました
オニユリに
2025年07月20日 07:04撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:04
オニユリに
マツムシソウも
2025年07月20日 07:05撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:05
マツムシソウも
この大石山〜頼母木小屋の鞍部は花が非常に豊富です。朳差岳でハクサンイチゲが散っても、ここに来ると9月頭まで咲いてたりしますし
2025年07月20日 07:05撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:05
この大石山〜頼母木小屋の鞍部は花が非常に豊富です。朳差岳でハクサンイチゲが散っても、ここに来ると9月頭まで咲いてたりしますし
頼母木小屋に到着。3連休中日だけあってにぎわっていたもよう。今日も宿泊者多いのかな!?
2025年07月20日 07:25撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:25
頼母木小屋に到着。3連休中日だけあってにぎわっていたもよう。今日も宿泊者多いのかな!?
ここは管理人さんが入る時期だと水が引かれてきてます。ロケーションの良さに加えて、水が手に入ることで人気のある小屋です。でも私はここに泊まったことがないんですよねえ

2025年07月20日 07:27撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:27
ここは管理人さんが入る時期だと水が引かれてきてます。ロケーションの良さに加えて、水が手に入ることで人気のある小屋です。でも私はここに泊まったことがないんですよねえ

じゃぶじゃぶ出ていました。協力金を投入してペットボトルに補給。ここで水を補給する前提で計画を立てると荷物を多少減らせます
2025年07月20日 07:27撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:27
じゃぶじゃぶ出ていました。協力金を投入してペットボトルに補給。ここで水を補給する前提で計画を立てると荷物を多少減らせます
頼母木小屋を出発。「何だったっけこの釣り鐘型の可愛いやつは?」としばらく考えてやっと思い出しましたハクサンシャジン
2025年07月20日 07:36撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:36
頼母木小屋を出発。「何だったっけこの釣り鐘型の可愛いやつは?」としばらく考えてやっと思い出しましたハクサンシャジン
朳差岳はさらに晴れてきたな〜。この付近ではスライドする登山者さんに「門内や北股方面はガスってますか?」って聞きまくってました。みなさん口を揃えて「朝はガスってたけどだんだん晴れてきたよ」とおっしゃってたので予定通り北股岳へ向けて進みます。情報いただけてありがたかったです
2025年07月20日 07:47撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:47
朳差岳はさらに晴れてきたな〜。この付近ではスライドする登山者さんに「門内や北股方面はガスってますか?」って聞きまくってました。みなさん口を揃えて「朝はガスってたけどだんだん晴れてきたよ」とおっしゃってたので予定通り北股岳へ向けて進みます。情報いただけてありがたかったです
途中のピーク、頼母木山(1676m)。遮るもののない広々とした山頂で、ここを目標地点に設定して登山をする方々も少なくないようです
2025年07月20日 07:50撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:50
途中のピーク、頼母木山(1676m)。遮るもののない広々とした山頂で、ここを目標地点に設定して登山をする方々も少なくないようです
頼母木山から地神山にかけては飯豊固有種のイイデリンドウが豊富です
2025年07月20日 07:58撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:58
頼母木山から地神山にかけては飯豊固有種のイイデリンドウが豊富です
飯豊本山周辺よりもずっと多いですよ
2025年07月20日 07:58撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 7:58
飯豊本山周辺よりもずっと多いですよ
丸森尾根の分岐がある地神北峰からの地神山。それにしてもそろそろスッキリ晴れてくれませんかね
2025年07月20日 08:13撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 8:13
丸森尾根の分岐がある地神北峰からの地神山。それにしてもそろそろスッキリ晴れてくれませんかね
主稜線と梶川尾根。飯豊らしいダイナミックな風景。私は飯豊連峰だと北飯豊のこの付近からの景色がいちばん好き
2025年07月20日 08:13撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 8:13
主稜線と梶川尾根。飯豊らしいダイナミックな風景。私は飯豊連峰だと北飯豊のこの付近からの景色がいちばん好き
重厚な山容の割には地味な山頂の地神山山頂(1649.5m)。ここはわざわざ目指すほどのピークでもないかな。縦走の途中に通るだけで十分。

この地神山はかつては「シシノマナコノ峰」という名前で呼ばれていましたが、測量の際に隣のピーク「扇の地紙」と間違えたあげく、漢字も「地神」と間違えて当ててしまったのだそうです(新潟日報社『新潟百名山』より)
2025年07月20日 08:23撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 8:23
重厚な山容の割には地味な山頂の地神山山頂(1649.5m)。ここはわざわざ目指すほどのピークでもないかな。縦走の途中に通るだけで十分。

