燧ヶ岳周回
福島県
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体力度について
- GPS
- 06:53
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,253m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:54
| 天候 | 晴れ ほぼ無風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
御池-燧ヶ岳：登山道上に残雪があったが滑り止めの必要はないと思う。 燧ヶ岳-見晴：急傾斜で湿った斜面が続く。スリップ注意。 段吉新道と裏燧林道：大きな登り下りはないが細かく上下する。ハイカーは少ない。 |
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感想
御池駐車場には4:40に到着。広い駐車場は既に半分くらい埋まっていた。気温15度で下界と比べたら涼しいが湿気がある。支度をして4:52に行動開始。山スキーでは何度も来ている御池だが、無雪期は数えるほどしかない。スキーの時の入山口はこの時期藪で、登山口が分からず少し右往左往した。見つけたら後は迷わない。最初は木道だったがすぐに急登の登山道が始める。日の出の時間で歩き始めた人が多いのか、前後左右人だらけ。歩くペースが違うので先に行かせてもらう。天気良く青空。よって気温も上り登りは暑い。風はほとんどなくて、体を冷やしてくれない。汗びっしょりになりながら歩くしかない。5:25頃に最初の田代である広沢田代に到着。人が少ない時間で良かった。田代はワタスゲが満開で、どこを見ても白い綿毛がよく見えた。池塘もあってとてもきれいだ。写真を撮りつつ進むが、写真を撮る時間が長くなってしまう。ワタスゲの他にキンコウカも咲いていた。最初の田代が終わるとまた急な登り。額に汗して登る。登り切ると2つ目の田代である熊沢田代が眼下に現れた。ここはスキーで来ると帰りは登り返しになり板を外すところ。今は雪はカケラもないので木道の上を歩く。木道は全般に荒れ気味で、ほぼ倒壊しているのもあった。熊沢田代には大きな池塘があり、風がないので鏡のようだった。鏡面の池塘は大変きれいだが、その分風がないので暑い。この田代もワタスゲ祭り状態だった。これほどたくさんのワタスゲを見たことはなかったかもしれない。それくらいたくさん咲いていた。何度も足を止めて写真を撮る。夏の尾瀬はやはり素晴らしい。田代が終わるとみたび急坂。日差しもあって暑い。残雪のある箇所も通過したが、滑り止めは要らなかった。雪は今月いっぱいは残っているかもしれない。残雪が終われば山頂はもう直ぐだった。最初のピークである俎グラには6:52に到着。御池から約2時間で登ってきた。水分を多めに持参したがまずまずのペースだ。山頂は狭いが眺望は良い。尾瀬沼も尾瀬ヶ原もよく見えた。至仏山、日光白根山、武尊山なども見え、遠くに富士山も見えた。山頂付近は風があったが、体を適宜冷やしてくれてちょうど良かった。
俎グラは狭いので写真と水分補給だけで先に進む。一回大きく下って柴安グラへ登り返す。2つ目のピークの柴安グラは7:09到着。なんと無人だった。貸切。いつも人の多い燧ヶ岳だが、タイミングが良かったようだ。展望を楽しみつつ休憩する。ここまで水分だけで登ってきたので、持参した食料でカロリー補給する。この先の見晴新道は一度登ったことがあるが、ほぼ記憶がない。下り始めは眼下に尾瀬ヶ原が見え景色は良いが、その先は傾斜がきついうえに途中の樹林帯からは地面が湿っていて滑りやすかった。尾瀬沼から上がってくる時の長英新道と似ているなと思った。先が長いのでペースを上げて歩きたかったが、安全第一なのでスリップに気をつけて歩く。ほぼコースタイムどおりに歩いて見晴の十字路に到着。ここは人がたくさんだった。日陰で座って休憩させてもらう。この先まだ距離があるので水分が少し不足するかもと思ったが、特に給水はせずに進む。この先はしばらく木道歩き。急坂を降ってきた身としては景色も良いしボーナスステージのようなところだ。見晴は繁華街だったが、少し逸れただけで人はガクッと減った。のんびり自分のペースで歩ける。左手側には至仏山。右手側には先ほど登ってきた燧ヶ岳。風がないので暑く日差しも強いが、景色はとても良い。いくつか分岐を見送って段吉新道の入り口に至る。ここから裏燧林道を経て御池までは未踏の区間。既に暑くて体力も消耗気味だが行くしかない。
段吉新道はアップダウン少なめの歩きやすいルートだった。人は少ないがぶなは多くて雰囲気がよい。木道はあるものの、だいぶ朽ているものが多かった。風がもう少しあるか、気温が少し低ければ快適だったが、この日は暑過ぎた。ペースはあまり気にせず、足攣りなどにならないよう注意して進む。三条の滝との分岐を過ぎてもルートの雰囲気は同じだった。人もアップダウンも少なめ。とは言え平坦なルートではなく、地味に登る区間もありストックを使いつつ歩く。地図で見ると何箇所か田代があるはずでそれを楽しみに進むが、初めの方は地味な樹林帯歩きが続いた。立派な裏燧橋を過ぎてようやく田代のエリアに入る。早朝に見た2つの田代と同様、ここでもワタスゲ満開だった。しかも人が誰もいない。御池から近いが多くの人は裏燧の田代ではなく、燧ヶ岳の往復で田代を見物しているのだろう。自分も今日までここに湿原があるのは地図上でしか知らなかった。いくつかの田代を通過したが、いずれもワタスゲ満開。今シーズンのワタスゲを一日で全部見たような気になるくらいだった。最後の御池田代が終わると登山道が合流。駐車場が近くなる。ほぼ満車状態の御池には11:43に到着。アスファルトがことさらに暑く感じた。この駐車場利用時は毎度靴の洗い場を利用させてもらうのだが、今年は水不足とのことで洗い場を利用できず。残念。片付けをしていても暑かったが、時折吹く風はさすがに1500メートルの高地らしく涼しく感じた。
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