この地神山はかつては「シシノマナコノ峰」という名前で呼ばれていましたが、測量の際に隣のピーク「扇の地紙」と間違えたあげく、漢字も「地神」と間違えて当ててしまったのだそうです(新潟日報社『新潟百名山』より)
扇の地紙からの門内岳(右)と北股岳(左)。よっしゃ、だんだん晴れてきました。扇の地紙からだと北股岳までは私の足ではだいたい1時間ほど
2025年07月20日 08:56撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 8:56
扇の地紙からの門内岳(右)と北股岳(左)。よっしゃ、だんだん晴れてきました。扇の地紙からだと北股岳までは私の足ではだいたい1時間ほど
門内小屋と門内岳が近づいてきました。テント場はこの時点で2張りでしたが、北股岳からの帰りは10張り以上に増えていました。

てかステラリッジ多すぎぃ(モンベルのテント)。特に黄色のフライシート。飯豊は登山者の数が知れてるからまだいいですけど、これ涸沢や雷鳥沢のような巨大テント場だと同じテント多すぎて間違い多発するんじゃなかろか?

とか言いつつもオレもステラリッジ欲しい(テント持ってない)
2025年07月20日 09:00撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:00
門内小屋と門内岳が近づいてきました。テント場はこの時点で2張りでしたが、北股岳からの帰りは10張り以上に増えていました。

てかステラリッジ多すぎぃ(モンベルのテント)。特に黄色のフライシート。飯豊は登山者の数が知れてるからまだいいですけど、これ涸沢や雷鳥沢のような巨大テント場だと同じテント多すぎて間違い多発するんじゃなかろか?

とか言いつつもオレもステラリッジ欲しい(テント持ってない)
門内小屋の庭先に咲いていたクルマユリ。これが咲くと山も夏本番のイメージ
2025年07月20日 09:03撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:03
門内小屋の庭先に咲いていたクルマユリ。これが咲くと山も夏本番のイメージ
赤い祠が立つ門内岳(1887m)。ここまで来ると北股岳はだいぶ近い
2025年07月20日 09:06撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:06
赤い祠が立つ門内岳(1887m)。ここまで来ると北股岳はだいぶ近い
北股岳を望みますが、ありゃりゃまた隠れちゃった。北股岳は晴れたり曇ったり目まぐるしく雲が動いています。私が北股岳を訪れると高確率でガスガスになるジンクスがあるからなあ
2025年07月20日 09:09撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:09
北股岳を望みますが、ありゃりゃまた隠れちゃった。北股岳は晴れたり曇ったり目まぐるしく雲が動いています。私が北股岳を訪れると高確率でガスガスになるジンクスがあるからなあ
門内岳と北股岳の鞍部「ギルダ原」から二王子岳(右奥)を眺めます。雪のある時期は二王子岳から稜線づたいに門内岳まで縦走できると聞きます。相当な手練れじゃないと無理そう

二王子岳にも山腹にはまだ雪が残っています。昨年の今ごろはもうきれいさっぱり消えていましたが、それだけ今年は雪が多かったのでしょう
2025年07月20日 09:14撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:14
門内岳と北股岳の鞍部「ギルダ原」から二王子岳(右奥)を眺めます。雪のある時期は二王子岳から稜線づたいに門内岳まで縦走できると聞きます。相当な手練れじゃないと無理そう

二王子岳にも山腹にはまだ雪が残っています。昨年の今ごろはもうきれいさっぱり消えていましたが、それだけ今年は雪が多かったのでしょう
さあこれから北股岳への上り。比較的アップダウンの穏やかな北飯豊一帯の中でこの北股岳への上りは大変(反対側の梅花皮小屋からの上りは急登でもっと大変)。何度か偽ピークに騙されながら上っていきます(もうダマされないが)
2025年07月20日 09:22撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:22
さあこれから北股岳への上り。比較的アップダウンの穏やかな北飯豊一帯の中でこの北股岳への上りは大変(反対側の梅花皮小屋からの上りは急登でもっと大変)。何度か偽ピークに騙されながら上っていきます(もうダマされないが)
門内岳、地神山などのこれまで歩いてきた道。こっち方面はすっかり晴れました
2025年07月20日 09:32撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:32
門内岳、地神山などのこれまで歩いてきた道。こっち方面はすっかり晴れました
おっ、晴れた!!
山頂ロックオン
2025年07月20日 09:42撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:42
おっ、晴れた!!
山頂ロックオン
ようやく着きました!!北股岳2024.9m山頂です。いやー遠かった。御沢からの飯豊本山よりも遠いです。開けた稜線歩きが主なので全然退屈はしないんですけれども
2025年07月20日 09:49撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:49
ようやく着きました!!北股岳2024.9m山頂です。いやー遠かった。御沢からの飯豊本山よりも遠いです。開けた稜線歩きが主なので全然退屈はしないんですけれども
飯豊連峰最高峰の大日岳も見えていましたよ。3連休の真ん中、縦走の大荷物背負った登山者さんが途切れず北股岳を訪れていました。みなさん大日岳にも行ったのかな?大日岳行きたいなあ
2025年07月20日 09:49撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:49
飯豊連峰最高峰の大日岳も見えていましたよ。3連休の真ん中、縦走の大荷物背負った登山者さんが途切れず北股岳を訪れていました。みなさん大日岳にも行ったのかな?大日岳行きたいなあ
大日岳は超がんばれば日帰りできなくはないんですが、あまりがんばりたくないので本山小屋か御西小屋泊まりで登ってみようと思っています
2025年07月20日 09:51撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:51
大日岳は超がんばれば日帰りできなくはないんですが、あまりがんばりたくないので本山小屋か御西小屋泊まりで登ってみようと思っています
真下に梅花皮小屋と、梅花皮岳、烏帽子岳。こっちまで行っちゃうと確実に泊まりになるので進むのは北股岳までとします
2025年07月20日 09:51撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:51
真下に梅花皮小屋と、梅花皮岳、烏帽子岳。こっちまで行っちゃうと確実に泊まりになるので進むのは北股岳までとします
石転び沢をのぞき込むよう眺めます。アイゼンとピッケル用意しなきなきゃならないのでなかなか足を踏み入れることができません
2025年07月20日 09:56撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:56
石転び沢をのぞき込むよう眺めます。アイゼンとピッケル用意しなきなきゃならないのでなかなか足を踏み入れることができません
これまでにも何度か北股岳には登っていますが、今日がいちばん天気良いです。最高……とまではいかないかもしれませんが、上々の日に訪れることができました。標高2000m超えると風がなくても過ごしやすい体感温度でした。レジャーシート敷いてちょっと昼寝
2025年07月20日 09:59撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 9:59
これまでにも何度か北股岳には登っていますが、今日がいちばん天気良いです。最高……とまではいかないかもしれませんが、上々の日に訪れることができました。標高2000m超えると風がなくても過ごしやすい体感温度でした。レジャーシート敷いてちょっと昼寝
おういんの尾根は復活しないだろうな……。子どもの頃湯ノ平温泉に連れてってもらったときこのルートを見て、「こんなとこから登るんか」とビックリした記憶あり
2025年07月20日 10:00撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 10:00
おういんの尾根は復活しないだろうな……。子どもの頃湯ノ平温泉に連れてってもらったときこのルートを見て、「こんなとこから登るんか」とビックリした記憶あり
1時間あまり北股岳山頂に滞在して、さーてそろそろ下山に入るか。ふーっ、ここを帰るのか。長いな〜。動きたくないな〜。やっぱりここは泊まりで来るべき山ですよ。もし明日予定がなければ門内小屋か頼母木小屋で泊まりたいところなんですけども
2025年07月20日 10:56撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 10:56
1時間あまり北股岳山頂に滞在して、さーてそろそろ下山に入るか。ふーっ、ここを帰るのか。長いな〜。動きたくないな〜。やっぱりここは泊まりで来るべき山ですよ。もし明日予定がなければ門内小屋か頼母木小屋で泊まりたいところなんですけども
ギルダ原からの風景好きなんですよね。景色を堪能しながらも戻る戻る。今年も北飯豊の稜線を歩けて幸せ
2025年07月20日 11:20撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 11:20
ギルダ原からの風景好きなんですよね。景色を堪能しながらも戻る戻る。今年も北飯豊の稜線を歩けて幸せ
扇の地紙で休憩。あの倒れた道標はベンチ代わりに最適。梶川尾根の下りは急で大変だ
2025年07月20日 11:46撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 11:46
扇の地紙で休憩。あの倒れた道標はベンチ代わりに最適。梶川尾根の下りは急で大変だ
地紙北峰からの頼母木山と朳差岳。すばらしい眺望。この日は夕立があるかもと心配していましたが、どうやら大丈夫そう。まあ多少の夕立は覚悟してました。雷にさえならなければオッケー

2025年07月20日 12:20撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 12:20
地紙北峰からの頼母木山と朳差岳。すばらしい眺望。この日は夕立があるかもと心配していましたが、どうやら大丈夫そう。まあ多少の夕立は覚悟してました。雷にさえならなければオッケー

大盛況だった頼母木小屋。ここで再び水を補給し、大石山から足ノ松尾根の下降に入ります。もうこの時点で体力をほぼ使い切ってまったく余裕がない
2025年07月20日 12:46撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 12:46
大盛況だった頼母木小屋。ここで再び水を補給し、大石山から足ノ松尾根の下降に入ります。もうこの時点で体力をほぼ使い切ってまったく余裕がない
足ノ松尾根を下ってきて、英三ノ峰付近からの主稜線。下り始めはまあまあ順調も、体力切れて水場分岐あたりからはまったく足が出なくなってしまいました。手はしびれてくるし、足裏は痛いし、傾斜が急すぎて本当にしんどい。昨年までここをサクサク下っていたときの足運びを忘れてしまいましたよ(苦笑)。

奥胎内ヒュッテまで歩くつもりでしたが、15時30分の登山バスにお世話になることにして間に合うようにがんばって下りますが辛い。もう泣きそう。一昨年丸森尾根の下降で苦しくて泣きそうになって以来
2025年07月20日 14:16撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 14:16
足ノ松尾根を下ってきて、英三ノ峰付近からの主稜線。下り始めはまあまあ順調も、体力切れて水場分岐あたりからはまったく足が出なくなってしまいました。手はしびれてくるし、足裏は痛いし、傾斜が急すぎて本当にしんどい。昨年までここをサクサク下っていたときの足運びを忘れてしまいましたよ(苦笑)。

奥胎内ヒュッテまで歩くつもりでしたが、15時30分の登山バスにお世話になることにして間に合うようにがんばって下りますが辛い。もう泣きそう。一昨年丸森尾根の下降で苦しくて泣きそうになって以来
15時30分のバスに間に合うかどうか気をもみながら下り、何とか間に合った〜。ふぅー、この安堵感。本当に助かりました。ほぼ平坦とはいえ奥胎内ヒュッテまで歩くのはしんどいよなあ。

これから足ノ松尾根を下降するときは体力残しとかないと。朳差岳ピストンくらいなら体力残ってますが、さすがに北股岳は厳しかった
2025年07月20日 15:27撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 15:27
15時30分のバスに間に合うかどうか気をもみながら下り、何とか間に合った〜。ふぅー、この安堵感。本当に助かりました。ほぼ平坦とはいえ奥胎内ヒュッテまで歩くのはしんどいよなあ。

これから足ノ松尾根を下降するときは体力残しとかないと。朳差岳ピストンくらいなら体力残ってますが、さすがに北股岳は厳しかった
乗合バスは奥胎内ヒュッテを通り過ぎて駐車場まで運んでくださいました。ありがてえ。また乗らせていただきます。

そして帰りにはまた中条のイオンスタイル寄って、飲料とアイスを大人買い。久しぶりに食べましたがパピコ美味すぎw

次回はどうしようかな。小屋泊で大日岳、朝日連峰の以東岳、あるいは後立山連峰の鹿島槍ヶ岳もちょっと考えています
2025年07月20日 15:41撮影 by  SO-53C, Sony
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7/20 15:41
乗合バスは奥胎内ヒュッテを通り過ぎて駐車場まで運んでくださいました。ありがてえ。また乗らせていただきます。

そして帰りにはまた中条のイオンスタイル寄って、飲料とアイスを大人買い。久しぶりに食べましたがパピコ美味すぎw

次回はどうしようかな。小屋泊で大日岳、朝日連峰の以東岳、あるいは後立山連峰の鹿島槍ヶ岳もちょっと考えています
撮影機器:

感想

往路の「扇の地紙〜門内岳」の間がどういうわけかログに記録されず空白になっています。よって歩行距離は実際に歩いた距離よりも1kmほど短いです。


昨年9月1日に挑戦した足ノ松尾根からの北股岳。年に1回くらいは北飯豊のダイナミックな風景を眺めておきたいので、今年は7月にアタックしてきました。前回同じルートを歩いた際は足ノ松尾根でスズメバチに右足を刺されたんですよねえ。

暑くなる前に標高を少しでも上げておこうと、夜が開け始めてヘッドライトが要らなくなった4時にスタート。林道を30分あまり歩いて登山道へ。こないだ朳差岳に登ったときは6時スタートだったので暑さとの戦いでしたが、今回は早出の効果で比較的涼しく時折風も通るので調子良く進んでいきます。7時前には主稜線ジャンクションの大石山に到着。この時点で北股岳方面は雲が濃く、反対側の朳差岳は眺望スッキリ。「うーん……、えぶりさしにするかなあ!?」と悩みましたが、初志貫徹で北股岳へ。

大石山と頼母木山の鞍部は飯豊で屈指の花が多いポイント。花を眺めながら歩き、「飯豊のオアシス」とされる頼母木小屋で飲料水を補給がてら休憩。その後もスライドする登山者さんに「北股岳方面はどんな感じですか?」と尋ねながら歩いてましたが、みなさんおおむね「これから良くなりそうだよ」とおっしゃっていたのでちょっと安心しながら進んでいきます。そうすると地神山、扇の地紙あたりで北股岳の山頂が見えた!!雲が流れて見えたり見えなかったりですが確実に状況は良くなっているようです。

そのまま胎内山、門内岳、ギルダ原と進みます。私はこの付近の風景が大好きなのです。そのうち泊まりで来たいねえ。そうこうしているうちにようやく北股岳に到着です。5時間45分も要しました。飯豊本山より遠いなあ。飯豊本山と大日岳の中間くらいのボリュームがあります。山頂では縦走の大荷物を背負った登山者さんがひっきりなしに訪れていました。さすが3連休の中日。百名山でもない北股岳でこんなに人が多いとは。

私が北股岳を訪れると高確率でガスガスになるジンクスがあるのですが、おかげさまで晴れてくれました。そして標高2000mを超えているだけあって、山頂はほぼ無風でも体感温度は涼しかったです(日差しは強い)。こんなに条件の良い北股岳山頂は初めてでした。2時起きで寝不足気味だったのでレジャーシート敷いてしばし昼寝。そして1時間あまり滞在の末、下山に入ります。もう疲れてあんまり動きたくないし、ここを帰るのか。長くてしんどいな〜。

とはいっても帰らなきゃならないので意を決して来た道を戻る戻る戻る。北飯豊の稜線を歩ける幸せを噛みしめながら歩きました。頼母木小屋で休憩し水を補給して、大石山から足ノ松尾根の急下降へ。この時点で体力をほぼ使い切っていたので、これが辛かった。特に英三ノ峰からの下半分。疲労で足は前に出ないし、手はしびれてくるし、傾斜が急すぎて本当にしんどい。登山バスのお世話になることにして最終便に間に合うようにがんばるも、まったくペース上がらず泣きそうになりながら下りました。登山で苦しすぎて泣きそうになるなんて一昨年丸森尾根の下降以来でしたよ(苦笑)。

時間ギリギリで足ノ松尾根を下りきって、バスが待っていてくれたときの安堵感といったら(笑)足ノ松尾根は急なので下りも体力が必要ですねえ。私はこの夏、足ノ松尾根から入り主稜線を縦走し大日岳に立ち寄って本山小屋泊のピストンを考えていたのですが、こりゃ無理だ。たぶん足ノ松尾根を下れる体力が無いです。無難に御沢野営場から行くことにします。

登山バスは楽だし涼しいしありがたや〜ありがたや〜。「奥胎内の環境保全協力金」も奮発しちゃいました。その後は前回の朳差岳の帰りと同じく中条のイオンスタイルで飲料とアイスを大人買いし(パピコがうまかった)、着替えを持ってこなかったので温泉には寄らずに帰りました。

今年も北飯豊の風景と稜線歩きを堪能できて大満足。しかしながら下りの足ノ松尾根で疲れ果てたのが課題として残りました。昨年まではサクサク下れてたのに、足の運び方を忘れてしまったかのようです。下りも緩ければ惰性でいけますが、足ノ松くらい急傾斜だと体力が必要だなあ。ちょっと足運びを再考してみますよ。

次回は泊まりで飯豊本山&大日岳、日帰りで以東岳、もしくは日帰りで鹿島槍ヶ岳&爺ヶ岳のどれかにしようと考えています。

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